新商品のデビューや、短期間での認知度アップなど、リスクを抑えて取り組めるクラウドファンディング。
プロジェクトが大成功に終わり安心したのも束の間、「その後の事業成功・継続的な収益化に向けた取り組みに悩んでいる」という声をよく聞きます。
そのような悩みを抱えている方に、ペライチからご提案したいのが自社ECをスピード開設する出口戦略です!
クラウドファンディングで得た共感が冷めないうちにビジネスを成功させるためには、注文を受け付けるためのECサイトを短期間で構築し、魅力的なストーリーを熱量をもって伝えることが肝となります。
クラウドファンディングだけじゃもったいない!
追加費用はほとんどかけずに構築可能な自社ECの重要性についてお伝えします。
目次
クラウドファンディング成功の秘訣は集客数と購入率
クラウドファンディングは近年で市場が拡大しており、22年には約1,900億円見込まれているのをご存知でしょうか?
(「2022年版 国内クラウドファンディングの市場動向」矢野経済研究所(2022)より引用)
短期集中で資金調達が可能な方法であり、企業規模感を問わず利用されています。
この背景として、クラウドファンディングはファンを獲得するための広報活動の一環となるうえ、仮説検証を行う新製品のテストマーケティングの場としても活用できるメリットがあげられます。
一方で、クラウドファンディングと言っても「実際どうすればいいのかわからない」、「成功するには何が必要なのか?」という声もよく耳にします。
そんなクラウドファンディングの成功をするうえで欠かせないのが集客数と購入率です。
ここでは、クラウドファンディング成功の秘訣について解説していきます。
集客数は何よりも重要
クラウドファンディングに欠かせない要素は集客数です。
「当たり前の話でしょ」と思うかもしれませんが、この集客数が第一関門であり、これがうまく回らないとクラウドファンディング成功への道は遠ざかってしまいます。
そこで、集客数を増やすためにはできることは全部やる!のスタンスが重要となります。
集客数を増やすためにできることは?
集客数を増やすには、いろいろな方法で商品の魅力を伝えてイメージもってもらいましょう。
主な集客の手段として4つの方法があります。
このなかから使える手段を組み合わせ、支援者の輪を増やしていく施策を実施すると集客数アップに繋がるとされています。
①直接の声掛け
火を起こすのは最も熱いところから。新事業のビジョンやサービスに共感してもらえる価値観の近い知人や、既存事業で既にファンとなってくれているお客様を一番はじめに巻き込みましょう。
- 既存事業のお客様
- 自分の知人・友人
②SNS
近年、各SNSではますますアルゴリズムの進化が進み、投稿の内容と関連性が高いユーザーへと情報が届きやすくなりました。プロジェクトに共感するユーザーが投稿を拡散することで、似たような嗜好を持つ新たなユーザーにも思いを伝えることが出来ます。
- 企業アカウントで呼びかけや情報発信をする
- 個人アカウントで呼びかけや情報発信をする
③メール送信
既にメールアドレスなどの連絡手段を持っている場合、見込み顧客に対してメールマガジンなどで定期的に情報を発信する事は、売上を大きく左右する重要な施策となります。プロジェクトの開始前から継続的に思いを伝えることで、ファンを増やしていきましょう。
- 既存の顧客リストに商品の紹介を実施する
④広告
プロジェクトまでの時間が足りなかったり、全くの新規事業で既存のコネクションが活かせなかったりする場合は、有料広告を活用するのも手です。一定のコストは必要になるものの、Web広告やチラシなど、ターゲットに合わせたメディアを選定することで短期間で確実に情報を届けることが出来ます。
- Web広告を回して集客する
- チラシを配って集客する
集客はどのタイミングで行うべき?
続いて、集客はいつやるのがベストだと思いますか?
答えは、「開始前から期間終了後まで、途切れることなく継続に行う」です。
事業成功の第一段階である「資金調達」という観点では、当然ながら「開始前」と「期間中」が大事になってきます。
【プロジェクトの開始前】
ここから勝負は始まっています。
なぜこのプロジェクトを始めるのか、どのような思いで何を実現したいのか。プロジェクト開始前の準備段階から定期的に情報を発信し、応援感を作る(ファンの醸成)ことから始めましょう!
