本当にやりたいこと
の見つけ方を、今から解説します。
僕が大学院で6年間、実践的に研究してきた成果です。
この通りにやれば、自分の軸としての「本当に自分がやりたいこと」が、ほぼほぼ見つかってしまいます。
なので、本当にやりたいことを「今」または「近い未来」言語化する予定のない人は、閲覧に注意してください。
少し気分が悪くなってしまう場合があります。
それ以外の方は、ぜひさっくりと概要を見つつ、時間のあるときにがっつりと取り組んでみてください。無料で参加できるワークショップもあります(ページ中部参照)。
悩みが繋がっている例え
→(はじまり)やりたいことが分からない
→(だから…)自分が欲しい情報や機会やつながりが得られない
→(だから…)自分を取り巻く環境や仕事がつまらなくなる
→(だから…)頑張ろうとするが、自分に合っていない環境や仕事なので成果がでない
→(だから…)自信が無くなる、不安になる、ストレスでプライベートや人間関係が崩れ始める
→(だから…)ますます環境を変える行動ができなくなる
→(だから…)最初に戻る
【はじまり】
新卒で憧れだった総合商社に入ることができた。
しかし、やりたかったはずの仕事が、全然楽しくない。
会社の人間関係や組織体制、思う所は色々あれど、
やはり本当に見直すべきは「そもそも自分は何がやりたかったのか」だ。
そこから自分を立て直したい。
そこで「やりたいことが見つかるワーク」を受けてみた。
ミッション・ビジョン:
常識やルールに囚われることなく、自由に自らの本能に従いながら、様々な個性・想いを持つ人と共に未来を構想し、創り上げること。
そして、その行動、言葉、生き様で多くの人を魅了し、心を動かすことで、自分の夢や目標に向かって自走する仲間を増やし、活力と想いに満ちた世界を実現する。
ストーリー:
父親の影響から『いい学校・大学を出て、グローバルな大企業に勤める』という道が正解であると思い、その”枠”の中で自分の個性を活かそうとし続けてきた。
大学まではその枠の中であれば、スポーツやダンスなどの活動を通して、比較的に自分の個性を活かせてきた。 しかし、憧れの総合商社に入社以降、その枠の中にいるのにも関わらず、自分の個性を活かしていきることができなくなり、苦しくなる。
自分の人生を通して叶えたい願いはなんなのか。 あらためて見つめ直した結果、『人の個性を開花させる世界』を強く思うようになり、ベンチャーキャピタルへの転職を決意した。
理想の職業とその計画:
1年後:個性戦略型 Character Producing 将棋コーチ監督
(ベンチャー・スタートアップへのキャリアチェンジ(企画・営業))
2年後:超⾝軽!ウッキウキ課題解決・我流拳法 探検家バウンティーハンター
(プロマネとして、新規プロジェクトの⽴ち上げ@ベンチャー・スタートアップ)
5年後:⼼理ソムリエ的 本⾳・本能Digging、Catalytic Coaching ムーブメントプロデューサー
(⾃⼰実現/ポジティブ⽬標志向 Youtuber開始)
7年後:多様最適コーディネーティング、秘密道具的・幸せドラッグ量産クリエーター⼯場⻑
(MBA/ベンチャー界隈のコネクションから、起業仲間を⾒つける、起業)
12年後:旅⼈冒険家的、未来構想型/事業クリエイター・シンガーソングライター
(コーチング、起業、Youtuberの”熱中3本軸” で、⼈々をイキイキとさせる事にのめり込みながら、⽣計を⽴ててる!)
