すべての違いを学びの源にすると決めたら
どんな哲学が立ち上がるだろうか?

私たちの教育哲学を立ち上げる共創ワーク

田原真人 2017冬の日本ツアー第1弾
正しいことを教え込む教育は、間違いを排除する。
それは「違い」によって分断を生み出す社会を出現させる。
あなたは感じていませんか? 「分断は痛いんだ!」と。
すべての違いを学びの源にすることができたら、分断は乗り越えられていく。
効率を下げる邪魔者だった「多様性」が、創造の源になっていく。
その希望を、一緒に探求しませんか?

こんなあなたに参加してほしいです

  • 何のために教育があるのかを、自分の身体感覚と一致させて考えたい人
  • 現在の社会に適応するための教育ではなく、未来を創るための教育について考えたい人
  • アクティブ・ラーニングや反転授業を支える哲学について話し合いたい人
  • 社会に起こっている分断について痛みを感じて、何かをしたいと思っている人
  • どんな人でも自分らしく生きていけるために、教育は何ができるのかを考えたい人
  • 何のために教育があるのかを、自分の身体感覚と一致させて考えたい人

ファシリテーター紹介

田原真人

こんにちは。田原真人です。
 
私は、大学院を中退後、予備校や、自分が経営するネット予備校を通して教育に関わってきました。そこでは、物理を効率よくマスターできる教え方を工夫していました。
 
転機になったのは、2011年に東北で体験した東日本大震災と原発事故でした。
  
避難地区による違い、避難したか残ったかの違い、行政からの支援があるかどうかの違い・・・など、様々な違いによって、人の繋がりが分断されていく状況に対して、なすすべもなく立ちすくむだけでした。
 
そのときに感じたのは、均質な社会では、正解は1つであるという思い込みが生まれやすいこと。そして、その前提に立つと、「違い」は、自分自身への否定として感じられてしまうのだということ。

では、「違い」によって分断が起こらないためにはどうしたらよいのか?
 
むしろ、「違い」によって、人と人とが繋がることはできないのか?
 
ということを考えるようになりました。そして、違いを学び合いのエネルギーに変える対話型の学びに希望を見いだすようになりました。

2012年に反転授業に出会い、「反転授業の研究」というオンラインコミュニティを立ち上げたとにビジョンとして掲げたのは、「オンラインに多様性のある森を作ろう」ということでした。その後、5年間で4500人からなるコミュニティが育ちました。
 
私たちは、このコミュニティにおいて「オンラインの対話により、集合知から学ぶ」ということを体験しました。これは、まさに、違いによって分断が起こるのではなく、違いを学びの源にすることで、違いによって人が繋がっていくという体験でした。

私は、集合知によって人が繋がっていくというプロセスを、さらに深めたいと思い、「自己組織化コミュニティ」というものを立ち上げました。そこでは、集合知の先にある共同創造の世界が出現しています。
 
分断の痛みに蓋をするのではなく、その痛みを感じつつ、その奥にある大切なものにたどり着ければ、これからの未来を創造するための哲学が立ち上がっていくはずだと信じて、今回のワークショップを開催します。

(プロフィール)
早稲田大学物理学及び応用物理学専攻博士課程中退。元河合塾講師。「反転授業の研究」代表。Zoom革命代表。国際ファシリテーターズ協会日本支部理事。『微積で楽しく高校物理が分かる本』、『Zoomオンライン革命』など著書10冊。

パラダイムシフトの時代

工業化社会における産業化教育では、均一化した思考パターンが大量生産されました。それは、作業効率を上げ、高度経済成長を支える力となりました。

しかし、そこには、「いのち」のはたらきを抑え込み、型へはめ込んでいくという側面もありました。固定化された「正解」の外側を表現することを禁じられると、私たちの「いのち」は、抑圧されて活力を失っていきます。
 
工業化社会は、IT技術を生み出し、インターネットは世界を複雑に繋いでいきました。それによって、かつては「巨大な機械」に例えられた世界が、今では「巨大な生命」のようなものになっています。
 
相互に強く関連し合い、ダイナミックに変化する世界の中で、長期的な計画を立てることは難しくなってきています。このような状況の中で頼りになるのは、「いのち」を躍動させて、常に変化をしながら生きることです。
 
個人も社会も、「型にはまる」そして「型から離れる」という守破離のプロセスで学んでいくのだとしたら、社会はこれから「型から離れる」フェーズへと突入するのではないかと思います。
 
「いのち」のはたらきを押さえることで秩序を作っていた社会から、
「いのち」を躍動させることで共創する社会へのパラダイムシフト。
 
これが、私たちの社会が直面している状況なのではないでしょうか。
 
社会の変化に伴い、教育は、どのような変化が求められているのでしょうか?
 
