【例文付き】ホームページのライティングで気を付けるポイント11選!“伝わる”ホームページでさらに魅力アップ!

ホームページ作成をするときに、デザインと並んで欠かせないのが「ライティング」です。
なぜなら、サービスの内容や特徴などを具体的に伝えられるのはデザインではなくライティングだからです。

しかし、いざ書こうとしてみると、

「何をどう書けば良いのかわからない」
「うまくまとまらないな……」

と思ったことはないでしょうか?

せっかくキレイにデザインができても、わかりにくい文章では訪問者に魅力を伝えることができませんよね。

今回は基本の文章の書き方からホームページのライティング方法まで、合わせて11個のポイントを紹介!
わかりやすく伝わりやすい文章であなたのホームページをパワーアップさせましょう!

基本のライティングのポイント6つ


まずはライティングの基本となるポイントを例文と一緒に6つ紹介します。
日本語は言い回しや書き方が他の言語に比べて多様なので、キレイでわかりやすい文章を書くのは意外と難しいです。
しかし、1つ1つのポイントは難しくないので、できるところから実践してみましょう!

1主語・述語を意識する

文章を書くときは「○○(=主語)は、××(=述語)だ」という基本の主語・述語を意識しましょう。

日本語は英語などと比べると主語が抜けていても伝わりやすい言語なので、無意識のうちに主語を抜いて話したり、書いたりする癖がついてしまっていることが多いです。しかし、初見の文章で主語が抜けていると「なんとなくわかるけど、微妙に伝わりづらい」という印象になりがちです。

全ての文章で主語・述語を書いているとくどくなってしまうので、慣れないうちは一旦できる限り主語・述語をハッキリさせた文章を作り、後から不要な主語などを抜いていくのがおすすめです。

例文
×  日本全国で総勢300名を超える様々な分野のプロによるセミナーや勉強会を開催しています。
⇒何が(=主語)開催されているのかハッキリせず、伝わりづらい文章になっている

〇    総勢300名を超える様々な分野のプロが、日本全国でセミナーや勉強会を開催しています。

21文は40文字程度にする

1文が長いと内容が頭に入ってこず、読むリズムもよくありません。
1文は40文字程度を意識して書くようにし、それ以上になる場合は一度「。」で文章を終わらせて2文以上に分けましょう。

例文
×  総勢300名を超える様々な分野のプロが、日本全国でセミナーや勉強会を開催しているので、ページに関することでお困りだったら、あなたの地域にいるペライチサポーターに相談してみてください!
⇒長い文章だと、読み終わる頃には前半分の内容が印象に残らない

〇    総勢300名を超える様々な分野のプロが、日本全国でセミナーや勉強会を開催しています。 ページに関することでお困りだったら、あなたの地域にいるペライチサポーターに相談してみてください!

3文体(ですます調など)を揃える

「ですます調」や「だ・である調」など、日本語は様々な文体で書くことができます。
文体はお好きなものでOKですが、混ざらないようにすると読みやすくキレイな文章になります。
ホームページの場合は「ですます調」で書かれていることがほとんどなので、特別な理由がない限りはこちらに統一して書くと良いでしょう。

例文
×  レギュラープランでは、ライトプランの機能に加え、独自HTML要素の差し込み機能とフッター広告の非表示対応ができる。公式ホームページやコーポレートサイトなどの作成におすすめです。
⇒だ・である調とですます調が混ざっている

〇    レギュラープランでは、ライトプランの機能に加え、独自HTML要素の差し込み機能とフッター広告の非表示対応ができます。公式ホームページやコーポレートサイトなどの作成におすすめです。

4誰にでもわかる言葉で書く

なるべく専門用語や業界用語は使わず、万人に伝わる言葉を選ぶようにしましょう。
例え難しい内容ではなかったとしても、知らない単語が出てくるだけで訪問者に「難しそう」「できなそう」という印象を与えてしまいます。
特に業界用語は普段使っているとついつい使ってしまいがちです。一度書いてから「他業界の人が読んでもわかるか?」という目線で一度読み直してみるとgoodです!

