上記は7年前の僕自身の写真です。このページの上の方の人の写真とはちょっと別人ですよね笑 目つきがギロっとしていて、笑顔が不得意な人でした。この頃僕は「自分にはチームがつくれない」「自分は他人と仲良くなれない」と思っていました。すなわち、チームをつくるための「行動力」が皆無で、自信も勇気もない、そういう状況でした。
一方で僕は、「仲間と一緒に日本をよりよくしていきたい」という小学校からの夢がありました。そのためにはもちろん、人と信頼関係を築いて仲良くなったり、チームをつくってプロジェクトをやったり、という必要がありました。
「仲良くチームをつくりたいのに、自分にはつくれないと思っている。だからチームをつくらない。立ち上げメンバーに入るだけで、自分がトップにはなりたがらない」こんな矛盾に満ち溢れた謎現象が、何年も何年も続いていました。
3年くらい前に、もうついに我慢できなくなりました。イメージとして「やりたい!」というアクセルと「自分にはできない!」というブレーキを両方踏んでいる状態でした。車なら、壊れちゃいますよね。人なら、めっちゃつらい状況になります。そこで友達(今は新体操日本代表のメンタルコーチをしていて、圧倒的な成果を出しまくっているお医者さんです)に相談をしたところ、「ちょっとこんなワークショップを開発したからやってみる?」と誘われてやってみたのが、このワークでした。
「自分にはチームがつくれない」「自分は他人と仲良くなれない」と思い込んでいた原因は、中高時代にサッカー部でいじめられ続けた経験でした。
「自分は空気が読めなかった。」「だから周りに合わせられず、チームの活動がうまくいかなかった。」「いい人間関係が築けなかった。」そんな過去の悲しい経験や恐怖が自分の中には眠っていたのです。
そして、その悲しみを味わいたくが無いために、僕は「チームをつくる」「人と仲良くなる」という行動を徹底的に避けていました。目の前にいるのは、あの時のサッカー部のメンバーでも無いにも関わらず。あの時の状況とは全く違うにも関わらず。
僕は、ありもしない恐怖に怯え続けていただけなのでした。ワークショップでは、そんな自分もまずは受け入れるよう、ゆっくりと感情を味わいました。
そうすると「自分が本当は取りたかった行動」が自然と出てきました。「もっと相手の気持ちを考えて、話を聞いて、お互いのやりたいことがやれるような関係を築こう。」
自分がしてほしかったことを、自分は他人にできていなかった。それゆえに、悲劇が起きていた。
でももし、それを自分ができたとしたら。それはもちろんチームもできる。人とも仲良くなれる。考えてみたら当たり前のことでした。
ワークショップの最後で僕はそう胸に誓い、さっそく小さくですが、「飲み会を、チームをつくってやる」という行動に出てみました。互いのやりたいことを話して、チームをつくって、企画をして、数十人の飲み会をやりました。
すると、その飲み会はとてもうまくいきました。その成功体験で、僕の思い込みはすーーっと消えていきました。「僕はチームがつくれないわけではない」「人と仲良くなれないわけでは無い」そう新しく思い直すことができました。
それからは、僕の「チームをつくる行動力」「人と仲良くなる行動力」は極端に上がりました。元々「学ぶ行動力」や「新しいことに挑戦する行動力」などは持っていたので、色んな活動が上手くいきました。
足りなかった行動力を改善できた理由は、いたってシンプルです。無意識に避けていた行動が、できるようになったからでした。すなわち、「人の気持ちを考える、人の話を聞く、自分の考えを伝える」そういう基本的なことを避けることを、僕は辞めたからでした。
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以上はあくまで、「僕が僕に必要な行動力を上げた時の話」です。皆さんには皆さんに必要な行動力があるし、それを阻んでいる経験があるし、それを解決することができる。今回はそういう意味で、僕の話を紹介させていただきました。
※皆さんにありうる例
・人から否定されるのが嫌だから、自分を発信しない
・完璧じゃない自分を見せるのが嫌だから、自分の成果を見せない
・人から嫌われるのが嫌だから、自分の話をしない
・自分が会話で価値を出せていないのが不安だから、人の話を聞かずにしゃべりまくってしまう。
・自分が劣っていると感じるのが嫌で、社交的な場に出るのを控えてしまう。
・一人ぼっちの寂しさを味わうのが嫌だから、集団からあえて離れてしまう。
・仲良くなって裏切られるのが怖いから、薄く広くしか人と付き合えず、深い人間関係が築けない。
・自分に価値が無いといつも不安だから、資格や成長を求めてしまい、自分のワクワクに従えない。
・自分が否定されるのが怖いから、いつも他人を否定してしまい、相手を褒められない。
・自分はどうせやっても無駄だと思っているから、努力や挑戦をしない。
などなど。どれも自分が望んでいる現実から、自分で遠ざかってしまっている現象です。これを解決しないと、僕たちは前に進めません。
まずは、現状の特定から入ります。
例1:上司との関係が良くない
例2:留学に行くかどうか迷っている
例3:母(父)と最近あまり話をしていない
例1:現職で成果を出して、MBAに行き、その後ベンチャーに転職して、海外も視野に入れた新規事業を任されている。
例2:イギリスのMBAでファイナンスと経営を1年間勉強して、ビジネスパーソンとして成長している。
例3:家族と仲良くなって、留学中に家族をイギリス旅行に連れて行っている。
