ふくしまの子ども支援協議会:主催
与贈工房:協力
事務局 寺子屋方丈舎 TEL. 0242-93-7950
被災地のフリースクールとともに
反転授業をまなぶ

2017年12月18日(月)10:00〜14:00
福島コトひらく(福島県郡山市)

定員30名、参加費3,000円
(ZOOMでのオンライン参加者は投げ銭をお願いします)
フリースクールのスタッフ、教育関係者

なぜ、今この企画をふくしまから

どうしてこの企画がうまれたのか?
 いま、なぜこの企画なのか?東日本大震災、それにともなう、原発事故の避難から7年目を迎えて、私たちフリースクールのスタッフは、大きな挑戦の後の疲れと分断を感じています。
福島の県外避難者は確かに減ってきました。いくつかの自治体では、帰還も可能になっています。しかし、子どもたちの8割はもとの自治体には戻ってこない。
 今回の事故で、多くの子ども支援の民間団体がつながりながら、福島の子どもの学びを支えてきたという自負はあります。しかし、私たちが支えたのは、当事者なのか?行政ができない社会的なサービスなのか?マイナスの状態を0に戻しただけなのかもしれません。いま福島から見えている結果は、時間がたつにつれて、本来「公」が引き受けるべき課題が、どんどん被災した家庭や個人の問題になっているという現実です。建物や道路は良くなっていますが、お互いのつながりや学び合いはどこかに置き去りにされたままです。


フリースクールが抱えている課題
 各フリースクール、団体のスタッフやリーダーも、走りながら考えてきました。いてもたってもいられずに、不登校の子どもの枠を超えて、自分たちが必要な事をやるというよりも、求めに応じた活動を行ってきました。スタッフ・ボランティアの疲れや依存、批判などが解決されぬままに、放置されています。自分たちが、積み重ねたことの必要性を感じながらも自信を持てないでいます。
 今回のファシリテーターの田原真人さんは、意見が違うことを大事にし、ゆらぎを認め、多様な変化を重ねてゆくことから、互いに気づきあう大事さを、私たちに体験させてくれます。自分心の中にあるやり切れなさの犯人を探すよりも、むしろ、スタッフがつながりあいながら、学び合う共同体をつくり、子どもたちのコミュニティーを豊かにすることを気づかせてくれます。一人のリーダーの頑張りよりも、怒りや不安を抱えながらも、そこにある想いを大事に、事業を重ねてゆくことが大切なのです。


私自身の変化が原動力
 私は、今年の6月に与贈工房主催の自己組織化コミュニティーのつくりかた講座に参加しました。自分の孤独と孤立の周辺にある不安と怒りというものを実感し、まったくリアルであったことのない参加者が言った、「怒っているんだね」という返事に、私の言葉を受け取ってもらってはじめて感じた感謝が忘れられません。この体験によって、違いは特別の出来事ではなく、どの組織においても、一見対立している人もわかり合え、自分の魂の底にあるよどみをさらしあえるのだという確信を持ちました。そこから、目的を共有し誰かの判断ではなく、自分の考えで誰もが行動できるようになると。
 福島、被災地東北は、まだまだ子どもの育ち、学びにおいても課題にあふれています。全国で不登校13万人、10代の自殺300人という数字を発表して、嘆いて、評論をするだけでは子どもたちは救われません。フリースクールの中だけでは解決できない、いじめの問題や虐待、貧困もあります。多様な主体が立場を超えて、学校や教育委員会、塾の皆さんとつながり合うことでしか変えられない課題に、このコミュニティーが福島から、東北から挑戦したいと考えています。
 今回の研修をつうじて、組織や学び方への新しいアプローチが、そして何より参加者に考え方の変容が相互に生まれる事を期待してこの企画をつくりました。誰もが、変化の途上にある事を確認する場でもあります。ぜひ、フリースクールの私たちとつながりながら、日本の教育を本気で変える炎を燃やしたいと思っています。
(江川和弥)
 ふくしまの子ども支援協議会は、東日本大震災以降、福島の子ども支援人材(フリースクール、若者支援、チャイルドライン等)の育成を行ってきた団体です。
毎年、新人を含め人材育成の研修を行っています。
全国で4,300人の子どもがフリースクールで学んでいます
2016年12月「義務教育の段階における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する法律」が公布されました。
 この法律は、全国で13万人いる不登校の児童生徒が、教育の機会を持てないまま、大人になるという現実に対して、民間フリースクールが超党派の議員有志とともに、フリースクールでの学びも学校での学びと同じように扱うという法律をつくろうとしました。
 成立過程で、いくつかの案が出て、不登校の児童生徒が、学校とフリースクールが連携しながらその学びを支えてゆくというしくみができました。
 2015年の文部科学省調査によれば、全国のフリースクールで学ぶ児童生徒は4,300人あまり。この法案の成立は、学校に行かない自分を責め続けた子どもたちにとって、学校外で学ぶことも一つの選択であるという道筋をつけました。

