「起業しよう!」と思い立っても、具体的に何をすればいいかわからない…。今回はそんな方のために、起業する前の段階から業種選びまで、その具体的なステップをご紹介いたします。また、その事業を「長続きさせるヒケツ」を随所に掲載いたします。
とにかく何かやってみたい!という思いを実現する一助になれればうれしいです。
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起業に必要なステップとは?
起業するとき、大きく以下のステップを踏みます。
①自分を知る 「なぜやりたいのか?」
②テーマの設定 「何をやるのか?」
③課題の特定 「何を解決するのか?
④起業手段の選択 「どうやってやるのか?」
⑤資金の調達
起業の前に確認!なぜやりたいのか?
まず、どうして起業したいかを考えてみましょう。
設立した会社が10年後まで残っている確率は、わずか6%。起業に失敗はつきものです。
それでもやりたいのか。それによって何を達成したいのか。
つらいとき頼りになるのは自分自身です。
目的と思いの強さを、一度自分に問うてみてください。
何をやるのか?テーマの設定
テーマを設定するときは、自分の特技や強みを知ることが大切です。
以下のことを考えてみましょう。
・自分がこれまでしていた仕事は?
・自分が得意な分野は?知識や経験があることは?
・自分が好きなこと・趣味は?
世の中に出ている起業方法はほかの誰かの成功体験であって、それが自分にも当てはまるとは言い切れません。
また、既存事業に飛び込んでいけばいくほど、先に事業を行っている人たちとの競争のハードルが高くなります。特に新規の参入者によっては不利な場合が多いです。
うまくいく確率を上げるための方法は、自分自身の中に起業方法の答えを見つけることです。
自分は何が得意で、何をすることが好きか。そこから起業方法を考えてみてください。
何を解決するのか?課題の特定
ビジネスとは、「社会や人々が抱える課題をとらえ、解決すること」を指します。
普段の生活で、自分や周り・社会が抱えている、困っていること・ほしいもの・不満に思っていること・不便なこと・矛盾していること、これらの「不」を解決するためにビジネスは存在するのです。
周りにある様々なビジネスを考えてみましょう。ティッシュボックスの仕組み、歯磨き粉の形、デパートという存在…その種類や程度に差はあれ、どの商品・サービスも何かの課題を解決しているのです。
・普段の生活で自分や周りが困っていることはなにか?
・社会的に解決されるべき課題はなにか?
・自分がほしいと思うサービスはあるか?
・何か手間がかかっているものはないか?
これら課題には、表に出ている顕在的なものと、見つかりにくい潜在的なものがあり、潜在的な課題を解決するビジネスの方が、より大きくなりやすいといわれています。
テーマが決まっていない場合、課題の発見から起業されることもあります。
課題を見つけるためには、漠然を考えるのではなく、日々問題意識をもってアンテナを張っておくことが大切です。特に仮説(こうなのではないか)をもって情報に触れることで、より効率的に課題の発見・検証をすることができるようになります。
どうやってやるのか?起業手段の選択
起業には主に三つの種類があります。
やりたいことを達成するために最も効果的な方法を選択しましょう。
個人事業主として起業する
他の方法と比べ手続きが少なく、費用があまりかからない特徴があります。
特に小規模なビジネスから始める場合はおすすめの手段です。
開業から1か月以内に税務署あてに「個人事業の開廃業等届出書」「所得税の青色申告承認申請書」を提出します。
これらの提出によって、年末の確定申告で青色申告を行うことができ、青色申告特別控除として所得金額から最高65万円を控除することができます。
なお、事業の規模が大きくなり売上が増えると所得税率が高くなるため、その場合は法人を設立した方が税金的に有利になります。
フランチャイズ加盟して起業する
起業の経験がなくて何をしたらいいかわからないという方には、フランチャイズ加盟による起業がおすすめです。
フランチャイズとは、加盟する人(例:コンビニのオーナー)が、フランチャイズ本部(例:セブン-イレブンの本社)から、お店の看板、確立されたサービスや商品を使う権利をもらい、その対価をフランチャイズ本部に支払うという仕組みを指します。
加盟者は、店舗の選定・運営ノウハウ・商品力などのサポートを得られ、専門的な知識と経験なしにすぐに活用できます。
また、有名店の名前を使ってビジネスを行えるため、そのブランド力を活用することで大きな集客を見込めます。
このようにメリットが多い手段ですが、本部への支払いが生じる・本部の経営方針に従湧ければならないなど、デメリットもあります。
フランチャイズ加盟を検討する際は、メリット・デメリットを考慮する必要があります。
法人を立ち上げて起業する
大規模な事業を行う場合、法人化を検討しましょう。法人化すれば、金融機関や取引先からの信用力が増します。
また、税金面のメリットを得られる可能性があります。
法人化を検討する目安は課税所得が900万円を超えるか否かです。個人事業主として起業した場合、このボーダーを超えると所得税・住民税の税率が33%から43%となり、法人税率の38%を超過してしまいます。
