TVCMやインターネットの広告から転職を勧める物が増え、転職を連呼する言葉が増えています。もちろんこれらの言葉に影響されて転職し、成功した方もいる一方、転職するタイミングや時期を外し、転職に失敗した方も存在します。今回は転職を成功させる上で大事な時期とタイミングから転職に必要な準備など転職に必要なことを紹介します。
目次
転職に有利な時期は?
転職に有利な時期は、自身の年齢や人材としての価値や能力、前職での経験によって左右されるのですが、そもそも勝負の土壌となる求人案件がなければ話になりません。では、その転職の求人案件が多くなる時期、また少なくなる時期はいつ頃なのでしょうか?
求人数が増える時期
一般的に有利と呼ばれる求人数が増えるピークの時期は9月~10月、2月~3月。なぜこの時期に求人数が増加するのか。理由としては決算や新たなプロジェクトの開始、ボーナス受給後の退職者の埋め合わせ、新卒と同時期に教育を行いたいなど、この時期にあった合理的な理由が挙げられます。またここでは省かれている1月、5月、6月、7月、11月も求人数が盛り上がっている時期があります。
求人数が増えてさぞ転職に有利かと多くの方が思われるかもしれません。しかし、求人が多いほどライバルの数も多くなります。自分よりも人材として経験や能力が一枚も二枚も上手の人と戦わなければならない状況に陥り、みすみす内定を逃してしまうかもしれません。求人数が多いからといって油断しないように注意しましょう。
求人が少ない時期
一般的に転職に不利な時期とされるのが、4月、8月、12月です。理由としては4月は企業としては採用活動はもうほとんど完了しており、これ以上の人員補充は必要ないから。8月は夏季休暇や盆休みなど企業の活動が一時ストップしている時期だから。12月は人員の教育、補充自体が完了し、さらに繁忙期の時期に突入するため中途採用者を採るメリットがあまりないから、です。
ただ、この時期は求人数は少ないですが代わりにライバルが少ないので競争が少なく済みます。また企業としてこの時期に求人を出すのはとても緊急性が高い場合があります。なぜなら、本来必要なポストに空きが出てしまったり、人員の補充が採用時期だけでは足りなかったりと急な事情からくる場合があり、そのため採用担当者も熱心に中途の採用に乗り出します。なので有利と言えば有利ですが、結局のところ求人数は少ないので選択肢という点では不利な状況であることを忘れないでください。
転職にベストなタイミングは?
転職のベストなタイミングは、個人ごとによって大きく分かれてきます。まず必要なのは、現状の会社において不満がある場合はどういった不満があるのかを正しく認識すること。もしかするとその不満を転職するタイミングとして判断するのならば、現職に残って目的を変えてみて自身の人材としての価値を高めることの方が良い場合もあります。また不満がなく転職する場合は自分の市場価値を正しく把握したタイミングで、世の中の流れを把握しましょう。少し抽象的な言葉になりますが、法律の改正や事件事故、株価といった様々な要因によって場合には自身の志望する業界を先送りすることの方がタイミングとして賢明だと判断されることもあります。
転職を有利に進めるためのアドバイス
転職する最良の時期も把握し、自分にとって適切なタイミングでの転職活動の開始でも時には有利に進まないこと、どうすればいいのか悩んでしまうこともあります。転職はほとんどの人が初めての経験であり、リスクの高い大きな挑戦でもあります。納得できる結果を出すためにも転職を有利にするアドバイスを紹介します。
転職するべきか迷う場合には?
転職について考える人の理由としては現在の会社の古い体制や人間関係、またスキルアップできる環境ではない、理念に共感できないなど現状の仕事に不満があっても給与が良い、福利厚生の充実など今の仕事の待遇の方を気にして転職に踏み切れずに迷う方が多くいます。転職に迷う時もっとも考えてほしいことは自分にとって重要なことは何なのか考えることです。それはお金なのか待遇なのか人間関係なのか、あるいはやりがいなのかスキルなのか、キャリアなのか、自分にとって一番何が重要であるのかを考え、それを基点として転職の迷いを踏み切る決断の要素にしてください。
もちろん決断にはリスクは付き物ですが、リスクなしでは何も変わりません。まずは転職によるリスクを背負うことを考える前に自分が重要としていることを考えてみましょう。
転職活動で内定が2つ出た場合は?