【プロジェクトの期間中】
期間中にも情報発信を続けましょう。
プロジェクトが始まって一息つきたいところですが、ここで足を止めてしまっては非常にもったいないです!
画像や動画などの素材を活用してプロジェクトの思いを語ったり、進捗状況の経過報告をすることで、各チャネルでの接触回数を増やしましょう。ここでの接触頻度が多ければ多いほど集客数に影響します。
【プロジェクトの終了後】
熱が冷めないうちに、自社ECへできるだけ速やかに移行しましょう。
移行準備/移行後にも並行して情報発信を継続することで、クラウドファンディングで得たファンをとりこぼすことなく、継続してファン化させることができます。
集客はどのようにやればいいの?
集客の手段や適切なタイミングが分かったところで、具体的に何をどうすればいいのでしょうか。
基本的なスタンスは、「やれることは全部やりましょう!」です。
イメージがしやすいよう、具体的な事例でご説明いたします。
- 「クラウドファンディングに挑戦すること」を発信
準備段階から定期的に発信し応援感を作ることで、「一緒に育てている」雰囲気を作り出します。 接触頻度を上げることで、ユーザーの応援感も高まります。
- プロジェクトページを起点とし、世界観を統一
強い共感を得るためには、一貫したストーリーとそれを伝えるクリエイティブが重要です。
ビジョンを伝えるストーリーや、それを分かりやすく伝える画像・動画はクラウドファンディングの成功を大きく左右します。ここには妥協せず、最後までこだわりましょう。
- SNSなどの配信コンテンツは賢く量産
クラウドファンディングを成功に導くためには接触回数を増やすことが重要とはいえ、発信するコンテンツを作るための時間は限られています。プロジェクトページの作成時に用意した画像や動画、テキストをうまく活用することで、コンテンツ作成の労力を抑えましょう。
- メールマガジンやLINEなど、継続的にコンタクトが取れるチャネルへ誘導
一部のコンテンツをメールマガジンやLINE限定で配信することで、メールアドレスなどの連絡手段を手に入れましょう。見込み顧客のリストを獲得することで、プロジェクト終了後の自社ECへの移行をよりスムーズに行うことが出来ます。
購入率を上げるためには商品の魅力を伝える
続いてクラウドファンディングに欠かせない要素は購入率です。
たとえうまく集客ができても、購入に至らないと意味がありません。 購入してもらうためにはどのような工夫が必要だと思いますか?
購入率向上のためにはプロジェクトページをいかに魅力的にみせるかが鍵になります。
購入率向上のためにできることは?
購入率向上のためにはプロジェクトページに力を入れて作りましょう。
いかに商品の魅力が伝わる構成やデザインにすることが大切になります。
一方、プロジェクトページは自身の想いやオリジナリティが強すぎてひとり相撲をとってしまいがちです。
思い入れのある商品を熱く語ることは悪いことではありませんが、まずはテンプレート等お手本を真似しながら作ることから始めましょう。
【購入率UPするページにするためにやること】
- テンプレートを参考にしながら唯一無二の付加価値を訴求
- 商品の企画についてはオリジナリティ出してもOK (テンプレート化されてるものはそのまま真似をする)
- 応援「購入」なので、共感される形に整える工夫をする
- 購入金額以上の価値を感じてもらえるキャッチコピー・写真にする
- 客観的に「この価格でこの商品を買いたくなるか」を考えて付加価値をつける
上記をふまえてプロジェクトページを作成することで、購入率UPにつながります。
適切なタイミングでのEC構築で、事業の成功率を上げてコストリスクを最小限に!
集客数と購入率UPに成功し、クラウドファンディングの目標金額を達成!
それだけで満足していませんか?
プロジェクトの成功を一過性のもので終わらせず、さらに売上拡大を見込める手段、それはずばり自社EC構築です!
「そうは言っても、自社EC構築なんて大変だしお金もたくさんかかるんじゃない?」と思った方もいるのではないでしょうか?