アクティブ・ラーニングや反転授業は、その中で、どのような役割を果たすのでしょうか?
 
一緒に考えていきませんか?
 


共創によって立ち上げる私たちの教育哲学

この「私たちの教育哲学を立ち上げる共創ワーク」では、できるだけ多様な視点を持ち寄り、お互いに学び合います。
 
京都会場に来られる人の視点だけでなく、海外など遠方にいる人の視点をオンラインで持ち込んだり、当日参加できない人の視点を動画によって持ち込んだりします。
 
多様な視点に触れることで、各自が自分の思考の枠組みに気づき、ゆらぎながら枠組みをリフレーミングし、意識の容量を広げていきます。
 
その体験と繋がることで、多様性の持つ価値を体感することができます。
 
その体感は、私たちに、「分断された個」という意識から、「繋がり合う個」という意識へのシフトを促していきます。
 
「分断された個」が作る集合知の先に、「繋がり合う個」の作る共同創造の世界があります。
 
共同創造の世界を探究しながら、その創造の力を使って「私たちの教育哲学」を立ち上げていくことが、このワークショップのゴールです。
 

3つの問い

私たちの教育哲学を立ち上げるための3つの手がかりを用意しました。

1

今の教育にどんな痛みを感じているか?

痛みは、自分が大切にしていることが満たされないときに感じられるものです。痛みを手がかりにして、私たちが大切にしているものは何かを探究していきましょう。

2

すべての違いから学び合う教育とは?

アクティブ・ラーニングの根底には、「違いを学び合いのエネルギーにする」という考えがあります。それを、さらに拡張して「すべての違い」すると、教室を外部に開いていくことができます。教育が分断を乗り越える力になっていきます。そこから、どんな景色が見えてくるのかを探究していきましょう。

3

すべての違いから学び合う未来とは?

教育は、社会の要請に応じるものである一方で、社会を創り出していくものです。社会構造が安定しているときは前者が、社会の変化が激しいときは後者が、より重要になります。私たちは、このワークショップで、すべての違いを学びの源にしたときに、教育からどんな未来が立ち上がっていくのかを探究したいと思います。

1

今の教育にどんな痛みを感じているか?

痛みは、自分が大切にしていることが満たされないときに感じられるものです。痛みを手がかりにして、私たちが大切にしているものは何かを探究していきましょう。

事前動画

問1の事前動画

問2の事前動画

問3の事前動画

進め方

3つの問いに関連した動画を事前に共有した上で、オンラインでの対話を3回、ハイブリッドワークショップを1回、行います。その後、イベント用に立ち上げたFacebookグループ上で対話を深めていき、オンラインで集まってクロージングします。
 
オンラインの対話やハイブリッドの対話は録画し、当日参加できない方が視聴可能なようにします。
すべての日程に出られない「中途半端な関わりの参加者」の参加を歓迎します。

参加度の違いによって分断を起すのではなく、様々な違いを許容することで多様な視点を持ち込み、お互いにゆらぎながら集合知を生み出していきましょう。

12/7(木) 21:30-23:00 オープニング(オンライン)

ワークショップの意図や進め方を説明します。また、お互いの想いを聴き合います。
※参加できない方のために録画を共有します。

12/11(月) 20:30-22:00 対話①(オンライン)

準備された動画を視聴し、それぞれが感じたこと、沸き上がってきた想いを共有して対話を行います。(欠席者には録画動画を共有します)
※対話①または対話②のどちらかに参加して下さい。(両方参加してもOKです)

12/13(水) AM8:00-9:30 対話②(オンライン)

