近年,日本社会においては少子高齢化,未婚化・晩婚化,離婚や不倫など,結婚や家庭に関する問題が広く話題になるようになりました.さらには,青少年における倫理観の低下,特に性道徳に対する退廃は深刻な問題となっており,東京大学の学生が加害者となる事件も発生しました.
私たち「東大CARP」は、そのような事件を受け,改めて一人の大学生として
そのような倫理観,道徳観の低下に歯止めをかけ,幸せな結婚,家庭づくりを考えていくことが,少子高齢化をはじめ,国や社会の難問題を解決していく糸口になるのではないかと考えました.
2019年の4月には東大の入学式において上野千鶴子名誉教授が語られた祝辞が話題になりました.男性と女性の間の社会的な不平等.弱者が強者に虐げられている社会.上野氏の考え方,価値観がよくわかります.確かにそのように不平等に差別されてきた歴史があったことは事実でしょう.しかし,社会的位置を完全に等しくすることだけでは,根本的な問題解決には至らないでしょう.私たちは男性と女性が相互に助け合い,補完し合う関係性を築くこと,特にそのような家庭が築かれることが鍵になると考え,ここに新・男女共同参画社会の実現への政策を提言することと致しました.