パソコンやスマートフォンからいつでもどこでもインターネットに繋がっている時代の現代では、ホームページはなくてはならない存在となりました。
法人や個人問わずホームページを必要としている人は多いのです。
しかし、ホームページを開設しても目標を達成できず閉鎖してしまうという事もあります。
原因は様々でしょうが、その一つにコンセプトや目的がはっきりしないまま「とりあえず作る」というミスを犯していないでしょうか?
ホームページを作る上でコンセプトや目的の明確化は非常に重要です。
ホームページの制作はコンセプトが重要
ホームページの作成にはコンセプトが重要です。
コンセプトとは「概念」という意味ですが、ホームページを作る際のコンセプトとは「目的を達成するためにどのような切り口・魅せ方をするか」という事です。
コンセプトを最初に固めておくと後からブレる事がなくなり、ターゲットとするユーザーに情報が届きやすくなります。
5W1Hでコンセプトを決める
5W1Hを使えばコンセプトを考えるのに慣れていない人でも比較的簡単に作る事ができおすすめです。
本来の5W1Hとは解釈が少し違うかもしれませんが、ホームページのコンセプトを決めるための5W1Hは以下の様になります。
コンセプトを決める事で「何が言いたいのかわからないホームページ」という最悪の事態を避ける事ができますのでしっかりと考えましょう。
What(何を) | ホームページを作ってどんなことを実現したいか |
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Who(誰が) | どんな人がターゲットユーザーか |
Why(なぜ) | ターゲットなるユーザーはなぜあなたのページを閲覧しに来るのか |
When(いつ) | ユーザーはいつホームページの情報を必要とするか |
Where(どこで) | どこでホームページ閲覧するか「家、会社」「PC、スマホ」など |
How(どうやって) | どんな状況でホームページを見るか |
What(何を)
ホームページを作ってどんなことを実現したいですか?
「商品を売りたい」「お店の存在を知ってもらいたい」「会社の信頼性を高めたい」などホームページを作ることで何をしたいかを考えましょう。
例えば当サイト(ホームページ大学)では「ペライチ」という自社サービスの認知度を上げ、実際に利用してもらう為に運営されています。
Who(誰が)
どんな人がターゲットとなりうるユーザー(ペルソナ)ですか?
「女性、男性」「20代、30代」「主婦、学生」など具体的であればあるほどイメージが湧き制作の際に良いアイデアが浮かびやすくなりますのでしっかりと考えましょう。
ホームページ大学では「ホームページを作りたいと考えている企業経営者・ウェブ担当者、または個人」です。
Why(なぜ)
それではなぜターゲットなるユーザーはなぜあなたのページに来るのでしょうか?
理由を考えてみましょう。
「良い商品が無いか探している」「近くのお店を探している」など理由は様々です。
ホームページ大学の場合は「ホームページを作りたいが、作り方がわからないから調べている」という理由でユーザーが当サイトにアクセスすると考えて設計しています。
When(いつ)
ユーザーはいつホームページの情報を必要としますか?
「もっと他の製品を試してみたい」「デートに使える飲食店を探してる」などです。
具体的なシチュエーションを考える事で訴求できる事がかわりますので考えましょう。
例えばホームページ大学であれば経営者やウェブ担当者がターゲットですので
「会社の業務時間中にホームページの作り方を調べている」と仮説を立て情報を整理していきます。
Where(どこで)
どこでホームページ閲覧するかを考えましょう。
「家、会社」「PC、スマホ」などです。
ホームページ大学の例であれば、
会社のパソコンから閲覧していると考えられるため、当然パソコンからの表示を重視しています。
How(どうやって)
最後にどんな状況でホームページを見ているかを考えましょう。
どんな経路でホームページまでたどり着くことを想定していますか?
