化粧品のランディングページ参考サイト7選!制作者必読の注意点も

化粧品のランディングページ(LP)制作がなかなか進まずにお困りではないでしょうか?

イメージが大きく影響を与えるジャンルでもあるので、迷ってしまうのも無理はありません。

この記事では、化粧品のランディングページを作成するコツに加えて、おすすめの参考サイトをご紹介します。

また、化粧品のランディングページを制作する際に特に注意しなければならないポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

化粧品のランディングページを制作するコツ

化粧品のランディングページを制作する際のコツについて解説します。

 ここでは化粧品のランディングページに特化した内容を中心に解説していますので、どのようなジャンルにも共通するランディング制作の作成の一般的な手順やポイントは以下の記事も併せてご覧ください。

ランディングページの作り方を解説!ポイントやおすすめの作成ツールも

商品について深く知る

どのような分野のランディングページを制作する際にも共通することですが、まずは商品の特徴を明確にすることが大切です。

化粧品のランディングページを制作する場合、特に以下のようなポイントをしっかり把握しましょう。

  • 配合されている成分や原材料について
  • どのような製法で製造されているか
  • どのような悩みをもつ人におすすめなのか
  • 使用することでどのようなメリットがあるのか
  • 医薬部外品(薬用化粧品)の場合、有効成分について

事前に商品についての理解を深めることは、よりユーザーに届き、成約率を上げることにもつながります。

ターゲットを絞りペルソナを決定する

商品を理解することでターゲットはある程度絞れてくるものですが、さらに深堀りしてペルソナを決定しましょう。

化粧品は商品によって価格差がとても大きいため、価格からもペルソナを想定しやすくなります。

たとえば数万円もする化粧品が、思春期ニキビに悩む学生さんをペルソナにしているとは考えにくいものです。

またオーガニックコスメなど、成分にこだわりをもつ化粧品であれば、ペルソナは価格よりも品質を重視して商品を購入する人物であることが予想できます。

さまざまな要素からペルソナを明確にすることは、ランディングページの制作を進めるうえでも手助けになるものです。

なんとなくではなく、必ず事前に想定しておくことが重要です。

色使いを意識したデザインを

化粧品のランディングページをデザインする際に、色使いはとても重要です。

ペルソナとの親和性はもちろん、商品の特徴をイメージしやすい色を使うことを意識しましょう。

色の与えるイメージについてまとめましたので、参考にしてください。

清潔、軽やか、純粋、平和、透明感
高級、重厚、威厳、自信、大人っぽい
愛情、有機、活発、温もり、前向き
爽やか、誠実、開放的、静寂、冷静
癒し、穏やか、若々しい、平和、新鮮
元気、明るい、暖かい、希望、陽気
ピンク 優しい、愛らしい、甘い、幸福、女性的
華麗、芸術的、知的、上品、優雅
高級、豊か、貴重、特別、成功
上品、都会的、未来的、洗練、才能

 整った印象を与えるランディングページを制作するには、主に使用する色を3色までに抑えるとよいでしょう。

メインカラーは商品のパッケージやブランドイメージに合わせることが少なくありませんが、サブとなる色をメインと同系色にまとめると統一感のある印象に、またメリハリをつけて印象的にする際は反対色を合わせると効果的です。

制作事例をたくさん見て参考にする

これまでに制作されたランディングページの事例を多く見て研究することも有効です。

客観的に見て、どのようなランディングページに惹かれるのか、その理由はなにかを考えてみましょう。

色使いやデザインはもちろん、キャッチコピーや構成、訴求ポイントなどあらゆる角度から検証してみてください。

次の項では、化粧品のランディングページを制作する際に参考になるおすすめのサイトをご紹介します。

おすすめの参考サイト7選

化粧品のランディングページを制作する際に参考になる、おすすめのサイトをご紹介します。

LPまとめサイト

LPまとめサイトとは、多くのランディングページの制作事例を集めたサイトのこと。

同じ化粧品分野のランディングページはもちろん、他の業種のランディングページからも得るものはあるはずです。

サイトごとの特徴をご紹介しますので、参考にしたいサイト選びにお役立てください。

※LP掲載数はそれぞれ、記事作成時点(2020年6月)で確認できた数字です

LPアーカイブ

(参照元)LPアーカイブ

 

