Message

2020.12.05 パンフレット「あなたはどこで学んでいますか?」よくあるご相談Q&Aの
       補足として「不登校経験者の皆さんの声」を掲載しました。
2020.09.29 メッセージその3「生徒たちの出口探しの旅」を掲載しました。
2020.05.23 メッセージその2を掲載しました。
2020.04.27 メッセージその1「親子で『雑談』を」を掲載しました。

パンフレット「あなたはどこで学んでいますか?」
Q&Aの補足

パンフレット「あなたはどこで学んでいますか?」表紙
学校へ行け(か)ない子どもたちへの理解を深めてもらうとともに、
相談・学びの情報をお届けするため、パンフレットを作成しました。

松山市内の小・中学校で児童・生徒の皆さんへ配布していただいております。

その中に書ききれなかった不登校経験者の皆さんの声をお伝えします。

このパンフレットは、令和2年度松山市市民活動推進補助金で作成しました。

不登校経験者の皆さんの声

男性の顔のイラスト

社会人Kさん

 中学校を休みがちだった僕。なんとか高校進学しましたが、詰め込み式の勉強に嫌気がさし、学校が遠のいていき、昼夜逆転の日々が続きました。学校に全く行かなくなった頃に、僕は母親の勧めでカウンセリングスペースに通い始めました。そこはリラックスできる場所でおしゃべりをしたりお菓子を食べたりと、週1回の楽しみになりました。
 その後、高校卒業程度認定試験の受験、運転免許取得、ニュージーランドへの短期留学など自分にできることをやりました。未来のことはこの頃に初めて考えられるようになった気がします。2年遅れで大学へ進学し、32歳の今、社会人として頑張っています。
 不登校振り返ると、どこにも所属していなかった時期がとてもしんどかったです。周りと違う自分に不安を感じることもありました。しかし、自分の人生を自分のペースで選択して進んでいけるようになってよかったなと感じています。
女性の顔のイラスト

フリースクールに通う女子中学生YKさん

 私は現在中学2年で、学校へは行かずフリースクールに通っています。小学2年生の2学期から休む日が増え、6年生の運動会の後で完全に行かなくなりました。その頃は1人でいるのは楽で楽しいなと思っていました。一方では、今みんなは学校で楽しんでいるのかなと気になったりもしました。
 中2になった頃、紹介されて初めてフリースクールを知り、通うことにしました。フリースクールに通うようになってよかったことは、仲間や先生とおしゃべりをしたり、いろいろな体験ができたりすることです。勉強も少しずつ進めています。高校に行けるように今自分ができることをがんばっていきたいです。
男性の顔のイラスト

高校3年生Y君

 学校に行きにくくなった、行けなくなった頃、私は、人間関係や周りからの視線、勉強の遅れなどが不安でした。その後、通信制高校に行くことを選びました。通信制高校は、行きたい日に登校し、自分のペースで勉強することができます。そのため、学校に行けているという自信がつき、勉強の遅れを気にする必要はありませんでした。少人数なのでコミュニケーションを取りやすく、人に慣れることもできました。進学先を決めた現在は、高校卒業後の春から専門的なことを勉強し、その分野の会社に就職することが目標です。
 勉強の遅れは、いつでも、取り戻すことができます。学校に行けなくなったからといって自分を責めることはせず、家族の方も相談に乗ってあげたりなど、優しく接してあげてください。
女性の顔のイラスト