震災後、東北のフリースクールの活動は広がっています

東日本大震災以降、東北のフリースクールは、本来の子ども中心の教育を被災児童生徒の学習支援等にむけて行いました。これまで、不登校の子どもの子ども中心学びの場であった活動の幅を、被災児童生徒にも広げたのです。
 ビーンズふくしま(福島市)は、県外避難者の母子支援のセンターを運営し、放課後の学習支援を行いました。寺子屋方丈舎(会津若松市)は、大熊町教育委員会と協働で、不登校の子どもの学校内での学びの場づくりだけではなく、放課後居場所事業や夜間学習支援を行いました。
 震災を契機に、仙台市にはアスイクが、石巻市にはTEDICが学生ボランティア活動を中心に生まれました。気仙沼では、不登校の親が中心となってフリースペースつなぎができました。子どもたちの学びを一緒に考え、つくる仲間の活動は、子どもたちが、学校に行く行かないを超えてひろがってきたのです。

震災後、東北のフリースクールの活動は広がっています

東日本大震災以降、東北のフリースクールは、本来の子ども中心の教育を被災児童生徒の学習支援等にむけて行いました。これまで、不登校の子どもの子ども中心学びの場であった活動の幅を、被災児童生徒にも広げたのです。
 ビーンズふくしま(福島市)は、県外避難者の母子支援のセンターを運営し、放課後の学習支援を行いました。寺子屋方丈舎(会津若松市)は、大熊町教育委員会と協働で、不登校の子どもの学校内での学びの場づくりだけではなく、放課後居場所事業や夜間学習支援を行いました。
 震災を契機に、仙台市にはアスイクが、石巻市にはTEDICが学生ボランティア活動を中心に生まれました。気仙沼では、不登校の親が中心となってフリースペースつなぎができました。子どもたちの学びを一緒に考え、つくる仲間の活動は、子どもたちが、学校に行く行かないを超えてひろがってきたのです。

ファシリテーター
こんにちは。田原真人です。
 
私は、茨城県の日立市で生まれ育ち、社会人になってからは、水戸、いわき、仙台で予備校講師として仕事をしてきました。
 
人生の大きな転機になったのは、2011年に起こった東日本大震災と原発事故でした。これは、まさに、私が生きてきた場所で起こった出来事でした。
  
避難地区による違い、避難したか残ったかの違い、行政からの支援があるかどうかの違い、放射線に対する考え方の違い・・・など、様々な違いによって、人の繋がりが分断されていく状況に対して、なすすべもなく立ちすくむだけでした。
 
次々と決断を迫られる状況が生まれ、あれかこれかを選択するたびに、違う選択をした人との間に溝ができて孤立していくという感覚がありました。

違いによって分断が生じる痛みと、どこにぶつけたらよいか分からない怒りが同時に沸いてきて、人生が迷走し始めました。

問題を掘り下げていく中で、教育システムがもたらしている影響について考えるようになりました。

規格化された考え方を持つ労働者を大量生産する教育システムでは、基本的に「正解」は1つであり、「違い」=「間違い」と扱われているため、それを無意識レベルまで浸透させてしまっている私たちは、違いがあると、どちらが正しいかを巡って戦ってしまうのではないかと思いました。
 
無意識に受け入れてしまっている前提を見直し、むしろ、「違い」によって、人と人とが繋がることはできないのか?と考えるようになり、違いを学び合いのエネルギーに変える対話型の学びに希望を見いだすようになりました。

2012年に反転授業に出会い、「反転授業の研究」というオンラインコミュニティを立ち上げました。そのときにビジョンとして掲げたのは、「オンラインに多様性のある森を作ろう」ということでした。その後、5年間で4500人からなるコミュニティが育ちました。
 
私たちは、このコミュニティにおいて「オンラインの対話により、集合知から学ぶ」ということを体験しました。これは、まさに、違いによって分断が起こるのではなく、違いを学びの源にすることで、違いによって人が繋がっていくという体験でした。

私は、集合知によって人が繋がっていくというプロセスを、さらに深めたいと思い、「自己組織化コミュニティ」というものを立ち上げました。そこでは、集合知の先にある共同創造の世界が出現しています。
 
分断の痛みに蓋をするのではなく、その痛みを感じつつ、その奥にある大切なものにたどり着ければ、これからの未来を創造するための哲学が立ち上がっていくはずだと信じて、今回のワークショップを開催します。

(プロフィール)
早稲田大学物理学及び応用物理学専攻博士課程中退。元河合塾講師。「反転授業の研究」代表。Zoom革命代表。国際ファシリテーターズ協会日本支部理事。『微積で楽しく高校物理が分かる本』、『Zoomオンライン革命』など著書10冊。
 

フリースクールリーダー×田原真人 インタビュー第一弾!
ビーンズふくしま理事長 若月ちよ さんと田原真人さんの対談です



フリースクールリーダー×田原真人 インタビュー第二弾!
四つ葉学舎代表 鈴木 綾さん

ふくしまの様々な課題を引き受けて調整してゆく第一人者のお話!!