ストーリー:
父親の影響から『いい学校・大学を出て、グローバルな大企業に勤める』という道が正解であると思い、その”枠”の中で自分の個性を活かそうとし続けてきた。
大学まではその枠の中であれば、スポーツやダンスなどの活動を通して、比較的に自分の個性を活かせてきた。 しかし、憧れの総合商社に入社以降、その枠の中にいるのにも関わらず、自分の個性を活かしていきることができなくなり、苦しくなる。
自分の人生を通して叶えたい願いはなんなのか。 あらためて見つめ直した結果、『人の個性を開花させる世界』を強く思うようになり、ベンチャーキャピタルへの転職を決意した。
彼はこのワークで見つけたやりたいことを人に伝えていき、結果、半年後に希望のベンチャーキャピタルに転職。
起業家の想いを引き出し、ビジネスに落とし込んでいくメンターとして、自分のやりたいことを実現できるように。
働き方は、日本中で住みたい場所に住みながら、オンライン海外の起業家のサポートを行う、自由なスタイル。
かつ複業や教育活動も始めて、毎日が充実している。
上記の「やりたいことの見つけ方」に関して、学問的な背景を知りたい方のためのキーワード:
「計画的偶発性理論」
「三者相互作用」
「SCCT理論」
「ナラティブキャリアカウンセリング」
「KJ法」
「アート思考」
「認知行動療法ACT」
注意点1:必ず「文字面」だけで「直感的に」選びましょう。詳細をクリックしてはいけません。
注意点2:必ず「全ての職業の名前」に目を通しましょう。網羅的な一覧から選ぶことに意味があります。
注意点3:「できる」「できない」を考えてはいけません。あくまで興味ベースで選んでください。
注意点4:今やっている職業と関係が無いものも積極的に選んでいきましょう。半分ふざけるつもりで。
※上記を守らないと、以降のワークで失敗してしまいます。
例1:医者→人の話を聞くこと、データを分析すること
例2:先生→人の前で話すこと、生徒の成長を見守ること
かならず、一つ見つけたら「他にないか」を疑うこと
例1:人に認められる(受動態)→人に認められるために、自分の感性を表現する(能動態)
例2:貧乏にならない(否定形)→お金を貰うために多くの人に価値を提供する仕組みをつくる(能動態)
例1:人の役に立つ(相撲で役立つのか、料理で役立つのかわからない)→忙しい人に役立つためにお料理をつくる(言葉を聞いて動作をイメージできる)
例2:人を笑顔にする、人を幸せにする、人を助けるも同様に×。何を通じて笑顔にするのか、幸せにするのか、助けるのかを、具体的に。
例3:自信をつける、成長する、スキルを身につける、成功する、も動作が想像できないので×。(自信をつけるために)物事を整理する、企画するとかならOK。
例1 Aさん
データや事象を分析をすること
問題に対して解決をするためのアドバイスをすること
世界を飛び回ること
自分の考えを発信すること
人に対して、情報や機会を提供すること
自分も経験を社会に対して伝えること
表側だけでなく、今まで語られてこなかった裏側にも迫るために、調べたり聞いたりすること
人の心情を隅々まで理解すること
問題の本質ってどこなのかを追求するために調べたり考えること
人が持っているwilを引き出して、それに基づきその人の問題を整理して解決すること
例2 Bさん
・専門性な知識/経験から人/動物の困りごとを回復させる。
・傷ついた際に心理/身体/環境を、言葉によって癒す。
・情報に惑わされず現状の常識を疑い、新しい世界観を発信して共有する。
・個々人にあった生きやすい環境を整える(デザインする)。
・人と話しつつ楽しい世界観を共有し、一生の思い出にする。
・各々の感動する世界感/経験から、個々人の個性が発揮出来る環境を共に創り出す。
・言葉/劇/歌などの芸術を通して、表現する楽しさを一緒に経験する。
・過去/現在の美しい世界(価値観)を学び、未来につなげていく。
・笑顔になれるアウトプット(言葉遊びなど)の表現を、皆と考えていける存在になる。
※自分の軸に自信が無い人は、ストレングスファインダーのTOP10のつよみを動名詞化してみて、それと照らし合わせてみるとよいと思います。
※選んだ職業の理由の殆どが、この動名詞8~12個で説明できるイメージを目指してください。選んだ職業を無視しないでください。
※ただし「名詞を選んだ理由がうまくまとまらないから削る。共通項として動名詞に盛り込まない。」は無しにしてください。それをやると、物足りないワークの結果になってしまいます。たとえば「「対話」と「対応して一体感をつくりだす」が大体一緒な感じがするんだけど、上手く言葉にできないなー。だから盛り込まないようにしよう」っていうのをやめてほしいです。うまく言葉にまとめるか、「対応して一体感を作り出す(対話的に)」みたいなパッチワーク的にまとめるかんじでもいいので、しっかりと8~12個のなかに混ぜ込むことを大事にしてください。