実はそうとも限りません。
世の中には短期間&低価格で自社EC構築ができる、さまざまなサービスが展開されています。
もしそのことを知らない場合、こんな問題が発生することも…。
- 毎回クラウドファンディングを利用するため、手数料が負担になる
- EC構築に時間がかかってプロジェクト終了から空白期間ができてしまう
- EC構築にお金をかけなければならずプロジェクト・コンテンツにお金をかけられない
プロジェクトの成功率を上げてコストリスクを最小限にするための自社EC構築。
「どのサービスを使ってEC構築をするか?」によって、事業の行く末は大きく変化します。
「時間もコストも最小限で、本格的な自社ECを構築したい」
そんな方におすすめなのがノーコードでEC構築作成ができるサービスです!
ペライチの場合、低価格で自社ECを作成し、その後の更新・修正作業も自分で簡単に行えます。
短期間&低価格で自社EC構築ができるという事実を知らないなんて、もったいないとは思いませんか?
ぜひ自ら情報収集をしてチャレンジしてみてくださいね。
クラウドファンディング後の自社EC構築で押さえるべき3つのポイント
自社EC構築をすると決めたら、3つのポイントを意識しましょう!
短期間で構築しよう
1つめのポイントは短期間で構築することです。
クラウドファンディングを始める前後から自社EC構築をスタートさせましょう。
短期間で構築することで、クラウドファンディング中に集客の一環として活用できます。
クラウドファンディング中は購入できないとしても、終了後スムーズに自社ECへと誘導できるのが大きな強みです。
費用を抑えよう
2つめのポイントは、費用面についてです。
クラウドファンディングは全部が大成功に終われば良いのですが、そうとも限らないのが難しいところですよね。
せっかくお金をかけて自社ECを構築したとしても、その商品が購入に至らなければ利益はマイナスになってしまいます。
その場合も視野に入れ、自社EC構築に掛ける費用はできる限り抑えた方が良いでしょう。
魅力的なストーリーを伝えよう
3つめのポイントは魅力的なストーリーを伝えることです。
作成側の意図や背景を伝えるには、クラウドファンディングのプロジェクトページだけでは伝えきれない部分も出てくるでしょう。
そんなときこそ、自社ECの出番です!
プロジェクトページにあるコンテンツを流用し、さらに商品の魅力が伝わるようブラッシュアップした内容で作成しましょう。
その観点から、自分たちで更新できるツールの使用がおすすめです。
手軽に更新ができるため、顧客の反応を見ての分析・改善もあわせて行うことができます。
継続的に収益をあげるためにはファン化を狙ったサイトを作ろう
自社EC構築が成功したら、定期的に来訪したくなるコンテンツを蓄積してファン化へ促す導線を考えましょう。
継続的に収益をあげるためにはファン化を狙ったサイト作りも必要です。
ここでは、ファン化のメリットと手段について解説します。
ファン化のメリット
ファン化のメリットは以下の通りです。
- リピーターになってくれる
- 良い評判を拡散してくれる
- 商品を紹介してくれる
クラウドファンディングの支援者は、商品だけでなく人柄やストーリーに魅力を感じて応援してくれているため、ファン化しやすいと言われています。
そんな支援者が商品を自ら発信し、応援してくれたらとても心強いですよね。
ファン化が進めば、支援者も巻き込んでプロジェクトの一員になったような団結力が生まれるでしょう。
それが結果的に、継続的な収益につながります。
ファン化の手段
ファン化の手段は以下の通りです。
- 魅力的なサイト作り
- 継続した接点
ファン化を促すには魅力的なサイトの作成と継続した接点を持たせましょう。
商品の誕生秘話やおすすめの使い方など、必要な情報+αで魅力的なサイトを作成します。
さらに、購入者の目線に立ったマーケティングや施策を行いましょう。
継続した接点を持たせ「常に身近にいる」ことを意識させることが大切です。
そのためにもサイト作成にくわえ、メールマガジンやクーポンなど、さまざまな機能が利用できるノーコード作成ツールを選定するのがおすすめです。
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