「SEO」「リスティング広告」「口コミ」など様々な経路が考えられます。ホームページを成功させるためには作るだけでなく集客経路も意識しておきましょう。
ホームページ大学はSEOを中心とした集客経路を想定しています。
コンセプトを考えることで方向性が決まる
このようにコンセプトを決めることでホームページ全体の方向性を決める事ができます。
逆にコンセプトが決まっていないのに制作に入ってしまうと「結局、なにがいいたいのかよくわからないホームページ」や「何の目的も達成できないホームページ」になってしまいますので注意しましょう。
また、コンセプトが決まったらホームページを作る目的を明確にする事でより良いページを作る事ができます。
ホームページを作る目的を明確にする
コンセプトを考え終わったら、目的を明確にしましょう。
目的を明確にする事で、その目的を達成するためには「どのようなコンテンツが必要なのか」「どういったデザインが良いか」などもう一歩踏み込んだ考えをする事ができます。
また、目的ごとにホームページのレイアウトが変わります。
具体例を紹介していきますので参考にしてください。
目的を達成するためのレイアウト例
ホームページの目的別に、適したレイアウトデザインは異なります。
例えば、ECサイトでたくさんの商品をユーザーに見てもらいたいはずなのに、ナビゲーションの難しいシングルページレイアウトを採用してしまったりすれば、そのホームページからは高い効果は期待できないでしょう。
商品・サービスの認知度を広げたい
商品やサービスの認知を広げたいという場合は、コンテンツに集中してもらいやすいシングルページレイアウトがおすすめです。
複数の商品・サービスを見てもらいたい場合は、サイトの階層構造を注意して作らなければいけません。わかりやすいヘッダーナビゲーションを作り、ユーザーが迷わないようにしたいですね。
直接的に特定の商品の購入を促したい
ある1つの商品・サービスを直接的に購入や資料請求を促したい場合は、ヘッダーを省いたシングルページレイアウトがおすすめです。
いわゆるLP(ランディングページ)と呼ばれるものですね。
LPの良いところはユーザーにその商品の必要性や有用性を、物語を読ませるように訴求できることです。
また、重要な4つのポイントを押さえることができれば、大きく失敗する可能性はかなり少なくなります。
- ファーストビューで商品の有用性が訴求できている
- 次に見出しで簡潔にメリットを提示できている
- 安心・安全なイメージを訴求できている
- 購入者の声やQ%Aなどで細かい疑問を解消できている
LPを作る際にはこの4つのポイントを意識するようにしましょう。ランディングページのデザインの参考が欲しい方は下記のwebサイトを見るのがおすすめです。
複数の商品をネット上で売りたい
いわゆるECサイトの場合は2カラムかタイルレイアウトが良いでしょう。
メイン部分はタイルでサイドバーをカラムにするなど組み合わせをすると良いです。カテゴリや検索などのナビゲーションも重要なので特にUI/UXを意識した設計をしていく必要があります。
ブランドイメージを確立したい
ブランドイメージの向上を目的としたホームページなら、NGのレイアウトは特にありません。
商品や会社のイメージが伝わりやすいので、大きめの画像や動画を複数配置しているサイトが多いです。
情報発信をしたい
いわゆるブログ形式のホームページを作る場合、2カラムが一般的です。
また最近ではコンテンツマーケティングやオウンドメディアといった言葉は、web界隈では一般的に誰もが知っている言葉となりました。
情報発信をするサイトを作成するときに注意することは、軸となるコンセプトを決めることです。
何でも屋のようなメディアではファンを作るのが難しいので、自社の商品に関連するようなものを軸とすると、効果が得られやすいかと思います。
まとめ
コンセプトや目的を考えてからホームページの制作を始める事で「成果の出やすい」ホームページを作っていく事が可能です。
5W1Hで考える事で簡単にコンセプトを作っていく事ができます。
また、コンセプトだけでなく目的を明確化して、レイアウトを工夫する事も大切です。
ホームページを作っても成果がでないと意味がありません。
しっかりとコンセプトを練って目的を明確化して成果の出やすいホームページを作っていきましょう。
コンセプトが決まったらホームページを作ろう
コンセプトや目的の明確化が終わったら早速ホームページを作っていきましょう。
すでに依頼する予定の制作会社があったり、自分で作っていける人は良いでしょう。
しかし、まだどうやってホームページを作っていくか考えていないのであればホームページ作成サービス「ペライチ」の利用を検討してみてください。
テンプレートを選んで写真と文章を入れるだけで簡単にホームページを作っていく事が可能です。
最初は無料でお試しして、気に入ったらプラン契約する事もできます。
ペライチを使って簡単にホームページを作ってみませんか?