準備された動画を視聴し、それぞれが感じたこと、沸き上がってきた想いを共有して対話を行います。(欠席者には録画動画を共有します)
※対話①または対話②のどちらかに参加して下さい。(両方参加してもOKです)

12/16(土) 13:00-17:00 ワークショップ(ハイブリッド)

京都HUBとオンラインとを繋いだハイブリッドワークショップを行います。事前対話で浮かび上がってきたことを、時間をかけてさらに深めていき、結晶化させていきます。

Facebookグループでの対話

オンラインやリアルの対話で出てきたことを共有し、Facebookグループでさらに深めていきます。Zoomのアカウントを解放し、参加者同士で自由に集まって対話できるようにします。それらの対話も録画し、グループに共有していきます。

2/3(土) 20:30-22:00 クロージング(オンライン)

1ヶ月半のプロセスを通して、どのような教育哲学が立ち上がってきたのかを振り返ってまとめます。

12/7(木) 21:30-23:00 オープニング(オンライン)

ワークショップの意図や進め方を説明します。また、お互いの想いを聴き合います。
※参加できない方のために録画を共有します。

動画・ブログ・電子書籍などにまとめる

迷ったときのより所を、自分たちで作る

何のための反転授業か?
何のためのアクティブ・ラーニングか?
なぜ、主体的・対話的な学びを大切にするのか?
 
いろいろな迷いが生まれたら、戻ってこられるより所を一緒に創りましょう。
この1ヶ月半のワークショップの成果を動画、ブログ、電子書籍などの形(どのような形にするかは未定)でまとめます。
 
それは、迷いが生じたときに帰ってこられるより所になるはずです。
私たちのより所になる哲学を、私たちで作っていきましょう。

参加のハードルをゼロにする挑戦

寄付&与贈オークション

すべての違いを学びの源にするワークショップでは、がっちり加わって下さる方にも参加してほしいし、ちょっとだけ加われる人にも参加してほしい。参加度の違いも大切にしたいと思っています。

参加費を定額に決めてしまうと、フルコミットする人以外が参加しにくくなってしまうので、自分で参加費を決められるようなしくみにしたいと思いました。

さらに、このイベントの応援の仕方にも多くの違いを持ち込みたいと考えました。
 
その結果、寄付と関西反転ヨゾオク(与贈オークション)で運営費を賄うという方法を選びました。

このワークショップを2つの方法で応援することができます。

(1)寄付をする 

 こちらからお願いします⇒ 投げ銭箱

(2)関西反転ヨゾオク(与贈オークション)に参加する

 こちらからお願いします⇒ 関西反転ヨゾオク
 

 
目標金額は運営費の50万円

みなさん、運営チームを応援して下さい。そして、一緒に「私たちの教育哲学」を立ち上げましょう。


推薦人

米島 博司

教育や授業の設計・デザインの技術、方法論であるインストラクショナル・システムズ・デザイン(Instructional Systems Design)を専門としています。

反転授業研究グループでは田原さんと一緒にオンラインの設計授業設計ワークショップを何度か開催させていただきました。教える側ではなく、学習者の視点に立った効果的、効率的な学習の内容設計や学習方法、環境などをデザインするもので、成人教育や企業研修から学校教育までを広く対象としています。

学習することによって最終的に何ができるようになるのか、何ができるようになることが期待されているのかをまずもって明確に見極めて、そこに到達するためにはどんなスキル群(知識、技能、態度など)を、どのような順番で、どのような学習方法、環境で学べば最適なのかを分析して設計開発するというものです。

今回のワークショップのテーマ、田原さんが動画で示されている世界の経済格差、超高齢化社会といった人類にとっての危機的課題を背景に、身近なところでは私たちの住むこの日本の閉塞された状況を打破するには政治でもなく革命でもなく、ただ教育によってしか解決できないと信じていいます。可能性のある明るい未来を子供達に残そうではありませんか。皆さんの活発な議論を期待します。


西幸代(全国ぷれジョブ連絡協議会発起人代表)

今年1月、田原真人さんとはじめてZOOMで対話した時、私は、ぷれジョブをつくったともかちゃんのことをお話しました。田原さんは「胸が詰った」と仰いました。最重度のお子さんの「息」に触れて。


