チラシは古くから宣伝の方法として商売をしている人たちに活用されてきました。自宅の郵便受けにはピザデリバリーのチラシから不動産情報、ヨガ教室の案内など様々な業種のチラシが入っていることでしょう。今回はそんなチラシについて、制作が依頼できるサイトの一覧から、実際の作り方まで説明していきます。
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チラシのもつ意義とは
インターネットが発展したこのご時世にチラシなんて時代遅れじゃないか、そんな声が聞こえてきそうです。しかし、そもそもチラシはテレビCMやwebサイトとは異なる効用を持っています。それはターゲットに対して直接的にリーチができるという点だと言えるでしょう。ネットで何かを調べようとしても、自分の知らない商品を検索エンジンで検索することはできません。それに対して、魅力的なキャッチが書かれたチラシであれば、自分の商品・サービスをダイレクトに訴求することができます。つまりは、チラシの持つ効用とは「見込み客に対して直接的に商品を認知させる、きっかけ作りのツール」であると言えます。
チラシとフライヤーの違い
チラシと似たような言葉で、フライヤーとPOPというものがあります。チラシは英語にすると”Flyer”なので日本語と英語の違いだけじゃないか、と思いがちですが業界では割とはっきり分類されています。普段なんとなく使っている言葉ですが、ここで本来の違いを明確にしておきましょう。
チラシ
チラシの語源は、周りに撒き散らすという意味の「散らし」からそのままきています。大量印刷してとにかくたくさん配布するための印刷物です。そのため、派手で目を引くような色合いやフォントが好んで用いられる傾向があります。より多くの人に認知をしてもらうためのツールなので、プッシュ型の広告媒体です。
フライヤー
フライヤーはチラシよりも一回り小さく厚めの紙をよく使われます。また、チラシとは違いデザイン性が重視される傾向にあります。店頭などに置かれてお客さん自ら手にとってもらうことを目的とすることが多いのでプル型の広告媒体です。
チラシの制作を依頼できるサイト8選!
ASOBO DESIGN(アソボデザイン)
ASOBO DESIGNは低価格でスピード感をもってデザインを提供している制作会社です。
「価格×Speed×クオリテイ」を大切にしており、そのバランスを追求しているので納得の行くチラシを作ってもらえるのではないでしょうか。
また、紙媒体のデザインだけでなく、パッケージやCV/DVDのジャケットデザイン、看板などにも対応できるのでチラシだけでなく幅広いデザイン業務を依頼したい場合は最適な制作会社と言えるでしょう。
料金表等の概要
1000部の場合
片面フルカラー | 表カラー×裏白黒 | 両面カラー | |
---|---|---|---|
A6 | ¥23,500 | ¥28,620 | ¥32,670 |
A5 | ¥24,420 | ¥29,960 | ¥34,010 |
A4 | ¥25,250 | ¥31,160 | ¥35,210 |
A3 | ¥28,660 | ¥36,110 | ¥40,160 |
※デザイン料+印刷代+送料
デザイン工房.com
デザイン工房はDTP・デザインの専門サイトです。
ポスター、チラシ、パンフレット、会社案内など紙媒体を中心としたデザインを専門に行なっており、WEB上で申し込みができるのが特徴です。
打ち合わせなどのやり取りはメールや電話などで対応しているので、気になることがある場合は気軽にお問い合わせしてみましょう。
料金表等の概要
片面モノクロ | 両面モノクロ | 片面カラー | 両面カラー | |
---|---|---|---|---|
A5 | ¥8,500 | ¥16,500 | ¥11,000 | ¥20,000 |
B5 | ¥9,000 | ¥17,500 | ¥11,500 | ¥22,000 |
A4 | ¥10,000 | ¥19,000 | ¥12,500 | ¥23,000 |
B4 | ¥11,000 | ¥21,000 | ¥13,500 | ¥26,000 |
A3 | ¥15,000 | ¥28,000 | ¥20,000 | ¥37,500 |
B3 | ¥17,000 | ¥30,000 | ¥22,000 | ¥40,000 |
※デザインのみ
チラシ作成・パンフレット作成のトキオン
トキオンは追加料金が必要ないお得な「パック料金」制だから安心して利用する事ができます。デザインから印刷までのフルパッケージで、追加料金が発生する事はありません。
写真やイラストなどは無料提供してくれるので、写真データを持っていない場合でも対応可能です。少ない部数でも対応してもらえるので、気になる人は気軽に相談してみましょう。