転職活動が有利に進みすぎても問題があります。その代表的な問題は内定がもしも2つ出てしまった場合です。一見うらやましい問題のように思えますが、もしもこの2つの内定が自分にとってどちらも最適な条件であった場合、また第二志望から先に連絡がきてしまった場合には、2つの内定の内どちらを選択すればいいのか迷いが出てくることでしょう。これを解決するにはそれぞれに適した手段があるのです。
まず内定を2つもらい、どちらも自分にとって最適な条件であった場合。まず自分がなぜ転職しようと考えたのか、その理由を探りましょう。そしてその理由にもっとも合う企業を選択しましょう。ただそれでも厳しいはずです。なので次は内定のもらった2つの企業二社の志望した条件を数値化し、数値の高い方を選択します。例としては給与が高ければ5、待遇が低ければ2など自分の基準に合わせて数値化し、その合算数値の高い方を選択するのです。もし数値でも同じ基準になってしまった場合、徹底的に再度リサーチするか、最悪、直感が頼りになってしまいます。
次に第二志望から先に内定の連絡がきてしまった場合、3日から1週間程度なら待ってもらえることは可能です。しかし、企業によっては違うかもしれませんが、もしそれ以上待たせることになるのなら企業側が内定辞退と受取り、別の内定者確保に動くので要注意です。また、もし不安なら内定留保を第二志望の企業に頼みましょう。1週間は待ってもらえますが、それ以上は内定取消しの危険性があります。なので待っても第一志望から返事がこないのならば、こちらから催促しましょう。第一志望であることを伝えるのならば、相手側の企業も嫌な顔せず良い印象を持ち、結果的には企業側が早くに回答してくれるかもしれません。もしそれでも回答が返って来なければ、その時は第二志望を潔く選択することが賢明です。
このように内定が2つ出てしまい、迷うことがあっても対処法が存在します。焦って自分に合わない転職先を選ばすに、自分のベストなタイミングで選択した企業に行きましょう!
転職がうまくいかない場合は?
転職活動で内定が2つも出るという有利な方もいれば、逆に転職がうまくいかない場合の人もいます。一体、転職がうまくいかない人には転職が有利に進んでいる人とどのような違いがあるのでしょうか?
まず1つは、転職する目的が明確になっていることです。最初の方でも説明しましたが、自分が転職する理由な一体何なのか?それは今の職場では達成できないものなのか、仕事に、職場に何を最重要視して仕事に励んでいるのか、これが明確にならず、うやむやに曖昧なまま転職活動をしても上手くいくことはありません。まずは、自分がなぜ転職したいのか理由を明確にしましょう。
2つ目は、選択している企業と条件を絞り過ぎている場合です。確かに転職するのならば自分が前にいた職場よりも条件がアップした理想的な職場で自分に合った仕事をしたいという欲が出てしまうのはよく分かります。また、もしくは慎重に転職活動を進めたいという方もいるかもしれません。しかし、最悪そのままだと転職活動が長期化し、一向に決まらない場合があります。なので、もう少し条件を緩和してみる、または少しでも気になった企業は候補に入れておきましょう。
3つ目は、自分にはアピールできるポイントが無い、スキルが無い、じゃあ資格を取ろう!というパターンです。これは大きな間違いで資格を取れば転職に有利という訳ではなく、むしろ実務経験を求められる場合があり、他にも資格がなくても一見資格が必要な仕事に就けてしまうパターンが存在します。スキルも求められる場合がありますが、未経験でも入れるところは探せばあるはずです。ただ条件という面に照らすと前職よりも待遇面や給与という面が下がってしまうかもしれませんが、もしそれが自分のやりたい仕事であれば選ぶのも一つの手です。
そしてアピールできるポイントが無いという人は、自分にアピールできるポイントが無いと思い込んでいる人か、また上手くアピール出来ていないかの2つです。もし自分にアピールできるポイントが無いという方がいたらまずは必至にアピールできるポイントを見つけましょう。アピールできるポイントが無いという方は思い込んでいるだけで、前職の人とよく差別化してみると浮き彫りになってくることがあります。とにかく探しまくりましょう。そして上手くアピール出来ていない人は、自分のアピールできるポイントを物語風に、どういった場面で活躍するのかを相手に想像できるように伝えてみましょう。これで面接官に今までにない反応を期待できることでしょう。
4つ目は、面接官は感覚で合否を決めている場合があります。もちろん厳正に審査は行っていることでしょう。しかし、面接官もあらゆる求職者の実力、才能、スキルを見抜くことのできるエキスパートではありません。なので本当は仕事に貢献してくれる良い人材を知らずに落としてしまっている場合も無くはないのです。最悪、職場に合いそうか感覚で判断している場合があるので、一喜一憂することなく気長にやっていきましょう。
最後に、転職がうまくいかないからと言って諦めないでください。上手くいかないことは誰にでもありますし、もしかしたら偶然こういう結果になってしまっただけかもしれません。そもそも転職という大きな決断を自分自身で決められたこと自体凄いことです。転職を成功させる要素として自信を持つこともとても大事で、もし転職がうまくいかないとしても、自信を無くさずに自暴自棄にもならずに頑張ってください。一度、気分転換するというのも手です。
転職にブランクがある場合は?