当ペライチ大学も、ペライチをより活用したい方やホームページやITにより詳しくなりたいという方向けのメディアではあるものの、「仮にITに詳しくない中学生が読んでも伝わるか?」ということを意識して記事を書いています。

少しでもわからない人がいそうと感じる言葉は避けるようにしましょう。

例文
×  コンバージョン率を意識したWEB制作をいたします
⇒コンバージョンという言葉が通じない人が読むとどういう意味か伝わらない

〇    売上UPや成果率を意識したWEB制作をいたします

5誤字脱字をチェック

どんな文章やホームページにも必ずと言って良いほどあるのが誤字脱字です。
誤字脱字が1つでもあるはすごくダメ!というわけではないですが、「1つも誤字脱字がない」というだけで訪問者に「しっかり作られているページだな」という印象を持ってもらうことができます。
特別な技術の必要もなく、気を付ければ誰でもクリアできるポイントなので、ぜひ気を付けてみてください。

ちなみに、誤字脱字は初見の人の方が見つけやすい傾向にあります。
もし可能なら、書いた文章をまだ読んだことのない家族や友人、同僚に読んでもらうと良いかもしれません^^

例文

×  太字の範囲にも気付けてね

〇    太字の範囲にも気を付けてね

6表記ゆれをチェック

もしできればですが、同一の単語は「ひらがな」「漢字」「カタカナ」「英語(大文字/小文字含む)」を統一できるとなお良いです。

下記の単語はバラバラ(表記ゆれ)になりがちなので注意してみてください。

表記ゆれしがちな単語(一例)
・ありがとうございます⇔有難うございます
・よろしくお願いいたします⇔よろしくお願い致します
・お支払い⇔お支払
・お客様⇔お客さま
・ホームページ⇔HP
・お申込み/お申し込み/お申込
・かんたん/簡単/カンタン
・Web/WEB/web/ウェブ
・良い/よい/いい

ホームページのライティングのポイント5つ


続いて、文章の基本をふまえてホームページのライティングをするときに気を付けるポイント5つを紹介します。
ホームページの特性に合った構成についてもお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

わかりやすいように、この章では「女性向けデザイン講座のホームページのライティングをするなら」という例でお伝えします。

1ターゲットを意識する

これはライティングだけでなく、デザインでも同じですが「どんな人に向けたページなのか」を意識することが大事です。
ホームページのデザインを作るときに、ターゲットに合った構成や色、フォントを選びますよね?ライティングも同じです。

女性向けのデザイン講座のホームページの場合……
・メインターゲットは女性
・ターゲットの年齢層は20~40代
・訪問者はデザインの基礎知識がある人や興味がある人が多そうだが、全く知識のない人もいるかもしれない

・固めの表現ではなく、やわらかい表現・単語の方が読まれそう
・漢字ばかりよりはひらがなを多めに使った方が好まれる印象になりそう
・できる限り専門用語は使わない。使う場合は注釈を入れるようにする

といった感じです。

いきなりライティングを始めるよりも、ご自身のホームページの目的やターゲットを一度整理してみると書きやすくなりますよ♪

2見出し(コピーライティング)に重要なキーワードを入れる

ホームページの文章は全て読まれるわけではありません。むしろ9割以上は流し読みされると思って良いです。

そんな流し読みの中で目に留まるポイントが「見出し」です。
細かい本文(コンテンツライティングと言います)を読んでもらわなくても、見出しだけで最低限の内容や魅力が伝わるように書くことで訪問者に重要なポイントが伝わりやすくなります。

また、SEOの観点からも見出しにキーワードを入れるのは効果が見込めます。
自身がホームページで伝えたい単語や検索されやすい単語をピックアップして、積極的に取り入れていきましょう。

例文
×  デザインをお教えします
⇒「どんな」デザインの「何を」教えてもらえるのかハッキリしない

〇    かわいいデザインができるようになるコツをお教えします

3重要なコンテンツ程上に持ってくる

ホームページは下に行けば行くほど閲覧率が低くなる傾向があります。これはページの途中で閉じてしまう(離脱する)訪問者が一定数いるためです。
「最後まで読んでもらえればお客さんになった」という訪問者を逃さないためにも、重要なコンテンツはできる限り上の方に持ってくるようにしましょう。

