以前Slackについての記事を書きましたが、今回はそのライバルとも言えるサービスChatWorkとの比較をした記事になります。どちらも非常に使い勝手の良い便利なサービスなのでこれを機にぜひ活用してみてください。
Slackについての記事はこちらから↓
■イケてる企業はどこも使ってる!?今話題のチャットツールSlackとは
目次
SlackとChatWorkとは
Slackとは2013年にローンチされたアメリカ産のサービスです。日本ではエンジニア中心に人気が広がりました。ChatWorkとは創業15年を超えるベンチャーChatWork株式会社(旧:EC studio)が提供する国産のサービスです。どちらも従来のメールに変わるビジネスコミュニケーションツールとして急速に成長しているサービスです。
チャットツールを使うメリット
SlackやChatWorkなどのチャットツールを使うメリットは、何と言ってもその手軽さです。社内のコミュニケーションツールとしてメールを利用すると、迷惑メールの処理をしたり、CC・BCCメールへの返信など、非常に煩雑な作業を伴います。
しかしチャットツールであれば迷惑メールはもちろんきませんし、複数人に連絡するときは全体のチャットグループで発言すればすぐに済みます。
Slack vs ChatWork!徹底比較
それではSlackとChatWorkはどちらを使うべきなのでしょうか。2つのサービスの共通点や、それぞれの特徴について紹介します。
SlackとChatWorkに共通する特徴
SlackとChatWorkには以下のような共通点があります。
グループチャットの作成が簡単
どちらのサービスもグループチャットを作成するのは容易です。例えば営業・開発・マーケティングのようにチーム毎にグループを作り連携をよりしやすくすることもできます。
過去ログの検索ができる
電話や口頭でのやりとりだと、ついつい忘れてしまうことがありますが、チャット上でやりとりしていれば記録として残るので備忘録代わりにもなります。
ファイルの共有が簡単
またファイルの共有が直感的に行えるのも共通した特徴です。
マルチデバイス対応
マルチデバイスとは、利用できる端末がPCに限らずスマートフォンやタブレットも可能ということです。出先でもチャットを確認できるので安心です。
Slackの詳しい特徴
続いてSlackの特徴です。特徴を全て挙げているとキリがないので、ここでは特に重要な要素に絞って挙げています。
使いやすくオシャレなUI
Slackは心地よく使えるUIが特徴です。ビジネス用のツールは得てして味気ないインターフェースになりがちですが、Slackは違います。
画像をみてわかる通り、文字のフォントや全体の配色、絵文字が至る所にあったりと、なんだか陽気な印象を受けます。
画像のプレビュー機能で共有が非常に楽
地味に便利な画像ファイルやURLのプレビュー機能もあります。複数のファイルやURLを同時に共有する時は、このプレビュー機能があるかないかでかなり違います。
カスタマイズ性が高い
Slack最大の特徴といっても過言ではない、カスタマイズ性についてです。Slackはインテグレーションと呼ばれる拡張機能のようなもので、ユーザーの使いやすいように自由にカスタマイズすることができます。例えば、Twitterと連携して、ウォッチしているアカウントがツイートを投稿したら通知が来るように設定したり、Google Driveと連携して、URLを指定することでストレージ内にあるファイルにシームレスにアクセルできるようにしたりなど、どこまででも便利にできます。
エンジニアには嬉しいSnippet機能
Slackがエンジニア向けのサービスと言われる所以の一つに、Snippet機能があります。これは短いソースコードを見やすく共有するための機能です。
英語ベースなので苦手な人にはとっつきにくいかも
上記に挙げた通りSlackは様々なメリットがありますが、海外発のサービスのため英語に慣れていない人は少し戸惑うこともあるかもしれません。公式のヘルプセンターは日本語に対応していますが、詳細な設定をする管理画面は全て英語になっています。
料金プラン
Slackには以下の3つの料金プランがあります。
プラン | Free | Standard | Plus |
月額料金 | $0.00 | $6.67 | $12.50 |
ChatWorkの詳しい特徴
次はChatWorkの特徴です。
タスク管理こそChatWorkの真骨頂
ChatWorkの最大の特徴といっても過言ではないのがタスク管理機能です。
これは自分のタスクを管理できるだけではなく、誰かにタスクを依頼することもできます。複数のグループ毎にタスクのみをわかりやすく視覚化できるので、どのタスクが完了していて、どのタスクが完了していないのかはもちろん、グループ別に管理できるようになります。
日本語完全対応・国内企業の導入実績
Slackは基本的に英語メインでしたが、ChatWoprkは国産のサービスなので当たり前ですが日本語メインです。またITに精通していない人でも使いやすいように配慮されたUIの設計なので、Slackよりも敷居は低いと言えるでしょう。導入企業の数を見ても、141,000社という実績があることからその利便性が伺えます。また、導入企業はCyberAgentやGREEという有名なIT企業から、YAMADA電機のような家電量販店、法律事務所、農家、NPO、大学など、利用している業種業界は多岐に渡ります。
料金プラン
フリー | プラン | パーソナル | ビジネス | エンタープライズ |
月額料金 | 0円 | 400円 | 500円 | 800円 |
Slack/ChatWork比較早見表
Slack | CahtWork | |
---|---|---|
国内/海外 | 海外 | 国内 |
過去ログの検索 | 可 | 可 |
グループの作成 | 可 | 可 |
プレビュー機能 | URLも可 | URLは不可(画像ファイルは可) |
カスタマイズ性 | かなり高い | そこまで高くない(GoogleChromeの拡張機能でより使いやすくすることは可) |
使いやすさ | エンジニア向け | 非エンジニア向け |
タスク管理 | 備忘録程度には管理できる | かなり本格的なタスク管理ができる |
無料プランの有無 | 有 | 有 |
料金 | 若干高い | 安い |
エンジニア中心の企業はSlack、取引先と着実なやりとりをしたい企業はChatWork
いかがでしたでしょうか?SlackもChatWorkも非常によくできた便利サービスですが、どちらも一長一短あります。まとめると、IT企業やスタートアップなどのエンジニア中心の会社はSlack、国内企業とのやりとりが多く、着実にやりとりをしたい企業はChatWorkを採用すると良いかもしれません。また、どちらも無料プランがあるので、導入を検討している方はまずは試しに利用して、2つのサービスを比較して見てください。