転職活動を始めた方の中には前職よりもブランク期間が長く存在していた方もいるはずです。もし転職にブランクがあった場合、不利に働いてしまうのか不安に感じる方もいることでしょう。実際問題で考えるとブランクがあることは他の求職者と比べると不利があります。しかし、そのブランクのあった期間が無駄ではなく、事情があった場合には企業も理解を示してもらえるでしょう。例えば語学研修のため海外に渡っていたり、MBAの習得のため大学院へ学びに行っていたり、フリーランスとして活動していたり、自分のスキルアップの為であり、なおかつ企業に貢献できる要素がありさえすれば企業側は評価へと考えを変えることでしょう。
企業にとっての不安要素はブランクのあった期間、何もやっておらず、業界の流れに置いてかれ、業務の仕方や仕事に対するモチベーション、またビジネスの中で培われた勘など、そういうのが鈍り、怠慢が表れているのではないか、そのような採用しても貢献してくれない不安要素を気にしてします。もし、一見すると何もやっていなくても、ブランク期間に企業にアピールできる要素を絞り出しましょう。
また他にも介護や入院といったやむを得ない事情があります。企業側も鬼ではないところが多いはずなので、事情を説明すれば理解してもらえるはずです。ただ入院していた場合は、もう完治して業務に支障をきたさないことを明示しておきましょう。
転職活動のスーツは?
転職活動のスーツは、もしかすると普段自分の着ているスーツでは面接官の印象が悪くなってしまうかもしれません。では、どのようなスーツを着ていけばよろしいのでしょうか?まず大前提として就活時に着ていたリクルートスーツで転職に臨むのはよろしくありません。転職では学生のような若さを望んでいる訳ではなく、社会人としての経験を望んでいます。もしリクルートスーツで転職に臨むと、面接官は学生としての印象をあなたに抱き、頼りない、仕事ができるか不安な印象に見えてしまいます。なので大前提としてリクルートスーツは避けるべきでしょう。ではどのようなスーツを選ぶべきか?
大切なのは「TPO」です。TPOというのは「Time」の時間、「Place」の場所、「Opportunity」の場合です。どのような時間、季節に、その場所、その会社に合った、転職にふさわしい場合であるかによりスーツを選ぶべきです。ただTPOはあくまで意識としての側面があるので重視すべきポイントを挙げてみます。
清潔感
何よりも重要視して欲しいのは清潔感。面接官はあなたの第一印象によって採用の可否を左右するかもしれません。シワはないか、シミ・汚れはないか、サイズは合っているか、面接官は一つずつ見ています。事前にスーツの至るところまで神経質になるまでチェックしましょう。もちろん見落としがちなクツやカバンも要チェックしてください。
派手ではないか
ブランドロゴの入ったネクタイや時計、ベルト、靴下、カバンは避けましょう。また見た目が派手な色も避けるべきです。なぜかというと、転職とは一つのビジネスの場です。ビジネスシーンにおいてブランド物や派手な色は相手にとって不快感を感じさせるものがあります。不快感を感じさせるということは、面接でも不利に働いてしまうかもしれません。なるべく避けるように心がけましょう。
業界に合っているか
各業界によっては職業柄かスーツの固さ、柔らかさが違います。例えば金融業界への転職を考えている方は全体的に黒を基調としたダークスーツの恰好が相応しいのに比べて、逆にITベンチャーやアパレルだと服装にあまり気にしない、カジュアルビジネスの服装か、普段着でも有りという場合があります。ただ普段着でもいいからとって決して気楽な恰好という訳ではなく、清潔感があり、なおかつ相手に失礼の与えない恰好(ジーンズ、サンダルで来る、極端なファッションスタイル等)だと無難ですね。
他にも細かい部分を挙げると、バックはリュックタイプではなく、自立するタイプであるか、A4の資料が入る鞄か。時計は着けているか、黒皮のベルトでシルバー色のシンプルなデザインか。ワイシャツはカジュアルな模様が入ったシャツではなく白色のシャツであるか。ネクタイは地味過ぎず、キャラクターや模様の入ったものではないか。基本的に赤か青を選べば大丈夫です。
スーツにもできる限り気をつかい、転職の時期により優位に立てるように努力していきましょう。
転職活動中のもしも…
転職活動の最中にもしかすると気になってしまうかもしれない不安感。もし、こんなことが起きてしまった場合どうすればいいのか?もし、転職に自分の知らない暗黙の了解が存在していたら、たとえ時期やタイミングに気を付けて転職活動をしても意味ないのではないか?そんなモヤモヤとした不安感が出てくるかもしれません。転職の時期に出てくるそのモヤモヤとした不安感をここで解消しましょう。
入社時期をズラせるか?