※全部の名詞に共通する動名詞である必要はありません。2つ以上の名詞に共通していればOKです。
例1 Aさん(ステップ4からの変化を参考に。)普通につなげると、こうなります。
世界中を飛び回りながら、情熱を傾けて様々なことに取り組む人がもっと心地のよい世の中になるために、心情の裏まで迫り人に寄り添うことによって、「本当の自分」を知ってもらい、「やりたいことの本質」を突き詰めて解決に導くだけでなく、人が持っているwillをもっと発信できるものを作ること。
例2 Cさん(より具体化してイメージを膨らませたパターン。必ずしもこうしなければいけないわけではない)
人が入りたがらないような新種の虫や動物がいる未開の場所に行って、取材されたり自分から動画で世界のほぼ全員が認知するような形で発信しながら、現地の人と友達になったり、頼まれたこと以上のはたらきをしてその人たちに喜んでもらったり、自分の経験を活かして新しい価値観を与えたり、死に瀕している人を最新の医術を用いて助けつつ、その裏では法的あるいは経済的、福祉的、教育的に革新的な仕組みづくりをしたり、これ発明したらめっちゃ便利だと思われる新しいものをつくり、気分転換に信頼関係のある人間と尊厳を持ちつつ戦う。
※並び替えるときは、文章の最初から埋めようとするのではなく、動名詞一つを選んで真ん中に置いて、次の動名詞を、さっき選んだ動名詞の前か後ろかの適当なところに直感で置いていく、という作業を繰り返す方がやりやすい。例:動名詞「話を聴く」を置く 動名詞「発信する」は、話を聴いて情報収集した後だから、話を聴くの後ろに置こう。「分析する」は「話を聴く」と「発信する」の間だな。
※やりにくい人は、骨格となる3つだけを最初に並び替えて、それを補足する形で他のを並び替えていくのがよいだろう。例えば「情報を集めて」「整理して」「発信する」のような骨格をつくったあと、「世界中を飛び回りながら」「色んな人と会って話をして」「情報を集めて」「整理して」「わかりやすいデザインにして」「発信する」のように並び替えていくイメージです。
※自分が今既にやっていることとの整合性は、考えないようにしよう。あくまで「自分の中に眠っている潜在的なやりたいこと」を描き出すのがここでの目的です。
※ソウルセンテンスは具体化し過ぎないように。あくまで自分の人生の軸となる文章なので、「昔も今も、まさにこれやってんだよなー」みたいな抽象度にしておきましょう。
ステップ6:意味が通るように並び替えた文章を、さらに自分がテンションが上がるようにブラッシュアップする。5W1Hで補足するイメージ。(5分~10分)
例 Aさん(赤色が修正点)
南極からアフリカまで世界中を飛び回りながら、情熱を傾けて様々なことに取り組む人がもっと挑戦しやすく心地のよい世の中になるために、対話で心情の裏まで迫り人に寄り添うことによって、「本当の自分」を知ってもらい、「やりたいことの本質」を突き詰めて解決に導くだけでなく、人が持っているwillをもっと発信できるものやサービスをドンドンと作ること。
※ここまで書き出したことを整理するために、一緒にワークをやっている人と、一人5分~10分でワークの内容を話したり深堀したりする時間を設けるとよいでしょう。
※ソウルセンテンスにしっくり来ていない人は、「職業バイキングで遠慮して自分の好みを選んでいない」か「職業を正しく動名詞化しきれていない」か「選んだ動名詞をソウルセンテンスに盛り込めていない」か「実現可能性を考えてしまい、見つけたものを否定したくなっている」かではないでしょうか?前者3つであれば、ワークをさかのぼってやってみてください。最後の一つの人は、そのまま進んでみてください。
※できたものに対して、点数をつけてみましょう。できるだけ100点に近づくように、文章を盛ってあげてください。なお、点数が低い理由が「具体的でない」「自分にできる気がしない」という場合だけの場合は、無理に点数を上げようとせずに大丈夫です。ワークの後半をやれば、自然と点数が上がります。この瞬間に点数を上げたい人は、これをやっている姿を、「イメージトレーニング」として自分の姿を想像してもらえると、点数が自然と上がってきます。「ソウルセンテンスを仕事にして、毎日楽しんでいる自分の姿」をイメージしてみてください。
※時間があまりない時は、100点から遠くても70点くらいで次の章に進む方がよいです。第4章以降で具体化することができます。
以上で第3章は終了です。ここで見つけた「ソウルセンテンス」は自分の人生の骨格を成す「やりたいこと」です。これをベースにさらにここから具体的に広げていきます。
第4章【志は、ここにあり】誰にどうなってほしい?その先の社会は?どうしてそう思うの?「ターゲット&世界観&ストーリーワーク」(目安20分~30分)