問3の動画に出てくる共存在サイクルの図は、この対話から生まれたと言われます。「工房」と「工場」と「変容」が、互いに含み合う、一つながりとしての円相を描いています。


私たちが新たに何かを生み出そうとした時、手づくりの「工房」的な働きが生まれます。次にそれが改善され「工場」的な最適化のプロセスへと移行します。やがてそれが時代に合わなくなった時、成功体験を手放して新しく実験する必要が生じますが、そこには必ず「変容」が求められるのです。


この「変容」という位置で、重度の障害のある人も赤ちゃんも死にゆく人も「いのちの火」を知らせる仕事をするのです。対話を通して、今も私の内に生きているともかちゃんの存在が、田原さんの存在に灯されたのでした。


障害者の就労支援が増えるほど最重度の人たちは置き去りにされる、という分断の構図の極みに、相模原の痛ましい事件が起きてしまいました。


私は、分断されてしまったこの社会を、もう1度つなぎ直すには、多分大きなことではなくて、小さなことこそ大切なのだと思っています。


だれしも自分が「暮らしやすい社会・幸せだなって思える社会


をつくりたいと思い、子どもたちにそれを贈りたいと思っている。ふつうのたくさんの人々の力をどうやったら組み合わせできるか。一生涯かけて考えるコト、この講座でみなさんと考えてみたいです。


すべては機縁、「何かのきっかけ」からです。

この講座もきっかけです。参加できる時だけ、部分の参加でかまいません。




小林昭文(産業能率大学教授)

今回のワークショップに推薦文を通して、授業改善の「第2の波の出現」についてお知らせし、更に「違いを学びの場にする」ことが喫緊の課題であることを述べることにします。

まずは「第2の波の出現」の予感です。最近、私は学校を超えて集まる研修会に「初心者」が急激に増えたと実感しています。すでに、2~3年間授業改善・教育改革に関わっている人たちから見ると、一見後退したように見えるかもしれません。しかし私は、これは大きな前進の予兆ととらえています。

私はこの2~3年間、様々なイベントに参加し、マスコミ等に登場した授業者は全教員の「1%未満」と推定しています(日本における「教員」はおよそ100万人。反転授業コミュニティー参加者4,500人などが推定の根拠です)。これに対して、ようやく教員の20%に当たる人たちが動き始めるときが来たと理解しています。それは学習指導要領の確定(小中学校はすでに確定。高校も今年中に確定の予定)と、各教育委員会の積極的なリードと研修会等の増加によるものです。尚、20%は「組織構成は2,6,2」からの類推です。

この「第2の波」は「遅れてきた人たち」ではなく、大きな動きを形成する人たちです。地震波に例えれば、最初の「1%未満」の人たちは初期微動です。「第2の波」は主要動です。縦揺れをしていた「初期微動」が、うまく横揺れの「主要動」につながるかが、大きなカギになります。

1960年代から全国に吹き荒れた学生運動・革命運動は赤軍派の浅間山荘事件で終焉しました。これは「初期微動」が分裂抗争を繰り返し、「跳ね上がり」「大衆に見放された」結果です。似たような事例は歴史上に散見されます。最近の国内の教育界でも「カウンセリング」「キャリア教育」「道徳教育」にその傾向が見られます。この轍を繰り返さないでほしいと切望します。

そのために必要なことが、まさに「違いを学びの場にする」ことです。具体的には2つの側面があります。1つは「初期微動」の人たちが相互に深い理解をして力を高めることです。「仲間意識」が「対立を恐れ」、「異見を封殺する」、ことにならないよう気を付けることです。もう1つは、あとに続く人たちから「浮き上がらない」、「疎まれない」ことです。

この両面で必要なのが「対話」です。「対等な人間関係」「安全安心の場」を基盤として、「違い(対立物)」を統一して止揚することです。対話の簡単な定義は「一人ではできないアイデアや結論にたどり着くプロセス」です。今回のワークショップが、まさにそういう場になることを期待しています。それを実現できる場であることを信じて、推薦します。