「LPアーカイブ」は、さまざまなジャンルのLPを集めたサイトで、自らもLPなどのWEB制作を行う会社が運営しています。

キャッチコピーを研究したい方におすすめです。

検索方法
  • フリーワード検索
  • カテゴリー検索
  • カラー検索
  • イメージ検索
特徴
  • WEB制作者が選ぶLPが集められている
  • 検索して表示したLPに使用されているキャッチコピーを一覧で見ることができる
化粧品関連LP掲載数 「コスメ・化粧品・コンタクトレンズ」カテゴリー:889件
URL https://rdlp.jp/lp-archive

 

ランディングページ集めました。

(参照元)ランディングページ集めました。

 

「ランディングページ集めました。」は、運用歴が10年を超えるLPまとめサイトです。

今回ご紹介するサイトの中でも、もっとも多く化粧品関連のランディングページの事例を見ることができます。

検索方法
  • カテゴリー検索
  • 掲載年月別検索
特徴
  • LP参考サイトがなかったことをきっかけに運用を始めたという老舗のサイト
  • 掲載年月ごとにもカテゴライズされているので、LPの流行の変化を研究することにも役立つ
化粧品関連LP掲載数 「美容・化粧品」カテゴリー:893件
URL http://lp-web.com/

 

Web Design Clip [L]

(参照元)Web Design Clip [L]

 

「Web Design Clip [L]」には、LPだけでなく国内外のサイトやスマートフォン向けのデザインも集められています。

幅広く情報を集めたい方におすすめです。

検索方法
  • フリーワード検索
  • カテゴリー検索
  • タグ検索
  • メインカラー検索
  • サブカラー検索
特徴 Webデザイナー・開発者のンスピレーションを刺激するような洗練されたWebサイトや、アイデア・技術に優れたWebデザインを集めている
化粧品関連LP掲載数 「美容・健康・化粧品」カテゴリー:139件
URL https://lp.webdesignclip.com/

 

LP幹事

(参照元)LP幹事

 

「LP幹事」は、全体のLP掲載数が2500を超える大規模サイトです。

検索機能をかけ合わせることができるのが大きな特徴となっています。

検索方法
  • 業界検索
  • カラー検索
  • イメージ検索
特徴
  • 検索方法は単独でも、かけ合わせてでも利用できるため、よりイメージに近いLPを探しやすい
  • LP制作の相談にも対応している
化粧品関連LP掲載数 「化粧品」カテゴリー:444件
URL https://lp-kanji.com/

 

化粧品のLP制作に強いWEB制作会社

WEB制作会社の中から、化粧品関連のランディングページ制作を得意とし、実績を公開している会社をご紹介します。

株式会社アドライズ

(参照元)株式会社アドライズ

株式会社アドライズは、化粧品と健康食品の通販に特化し、年間300以上のランディングページを制作する会社です。

ランディングページの企画から依頼することができ、制作後の広告運用にも精通しています。

ライティングやコーディングもすべて専門の自社スタッフが取り組んでおり、一切外注を挟んでいないのも特徴。

売れるランディングページ制作が得意とのことなので、公開されている制作実績から多くのことを吸収するつもりでぜひ参考にしてみてください。

化粧品関連LP実績の公開数 27件
URL https://www.adlize.com/

 

株式会社ドリームトゥルース

(参照元)株式会社ドリームトゥルース

 

株式会社ドリームトゥルースは、化粧品のOEM製造から輸入代行、ブランディング、デザイン制作と、幅広く化粧品に携わる会社です。

特徴的なのは、依頼主は商品を送るだけで、ランディングページ制作を任せることが可能だということ。

豊富な化粧品業界の実績を活かし、LP原稿の作成、構成、商品撮影、デザイン制作、薬機法のチェックまでワンストップでランディングページ制作を請け負っています。

特に薬機法に沿った広告表現は、制作会社によっては得意でないこともあるので、化粧品専門会社が制作するランディングページは大いに参考になるでしょう。

薬機法については次の項で解説します。

化粧品関連LP実績の公開数 11件
URL https://dream-truth.com/

 

 【必読!】化粧品LP作成時に注意したい薬機法について

化粧品のランディングページを制作するうえで特に注意しなければならないのが、薬機法(旧薬事法)です。

薬機法を意識せずに制作したランディングページは、無自覚のうちに薬機法に抵触してしまうおそれがあるので注意しましょう。

ここでは、薬機法の概要と化粧品関連の広告表現として認められている効果効能について紹介します。

 薬機法とは?