転職に成功して内定も手にし、入社時期も決めて早速会社で退職手続きを進めていると思うようにいかずに、どうしても転職先の入社時期に間に合わないなんてことがあった場合、もちろん他にも考えられるパターンはあるかもしれませんが、そもそも入社時期はズラす、なんてことはできるのでしょうか?
本来ならば、転職の面接時に入社時期を伝えておくのがもっとも最適です。転職の面接では、終盤に「いつから働けるのか」という質問をします。これは会社としては一刻も早く働いてもらいたいという意図があり、思わずいつでも働けると言ってしまいそうな場面です。もし本当にいつでも働けるのならば問題はないのですが、ここで曖昧な返事をしてしまったり、すぐ回答できなかったりすると会社としては本当に働いてくれるのか不安になり、採用を見送る場合があります。なので事前に会社の就業規則を確認し、引き継ぎの件も含めあらかじめスムーズに退職できる計画を立てておくことで、転職先で働ける日の目安を決めておきましょう。
転職先としては、だいたい2、3カ月ほど待ってもらえることが大半ですが、中には半年まで待ってもらえることもあります。しかし、半年まで待ってもらえるのは余程優秀な人物のみなので、自信のない方は半年まで待ってもらうことは避けましょう。他にも会社によっては1週間で来てほしい、というところもありますが、これは退職が済んでいる方にしか無理でしょう。どうしても入社時期の目安が検討できない場合は2、3カ月から働らけると言った方が無難です。
では本題に入りますが、入社時期はズラせるのかといえばズラすことは可能です。ただ、転職先に入社時期を交渉する場合にはなぜ入社時期をズラすことになってしまったのか、理由と経緯を詳細に記し、転職先に理解してもらえるような文章を作成しましょう。もし転職先に理解の得られないような文章を送ってしまった場合には印象を悪くしてしまい採用を見送るなんてことも万が一の場合は考えられます。気を付けましょう。
転職に年齢制限は存在するのか?
本来、採用に関して年齢制限を設ける行為は2007年の改正雇用対策法の施行により禁止されています。なので転職サイトの求職ページを確認しても「年齢制限」は設けていません。しかし、それはあくまで表向きです。企業側としてはある程度求めている人間を決めており、もちろん暗黙の了解のように年齢制限もだいたい決まっています。
しかし、だからといって年齢が低すぎる、高すぎる人間を採用しないという訳ではなく、特に近年では35歳の年上でも転職成功率が高く、人材のニーズも増してきている状況です。また年齢が低い、例えば3年のみしか働いていなくても最近では色々な転職サービスの登場によりやりやすい環境にはなっています。事実、成功例も存在します。年齢制限は存在しているかもしれません。しかし、あまり気にしないことが正解です。
転職の成功例・失敗例
転職には成功も失敗もあります。成功から学べることもありますし、失敗から学べることもあります。あなたが具体的に何に気を付け、どのように転職を進めていくべきか、実際にあった例から転職活動の参考にしてみてください。
成功例
- Aさんは自身がアパレル好きでもあり、更なるスキルアップのためにも転職を決意。応募を決断したのはアパレルの商品企画の会社。大きな裁量を持ちながら自分の好きな商品を作れるところに魅力を感じ、また自分が今以上に成長できると感じて、経験したことのない未業界への世界に一歩踏み出しました。面接前では自分がこの業界に対しての経験が無い分、自身が前職で真剣に仕事に打ち込んでいたことをアピールすることに。結果、面接では好印象を生み出し、内定獲得へ。
- Kさんは自分が今の仕事が忙しく、休日は趣味のため休みたいと思い転職を決意。もともと転職するからには土日休日、年収アップ、そして自分の持つ資格を活かすことができる職場を中心に探すことに。しかし、これだけ条件を盛り込むと転職先を限られてくるので、前職とは関係のない業界でも条件さえあれば未経験の業界も選択することに。その結果、様々な業界の企業にて面接までこぎつけることに成功。しかし、面接では上手くいかないこともありましたが、そのたびに一点一点反省。面接での受け答えはどうだったか?身だしなみは?履歴書は?職務経歴書は?面接の場において重要な部分を逐一確認して学びに繋げられたことによって見事に内定を獲得。