また、魅力あるコンテンツが上にあることで訪問者にいち早く「このページは有益そうだ」と思ってもらえるので、離脱率を下げることにも繋がります。

「講座の特徴」を一番伝えたいときは……
×  開催概要 → 講座の内容 → 講座の特徴
⇒講座の特徴を読んでもらう前に離脱されてしまうかも

〇    講座の特徴 → 講座の内容 → 開催概要

4結論から書く(簡潔な文章にする)

訪問者はなるべく早く求めている「答え」や「結論」を見つけたいと思ってホームページへアクセスしています。この結論が数十秒見て見つけられないと、それだけですぐに離脱されてしまう可能性すらあります。
なので、サービスの特徴や価格など、訪問者が「知りたい」と思うものほど先に書くようにしましょう。(見出しにいれるのもGoodです)

また、結論を文章の途中などにいれて長い文章を書くと気づかれず読み飛ばされてしまう可能性があります。ホームページに文章を書くときは「結論」+「数行程度の詳細」を意識すると良いです。

例文
×  デザインの基本が学べる講座です。参加者の9割は女性です♪キャンペーンも実施中で今なら60分2,980円
⇒この場合の結論である価格が一番最後にあると訪問者に気づいてもらえない可能性がある

〇    60分2,980円のキャンペーン実施中!9割が女性参加者のデザイン基本講座です

 

メッセージなど長い文章を書きたいときは……
ホームページの冒頭や中間には入れず、最後の方に持ってくる構成にしましょう。メッセージコンテンツは訪問者が知りたいことというよりも、オーナーが伝えたいことや最後の一押しアピールといった特性の方が強いからです。
また、最後まで目を通してくれる訪問者はそれだけあなたのホームページに関心が強いということなので、よりメッセージが強く響きやすいとも言えます

5箇条書きを活用する

流し読みの場合、
・写真やイラストなどの画像
・見出し
・箇条書き
が特に目に留まりやすいです。

見出しに入れるほどじゃないけど、できれば読んでほしい文章やどうしても長くなってしまう文章は箇条書きにするようにしてみましょう。
通常の文章よりも目に留まりやすいので、より内容を訪問者に伝えることができます。

例文
× 
当講座の特徴は女性向けのかわいいデザインが学べる点です。30分お試しコースがあるので初めの方でも安心して受講いただけます。また、講座は5人程の少人数制なのでわからないあことがあればすぐに質問できますよ♪
⇒文章だと伝えたいポイントがぼんやりしてしまう

〇   
(1)女性向けのかわいいデザインが学べる!
(2)30分お試しコースあり!
(3)少人数制のアットホームな講座♪

ライティングするときはここに注意!


ここまでライティングのコツをお伝えしてきましたが、注意する点もあわせてご紹介します。

1他社サイトの文章をそのままマネする

他社のサイトに書かれている文章をそのままコピーして使うのは当然NG。
同業種であれば似ている構成や文章になってしまうのはある程度仕方ないですが、丸々同じにするのはやめましょう。
他社サイトを見るときは、どういう書き方や言い回しをしているかなど参考にする程度が良いかもしれません。

2言い切る言葉には注意(景品表示法など)

信頼性や自信をみせるために言い切りの言葉を使うこともあると思います。
事実(提供しているサービス内容など)は言い切ってOKですが、不確実な事柄を言い切るのは避けましょう。
業種によっては医療広告ガイドラインや景品表示法に引っかかるものもあるので、関係のある業種の方は一度確認しておくことをおすすめします。

不安な人はプロに依頼しよう!

ここまで読んで「自分で完成させるのは難しそうだな……」と感じたらプロに添削をお願いするもの一つの手です。

ペライチではペライチサポーターによるセミナーや個別相談が受けられる「ペラナビ」を運営しています。
ライティングに自信がない方、プロに見てもらいたい方はぜひ参加してみてください^^

ライティングをパワーアップさせよう!

ライティングの基本からホームページでのライティングのコツまで全部で11個のポイントをお伝えしました。
ライティングが1日で完璧になることはほとんどありません。
書いてみて、ホームページの反応やフィードバックを元に改善を重ねていくことでより良いホームページへと仕上がっていきます。

ぜひ本記事のポイントも参考にしながらより魅力が伝わるホームページを作成してください♪

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