転職サイトを探すとき、基準となるのは「求人数」だけではありません。違う地域への転職、専門職、女性でも働きやすい職場探し、20代や第二新卒といったキャリアがない状態での転職など、人によって事情は様々です。今回は情報量が多く手軽に閲覧できる転職サイトから、おすすめのサイトを5つ選びました。
転職をお考えのあなたに
やりたい仕事をやるために、なりたい自分になるために、転職を考える人は少なくありません。人間関係がうまく行かない、上司と反りが合わない、仕事内容が思っていたものと違う、給料が安すぎて今後もアップが見込めない、他にもさまざまな理由で「ここよりも別の会社にしよう」と人は転職を考えます。しかし、ここで問題になるのは「どうしたら転職できるのか」という具体的な方法です。今よりもっとよい仕事をしたい!そのような人に転職先の探し方をご紹介します。
転職先ってどうやって探すの?
「転職をしたい」と思い至ったとき、あなたはまず何をしますか?多くの人は「転職先を探す」ことだと思います。しかし、求人情報誌を読む前に、転職サイトを開く前に、まず「転職先に求める必要最低限の条件」を設定しましょう。たとえば給与は最低でもどれくらい欲しいか、土日は休みがいいかなどです。
「転職先の条件がいまいち思いつかない」という人は、今の職場では不満だった点を書いてみましょう。転職は少なからずリスクもあります。せっかく転職するのであれば、少なくとも転職前に嫌だと思ったことは、転職先で解消できている必要があります。
転職先の条件が決まったら、さっそく転職先探しをします。世の中には転職先の会社を探す方法が多数存在するのをご存知でしょうか。代表的な例をあげると「ハローワーク」「求人情報誌」「転職サイト」「転職エージェント」「紹介してもらう」などです。
どの方法もそれぞれにメリットとデメリットが存在します。今回は数ある転職方法の中から、もっとも手軽で情報量も豊富、かつ全国規模で探せるメリットを持つ「転職サイト」に焦点を当ててみます。
おすすめ!転職サイト5選
地元求人に強いとされるハローワークは、ハローワークまで足を運ばないといけないのがネックです。転職エージェントも、スタッフと顔を合わせないといけないので、それが苦手な人にはハードルが高いものと言えます。求人が載っている雑誌や広告は、情報に限りがあるため希望する条件の企業が掲載されていないことがあります。
転職サイトは24時間365日、通勤時間や休憩中など、場所や時間にとらわれることなく閲覧可能なのがメリットです。また全国各地の求人をチェックできるので、今住んでいる場所から引っ越すなどの事情がある場合も移住先の地域の求人をチェックできます。
一方で転職サイトにはデメリットもあります。とにかく情報量が多く、自分ひとりで求める企業を検索しなければなりません。ただ、希望条件を転職サイトに登録しておくことで、サイトの側からマッチングする会社情報をメールで送ってくれるサービスも存在します。仕事を続けながら転職先をチェックできる手軽さは魅力的です。
また、だいたいの転職サイトで転職診断や適正年収、自分にあった職業は何かをシミュレートする機能があり、転職がまだ具体的ではないが漠然と考えている段階でも利用しやすいのが特徴です。
とはいえ、転職サイトはかなりの数があり、どれを選んでいいのか分からないというもの正直なところです。ここではおすすめの転職サイトを5つピックアップしました。
リクナビNEXT
【職種】総合系
【特徴】転職者の8割以上が利用。求人数が多い。
株式会社リクルートキャリアが運営する転職サイト。転職者の8割以上が利用していると言われており、リクルートエージェントといった、提出書類の添削・面接対策などの転職に対するサービスも豊富です。
リクナビNEXTが提供するスカウトに登録しておくことで、採用企業や提携エージェントからオファーを受けることも可能となっています。求人特集では、大量募集をしている求人を集めたもの、ワークライフバランスを重視した会社を集めたものなどを随時配信しているので、時間がないときにも便利です。
女の転職@type
【職種】営業、サービス、事務、介護医療、IT、クリエイティブ、その他
【特徴】東京・横浜など首都圏を中心、女性専用
約2,000件の求人が掲載。首都圏を中心に全国各地の求人があります。女性が仕事を探す際に重視する事柄(育児と仕事の両立など)を求人ごとに紹介したりと、女性の目線から探せるメリットがあります。
また、「志向に合う求人ランキング」では、ステータスバーを動かすと求人をランキング形式で表示してくれます。たとえば「モノやサービスを売る仕事」の志向バーを「したい」か「したくない」かに近づけ、他の志向バーも動かして自分にあった仕事を表示させます。
Re就活
【職種】総合系
【特徴】20代、第二新卒の転職サイト
20代や第二新卒に強い転職サイトです。若い世代は転職先でいかせるキャリアを持っていないことがほとんどですが、経歴を重視しない求人を集めているのが特徴です。勤務地や職種、年収といった希望条件を登録すると、希望にあった求人案内メールが届く仕組みになっています。会員登録情報からスカウトされる仕組みもあります。サイトには第二新卒で職務経歴書に書くことがない、若いのでキャリアがないといった悩みに答えるアドバイス記事も多数用意されています。若いうちに転職を考える人におすすめのサイトです。
マイナビ看護師
【職種】看護師
【特徴】看護師に特化した転職サイト
日本最大級とうたわれている看護師転職サイト。全国から看護師・ナースの仕事を検索できます。看護師とひとくちに言っても病院勤務、介護施設勤務、訪問介護、治験業界などさまざまです。こういった情報も含め、転職のために役立つ情報を配信しています。転職後、新しい職場で困ったことや悩みがあった場合に対応できるよう、入職後のフォローとして「マイナビ看護師お客様相談室」を設置しています。キャリアアドバイザー、非公開求人紹介制度もあるので1人で次を探すのが難しい人でも安心して利用できます。
建設転職ナビ
【職種】建設(土木・建築)、設計、設備管理、コンサルタント
【特徴】建設、建設関係に特化した転職サイト
ヒューマンタッチ株式会社が運営する建設技術者のための求人転職サイト。職種、年収、資格、地域から自分の希望する求人を探すことができます。「建設技術者専門コンテンツ」では、最新の雇用関連データなどを月1ペースで発信。その他転職に役立つコンテンツも充実しています。業界出身のコンサルタントが転職希望社にマッチした求人を紹介してくれるサービスもあり、自分の専門領域にあったコンサルタントを選ぶことができます。
自分にあった転職サイトを探そう!
求人数の多い少ないは転職サイト探しでも重要な要素です。しかし、転職サイトには年齢・性別・職種を幅広く扱う総合系や、職種に特化したサイト、年齢や性別に特化したサイトなどそれぞれ得意分野があります。異業種に転職したい、ハッキリとしたビジョンが見えない場合は総合系の転職サイトを利用しましょう。逆に専門職や年齢などで縛りがある場合は、それに、特化したサイトのほうが、業界に理解のあるサポートを得られやすくなります。サイト探しに迷うときは、自分の状態を見て転職サイトを探してみましょう。