使用する断熱材は軽量で扱いやすいEPS断熱材で、躯体に負担をかけず優れた断熱性能を持ちます。またEPS断熱材は、雨水は通しませんが蒸気は通しますので、内部結露を防ぎます。
そして、EPSの熱伝導率は半永久的に変化しないことが試験・測定結果により証明されています。
その他弊社ではこのEPSの施工に関して、特に漆喰を仕上げ材として使用する場合はビスを使用しない圧着張りを推奨しています。
気密防水塗料ウェザーシールを使用することでEPSの圧着張りが可能になり、ビスによるEPSへのダメージや漏水・ずれ等のリスクもなくなります。
これらのことから、透湿性・耐久性を持つ材料で構成される外断熱工法は壁内結露などの劣化原因を作らず、建物の寿命を圧倒的に伸ばすことが可能です。
年月とともに空気中の二酸化炭素を吸収しつづけ、約百年かけてもとの石灰石に戻っていくと言われており、真白く強固な壁が想像できるかと思います。
工期・施工費用のこと
工場で大量生産された建材は、安くて早いです。
一方、左官職人が仕上げる塗り壁は
すべて現場での作業のため、
時間も材料費も手間もかかります。
ただ、量産されたサイディングなどの外壁材は
初期費用は抑えることができますが、
経年劣化によるメンテナンス費用が
多く必要になる点にも注意が必要です。
漆喰は単に伝統的というだけではなく
もたらす効果と、地球環境に優しく安全な材料である
ことから最近では改めて見直されてきています。
漆喰の持つ素材の作用は
他の材料とは違う、価値の高いものだと
私は思っています。
弊社で取扱うモルセムダーはGrupo Puma社の漆喰です。
Grupo Pumaは、建設の世界に特化した企業グループです。
スペイン全土に21の生産および流通センターを誇り、アルジェリアに2つ、フランスに1つ、モロッコに1つ、コスタリカに1つ、ポルトガルに2つあり、最先端のテクノロジーを備えています。
Grupo Pumaは、年間100万トン以上の 生産能力を持ち 、国内有数のメーカーとしての地位を確立し、25年以上の経験とこの分野への献身、品質の徹底的な研究成果により、優れた価格と安定した製品を提供しています。
内装用漆喰材 モルセムダーP