嘉村 賢州
NPO法人場とつながりラボhome's vi 
代表理事

今回のテーマは本当に人類にとって根源的なテーマだ。

私は10年間ファシリテーションを通じて「違うからこそ楽しい社会を。人と人のつながりを対立・しがらみから化学反応にかえる」ということをテーマに活動をしてきた。
人間にとって違いに出会うというのは脅威である。違いに出会ったとたん不安と孤独に襲われる。一人になる不安だ。

しかし同時に私たちはかけがえのない個性を持った一人として評価されたいという矛盾も持っている。この矛盾に真っ向から向き合うことが人類が次のステージに向かう直球のテーマだとつくづく感じる。

そもそも一人ひとり違う存在の人が集まり、コミュニティを作る。そもそも一人ひとり違う存在が地球にはそもそも存在する。

その意味は?その関わりの本当の可能性とは。今までの時代はサバイバルの時代だった。
人類は生き延びるためにいかに未知の存在をなくし、外部の物事をコントロールすることにエネルギーを注いできた。サバイバルのスイッチをめいいっぱい切ってきた。

そのたゆまぬ努力が人類をここまではぐくんできた。しかし同時にその力が分断を生み、
人の潜在性を解き放つのにブレーキをかけている。そろそろ根底からパラダイムを変えるときが来ているとつくづく感じる。SNSやビデオ会議のシステムの発達でツールもそろってきた。まさに最前線のチャレンジをしようとしているこのコミュニティ。

本当に注目しています。できる限り私もどこかで顔を出したいと思います。


深尾 葉子(大阪大学准教授)

デカルトに始まった機械論的、還元主義的世界観は、それまで神に支配されていた人類を解放し、科学技術文明を開花させ、今日の繁栄を築くことを可能にした。

しかし、その文明が今日、地球上の生命の連鎖とつながりをバラバラにし、神々を封殺し、命を切り刻む破壊的作用を極大化させつつある。そんなグローバルな危機は、人々の内面や、人と人とのつながり、他の生物との関わりにも深い影を落とし、やがて自らをも破滅に至らしめる。我々が囚われているのは機械文明、科学技術文明の新たな呪縛である。

今、私たちは日々の生活のなかから、生きる世界をとりもどし、動的で柔軟な社会を紡ぎ出してゆく必要性に迫られている。教育も、会社も、国際関係も、経済活動も、地域社会も、そうした柔軟なフィードバックの働く社会へとドラスティックな展開が求められている。機械論的世界から、生命論的世界へ。国境や空間的隔たりを超えて、自由につながる社会をどうすれば実現できるのか。

そんな思いを抱いて、Zoom対話を通じ、活動の幅を広げる田原真人氏。3・11以降マレーシアに避難し、その後の思索と対話の中で獲得した世界観と新たな処方箋を引っさげて、再び来日。パラダイム転換を日々の実践のなかでいかに実現するのか、2017年12月東京と京都で繰り広げられる熱い対話の渦。ともにうねりをつくりだす場を実現したい。


江藤 由布

高校英語教諭 一般社団法人オーガニックラーニング共同代表 (https://www.organic-learning.net/
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完璧な学級経営に20年目にして出会った今日は熱っぽい。ろくにものも考えられない。
そんな朝、突然降りてきたことがある。さっき生徒に話したところ。学級経営の考え方が一気に変わってしまった。

今までは、20年間の教員生活の中で、

「狼の群れ」の時代:年齢も近く、姉さん姉さんと悪がきが一緒に歩いてくれた
「服従と強制」の時代:19世紀、産業革命の頃のようにわたし対下々だった
「説得と納得」の時代:それぞれにポジションがあり、成績上位者が下位者を教え導く、一見理想的な教室の時代
「Win-Win」の時代:7つの習慣をベースに力を合わせ助けあいながら進んだ
「???」今の時代:支配やコントロールを極力なくし、マインドセットをじっくりと育成することで自律的学習者が育った。

今まではこの経営手法だからこんな生徒がそだったと勘違いしていた。でも、そうじゃない。今のわたしを教え、導くためにその学級の生徒はご縁で集まっているのだ。

子は親を選んで生まれてくるというけれど、全くそれと同じだということに気づいてしまった。そうか!だから、完璧な女王の教室をやり管理指導していた時代は学級崩壊の夢をみていたのか!使命を持ち、わたしを教え導くことができる存在をないがしろにしたり、型にはめすぎていたから、様々な反応が出ていたのだ。

