最近、Googleでお店探しをすると検索上位に表示されるGoogleMap。
上位に表示されればお客さん増えるだろうけど、ウチはいつも下のほうだな。。
なぜあのお店はいつも上位に表示されてるのだろうか?
と、疑問に思ったことはありませんか?
莫大な広告費を投下している?凄腕のコンサルタントがついている?
いえいえ違います。
GoogleMapの順位付けにはルールがあって、それを理解すれば誰でも対策ができます!
今回はその秘密を探ってみたいと思います。
目次
1. GoogleMapの順位は3つの要素で決まっている!
GoogleMapで上位に表示されるために必要な要素を、実はGoogleは公開しています。
それが、「関連性」「距離」「知名度」の3つです。主にこの3つの要素を組み合わせてGoogleは検索結果を表示します。
そして今では、このGoogleMap対策を、従来のSEO(Search Engine Optimization)をもじって、
MEO(Map Engine Optimization)と呼んだりしています。
Map順位を決める3つの要素をしっかり理解したうえで、上位表示するためにどうするべきか、考えてみましょう。
2. 検索の基本「関連性」
お客様が検索窓に入力して【検索をかけた語句】と、
皆さまの【Googleマイビジネスに記載されている情報】
この2つがどれだけ合致しているかが関連性です。
とてもよく合致していれば、関連性が高いとされ、上位に表示されやすくなります。
「関連性」で同じエリアに構える同業他社に差をつけることは一見難しいように思えますが、少々テクニックを使えば可能です。
ビジネス名に「地名」を入れる
やることは1つ、Googleマイビジネスのビジネス名に地名を加えてみましょう。
渋谷で整体院を経営している方なら、
「ペライチ整体院」→「ペライチ整体院|渋谷」
新宿で美容室を経営している方なら、
「Peraichiサロン」→「Peraichiサロン【新宿】」
このように地名を付け加えるだけです。この記事を制作している2019年4月現在では、これだけで表示順位が上がっています。
エリアや業種によって効果の大小はありますが、Googleマイビジネスのアカウントを持っている方は是非取り組んでみてください。
検索語句とのワードマッチ
ではなぜ、地名を入れるだけで表示順位が変わるのか。
ここからは想像になってしまいますが、「検索語句とのワードマッチ」が考えられます。読者の皆さんはどこかでお店を探すときに、
「新宿 美容院」
のように、「地名+業種」の組み合わせで検索をかけることが多いのではないでしょうか。
その際に、店舗側のGoogleマイビジネスのビジネス名が、「cocoサロン」よりも「cocoサロン【新宿】」と記載されている方が検索語句との関連性が高いと判断されているのだと思われます。
つまり、
「cocoサロン【新宿】」の方が関連性が高い = より上位に表示される
ただ、上位表示されることが事実ではあっても、その理由については推測に過ぎません。さらに、今後Google検索の機能がアップデートされれば、ビジネス名に地名を入れても上位表示されなくなることも考えられます。
現に、Googleが自動的にビジネス名を修正してくることもあります。
そのGoogleからの修正に何度も抵抗していると、ペナルティを受けてしまいます。
Googleからの修正が入ってしまった場合は、素直に従うのが吉であるかと思います。
3.お客様とお店との「距離」
2つ目の上位表示の要素が「距離」です。ここでいう「距離」とは、お客様がスマホやPCで【検索をかけたその場所】から【店舗の位置する場所】までのことを指します。
そして、この「距離」こそが、皆さまがGoogleマイビジネスに注力すべき大きな理由なのです。
これまでの通常の検索(自然検索やオーガニック検索と呼ばれるもの)では、多額の費用や膨大な手間をかけてSEO対策をしているページがより上位に表示されていました。
また、多くの既存の広告プラットホームでは、上位表示されるオプションを購入した店舗が優先的に上から順番に表示されていました。
しかし、このGoogleローカル検索では、検索地点から店舗までの距離が順位表示に加味されているので、
・SEOに多額の費用をかけていなくても、
・上位表示のオプションを購入しなくても、
店舗から近い場所で検索されたときには、上位に表示されることができます。
お金をかけずとも、誰にでも上位表示されるチャンスがある。そして多くの人に見てもらえるチャンスがあるわけです。だからこそ、GoogleMap対策に力を注ぐべきだと言えるでしょう。
ただ、誰にでもチャンスがあるが故に、Googleマイビジネスの距離面で何か対策をとることは難しいかもしれません。
4.Map順位に大きく影響を与える「知名度」
最後に、GoogleMapで上位を狙うための要素の3つ目が「知名度」です。
「知名度」とは文字通り、その店舗やビジネスの名前・サービスがどれだけ広く一般に知れ渡っているかです。
この「知名度」が検索結果の上位表示に加味されています。有名であればあるほど上位に表示されやすくなります。
では、何をもってGoogleは「有名である」「知名度が高い」と判断するのでしょうか。具体的には、
・被リンク
・Googleの口コミ
・従来のweb検索結果
と言われています。
被リンク
被リンクとは、例えば、芸能人のブログで自分の店舗が紹介されたり、有名なメディアで「行きたいお店○選」のように取り上げられたりすることです。
インターネット上の色々な所で店舗が紹介されていると、Googleは「知名度の高い」お店であると認識して、ローカル検索結果で上位に表示させるのです。
しかし、自分自身で取り組むには難しい部分ではあります。
Googleの口コミ
Googleでの口コミの数と点数がローカル検索結果に影響を与えると明記されています。
評価の高い口コミをより沢山集められれば、上位表示が可能になります。
店舗経営者・マーケティング担当者の皆さまは、ぜひ良質な口コミ集めに取り組んでください。
掲載順位に影響を与えるのは口コミの「数」と「スコア」であるとGoogleの発表にありますが、口コミの「内容」も、集客において効果を出します。
コメントなしの口コミを集めるより、コメント付きの口コミを集める方が、新規のお客様に安心感・信頼感を与えることができるので、集客においては大きな効果を生んでくれます。
従来のweb検索結果
従来のweb検索結果(つまり、自然検索やオーガニック検索と呼ばれるもの)もGoogleMapの検索結果に影響を与えています。
ですので、これまでに行ってきたSEO対策も無駄ではなく、多少は反映されていることを覚えておきましょう。
5. あのお店は既に対策済み!?
では、ここまでをご理解頂いた上で、ご自身のお店の「エリア+業種」でGoogleMapで検索をかけてみて下さい。
・今いる地点から近いお店
・ビジネス名に”地名”が入っているお店
・口コミがたくさん入っているお店
・オーガニック検索でも上位に表示されているお店
このようなお店がきっと上位に来ているのではないでしょうか。特に、
・ビジネス名に”地名”が入っているお店
・口コミがたくさん入っているお店
この2つを満たしているお店は、ほぼ100%既にGoogleMap対策に乗り出していると言ってよいでしょう。
6.今日から出来ること
あなたのお店で今日から出来ることリストをご用意しました。
・Googleマイビジネスのビジネス名に「地名」を入れてみる
・口コミを集めてみる
・今までのSEOを見直してみる
「もし口コミを集めるのが難しいな」と感じたら、こんな支援ツールもあります。
お客様に口コミ依頼のメッセージを送り、口コミ収集を促進できます。
創意工夫をしながら、ぜひ皆さんもGoogleMap対策に力を入れてみましょう