ステップ1:第3章で見つけたソウルセンテンスをすることで、あなたは「どんな人」に「どうなってほしい」ですか?1~3パターン、書いてみてください(ターゲット、ミッション設定)(5分~10分)
パターン例:(ソウルセンテンスをすることで)◇◇が原因で、〇〇に困っている人/〇〇に困難を抱えている人が、××のようになって、△△のように幸せになってほしい。
例1:Dさん
ソウルセンテンス:車や自宅などで、子どもやご老人、1つのことを極めた人などとにかくたくさんの人と話し、みんなで企業や人、自然、動物などの地球に存在するすべてのものが幸せでいられる方法を考え、健康に良く誰もがおいしく食べられる食事を提供できるたくさんの人が集まる場をつくり、そこでのイベントを通して人に活躍してもらったり、人の笑顔、元気、幸せをつくる。
ターゲット:(ソウルセンテンスをすることで)自分の親や周りにいる大人達を見て大人になったら、今やっているように好きなことを好きなようにやってはいけないと思っている子ども達に、少しでも未来に希望を持ってもらい、自分も世界一幸せになろうと思ってほしい。
※ソウルセンテンスとターゲットで合わせて「ミッション」と呼びます。
※もし答えにくい人は、「ソウルセンテンスをすることで、結果的に誰かひとりが幸せになるとしたら、一人だけを幸せにできるとしたら、どんな人?」と考えるとよいと思います。自分が利他的に考えられなくても全然OKです。結果として人が喜んでくれればよいのですから。
※ターゲットは「世界中の困っている人」のように広くとるのではなく、◇◇が原因で、〇〇に困っている人/〇〇に困難を抱えている人 のように具体的にいこう。また、広いところから具体的にできにくい人は、「自分はどうしてこのターゲットに届けたいんだろう?」という「理由(自分の人生経験)」を考えてみるとよいと思います。
※ターゲットとソウルセンテンスがつながらない人は、ターゲットを別で頭の中で考えてソウルセンテンスとつなげようとしてしまっている可能性があります。あくまで「ソウルセンテンスをすることで誰がどう幸せになるのか」を書いて下さい。
※ターゲットにしている人は「なぜ困っているのか?(ステップ1の解説冒頭の「◇◇」部分)」を自分視点で追加で少し詳しめに書くと、それが自分なりの社会課題への関心になります。例:大人になるのが楽しみだと子供が思えないのは、キラキラと働いている大人が少ないからだ。それは、自分のやりたいことを見つけられないままに進学・就職する日本の教育システムのせいだ。
※どうしてもイメージしづらい人は、ソウルセンテンスに関わる自分の過去の記憶をイメージしながら書くとよい。大抵、困難を抱えていた自分自身や家族や近い人と同じ属性がターゲットとなる。
ステップ2:ソウルセンテンスをすることでターゲットがどんどん幸せになっていった結果、世の中や社会は結果的にどうなると思いますか?/どうなってほしいですか?(世界観、ビジョン設定)(3分~8分)
例:Dさん
ソウルセンテンス:車や自宅などで、子どもやご老人、1つのことを極めた人などとにかくたくさんの人と話し、みんなで企業や人、自然、動物などの地球に存在するすべてのものが幸せでいられる方法を考え、健康に良く誰もがおいしく食べられる食事を提供できるたくさんの人が集まる場をつくり、そこでのイベントを通して人に活躍してもらったり、人の笑顔、元気、幸せをつくる。
第1ターゲット:(ソウルセンテンスをすることで)自分の親や周りにいる大人達を見て大人になったら、今やっているように好きなことを好きなようにやってはいけないと思っている子ども達に、少しでも未来に希望を持ってもらい、自分も世界一幸せになろうと思ってほしい。
第2ターゲット(より具体化させたい人はエキストラで時間を使ってやってみてください):第1ターゲットを幸せにできた場合、その波及効果や延長線で、どんな人や組織がどう幸せになるかを、思いつく限り想像して書いてみてください。例としては、「未来に希望を持つ子どもを見ることで、大人も元気になる」「地域や自治体が活性化する」「会社がやりたいことベースで働けるようになる」など。
世界観(自分がソウルセンテンスをすることで、第1ターゲット、第2ターゲットがどんどん幸せになっていったとき、結果としてどんな世界になっていくか。):家庭環境によらず、子どものうちから今私は幸せと思うことで、次の代もその次の代も子どもにそう思わせられるような子育てができて、未来までずっと幸せに溢れる世界が続く。
※世界観のことを「ビジョン」と呼びます。
ステップ3:ソウルセンテンス、ターゲット、世界観は、自分のどのような過去の経験から生み出されていると思いますか?1~4個くらい出してみましょう(ストーリー設定)。(10分~20分)
例1:父親がアルコール中毒で、家庭では全く私の話を聞いてくれなかった。だから私は学校で自分の本音が話せず、人間関係で苦労した経験があった。だからこそ、人が自分の本音を話して豊かなつながりをつくってくれることを心から願っているし、それが自分のビジョンになっている。
