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<月刊「弓道」誌(2021年9月号)に掲載されました>

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弓を楽しむ

尊ぶべきは 気品 風格

的、無心にして矢の到るを待つ
人、無雑ならざるが故に矢必ずしも的に至らず
人、真に無雑の心を以て矢をして的に至らしむ
快、その中に在り

本の紹介

概要
明治生まれの祖父が残した文章を本にしました。趣味としての弓道を八十歳を超えても悠々と楽しんだ記録です。 戦後、武徳会が解散し弓道連盟が発足した時期に、自分が信じる弓道のあるべき姿を追求し、技術よりも精神を、 精神よりも品格を重んじたその理念は現代の我々にも心に響くものがあります。
目次

我弓我観・・・・・・11
八十の弓日記・・・・55
巻藁賛・・・・・・・69
射場・・・・・・・・75
木の葉の修業・・・・79
私の手矢場・・・・・89
春弓賦・・・・・・・97
弔辞・・・・・・・・101
あとがき・・・・・・105
初出一覧・・・・・・109

内容
内容は弓道に対する自分の理想や目標を語ったもの、それを漢詩や短歌で表現したものなどさまざまです。 年老いてからも巻藁修業をかかさず、自ら”巻藁信奉者”だと語って作った詩”巻藁賛”は円覚寺の須原耕雲老師にも感銘を与えたようです。

各項の説明は下にあります
初出
我弓我観は全日本弓道連盟機関誌「弓道」に連載されたもの
他の項は全国師友協会の機関誌「師と友」に掲載されたもの
初出
我弓我観は全日本弓道連盟機関誌「弓道」に連載されたもの
他の項は全国師友協会の機関誌「師と友」に掲載されたもの

各項目の概要

我弓我観
 弓道に対する心構えや思い入れを、1から100までの短い文章で綴ったものです。
自分が理想とする射とは何か、日々の努力の積み重ね、射技を超えた気品と美、などについて述べられています。

八十の弓日記
 正月元旦から100日連射の巻藁修業を行った記録です。
日々感じたことを短い文章や短歌で綴り、老境に入っても弓が引ける喜びにあふれています。

巻藁賛
 八十の弓日記、二月十五日の記述を別項目にした散文形式の詩です。
的中に一喜一憂することなく、巻藁に向かってただ静かに弓を引く喜び、弓は立禅と云われる境涯が伝わってきます。

射庭
 春、夏、秋、冬、それぞれの季節に射庭で歌った長歌です。
万葉集にみられる長歌ですが、五七、五七、の繰り返しがリズムよく、つい声に出して読みたくなります。

木の葉の修業
 晩年に好んで独り巻藁を引いた、筆者の巻藁に対する思い入れが語られています。
庭の木の葉を目印にするという風雅な遊び心をもってすれば、単調になり勝ちな巻藁稽古も楽しいものだと言っています。

私の手矢場
 住まいの環境が変わるたびに5回の変遷をなした庭の射場の記録です。
庭の射場に庵や亭の名前を付け、庵記、亭記という文章を綴るというのは当時の文人的な遊び心だと思われます。

春弓賦
 筆者が思い描く「弓を楽しむ」情景を綴った長歌です。
春、満開の桜の下で友と弓を引いて遊び、夕暮れには花の下で酒を酌み交わすという優雅な世界に引き込まれます。

著者

香坂 昌康(こうさか まさやす)
(1881年2月2日 - 1967年12月21日)

日本の内務官僚。官選県知事。東京府知事(第29代:1932-1935)弓道家としても著名である。大学時代には本多利実(本多流)に師事し、昭和22年(1947年)には範士号を授与された。戦後には全日本弓道連盟副会長等を務めた。

購入方法

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販売目的ではなく故人の”弓道に対する思い”を伝え残す目的で上梓したものですので、一般の書籍流通ルートでは購入していただけません。また、ペーパーバックで頁数も少なく装丁などは見栄えがしませんが、歌集や句集のように一字一句をじっくりと味わいながら読んでいただければ幸いです。・・・A5版、109頁

2021.8.8 公開