ここ数年あまり体調をくずすこともなく、やりたいことをやりたいようにできるようになってきたのはひとえにおゆだねできているからだった。自然の流れに身を任せる。ことごとく管理指導の中でそれをするのは難しいかもしれない。

まずは耳を貸すこと。信じること。もやっとしたら自分のニーズにじっくりと耳を澄ませること。

本当に大事な学びはどんな形態なのか、学校や塾やメディアに踊らされることなく真摯に問うていくこと。行動すること。行動すること!間違いなく、行動していなかったら見えなかった。20年目の今、なぜこんなことに今まで気づかなかったのかと熱にうなされながら職員室でにんまりとする。

さて、このタイミングで2017年を締めくくるにふさわしいイベントがある。完璧な学級経営に一歩近づく自分になる。言い方を変えれば本来の自分に戻るということにもなるかもしれない。参加することでおゆだね経営の感覚が降りてくるはず。年に一度だけの田原真人さん(自己組織化プロデューサー)による対話の場だ。もう一度教育とはなんなのか、めざすところはなんなのか、語り、共有し、あらたな世界を創っていく。

お申し込み

日時 12/7(木) 21:30-23:00 オープニング(オンライン)
   12/11(月) 20:30-22:00 対話①(オンライン)
   12/13(水) AM8:00-9:30 対話②(オンライン)
   12/16(土) 13:00-17:00 ワークショップ(ハイブリッド)
   2/3(土) 20:30-22:00 クロージング(オンライン)

場所 12/16ワークショップ
         Impact Hub Kyoto  
   http://kyoto.impacthub.net/
         京都市上京区油小路中立売西入ル甲斐守町97番地西陣産業創造會舘(旧西陣電話局)

   オンライン
   Web会議室Zoom
   ※URLは、お申し込みいただいた方にメールでお送りします。

参加費 寄付で応援 ⇒ 投げ銭箱
    与贈オークションで応援 ⇒ 関西反転ヨゾオク

運営チーム

Chie Guenther

ドイツ語教師、Zoomエバンジェリスト。

反転授業の研究主催オンライン講座の運営、講座におけるZoomのテクニカルサポートを多数経験。

2017年「未来の先生展」では、元祖反転授業のジョナサン・バーグマン氏をZoomに招いてのハイブリッドセッションで共同ファシリテーターをつとめた。
場づくりにおける個人の在り方の影響を、自分自身を実験台にして探求中。

筒井 洋一

前京都精華大学教員、京都工芸繊維大学非常勤講師。Zoomエバンジェリスト。

 大学教員は、大学内よりも外において新しい挑戦をすべきと考えて、リアルやオンラインでの挑戦を続けている。大学の授業を一般に公開して、5年間でのべ1000名の見学者を集めている。Zoomに関しては、ハイブリッドオンラインよりも簡単で汎用性があるリアルオンラインの導入をおこなっている。

 著書:筒井洋一他編著『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業―新たな協働空間は学生をどう変えるのか』(東信堂、2015年)


中西 寿道

一般社団法人一休みの学校 代表理事

オルタナティブスペース「庭と冒険」KYOTOディレクター・モノづくり編集家。

プロトタイプに関わりモノづくりを編集するのが生業。機械論ど真ん中の機械製作会社に勤務しながら、多拠点居住と複業でつくる生き方と仕事を教育という切り口で見立てることができないか?実践研究中。


相宮幸二

与贈工房所属。Web・アプリ担当
アイミヤコウヂ事務所 代表
コンサルティング及び製品開発、マネージメントを行っている。

田原真人2017冬日本ツアー情報

第1弾 すべての違いを学びの源にするワークショップ(12/16)(京都×オンライン)
第2弾 自己組織化セミナー(東京×オンライン)(12/17)
第3弾 被災地のフリースクールとともに反転授業を学ぶ(福島×オンライン) (12/18)
第4弾 Frontier Online Community キックオフイベント(福島×オンライン)(12/18)
第5弾 Zoom働き方革命(東京×オンライン)(12/19)
第6弾 学びのシェア会(仮)(12/19)