例2:両親ともに学校の先生だったので、後輩の面倒を見るのが自分もずっと好きだった。直接的な教育の仕事を自分はやらないけど、人事として同じようなことをしている。
例3:自分は帰国子女で、日本の学校でいじめられた経験が沢山あった。だから、もっと多様性のある世の中にしたいと思っている。
例4:小さいころから、外で遊んで昆虫集めや、外遊びをしていた。だから、人と自然がもっと近くなるようなことを仕事にしたいと思っている。
※書き出すだけだと自分の頭の中で整理できないことがあります。その場合は、一緒にワークをしている人と、目安の時間外で一人5分~15分程度、このテーマについて語ると、頭の中が整理できます。
※昔のことを思い出しづらい人は以下の枠組みで思い出すとよいでしょう。1,両親、兄弟、祖父母関係のネガティブ、ポジティブだったこと 2,学校、友人関係のネガティブ、ポジティブだったこと 3,幼少期、小学校、中高の時期に印象的だったこと 4,自分が幼少期、小学校の頃に楽しく遊んでいたこと、ずっとしていたこと 5,中高時代の成功体験 6,父親、母親、祖父母の教育方針(推奨されていたこと、とがめられていたこと)
※思い出し方として、ソウルセンテンスやターゲットや世界観から連想して思い出してもよいですし、単純の印象的だった出来事(特に親子関係や人間関係)を思い出して、それをソウルセンテンスやターゲットや世界観と繋げてもよいです。両方やると、より精度が上がります。
※どうしても思い出しづらい人は、NCS-Bという、自分を形作る経験を思い出して、今の自分と意味づけを行うワークがあります。詳しくはこのページの最後をご覧ください。
※ターゲットは、かつての困っていた自分や、家族であることが多いです。ソウルセンテンスは、かつての自分の成功体験や楽しかった経験、いつもやっていたことやハマっていたこと、切実に困ったことを解決した方法であることが多いです。どうしても思い出しづらい人は、参考にしてみてください。
1,ソウルセンテンスをすることでターゲットがどう幸せになるかを、確認
例:人の想いに寄り添い、引き出すことで、個性が抑圧されている人が、自分らしく生きられるようになる
2,その想いに近い、既存のあらゆるサービスや取り組みは、あなた目線で一体何が足りない、何が不満なのか
例:料金が高すぎて、一歩が踏み出しづらい人は、受けられない。他は、感情のケアばかりをやり過ぎている。
3,それらの問題がどのような社会的構造、経済的構造,感情的構造で起きているのか、思いつく限り書いてみましょう 社会的構造例:近代化の果てに教育で主体性を育まなくなってしまっているから 経済的構造例:質の高いコンテンツを提供する人は限られており、彼らが1on1でプログラムを提供すると、どうしても高くついてしまう。感情的構造例:人は変わりたくても変わろうとするアクションを取りづらいから
4,その問題点を解決したサービスを、あなたがソウルセンテンスを通じてターゲットに提供したとします。ターゲットの周りやその延長線上で、どのような人や組織が、どう喜んでくれると思いますか?思いつく限りリストアップしてみましょう。
例:家庭内の会話が増えて家族がハッピー 例:従業員がやる気になって成果が出て会社が喜ぶ 例:経済がよくなって、国がハッピー
5,その結果、実利的、経済的に、金銭的に得をする人や組織は誰ですか?そしてそれらはどう得をしますか?思いつく限りだしてみてください。
例:国が得をする。なぜなら、今まで生活保護を支払う対象だった人が、心地よく働いて税金まで納めてくれるようになるから。 例:地方自治体が得をする。なぜなら、皆が健康になって、特に高齢者の医療費が減って、税金負担が少なくなるから 大学受験組の親が得をする。なぜなら、こどもの進路が定まり、合格率がアップするから。
6,得をする人からお金を貰うビジネスを考えてみてください。
例:生活保護世帯の子どものモチベ―ションを向上させる私たちの取り組みに対して、政府が税金でお金を出し、子供が生活保護世帯にならず働いて納税者になれるような教育を提供する。
7,どんなリソース(人、モノ、カネ、情報、信用など)があれば、その仕組みは成り立ちますか?
例:子供に寄り添う教育ボランティアの人達、子供が集まれる地方の空き家
ここで見つかるのは、まだ世の中にないけど、実は潜在的には求められているかもしれないビジネス(職業)です。独立したり、新しいジャンルの仕事に取り組みたい人は、ぜひやってみてください。
※もちろんこれを具体化していくためには、関係者に丁寧なヒアリングをして、実証実験をして、失敗と成功を繰り返して、というかんじで、かなりの時間と労力がかかります。
第5章【自分の理想の職業は?】自分が最もワクワクする「オリジナル職業」を見つけよう!