料金表等の概要
1000部・コート90Kの場合
片面モノクロ | 片面カラー | 両面カラー | |
---|---|---|---|
A4 | ¥32,100 | ¥40,260 | ¥67,660 |
B4 | ¥42,240 | ¥50,790 | ¥84,550 |
A3 | ¥43,830 | ¥53,280 | ¥86,850 |
※デザイン料+印刷代+送料
リッツプリント
リッツプリントはチラシやパンフレット、会社案内、カタログなど様々なデザイン印刷を格安で作ることができます。
専任の担当者が付くので、早い段階で情報のすり合わせができるので、イメージに近い納品物を受け取ることが可能でしょう。
デザインはすべてオリジナルでテンプレートを使うことはありません。要望をしっかりと汲み取って制作してくれるのでクオリティの高いチラシを制作してもらえるでしょう。
料金表等の概要
1000部の場合
片面カラー | 両面カラー | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
光沢紙 | マット紙 | 薄紙 | 光沢紙 | マット紙 | 薄紙 | |
A4 | ¥32,500 | ¥32,190 | ¥31,380 | ¥43,190 | ¥43,950 | ¥43,400 |
B4 | ¥46,210 | ¥47,160 | ¥45,000 | ¥70,700 | ¥73,500 | ¥72,210 |
A3 | ¥46,880 | ¥47,270 | ¥46,160 | ¥71,120 | ¥72,470 | ¥72,680 |
※デザイン料+印刷代+送料
スタジオスプリント
スタジオスプリントはワードやエクセルなどでラフなデザイン案を提出するだけで、きれいなデザインに仕上げてもらう事ができます。
「頭の中にイメージはあるけどデザインに自信がない・・・・」なんてときはスタジオスプリントがおすすめです。
写真素材やテキストなどは作ってくれないので、利用する際には事前に用意しておくとスムーズに依頼できるでしょう。
料金表等の概要
片面 | 両面 | |
---|---|---|
A4 | ¥20,000〜 | ¥35,000〜 |
A3 | ¥35,000〜 | ¥60,000〜 |
※デザインのみ
東京チラシメーカー
東京チラシメーカーはチラシの作成や印刷、新聞折込やポスティングまで行っている会社です。
効果の出るチラシデザインと、エリアマーケティングによる成功実績を持っています。
ホームページと連動したクロスメディア戦略も手掛けているので、集客面に困っている人は一度相談してみると良いでしょう。
料金表等の概要
デザイン料金 | ||
---|---|---|
表面 | A4,B4,A3,B5サイズ | ¥50,000 |
裏面 | A4,B4,A3,B5サイズ | ¥50,000 |
1000部 コート90の場合
印刷料金 | ||
---|---|---|
片面 | 両面 | |
A4 | ¥8,100 | ¥10,000 |
B4 | ¥11,000 | ¥12,000 |
B5 | ¥8,000 | ¥9,000 |
印刷センター.com
印刷センター.comは無料でラフデザインを作成してくれます。
事前にデザインの方向性や構成などを把握する事ができ、安心して利用する事ができます。
早い段階でデザインの方向性がつかめるので、修正もスムーズに行えます。納品物を見てイメージと違いうと行った事が発生しづらく納得できるチラシを作ることができるでしょう。
料金表等の概要
1000部 コート73の場合
片面 | 両面 | |
---|---|---|
A4 | ¥16,000 | ¥27,000 |
B4 | ¥21,000 | ¥29,500 |
※デザイン料+印刷代+送料
イイダデザイン
イイダデザインは官公庁、企業、個人事業、店舗、イベント、趣味など多様な業種・ジャンルのチラシを低価格で制作している企業です。
たくさんの制作実績をホームページで公開しているので、依頼する前に確認してデザインのテイストを確認しておきましょう。
チラシ以外にもパンフレット、カタログ、看板、エコバッグ、記念碑なども制作しており、幅広く対応できる制作会社を探しているのであれば最適と言えるのではないでしょうか。
料金表等の概要
片面 | 両面 | |
---|---|---|
A5 | ¥33,000 | ¥55,600 |
A4 | ¥39,200 | ¥66,400 |
A3 | ¥60,100 | ¥92,600 |
※デザイン料+印刷代
チラシを自分で作成する場合