大学生の保護者Yさん

 我が家の息子が不登校になったのは小学6年の1学期からでした。もともと集団生活が苦手で、友達と遊ぶことよりも一人を好むタイプで、自宅では6歳上の兄の部屋に入りびたり、日々、兄の興味のある漫画を読み、カードゲームで遊んでいました。不登校になったきっかけは5年の時に同じ班の女子にいじめられ泣いて帰って来たのが始まりでした。そして行き渋りが始まり、6年の運動会の時から完全不登校となり、中学3年間ほぼ学校へ行っていません。不登校し始めたときはベッドから出ることなく、ご飯も食べなくなり、その上、寝袋を気に入って、殻に閉じこもるように寝て、起きてる時はパソコンでゲーム。そんな生活が1年。
 その後少しずつベッドから出るようになり、ご飯も食べるようになり、中学3年の2学期頃から進路についても考えるようになりました。不登校でも進学が可能な松山北高校中島分校の存在を先生から教えていただき、塾にも通いだし、無事高校に合格。高校ではまじめに勉強し、大学に進学し、現在は松山大学3回生として、経営学部で勉強し、就職活動も積極的に頑張っているようです。
 もともと学校になじまないタイプで、いつか不登校になると思いつつ学校へ通わせ、「やっぱり不登校になったか!」というのが母の感想です。でもゆっくり待つ中で本人も人生について考えたし、きっと多くの悩みを自分なりに克服していったんだと思います。「信じて待つ」ということを基軸に今も見守っています。
女性の顔のイラスト

大学生の保護者Mさん

  • 渦中にあった時の思いや不安
 高校生になってからは、大学受験の目標に向けて真面目に取り組んでくれました。勉強面では、心配はなかったですが、一人で学校に通学出来ないことが続き、大学へ進学しても通学ができるか不安でした。どう前に進むかどうしたいか、どうなって欲しいか、本人に伝えることをしました。
 子ども自身が決めて選択をすることが当たり前なのですが、子どもは世間が狭いこともあり、ある程度親(母や父)の生きてきた人生を振り返り、子どもの性格や日本や世界情勢の中、どのような社会となり、どのように生きていってほしいかを考えながら、高校生活ですることを伝えていきました。その中で、子ども自身も大学受験に目標を置いたのだと思います。

  • 乗り越えたきっかけや思い
 子どもが大学受験に向かうにあたり、大学に進学できるだろうと思いました。それは、小学5年生の担任の先生から、個人懇談で言われた「勉強にセンスがあります」と言う言葉です。小学5年生まで学習面では何の問題もない子でしたから。
 また、子どもたちがこれから成長するにあたり、どのような社会へ進むのか、自分が過ぎてきた30年前とは社会が変化し、自分の経験が通用しないのではないかと思いはじめました。私自身、働きながら放送大学で授業をとり、公開講座を受講し、大学教授から現在の大学生の現場を知ることができました。それは、うちの子どもだけでなく、今の社会の若者と同じであり、うちの子どもが特別ではないことがわかりました。家に帰って、子どもにも現状の話をして、少しずつ、自分は自分で良いことを理解していったと思います。

  • 今、振り返って伝えたいこと
 義務教育の時には、子どもと話をしてくださる先生とは出会うことができなかったです。高校に入学して、子どもときちんと向き合って、話をしてくださり、子どもも心を開き自分を出せるようになったことが一番大きかったと思います。まだ、大学3年生です。まだまだこれからですが、ゲームが好きで情報科学を学び、卒業論文は「A I」についてするそうです。自分の興味関心があることについて学ぶことの嬉しさは表情から察することができ、私も嬉しく思っているところです。
 一言に学校に行けない、行きたくないと言っても、理由や感じ方は様々かと思います。母と父、祖母や祖父など遺伝子を受け継いで、子どもたちは存在するのではないかと思います。突然変異ではないのです。受け入れがたい性格や個性があったとしても、どこかでつながっているのです。それぞれの個性を理解し、無理強いなく、その子どもさんの目線になって、子どもさんと一緒に、社会での居場所を見つけ、そのサポートをすることも親として大切なことだと思います。
女性の顔のイラスト