ステップ1:オリジナル職業をつくるための「感情的な素材」を追加する。(省略可。アイデアが出しづらい人のみ。)(3分~5分)
以下のNVCのFeeling list のAから3~5個、Needs list から3~5個、直感的に自分が好きなものを選んでピックアップしてメモしてください。
例:feeling:1,親しみのある 2、愛のある 3,心を開いた needs :1,おもいやり 2,配慮/気遣い 3,一貫性 4,共感 5,共鳴・共振
ステップ2:オリジナル職業をつくるための「ロールモデル素材」を追加する。(省略可。アイデアが出しづらい人のみ。)(5分~10分)
実在、非実在を問わず、好きなキャラクター、ロールモデル、尊敬する人を3人挙げてみてください。そしてそれぞれの人に対して、好きな理由を2~3個挙げてみてください。その理由で使った言葉が、オリジナル職業づくりの素材になります。
例1:ワンピースのルフィ 理由1:仲間想い 理由2:空気を読まずに挑戦する
例2:お父さん 理由1:有言実行 理由2:お金勘定がしっかりしている 理由3:家族を大切にしている
ステップ3:今まで出した「抜き出した職業」「ソウルセンテンス」「ターゲット」「世界観」「ストーリー」「素材」をヒントに、「鬼盛りオリジナル職業」を4~8つ、つくってみてください。
※お金が稼げるかは関係なしに、つくってみましょう。
※半分ふざけて、中二病的な遊び心でつくってみよう。
※いったん出してみて、後からブラッシュアップしよう。最初から完璧なものをつくろうとすると、出てこない。
※今までのワークの結果は、そのまま使ってもいいし、ヒントにするだけでもOK。
例1:世界中を旅し、日本の子どもたちに笑顔と勇気を与えるユーモアティーチャー
例2:自然のことは何でも知っている森の仙人
例3:「薬を使わずに、病気を解決!」東洋の漢方ブラックジャック
例4:社会課題の解決事例を1万個知っている、最強グローバルコンサルタント
例5:世界の笑いを総取りする、皮肉系youtuber
※時間がある人は、つくった鬼盛りオリジナル職業に100点満点で点数をつけてみて、その点数が上がるよう、言葉を削ったり増やしたり、具体化したり抽象化したりして、いじってみよう。
例:「薬を使わずに、病気を解決!」東洋の漢方ブラックジャック(60点)→「薬も手術も使わない!」病気を未然に防ぐ漢方や食生活指導をする、AIブラックジャック開発者(95点)
以上で第5章は終了になります。具体的に自分のアイデンティとなるものが見つかって少し安心してきたと思います。次は、それをいつやるのかの計画づくりに移ります。
第6章【いつ、何をする?】やりたいことを「直感的に」計画に落とし込もう!
ステップ1:タイムラインをつくって、直感的に「鬼盛りオリジナル職業」を並び替える(3分)
ステップ2:もしも魔法が使えたら、鬼盛りオリジナル職業を実現するために、どんな準備や行動をしたいかを、タイムラインに追加(5分~15分)
例:時間があれば、できあがったタイムラインが自分にとって最高のものになるよう、沢山追加してみよう。直近の半年間は手厚く沢山書いてみよう!
今すぐ:(3社でインターンをする)(本を100冊読む)
1年後:〇〇な見習いドクター ××な△△ (合気道を習い始める)
3年後:(仕事を辞めて世界一周)
5年後:△△な◇◇ (海外大学院に進学)
7年後:(副業を始める)
10年後:××な〇〇 ◇◇な×× (起業する)
15年後:(海の見える街に移住)
それ以降:
ステップ3:鬼盛りオリジナル職業や準備や行動のうち、関連するものを矢印でつないで、関係性を明らかにする
例:
今すぐ:(3社でインターンをする)
↓ ↘
1年後:〇〇な見習いマーケター ××な△△ (英語を習い始める)
↙
3年後: ↓ (仕事を辞めて世界一周)
↙
5年後: △△な◇◇ (海外大学院に進学)
↓ ↙
7年後:(コーチングの副業を始める)
↓ ↘
10年後: ××な〇〇 ◇◇な×× (起業する)
↓ ↙
15年後:(海の見える街に移住)
それ以降:
Q、実現可能性が不安です→大丈夫です。「映画監督、なれるかなあ」と考えてしまう人は「映画監督」という名詞に囚われてしまっている人です。映画監督=スケールの大きなことをしなければいけない、技術や経験が必要、という思い込みが働いています。でも大事なのは、動名詞や世界観です。「感動シーンを構想し、作品で泣いている人を笑顔にする」のような言葉に忠実であれば、スマホで撮影した動画でも、自分がやりたいことをやれている映画監督になれるわけです。そしてそれがyoutubeで何百万再生もされることもあるわけです。そしてそれがガチの映画監督によって映画化されることもあるわけです。そうしたら自分の役割は「映画監督的な「脚本家」」になります。そうなんです。自分では映画監督だと思っていたアイデンティティが、実は世の中的には「脚本家」だった、なんてことが往々にしてあるわけです。なので「なれるか不安」というときは、「その名詞は経験を積むと微妙に今後修正される」と考えたほうがよいかもしれません。もちろん、経験を積まないと修正できないので、「不安だけどとりあえず軽くやってみる」という精神が重要になります。