例1:母親にやりたいことを否定されて悲しかったし、寂しかったし、悔しかった(感情)。ほんとは親に自分の好きなサッカーを認めてほしかった(期待)。そうしたら友達と仲良く遊べたし、家でも楽しく過ごせたのに(意図)
例2:先生に自分のアイデアを否定されて、悲しくて悔しかった(感情)。先生には、新しい遊びを多めに見て許してほしかった。もしくは危なくないようにアドバイスをしてほしかった(期待)。そうしたらクラスのみんなと楽しく休み時間を過ごせたのに(意図)
例3:上司に組織改善案を見てもらえなくて悔しかった(感情)。上司には、僕の強みを見て、今の向いていない仕事よりも、自分が向いている新しい仕事ができるよう応援してほしかった(期待)。そうしたら自分も会社に成果を出せるし、活き活きと働けるのに(意図)。
※期待を出すときに、遠慮せずに。「欲を言うと」から考えてみると出やすい。
先日はありがとうございました!変わったことはありすぎてほんとにキリが無いんです!! 目立つとこだと、噛み合わってなかった上司の方と柔らかいコミュニケーションができるようになったりとか、普段から気持ちがすごく落ち着いて全然疲れなくなりました! 多分今まですごいバリアをはってて勝手に疲れてたんだと思います。
NCS-Aの内容は一応これまで個人的に向き合ってきてて、Cも受けてたからBでほんとに最後のブロックが取れた感じしてて、
個人的には劇的な変化というか、話し方変わったし、思ってること言うのためらわなくなったし、だから全然疲れもしないし、
ビクビクしなくていいから(?)なのかすごくゆったりした気分というか、食べるものもおいしいし、目に映るものもきれいだし、色々めっちゃ楽だなって(笑)
本当にありがとうございました。
母の話を聞く中で、家族の間でいろいろと連鎖していたことを知れたのがとても学びになりました。(祖父の家は貧乏で、頭が良かったのに勉強できなかったこと、それが原因で母親を否定してしまったこと、母はそれが元で私に自分ができなかった事を押し付けてしまったこと)
自分が自分としっかり向き合うことで、自分だけでなく、自分の周り、ひいては次の世代へこの連鎖を起こさずに済むのだなと知りました。
せっかく他者へ影響を与えるのなら不幸せな影響ではなく、幸せな影響を与えたいと思います。そのきっかけを頂けたこと、本当に感謝しております。
喜多さん、参加者の皆さん、先日は素晴らしい場をありがとうございました。
最後のワークで、一ヶ月自分がやりたいことの中に、親に今自分がやってることをちゃんと話して理解してもらう、というのがありました。
特に母親に関してはNCSという場や、やりたいことを見つけたい、という私の思いに対して、なかなか理解を得られずにいました。それが私には悲しかったのですが、NCS前はうまく自分の考えを説明できませんでした。
しかし先日自分がどういうイベントに参加して何を思ったか、ということを説明することに挑戦してみました。
話してみると、母は思ったよりも興味を持ってくれて、母のメンタルモデルが価値ない型だということと、実際価値を見出すのが得意という部分も発見され、親子ともども新たな自分への解釈が増えました。
また、母も自己承認欲求が強く、私の似た部分があることもわかりました。
もともと母とは本音を話す仲ではありましたが、NCSを通してより多くのことを語れるようになりました。
今は一人暮らしなのですが、今朝実家を出るときに、「あなたのセミナー(私が喜多さんからレクチャーしてもらった内容をパワポを元に話したこと)のおかげでやる気になってきた!私もやりたいことやってみる!」という声を両親からもらいました。
我が家にも新しい風がふき、私も新しくなれそうな、そんな感じがしました。
引き続き、少しずつかつ確実に変わっていこうと思います
先日は充実した時間をありがとうございました。とても疲れましたが、いまの私には必要な時間だったと思います。
母親に早速、現職を選んでしまった元になった体験(ワークで向き合った体験です)を話した上で今後したいことを話したら、すんなり納得してもらえてかなり驚きました。いつもは私が理由を説明しても、よくわからない違う理由(結局人で選んだんでしょ?など)と決めつけられ、喧嘩になることが多かったので、こんなにあっさりと納得してもらえたことに、正直驚きました。
私より元々鋭いところがある母なので、私が自分自身の行動に心から納得いってないことが伝わっていたのかなと思います。
更に母親の幼い頃の話も聞くことができ(父親から否定された話など)お互いを理解できる時間になりました。
またこれからも自分自身と向き合いつつ、教えていただいたことを実践していきたいと思います。
先日は充実した時間をありがとうございました。とても疲れましたが、いまの私には必要な時間だったと思います。
母親に早速、現職を選んでしまった元になった体験(ワークで向き合った体験です)を話した上で今後したいことを話したら、すんなり納得してもらえてかなり驚きました。いつもは私が理由を説明しても、よくわからない違う理由(結局人で選んだんでしょ?など)と決めつけられ、喧嘩になることが多かったので、こんなにあっさりと納得してもらえたことに、正直驚きました。
私より元々鋭いところがある母なので、私が自分自身の行動に心から納得いってないことが伝わっていたのかなと思います。
更に母親の幼い頃の話も聞くことができ(父親から否定された話など)お互いを理解できる時間になりました。
またこれからも自分自身と向き合いつつ、教えていただいたことを実践していきたいと思います。