フリースクールに通う女子中学生YKさん

 私は現在中学2年で、学校へは行かずフリースクールに通っています。小学2年生の2学期から休む日が増え、6年生の運動会の後で完全に行かなくなりました。その頃は1人でいるのは楽で楽しいなと思っていました。一方では、今みんなは学校で楽しんでいるのかなと気になったりもしました。
 中2になった頃、紹介されて初めてフリースクールを知り、通うことにしました。フリースクールに通うようになってよかったことは、仲間や先生とおしゃべりをしたり、いろいろな体験ができたりすることです。勉強も少しずつ進めています。高校に行けるように今自分ができることをがんばっていきたいです。
赤い実を運ぶ鳥の画像

随時、追加していく予定です。

ホームページをご覧くださっている皆さまへ

家の画像
 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 こんな時だからこそ、不安との付き合い方、楽しみの見つけ方、家族それぞれの力に気付かされます。「不安」「過敏」になって当然の状況ですが、家族も社会も「一緒に乗り越える経験」としたいものです。


 お家で増えるストレス、子どもたちとの関係づくり等について、何かヒントになることは?と、メンバー持ち回りで書かせていただきます。少しでも参考になれば嬉しいです。
女の子と流れ星の画像

メッセージ その3.
生徒たちの出口探しの旅

就労継続支援A型事業所「やすまるMarketing」見学!

こんにちは、理事長のはらみです。

実は、塾長としての顔も持つ私なのですが、先日塾生を「やすまる」さんに送り出しました。

なぜ「やすまる」さんを何度も見学に行っているのかと言うと、

業種のバリエーションが多いからです。

県内の就労継続支援A型事業所の多くは、クリーニングor清掃関係の仕事になります。(農業もあるね!)

しかし「やすまる」さんは、だしをつくるやすまるFactory・料理を提供するやすまるキッチン・イラレやフォトショを使うPromotion・企画提案を行うMarketing・自家製麺のラーメン屋をやっています。

キッチン以外は、全て見学に行きました。

(ラーメンは、50回ほど食べに行っただけですが、、、)

Marketingでは、パワポ・エクセル・ワードを使い企画を作ったり、SEO対策したり、ワードプレスでwebサイトつくったり、イラレでバナー作ったり、YOUTUBEコンテンツ作ったりしているそうです。

B型からA型にいき、半年でワードプレスを使いこなしている方もいらっしゃいました!!

一般就職が難しい方にとって様々な業種を選べるのは、非常に良い環境ですね!

最低賃金スタートになりますが、給与はしっかりもらえますよ。

生徒に限らず、就職したけどなかなか上手くいかず!って方はぜひ「やすまる」さんを訪ねてみてください。

エルートでの相談もOKですので、気軽にご連絡くださいね!

                                                                      (一般社団法人 フリースクール愛媛・フリースクール エルート)


※こちらの記事は一般社団法人フリースクール愛媛のスタッフブログに掲載された

 就労継続支援A型事業所「やすまるMarketing」見学!(2020年7月28日付)を転載したものです
 (https://fs-ehime.com/blog/yasuamruvisit/
女の子と流れ星の画像

メッセージ その2

 松山冒険遊び場のヨッシーです。今日は人生いろいろというお話をします。

 愛媛県出身の芸人って結構いるんですよ。
 友近、本坊元児(ソラシド)、武智正剛(スーパーマラドーナ)、かんちゃま、高岸宏行(ティモンディ)、石田芳道(ドドん)、村上ショージ、中田カウス(中田カウス・ボタン)、青野敏行、中野聡子(日本エレキテル連合)、横山たかし・ひろし、みかん、門田(侍スライス)、テキサス、ノッチ(デンジャラス)、大木凡人、テル、レイザーラモンRG(レイザーラモン)、島田一の介、ぢゃいこ、チングポカ、芝大輔(モグライダー)、まぁこ、水田信二(和牛)、らくさぶろう、石山大輔(バンビーノ)   私が調べただけで27人!