- Fさんは前職の仕事が充実しながらもプライベートを優先できないので転職を決意。前職では営業を選択していましたが、自分の性格に合わないと判断し事務職を中心に検討。いくつか面接までこぎつけたものの全て落ちてしまいます。というのも面接対策を入念に行っておらず、このままでは収入が途絶えてしまうという不安もありましたが、しかし、いざとなれば実家に戻るという選択肢も入れていたおかげか焦ることなく慎重に求人を見わけられ、見事に内定を獲得。
失敗例
- Yさんは前職の仕事が不安定で不況の影響からか将来への不安を感じていました。また結婚もしていたので、今よりも給与をアップして安定した大手企業への転職を検討し、転職活動を開始。大手企業を中心に自分のスキルがマッチした職種を選び、数社応募。しかし、いくつか面接にまでこぎつけたものの全て不採用。理由としてはスキルが不十分であり、転職したい動機が曖昧であったため。Yさん自身が転職の理由が「安定」だったため、それを面接で到底言うことができることではないので、このような結果に。その後、何とか転職先を見つけ自分の年収もアップすることに成功しましたが自分の持つスキルでは対応できないので再び転職することに。
- Mさんは新卒で金融業界へ足を進めましたが、業界特有の上下関係の厳しい職場に嫌気が刺して自分の考えていることを実現したい思いから転職を決意。様々な業種の企業に数十社応募し、なんと全て書類選考通過。しかし順調にいくかと思えば全て面接で不採用に。Mさんの場合、志望動機が明確になっておらず、面接でも空気を読んで発言してしまうため面接官に不信感を抱かれたようです。しかしMさんはその後、見事に内定を獲得。職場もなにもかも自分に合って十分満足のいっている様子だったのですが、肝心の業務内容が自分には合っておらず再び転職をすることに。
- Iさんは今の仕事を退屈に感じており、職場の環境から自分でサービスを提供することができないことも不満に感じていました。また年収も低く自分のスキルを活かすこともできないことから転職を決意。転職先では自分から提案して形にできる営業の仕事を志望し、そして今以上の年収を求め転職活動を進めていき、見事、前職の経験が役に立ち、なおかつ自分のスキルも活かせ、さらに提案型営業というこれまでにない最高の条件が求人を発見。そして内定を獲得。しかし、Iさんはこの内定を断り、それよりも給与の高い未業界の内定を選択して就職。しかし、営業経験も少ない中で厳しいノルマを課せられることに耐えられず退職。今ではあの時の内定を断ったのを後悔しているとのこと。
おすすめ転職サービス
転職活動の時期もタイミングも自分に合ったものでバッチリ!そう思って転職を進めようと思った矢先に選ぶ転職サービスは、あなたはどのような物を選びますか?人からおすすめされたもの?口コミ?ここではオススメの転職サービスを並べてみましたので、参考にしてみてください。
リクナビNEXT
人材サービスの大手リクルートが運営しているサイト『リクナビNEXT』は求人件数が8万8000件以上、転職成功実績が30万人以上の転職業界が誇る最大級の転職サイトです。おそらく転職を考えている方の誰もがこのサイトを思い浮かべ、そして登録し、転職を成功していることでしょう。
リクナビNEXTの良い点は他を圧倒する質と量。転職に関連するコンテンツも充実。スカウトや専門家によるアドバイスといった転職支援サービスも備えられ、またリクルートエージェントに登録することでより丁寧な転職支援サポートを受けられます。
転職を考えたらまず登録しておきたいサイトです。是非、登録しておきましょう。
マイナビ転職
リクルートとよく対比されるマイナビが運営しているサイト「マイナビ転職」。リクルートの「リクナビNEXT」と並んで二大サービスに君臨する「マイナビ転職」ですが、一体リクナビNEXTと何が違うのでしょうか?マイナビ転職を見てみると求人数、求人の質、また転職に関するコンテンツも充実しており、さらに転職支援サポートとして履歴書の添削や面接対策などの支援を行うサービスがあります。これだけ見てみるとリクナビNEXTと大差ないように感じますが、口コミの評価を見ると五分五分ですね。マイナビ転職を絶賛する口コミもあれば、リクナビNEXTの方がマシという辛辣な意見もあります。全体的に見てみると、確かに求人の質・量、それからサポートの面から見るとリクナビNEXTに目劣りする印象を受けますね。