以上で、第6章は終了になります。かなりの解像度で「自分のやりたいこと」が見つかってきたのではないかと思います。しかし、これを実現させていくためには、「モチベ―ションを高めたり」「情報やチャンスを収集したり」していく必要があります。次以降の章では、そのための具体的な方法について明らかにしていきます。
第7章【直近で、誰に話す?】やりたいことのモチベと解像度を上げる、つながり発見ワーク
せっかく見つけた自分の「本当にやりたいこと」。実現させないと、悲しいですよね。
しかし、もしかしたら「本当にやりたいこと」があまりにも理想的過ぎて、テンションが下がってしまっている人もいるかもしれません。
ですが大事なのは、「どうしたらできるか」を考えることです。できるようになるために、行動していかないことには、やりたいことは一向に実現していきません。
では、どのように行動すればいいのか。その答えは往々にして「人」が持っています。人に自分のやりたいことを話すことで、ポジティブなフィードバックを貰えれば、モチベ―ションが上がり、行動できるようになります。情報や機会を貰えれば、具体的な行動機会ができ、それをすることで自分のやりたいことに対する解像度や説得力があがります。また、単純に人に話すことで、ぼんやりとした自分のやりたいことが、整理できます。
では、具体的に誰にどう話せばよいのかを、イメージできますか?それがまたイメージできない人は、この章で明らかにしていきましょう。
ステップ1:人に話せるように、自分のやりたいことを整える
まずは、端的に自分のやりたいことを話す準備をしましょう。下記の4つにまとめると、どんな人にでも自分の想いが伝わるようになります。いったん簡単に書き終えたら、一緒にワークをやっている人に対して原稿を見ずに話をしてフィードバックをもらいましょう。
1,自分の目指している方向性(ソウルセンテンス、ターゲット、世界観)
ex.私は生まれや育ちが原因で、自分のやりたいことに挑戦したいけど一歩踏み出せない人に対して(ターゲット)、その人の気持ちに寄り添い、健康環境を整えるお手伝いをすることで、明日への活力をみなぎらせ、挑戦できるようにサポートをしたい(ソウルセンテンス+ターゲット)。それにより、人がもっと心もカラダも健やかに、堂々と人生を生きられる世の中にしたい。
2,そう思うようになった経緯(ストーリー)
ex.自分は中学校の頃、親が離婚してしまった。そのせいで経済的に困窮し、体調もわるくなり、自分のやりたいことに対して踏み出せない時期があった。でもある時期からおばあちゃんが家に来て、家の食事を毎日おいしく作ってくれた。それにより毎日生きることが楽しみになり不思議と色んなことに一歩が踏み出せるようになり、奨学金をもらっての海外留学や生徒会活動などを存分にすることができた。だから私は食事の持つ力を信じているし、それにより多くの人を幸せにしていきたい。
3,具体的に自分がなりたい姿、やりたいこと(鬼盛りオリジナル職業や行動計画)
ex.なので私は、栄養学を基盤にしつつも、どうすれば安価にそれを届けられるのかをビジネスに落とし込む経営学を学びたい。なので大学では栄養学を学びながら、学生団体やNPOで貧困家庭に食を届ける活動をしたい。いったん食品会社で働き商品開発とマーケティングの実践をしたのち、海外大学でMBAを取得し経営を学びたい。そしてその後起業して自分のミッションを果たしたい。
4,そのために協力が必要なこと、お願いしたいこと
ex.自分と同じことを考えているロールモデルや、NPOや、会社を教えてほしい。食の経営を学べる海外大学院をもし知っていたら教えてほしい。もし同じことを考えている同世代の仲間がいたら、教えてほしい。
ステップ2:誰に話すのかを、洗い出す。
ステップ1で見つけた1~4を話して、いいことがある人を以下の4パターンに分けてリストアップしてみましょう。人数は人によって異なるが、可能性が薄い人も含めて全部で15~30人くらいいると望ましい。数が少ない人は、パターンDからパターンA~Cの人を増やしていく戦略をとるべし。
パターンAの人:自分のやりたいことの仲間になってくれたり、手伝ってくれたりしそうな人 ex.同僚のA君、大学の後輩のBさん etc…