 聞いたことない芸人もいるだろうけど、みんな夢を求めて都会へ出て、笑いを極めようと思っているんだと思います。成功している人もいるけどそれほど稼いでいない人もいる。でもそれで人生良いんです。その人が自分の人生一生懸命生きてるって感じてたらそれが一番幸せな人生なんですよね。明石家さんまさんの名言で「生きてるだけでまるもうけ」ってあるでしょ。芸人になる夢をあきらめた人やチャレンジしたけど駄目だった人も世の中にはいっぱいいます。でもみんな不幸せかっていうとそうじゃない。チャレンジすると見えなかった大切なものが見えてきたり、自分の得意なことも見えてきたりする。何が幸せで、何が不幸なのか?これは生きてみないとわからない。ゲームみたいなところもあるかな?

 たぶん人生を生きるのに中学生が今頑張っている「学校の勉強」はほぼ役に立たない(^_^;)でもその基本となる部分ではあるんだよね。だからある程度は必要。 

 松山冒険遊び場に関わってくれる人にもいろいろな人生歩んだ人がいます。困っている人を助けながらカメラマンしている人、原発反対運動しながら魚屋さんしている人、福祉の仕事はしてるけど雇われていないフリーランスの人、半分農業半分社会起業家、私みたいに芸人にあこがれて挫折して今は子どもの遊びを仕事にしている人など。

 今、日本にある仕事の7割はなくなっていくという専門家の人もいます。新しい仕事がどんどん生み出される時代なのかもしれません。

 コロナの影響で社会はゴロっと変わるかもしれません。だからこそ周りを気にすることなく自分の人生を楽しく生きていこうじゃないか。

                (NPO法人 みんなダイスキ松山冒険遊び場・フリースクール たんぽぽの綿毛) 
女の子が動物やぬいぐるみとお話ししている画像

メッセージ その1.親子で「雑談」を

 県外に進学した卒業生から「コンパとかで、雑談って何を話したらいいんですか?」と相談を受けたことがあります。改めて、雑談をしなきゃと身構えると難しいですね。挨拶と同じで、これも「慣れ」「場数」と言えるかもしれません。

 ご家庭で、忙しい毎日の会話は何かと「用事」「伝言」「注意」になりがちです。ただ、家族がそろうこの時期に、ぜひ「雑談」を心掛けてみてください。「親」「子」の上下関係?や役割でなく、対等な関係でおしゃべりを楽しむのが大事です。

 筑波大学の斎藤環先生が「健やかに引きこもるために」という文章の中で「不要不急の、何の役にも立ちそうにない、どうでもよくて、のんきで、ささいで、くだらなくて、すぐに忘れてしまいそうな、そんな話題について、時間を掛けて、声を出して、お猿が毛づくろいするような気持ちで、たくさん喋ること。そういうのが、のぞましい対話です」と言われています。この場合の「対話」はつまり「雑談」です。

 「グチ」ループに「はまりこみ」そうになったら(*)、ちょっと時空を飛ばして親子の思い出話、自分の失敗談、あるいは子どもに「笑える動画」「おススメのゲーム」を教えてもらうとか。コツは自分だけがしゃべらない、子どもの話をできるだけ引き出しながら「なるほどね~」という気持ちを忘れないことでしょうか。

 「おしゃべり」「雑談」を楽しむ親子の時間は、先々もお子さんを下支えする自信と励みとなっていきます。 


*ときどき「グチ」「弱音」も発散させてあげてくださいね~
(おかあさんたちも発散するところ、ほしいですね~本当におつかれさまです)

                          (一般社団法人 フリースクール楓・通信制高校サポート 松山東林館)
赤い実を運ぶ鳥の画像

順次、会員団体からのメッセージを掲載予定です。

手描き風フリーWEB素材「ふわふわ。り」さんのバナー
ホームページの可愛らしいイラストは、フリーWEB素材「ふわふわ。り」さん、
イラストAC」(イラストレーター:ゆうなりこ)さんよりお借りしました。