テクニカルアシスト

福島 毅

Link and Cerate代表、 柏市立教育研究所ICT活用推進アドバイザー Zoomエバンジェリスト・コンサルタント・テクニカルアドバイザー

この学びで自分たちはつながってゆく!

  • 目的は
    ・東北のフリースクール関係者の人材育成・スタッフ同士の対話での学び合いの場

     「違いから学ぶ」ピアラーニングの実践

    ・広い文脈に照らして、フリースクールを行っている意味を各自が腹でつかむ。

    ・子どもたちの自己組織化的な学びを促すために、スタッフの自己組織化コミュニティを立ち
     上げる

    効果は

    ・反転授業のやり方がわかり、実践に使えるようになる

    ・なぜ反転するのかの意味を理解し、応用できるようになる。

    ・スクールが提供している価値がどこにあるのかを明確に自覚できるようになる。

    ・リーダーとスタッフの間の距離が縮んでいく(管理を手放した時に何が起きてゆくのか)

    ・教室のパラダイムと、組織のパラダイムとがシンクロするようになる。

  • 目的は
    ・東北のフリースクール関係者の人材育成・スタッフ同士の対話での学び合いの場

     「違いから学ぶ」ピアラーニングの実践

    ・広い文脈に照らして、フリースクールを行っている意味を各自が腹でつかむ。

    ・子どもたちの自己組織化的な学びを促すために、スタッフの自己組織化コミュニティを立ち
     上げる

    効果は

    ・反転授業のやり方がわかり、実践に使えるようになる

    ・なぜ反転するのかの意味を理解し、応用できるようになる。

    ・スクールが提供している価値がどこにあるのかを明確に自覚できるようになる。

    ・リーダーとスタッフの間の距離が縮んでいく(管理を手放した時に何が起きてゆくのか)

    ・教室のパラダイムと、組織のパラダイムとがシンクロするようになる。

次のステップで学びます

今回の研修

今回の研修に参加して、反転学習とは何か?今の課題を共有しながら、フリースクールのスタッフ同士がともに学び合い、自己組織化してゆくためにお互いのつながりをつくってゆきながら講座を実施。

オンライン講座

2018年1月〜2月の2ヶ月間でのオンライン講座を実施し、参加者同士の対話を積み重ねてゆく。
 この対話をつうじて、自らがゆらぎ、さらに思考の枠組みの変化を創りだしてゆく。

集合研修

1泊2日の宿泊研修を行う。この間の研修を、お互いに共有し、つながり合いながら学ぶコミュニティーとして、お互いの「集合知」を再確認する

よくあるご質問

3月までの研修、全てに参加しなければいけないですか?
私たちは、全ての研修に参加する必要はないと思っています。しかし、できればオンラインの研修全てではなくとも部分的に参加してもらう事で、自分自身の考え方の変容が感じられると思います
不登校の子どもを対象としたフリースクールは、学校を否定しているのですか?
私たちは、学校に通う子どもがいる事も、学校が楽しいと言う子がいる事も知っています。ただ、学校に行けない子どももいます。フリースクールは、その子の選択肢の一つの学びの場でありたいと思っています。私たちの活動が、もっともっと知られるようになる事が今回の企画を通じても実現したいと思っています。
オンラインでの参加の時には顔や、名前を言う必要がありますか?
諸事情があって、顔や名前を出せない人もいると思います。匿名の参加、画像を表示しない参加も可能です。たたし、申し込みフォームには、氏名、メールアドレスを記入ください。

不登校の子どもを対象としたフリースクールは、学校を否定しているのですか?
私たちは、学校に通う子どもがいる事も、学校が楽しいと言う子がいる事も知っています。ただ、学校に行けない子どももいます。フリースクールは、その子の選択肢の一つの学びの場でありたいと思っています。私たちの活動が、もっともっと知られるようになる事が今回の企画を通じても実現したいと思っています。
研修に参加する
研修に参加される方は、ここから申し込みください。オンライン参加の方も同じです。ここから申し込んでいただくとZOOMのアドレスを送らせていただきます

主催:ふくしまの子ども支援協議会
(寺子屋方丈舎0242-93-7950)