パターンBの人:自分のやりたいことに対して「アドバイス」や「情報」や「機会」や「人の紹介」や「お金」をくれそうな人や団体 ex.投資家のCさん、おばあちゃん 知り合いの社長のDさん etc…
パターンCの人:自分の背中を押してくれたり、壁打ちに付き合ってくれそうな人 ex.お父さん、親友のEさん etc…
パターンDの人:まだ会ったことが無いけど、今後つながりたい人やコミュニティ ex. 慶應大学大学院システムデザインマネジメント学科、ベンチャー企業F、あこがれのGさん
※複数当てはまる人もそのまま書いてOK。
ステップ3:優先順位を決めて、実際に話に行く。
ステップ2でリストアップした「話すべき人」にさっそくアプローチしてみましょう。まずはリストアップした15~30人に対して「◎(今すぐにでも連絡取りたい人)」「〇(◎の人に話をして情報を集めたりモチベが上がったら話をしたい人)」「△(ちょっと今は話しづらいけど、いつかは話をしたい人)」という形で優先順位をつけましょう。 例 パターンA ◎お父さん △Bさん
それが終わったら、実際に◎の人に「近況報告会しよう」「相談したい事があります」「ちょっと今度ランチしよう」という形でメッセージを打ってください。実際にこの場で行動することで、あなたの心と環境がどんどんと動いていき、ポジティブな状況に変化していきます。
※話にいくときのポイントは、やりたいことを必ずやらなければいけない、と重く考えるのではなく、軽く相談してみる、というイメージの方が、話しやすくなります。
※今は難しい人は、無理をしないでください。
※わざわざ自分のことを否定しそうな人に最初から相談するのはやめましょう。一気にモチベ―ションが下がってしまいます。
その秘密をスタンフォード大学のバンデューラ博士が「三者相互作用」という形で明らかにしています。下記の図において、個人的要因というのは、スキルや能力やモチベ―ションです。行動というのは、人に会ったり経験したりすることです。環境的要因というのは、人間関係とか信頼関係のことです。
つまりは「人に話をして(行動)、人間関係が変われば(環境的要因)、モチベが変わる(個人的要因)」「モチベが変わって(個人的要因)、挑戦すれば(行動)、周りから信頼されたりいいつながりができて(環境的要因)、能力や自信がつく(個人的要因)」ということです。
まさに「自分のやりたいことを人に話す」という行動は人生を変えていく第一歩なのです。
もっと具体的に言えば。「それってどういうこと思考」を使えば、「人が前向きになる→(それってどういうこと)人が自分のやりたいことをやっている、かつ人が豊かなつながりを得ている→(それってどういうこと)人が仲間を得て、自分が楽しいことで世の中に対し本当にいいことをしている」という風により詳しく定義をしなおすことができます。
調べるモチベが低い場合は、その分野の人とつながったり、今の環境が苦しくなれば、自然と調べるモチベは上がります。
分析をしてみましょう。「ダイエットしたくても食べ過ぎてしまう」→(どういうときに食べ過ぎる?)「人間関係にストレスを感じているとき」→(どういう状況で人間関係にストレスを感じる?)「人が自分のことを嫌いなんじゃないかと不安なとき」→(なぜ嫌われると思っているのか?)「中高時代にずっと部活でいじめられていたから」 こんなイメージです。
特に、身近な人。親、先生、上司、友達、ここら辺から強く反対されそうだと自分で思い込んでいるうちは、なかなか積極的に行動をすることはできません。
健康を整えるときの観点は、(最重要)食事、運動、睡眠 (重要)引っ越し、友人との雑談 (できれば)部屋の片づけ、持ち物整理 です。
さいごに。以上が、今僕が知っている「やりたいことの見つけ方」です。もしかしたら、沢山あって「よくわからない」という方も多いと思います。
結局言いたい事は、「よく寝てよく食べてよく運動して、自分の心に素直になって、本音で人と話をして、身近な人を大事にしつつ、色んな人と会って世界を広げて、自分の負の感情と向き合いながら、少しずつ挑戦をしていこう!」みたいなことです。
でもそれがなかなか難しい。こんなことを偉そうに書いてる僕も、2年前、精神的に辛くなり過ぎて、倒れる寸前までになりました。
だからこそ、こういう基本的なところの大事さに気が付くことができたのだけど、本当に人生山あり谷ありなんだなあ、ということを強く感じました。
そんななか、このページが皆さんにとって、少しでも人生をよりよくするきっかけになることを心から願って、このワークショップを締めくくらせて頂きたいと思います。
お読みいただき、誠にありがとうございました。