900万円以上に事業規模を拡大するときは、法人化を行いましょう。
法人の設立には、定款の作成や会社の登記を行う必要があり、費用や手間を要します。
たとえば、株式会社設立の際には、すべての手続きを自分で行ったとしても、印紙代や陶器手数料で25万円以上かかってしまいます。
手軽に法人を設立したい場合、合同会社を検討するのも手です。費用が抑えられるうえ、手続きの手間が省けるメリットがあります。
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始める前の大事な準備!資金集め
起業計画の算段がたったら、起業のために必要な資金を調達しましょう。
資金集めにも様々な方法があります。
自己資金をためる
貯金などによって自己資金をためる方法です。
起業に必要な資金を自己資金でまかなえれば、その分借金を少なくすることができるため、負債を残しにくくできます。
自己資金を多く用意するほど、起業のリスクを減らすことができるのです。
融資を受ける
すべてを自己資金で賄おうとすると、起業までにかなりの時間を要してしまい、ビジネスチャンスを逃してしまう可能性があります。
そこで、金融機関から融資をうけることを検討しましょう。ビジネスの収益性を説明する事業計画書の作成など、事前準備をすることでその審査を受けることが可能です。
金融機関によって融資の条件(審査の通りやすさ、金利、返済期間など)が異なるため、複数の金融機関を回っておくべきです。
補助金・助成金を活用する
加えて、申請によって国からの支援を得られる場合があります。
ただし、基本的に一回限り・一時的なお金に過ぎないことに注意しておくべきでしょう。
万が一の事態の際によりどころとなるものとして考えるとよいかもしれません。
起業におすすめの業種
起業するとき、何をやるのかは自由です。その選択を自分自身でできることが魅力のひとつです。
とはいっても、時代やトレンドによって、成功しやすい業界は分かれています。
今回は、今の時代で起業するのにおすすめの事業を、いくつかご紹介します。
ネットショップ
自分の店を持つのには、資金やリスクが伴います。そのため、比較的手の付けやすいネットショップがおすすめです。
ネットショップは、資金が必要ない・いつでも営業できる・世界中の人に売れる・失敗しても借金が出ない、などの様々なメリットがあります。
作ったものやお店が実際にヒットするかは、蓋を開けてみるまでわかりません。
それをノーリスクで始められるネットショップなら、実験的に開業することも可能です。
儲かりそうなことや思いついたアイデアを、まずはネットショップで試してみてみることをおすすめします。
セールスコピーライター
スマホの普及により、老若男女問わず誰でもネットを使うようになった今、「文章でものを売る」技術が求められています。
ネット上で製品の良さを伝えるには、文章がすべてとなります。
セールスコピーライターは、ものを売るための文章を書く仕事です。この技術は今求められている上、その技術を持てば自らネットでものを売ることができるようになります。
この職業は、パソコンさえあればお金がかからず自由に働くことができます。
また、この仕事は廃れることがありません。
これからどんなに技術が発達しても、人の心を動かす文章はコンピューターには書けないからです。
想いや良さを伝える仕事は、人間ならではの業なのです。
レンタルビジネス
特別なスキルや知識がなくても、アイデア一つで簡単に始められるレンタルビジネス。
たとえば、買う前に試したい「靴」や「まくら」をレンタルサービスし、購入に持っていく。ユーザーにとってとても親切なビジネスの出来上がりです。
また、値段の割に使う機会が少ない「キャンプ用品」「キャリーケース」などをレンタルするビジネスは人気を集めています。
さらには、ものに限らず人をレンタルするビジネスまで登場しています。
アイデア次第であらゆる可能性を秘めたビジネスが、このレンタルビジネスです。
代行ビジネス
こちらもアイデア次第で簡単に始められるビジネスです。
・お酒を飲みすぎて帰れないときに使う「運転代行サービス」
・子供の夏休みの宿題を代わりにやる「宿題代行サービス」
・恋人のふりをしてデートや親の挨拶をする「恋人代行サービス」
・取り返しのつかない失敗を代わりに誤る「謝罪代行サービス」
このように「だれかやってくれないかな?」と思うものであればなんでも仕事にできるのが特徴です。
純粋に面倒だなと思うものを探してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
起業と一口にいっても、その思いや方法、形などは山ほどあります。
本当にやりたいのか、自分の意志を問いながら、ぜひ自分に合った選択をしてみてください。
また、起業するとき、自分のこと・事業のこと・資金調達など、考えるべきことがたくさんあります。
自分ひとりで抱え込むのではなく、いろいろな専門家や信頼できる経営者に積極的に相談しましょう。
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