チラシの作成を業者に依頼しようとすると、それなりにいい値段がしてしまいます。でも、いざ自分で作ろうとしてもデザインなんてわからないし難しそう...そんなことを思っていませんか?案外、定石から大きく逸脱しなければそれなりのデザインの物を制作することができます。しっかりと基本を押さえて作成していけば、支離滅裂で何が伝えたいかわからない、なんてことにはならないので安心して下さい。
チラシデザインのコツはKISS
KISSの法則とは、ケリー・ジョンソンというアメリカの技術者が唱えた"Keep It Simple Stupid"の略で、とにかくシンプルにしろ、という意味です。様々な配色でやたらと派手にしたり、奇をてらったフォントを使ったりする必要はありません。あくまでもシンプルに、伝えたい内容を訴求することを意識することが非常に重要です。
フォントは統一する
明朝体やゴシック体、手書き文字など様々なフォントがありますが、それぞれが見る人に与える印象は異なります。そのため、複数のフォントを使うとチグハグで統一感のない印象を与えかねません。また、それぞれのフォントは以下のような印象を与えるとされています。
フォント | 与える印象 |
---|---|
明朝体 | 誠実・高級・堅い印象 |
ゴシック体 | 力強い・モダン・柔らかい印象 |
筆書体 | 伝統的・少し柔らかい印象 |
手書き文字 | 女性的・可愛い・個性的な印象 |
配色は3色まで
デザインをする上で最も重要な配色についてです。これもKISSの法則にしたがってシンプルにすることを意識しましょう。メインカラーを4色以上使ってしまうとごちゃごちゃした印象になり、何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。メインカラーは必ず3色まででベースカラーとの比率が3:7を超えないようにしましょう。
また色相環と補色・類似色・同系色の概念を理解すると見栄えの良い配色ができるようになります。
補色
補色は色相環の対極にある色の組み合わせです。インパクトのあるデザインになります。
類似色
類似色は色相環の隣あった色の組み合わせです。穏やかな印象を与えるので、文章を読ませるときに向いています。
同系色
同系色は色相環は変えずに、彩度や明度に差をつけた色の組み合わせです。統一感があり最もオーソドックスな印象を与えます。
グリッドを揃えて余白をとる
グリッドを整えるだけでかなりまとまりのあるレイアウトになります。また、行間がギチギチだと読みにくいのでしっかり余白をとり、読者が読みやすいようなレイアウトにしましょう。
アイフローを意識したレイアウトにする
アイフローとは読者の目線の動きのことです。横書きのチラシだと上の画像のようにZを描くような動きをし、縦書きのチラシだとNを描くような目線の動きをします。重要な項目であるキャッチコピーは左上に配置するなどの工夫が効果的です。
オシャレなデザインが簡単に作れる無料ソフト・サービス
デザイン制作系のソフトといえば、Adobe社が提供するIllustratorやPhotoshopが有名です。この2つはデザインなどを仕事にしているクリエイターの方々のPCにはほぼ必ず入っているくらい使いやすく便利なソフトです。しかし、Adobeのソフトはライセンス料がなかなか高いですよね。チラシなどのちょっとしたデザインをしたいときには無料で利用できるサービスを活用してみるのも一つの手です。
canva
canvaはブラウザ上で利用できる無料のツールです。登録も一瞬で終わるので手軽に始めることができます。テンプレートが非常に豊富なので0から作らなくてもかなりオシャレで今時のデザインが作れます。
picky picks
picky picksもcanvaと同じくブラウザ上で動作する無料ツールです。直感的に操作ができ、フリーの写真素材が豊富にあるので便利です。
パワポン
パワポンはMicrosoftの提供するPowerPointで使えるテンプレートがダウンロードできるサイトです。会員登録が不要でたくさんのテンプレートをダウンロードできるので、PowerPointを普段使っている人にはかなり使いやすいサービスです。
diffusy
diffusyは、canvaやpicky picksと同じようにブラウザ上で動作するグラフィックツールです。チラシ作成というよりも、フライヤーや告知サイトを作成する際に向いています。動画や地図が埋め込めるのもなかなか他にはない点です。
最後に
いかかでしたでしょうか?ネットが発達した現代でも、使い方を間違えなければチラシは高い効果をあげることができます。制作するときには予算と手間を考えて、業者に頼むか自分で作るかを感がる必要があります。また、自分で作るのであれば、便利なツールを使いこなしてデザインの基礎を押さえることができれば自ずと素敵なデザインのチラシが作れるはずです!