こんにちは、ペライチ大学編集部です。
ビジネスSNS「Wantedly」にて、ペライチを実際にご利用いただいているユーザーさんのインタビュー掲載がはじまりました。題して「User's Voice」。
ペライチ利用の背景、利用後の変化や成果、ペライチの印象などを伺い、ユーザーさんから見たペライチのリアルを届ける本連載をペライチ大学でも掲載することとなりました!
▼Wantedlyの連載はこちら
https://www.wantedly.com/stories/s/peraichi_usersvoice
第七回の今回は、愛知県を中心に個人向けの防災支援活動をしている、防災士の佐藤さんにお話を伺いました。
防災士/magocoro base代表 佐藤 里香さん
和歌山県出身、愛知県在住。学生時代に東日本大震災の被災地支援や防災教育チームの立ち上げを行う。その後、大学ボランティアセンターのスタッフとして学生のボランティア・地域貢献活動の支援に従事し、2021年より防災士として防災事業を本格的に始める。防災に対するイメージを変えたいと、おしゃれな防災グッズの販売や、個人向けの防災サービスを行っている。
magocoro base:https://magocorobase.com/
防災は大事な人を守りたいという優しい気持ち。防災のイメージを覆し身近なものにしていきたい。
- まずは佐藤さんのビジネスや活動内容を教えてください
おしゃれな防災グッズの販売や個人向け防災サービス、企業・自治体との連携事業などをメインに活動しています。防災に対する「堅苦しい」「面倒くさい」というイメージを「カジュアルで身近なもの」に変えたいと思っています。
防災グッズは日常使いしにくいデザインや災害時にしか使わないことが多く、それがなかなか防災を進められない理由のひとつと気付き、「おしゃれ」と「日常使い」に着目することにしました。
「普段も使えて、いざという時に防災グッズ“にもなる”」ものを厳選し「防災ニモナルグッズ」と呼んで販売しています。セレクトショップスタイルでマルシェなどのイベントに出店して代理販売したり、コラボ商品を作ったりしています。
個人向け防災サービスは、マンツーマンでの個別セッションや防災講座、防災グッズの購入代行などです。その人に必要な防災(例えば何がどれくらい必要かということ)は、住んでいる地域や同居人数、乳児や高齢者がいるかなどによって変わってきます。また防災対策に対するハードルも人によって違います。なので、それぞれの状況や想いに寄り添った支援を大切にしています。
- ビジネスをはじめたきっかけは?
「防災」自体を自分の活動に取り入れたきっかけは東日本大震災です。自分の故郷もいつか被災してしまうのではないか、大切な人がいなくなってしまうのではないかと、強い不安やショックを感じました。それを機に防災意識が高まり、地元の和歌山県で防災教育のチームを立ち上げました。
防災をビジネスとして始めたきっかけは、自分の気質や性分からです。私は極度の心配性であり、HSPという気質も持っています。どこかで災害が起こると恐怖や不安を強く感じ、被災地に心を寄せ過ぎて人一倍つらくなってしまいます。生きづらさを感じることもあり、「自分は弱い」と思い込んでいました。しかしある時夫が「防災を仕事にしたら弱みを強みに転換できるんじゃない?」と言ってくれたんです。その言葉に救われ、こんな私だからこそできることがあると思えるようになり、防災を仕事にすることを決めました。
- ビジネスで大事にしていることはありますか?
三つあります。
一つ目は、身近な存在でいることです。「防災って何から始めたらいいのかわからない」と後回しにしている人や、「防災の講座・イベントへの参加はハードルが高い」と感じる人も多くいます。いつでも気軽に話せる、防災講座に参加しなくても好きな場所・好きな時間に相談できる。そんな身近な存在になれたら防災に対するハードルも下がるのではと思い「会いに行ける防災士、会いに来てくれる防災士」を目指して活動しています。
二つ目は「押し付けない防災」です。不安を煽って無理やり備えさせるのではなく、これならやりたいと自発的に備える人を増やしたい。防災は自分と大切な人を想うことが原点の、優しい気持ちです。「一緒にやろう!」というスタンスで、防災のきっかけ作りや、防災対策の伴走をしています。
三つ目は日常と災害の垣根を越えることです。これは「フェーズフリー」と呼ばれており、近年注目されている防災の考え方です。私自身は、いつも使っているものが災害時にも使えたらいいよねという一石二鳥なモノやコト、考え方のことを「防災ニモナル」と称していますが、フェーズフリーと同じ意味合いを持ちます。「防災ニモナル」、「フェーズフリー」は私の活動の軸となっています。
ペライチなら自分で編集ができて利用料金も高くない。ペライチサポーターの伴走もあって安心だった
-ペライチを知ったきっかけは?
3、4年前に夫がペライチを使い始めたことがきっかけです。私自身は2022年から、まずは無料のプランを始めました。今のように本格的に活用し始めたのは2023年から。ペライチサポーター(※)の石黒さんに相談したことがきっかけです。ホームページ(以下、HP)を作り変えたいと思っていた時に、コワーキングスペースで知り合いました。
(※) ペライチサポーターとは
ペライチサポーターは『ITの利活用ができずに困っている方々から信頼され、その方々の住む地域と人々を成長と幸せに導く』というミッションを共に実現していく「同志」だと考えております。ペライチ社との雇用関係はなく、自分に合った形で身近な誰かに寄り添いながら、ペライチをはじめとしたITを利活用したサポートを行っていただいています。
詳細:https://peraichi.com/landing_pages/view/evangelist47/
ちょうどその頃、ある制作会社からHPを作らせてもらえないかと営業を受けたんです。提案内容はよかったのですが予算と合わなくて。なにより、自分で編集ができない点がネックでお断りしました。
そんな時に石黒さんに出会ったので、すぐに相談してページのデザイン制作と伴走をお願いしました。私自身、ITに強いわけではないので困ったら相談できることがとても心強かったです。ペライチなら自分でも操作できるし、利用料金や石黒さんのサポート代も予算内。タイミングも金額もサポート内容も、私にピッタリでした。
-ペライチをどのように活用していますか?