一般的に「薬機法」と呼ばれている法律の正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。

名称に含まれる医薬品・医療機器に限らず、医薬部外品や一般化粧品も対象となっていること、また製造・販売・流通だけでなく、広告に関しても詳細な決まりがあります。

そのため、化粧品関連のランディングページを作成する際には必ず確認する必要がある重要な法律です。

仮に薬機法に抵触してしまった場合、行政処分・刑事罰の対象となりますのでご注意ください。

なお、薬機法による医薬部外品(薬用化粧品)および一般化粧品の定義は以下の通りです。

医薬部外品の定義(第2条2項)
この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。

1.次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、併せて前項第(2)号又は第(3)号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
ロ あせも、ただれ等の防止
ハ  脱毛の防止、育毛又は除毛
2.人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第(2)号又は第(3)号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
3.前項第(2)号又は第(3)号に規定する目的のために使用される物(前2号に掲げる物を除く。)のうち、厚生労働大臣が指定するもの

化粧品の定義(第2条3項)
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの使用目的のほかに、第1項第(2)号又は第(3)号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。

薬機法で定められた広告表現とは

薬機法では、実際の効果効能に対して広告表現が誇大になることを予防する目的で、細かな規定が定められています。

WEBメディアを含むすべての媒体が対象となります。

 一般化粧品の効能

一般化粧品の効能の範囲について、薬機法では具体的に56項目を挙げています。

ランディングページなどの広告で一般化粧品の効能をうたう際は、この範囲を超える表現をすることは許されていません。

一例として、56項目から抜粋したものが以下になります。

  • 肌を柔らげる
  • 日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ
  • 乾燥による小ジワを目立たなくする

たとえば、「この商品を使用することで、シミが消えます!」という表現をランディングページで書くことはできません。

薬機法で認められている効能「日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ」の範囲を超えているためです。

※一語一句そのまま使用しなければならないということではなく、意味が変化しないように言い換えることは可能です。

医薬部外品(薬用化粧品を含む)の効果効能

また薬用化粧品は医薬部外品に該当し、実際に含まれている有効成分について表示することが可能です。

注意したいのは、有効成分による予防効果は表現できますが、医薬品のような治癒効果の訴求はNGとなります。

また薬用化粧品については、商品の種類ごとに効果効能の範囲が明確に定められており、たとえば薬用化粧品に分類される化粧水の効果効能として認められているのは以下がすべてとなります。

  • 肌あれ。あれ性
  • あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ
  • 油性肌
  • かみそりまけを防ぐ
  • 日やけによるしみ・そばかすを防ぐ(注1)
  • 日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ
  • 肌をひきしめる、肌を清浄にする、肌を整える
  • 皮膚をすこやかに保つ、皮膚にうるおいを与える

(注1)作用機序によっては、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ。」も認められる

医薬部外品についても、薬機法で定められた効果効能の範囲を超えたり、認められていない効果効能について触れると薬機法に抵触することになってしまいます。

化粧品関連のランディングページを作成することになったら、事前に厚生労働省が正式に定める一般化粧品・医薬部外品(薬用化粧品)の効果効能についてのガイドラインを必ず確認しましょう。

(参照)厚生労働省「医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について

化粧品のランディングページ制作 まとめ

化粧品のランディングページを制作する際は、商品の見た目の特徴だけでなく、原材料や製造方法などについて理解を深めることが大切です。それによってペルソナがどのような人物であるかが想像しやすくなるでしょう。

また、色のもつイメージをうまく活用したデザインをすることも効果的です。

これまでに制作された多くのランディングページ事例から、キャッチコピーや構成、デザインはもちろん、化粧品のランディングページを作成する際に特に注意する必要がある効果効能の表現についても参考にしましょう。

薬機法は化粧品の定義を定めるだけでなく、広告表現についても詳細な決まりがあります。必ず事前に確認してから化粧品のランディングページを作成してください。

ランディングページの制作作業は、無料の作成ツール「ペライチ」を利用することでかなりの負担を軽減できます。

あらかじめ用意されたテンプレートに画像やテキストを入力するだけでベーシックなものは完成しますし、ボタンひとつで色を変えたりオリジナルのコンテンツを追加することも可能です。

無料で利用できる機能も充実しているのでぜひご活用ください。

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