しかしリクナビNEXTを除く転職サイトと比較すれば、十分使いやすいという優位性が感じられます。リクナビNEXTと平行して使うのがいいかもしれません。
DODA
パーソナルキャリア(旧インテリジェンス)の運営している日本で二番目に使われている転職サイト「DODA」。求人の量も多く、また他の転職サイトと比べると求人の質が高いのが特徴で利用者の間では評判が高いです。転職サポートも充実しており、模擬面接対策、個別相談会、各種セミナー、合格診断など各種サポートが目白押し。
また非公開求人を紹介し、採用から面接までアドバイザーがサポートしてくれるエージェントサービスや、面接確約の求人を紹介するスカウトサービスなど転職者にとっては魅力的なサービスばかりです。特にスカウトサービスは口コミでも評判が高いです。
転職活動の際には是非利用しておきたいサイトです。
ビズリーチ
あまり自信の持てない方なら手を出しにくい転職サイト「ビズリーチ」は、ハイエンド層と呼ばれる年収750万を超える高年収層向けのサービスとなっています。無料でも求人情報やスカウトを確認することはできますが、有料会員にならないとビズリーチのサービスを十分に利用することができません。
有料会員ではヘッドハンターと直接つながることが可能で、ヘッドハンターの保有している求人、または企業が保有している求人への応募が可能になります。ビズリーチでは特にこのヘッドハンターの質が非常に高く、ヘッドハンターの実績や評判を確認することができるので自分に合ったヘッドハンターを選ぶことが可能です。
実際、口コミの方からでもヘッドハンターの質の良さは実感され、高い評価がされています。ヘッドハンターを活用することによって短期間で転職に成功したという方も。また自分の市場価値を測る上でも利用されている方は多いです。
では、有料会員になるためにはどのようにすればいいのか?まず会員登録をする必要があるのですが、会員登録には審査が必要となっています。会員審査は他の転職サイトでは見受けられることがありませんが、それだけ質の高い人材を求めているということでしょう。審査を通過し、料金プランを選択しましょう。最初の方は無料から初めてみるのがいいかもしれません。慣れてきてからプレミアムを検討してみて、今の年収が750万未満の方はタレント会員、それ以上の方はハイクラス会員となります。それぞれ料金も違い、タレント会員は月額2980円、ハイエンド会員だと月額4980円になります。
転職活動にお金をかけず、なるべく節約を心がけたいという方にはおすすめできません。しかし、確実に自分にベストで十分キャリアアップの望める転職を行いたいという方はビズリーチを利用するのもいいかもしれません。
はたらいく
他の転職サイトとは毛色が違い、地元や人柄を重視した転職サイトになっています。リクルートが運営しているこの転職サイトは、求人広告も他の転職サイトと比較されると安価になっており、地方の企業も求人を出しやすい特徴になっています。そのため他の転職サイトでは見られないような求人が多くあり、自分の今の職場環境や他の人が思い描くようなキャリアステップを望んでいる訳ではないという方にはおすすめの転職サイトです。
しかし口コミの評価はかなり辛辣になっており、求人内容が実際には違っているとの話が多く見受けられます。もしかすると、企業によっては悪質とまではいきませんが求人の内容を雑に作っているのもあるかもしれません。
もし、はたらいくの利用を考えている方は求人内容には注意深くしておくのがいいかもしれません。
最適な時期で転職を成功させよう!
いかがでしたか?転職にはリスクが付き物。おそらく人生で一番大きな経験だと感じる方も多いかと思います。しかし、最適な時期に自分に合ったタイミングで転職すれば、そのリスクを少なからず軽減して転職を成功させる可能性が高くなります。転職に最適な時期も転職すべきタイミングも人によっては様々ですが、時期を見極めて焦らず転職活動を行っていきましょう。