HPや販売サイトとして使っています。それまでInstagramでほぼ全ての発信を行っていたのですが、発信したい内容が多すぎて、情報が散らばってしまっていました。
HPがあれば様々な情報もまとめられるし、詳細もしっかり伝えられる。しかもSNSをやっていない人にも届けられますよね。特に対企業の場合はHPがあるとスムーズに話が進むので、今や私にとってHPは大事なツールです。
さらに2024年からはペライチの決済機能を使い、防災ニモナルグッズを販売しています。能登地域での地震受け自分にできることをしようと、売上の一部を被災地支援につながる寄付に充てることにしました。「防災にもなるし寄付にもなる」という「ニモナル」企画です。
同じサイト内で私の活動内容や商品の紹介、販売が完結するのもいいですね。丁寧に商品の案内も書けるので、お客様も安心して購入でき、クレジットカードも使えるので利便性も高いと思います。
実際に販売サイトをOPENしたら、すぐに知り合いが購入してくれました。私に直接連絡して購入することもできたのに、販売サイトから購入してくれたんです。その他にも、販売サイトを作ったことで、周りに紹介してくれる人が増えて、販路が広がりました。
- HPを持ってよかったと感じることはありますか?
SNSとHPですみ分けができるようになったことです。防災グッズをおしゃれに見せたり、クイックに情報を届けるほか、私の人となりを伝えるのはSNS。サービス内容や料金などの案内はHPという使い分けです。
また、周りからは「HPがあるからちゃんとしてるんだなと思う」と言われます。HPがあることが、信頼に繋がっています。
SNSとHPをうまく活用することが、事業成長には大事だと実感しています。
-ペライチを利用し続けられているのはなぜでしょう?
簡単に作れて金額も手頃というのはもちろん、サポートしてくれる人が身近にいることも大きいです。ペライチサポーターの石黒さんに伴走してもらえる、わからなくなったらすぐ聞けるというのはやはり安心しますね。
素敵なページを作ってくれる制作会社はたくさんありますが、私の場合はそこが重要ではなかった。自分で作れること、背伸びしない金額でできること、そして困ったら相談できる環境があること、の3つが必要でした。ペライチならそれが叶うので、私にはピッタリでしたね。
-ペライチを始めるか悩んでいる方へアドバイスはありますか?
私のように一人ではなかなか難しい方は、ペライチサポーターの伴走や、ペライチのセミナー・ワークショップの活用をオススメします。
以前、静岡県で開催されたペライチのワークショップに参加したことがあります。みんなで4時間、もくもくとペライチを使ったHPを作る会でした。時間を確保してみんなで取り組むことや、わからないことをその場で質問できる環境は、私にはとてもよかったですね。
忙しい日々の中で「さあページを作るぞ!」と思っても、つい後回しになってしまうじゃないですか。ITに苦手意識があるから、なおさら気合を入れないといけない。防災と一緒で、緊急性が高くないからこそなかなか進まないですよね。なので、伴走してくれる人や環境を活用することが大切。ペライチにはそれがあるので、一人だけでやろうとせずに力を借りることも視野に入れておくと、一歩踏み出しやすいと思います。
-ペライチにかける今後の期待とは?
私はPCでペライチの編集をしていますが、タブレットやスマホで見るとたまに改行や表が思うような表示にならないことがあるので、細かな調整も自分でできるようになるといいですね。
また、私のようにペライチがちょうどいい人って多いと思うんです。なので、これからも使いやすいサービスであってほしい。先ほど話したように、一人ではなかなか進まない人のために、ワークショップやペライチサポーターなど様々なフォローも継続してほしいですね。
- 最後に佐藤さんのビジネスにおいての、今後の展望や野望について教えてください!
災害で命を失うこと、災害で悲しい思い・苦しい思いをする人を限りなく減らしたいという想いで、「伝え方」にとことん向き合い、防災を拡げていきたいです。少し違う角度から防災に取り組んでいるので、連携してくださる企業様や自治体様の力はぜひお借りしたいです。一人でも多くの人に防災を届けるためにより一層頑張っていきたいと思います。
また、この活動を広めてくれる仲間も増やしたいです。例えば私のメソッドをお伝えして、全国各地のマルシェへの出店や個人セッション・講座を一緒にやっていくといったことです。少しずつでも防災を身近に感じる世界を作っていきたいですね。
佐藤さんありがとうございました!
私たちペライチ社は、【テクノロジーをすべての人が使える世界に】というビジョンのもと、ペライチをメインに複数事業を展開しています。今回は私たちのプロダクト「ペライチ」を活用し、デジタル化への第一歩を踏み出された鈴木さんにお話を伺いました。
ペライチでは共に切磋琢磨できる仲間を募集中です。ご興味をお持ちいただけた方はぜひ一度、カジュアルにお話してみませんか?
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