フォーム 予約 決済 メルマガなど集客機能がオールインワン!
おとな・こども・絵を描いて遊ぶ教室
描いてみよう
手とハートは知っている
★自由に絵を遊びたいおとな・こども
★がんばり続きでお疲れのとき
★なんとなく不安を感じるとき
絵を遊びながら自分の今を
感じ直してみませんか?
初回ワークショップは、2時間1000円です。
絵を描く遊びの中に
自分の感覚を取り戻し育てていく
そのパワーがあると考えています
★悩みを抱えている方には
悩みを絵で表現しながらの
自分探求もおすすめします
繰り返し描いていると
それまで気づかなかったことが
見えてきます
そのためのサポートをします
★アトリエのOPEN 時間は、
通常13時-17時ですが、
ご希望があれば
20時まで広げられます。
お気軽にお問合せください(^^)。
ハーフ・ムーンより、お知らせです。
2024.1.18より、長い1ページのHPにしています。アトリエのOPENカレンダーと、お問い合わせフォームは、先頭に置いておきます。
新しいHP出来ました
こちらです↓
https://halfmoontakutika.com/
アトリエのはじまりのことや、考え方、遊び方、Q&Aなどを、くわしく載せてあります。これから更に編集して充実させていく予定です。アトリエへの申し込みは、新旧どちらのHPからでも大丈夫です。しばらくは、新旧両方を使っていきます。
アクセス
アトリエは、埼玉県川越市です。最寄り駅は、東武東上線・JR川越線の川越駅 、または、西武線・本川越駅です。駅前の、停留所から西武バス【本54】川越営業所行または、【本53】今福中台行にお乗りください。中台橋で降車、徒歩3分です。お申し込みのあった方へ、詳しい住所をお知らせします。車で来られる方は、駐車場をご案内しますので、車で行きますとお知らせください。
レッスン料金
初回の体験WSは、1000円です。
通常のレッスンはA、Bとも、3000円です。小学生以下は、1500円です。
*小学生、中学生の付き添いの保護者さんには、一緒にお絵描きするのをおすすめしますが、保護者さんのレッスン料金はいただきません。
*ペア割引あり。お友達と二人で来られる時は、お二人で5,000円です。
*ご紹介割引あり。紹介した方は、その回は2,500円です。紹介された方は1000円の初回WSをどうぞ。
YouTubeで川のせせらぎの音を流していますので、
その音を聞きながら、静かに呼吸をして、気持ちが落ち着くのを待ちます。
上手くいっても、いかなくても、大丈夫。
ココロの旅に出たら、今日は何に出会うかな。。
知ってる道から行くのもよし、ぜんぜん知らない道をいくのもよし。。
Iちゃん20回目です。ちょっと風邪気味で、お鼻、ぐすぐすしてます。時々鼻をかみながら、絵を遊びました。
Iちゃん、今日は、水彩でした。スポイトで、溶いた絵の具を垂らして遊んでます。たっぷりの絵の具のしずくが繋がって、表面張力の水たまりができる。そこに、別の色を置いて、滲んでいくのを見ています。それから、空になったスポイトでプシュプシュ!と絵の具を飛ばす。細かい飛沫が飛んでます。
それを、気のすむように遊ぶ。遊んでるけど、味わってます。ときどき、鼻をかむ。
鼻をかむ気持ちと、絵の具で遊ぶ気持ち。なんだか、さほど違いがないような気がしました。気のすむようにやる。
体調がいつもと違うとき、面白い表現ができることは、よくあります。そこが面白いんです。
Iちゃん、水彩を何枚も描いてティッシュで、押さえる。ふきんで押さえる。
ふきんに、きれいな青の絵の具が吸い取られます。ふきんを見て、これ、きれいだよね、そうだね、とおしゃべりしました。
アトリエのふきんは、こぼした絵の具を拭くために、置いていたんですがときどき、描く道具になっています。絵の具が、たっぷりの画面にふきんを広げて、ふわっと置いてそっとはがすと、いい具合になじんだ色になるのです。ふきんも、そうやって染まっていきます。
これ、5才のTくんもやってたなあ。そんなやり方は教えてないんですけど、表現の方法は、現れてくるのだなあ。。
最初の2枚は、ゆっくり味わいながら描いてました。後の5枚は、さくさく進んでました。水たっぷりの水彩でこれだけ描いたら、風邪気味のIちゃん、少し楽になったかな?
今日の気づき。鼻をかむように描く💗です。テキトーに描くのは、雑に描くのとちがう。カラダに聞きながら描く。ついつい、忘れがちな私です。
青年Hさん、初めての来訪です。絵を描きたいと思ったのは、ほんの数ヶ月前ということでした。(そんなフレッシュな感覚で、ウチのアトリエに来ていただいたんですね!)
上手くなりたくて、でもどうしていいか、わからない。YouTubeでデッサンの動画とか参考にして描いてみたけれども。実際に人を見て、デッサンしたりしてみたけれども。これが役に立っていくのだろうか?というお話だったと思います。
描いている絵を少し見せてくれました。デッサンというものを始めて、本当にまもなくの感じ。私も高校生の頃描いてたような絵です。懐かしい感じ、しました。
でも、美大に行くためにするような石膏や、静物のデッサンは、役に立つのか?というと私の場合、ムダではなかったと思う、けれども。
「予備校って、どんなことするんですか?」という質問に、答えてみました。最初は1日6時間の石膏デッサンを週に3日。残り3日は油絵の静物とか人体とかを6時間。夏までは、6日間でそれぞれ1枚を描く。夏過ぎには、3日で1枚描く。9月くらいまでは、みんな下手くそだから、来年は誰も合格しないんじゃないかと、先生は思うんだって。それが、11月くらいになると、急に化ける、と予備校の先生は言ってました。
何が起きていたか思い返すと毎日6時間も描いてると、自分の知ってる描き方だけでは、役にたたないのがわかってくる。ていうか、やれることを全部やって、歯が立たないので「どうして私の絵は変なんでしょう?」と先生に聞く。すると、描けていないところを指摘される。というやりとりを連日繰り返して、変なところを自分で見つけて修正できるようになっていく。そんなことを1年続けてたのでした。
でも、その技術がないと絵が描けないってことではない。技術のなさをいろんな工夫でカバーして、見てる人が違和感を感じなかったら、なんにも問題はない。だから、どこが変なんだろう?と思ったら、大好きな漫画家や画家の絵と比べてみたら、いろいろわかってくると思う。
Hさんの絵は、これから始まるところ。まずは、大好きな絵をマネをしてみるのは?とお勧めしました。自分で描いた絵のイマイチなところ。それをカッコよく描けてる作家さんがいたら、そこをよーく見てみる。描いてみる。
どうやって描いてるんだろう、これは?!これはなんでカッコイイのか?!こんな素敵な色の組み合わせってなに?!とか、出会うたびに、感動しながらヒントをもらう。これは、楽しいですよ。
美大に行くようなデッサンをあれこれやるよりも、気に入った絵に出会っていくほうが何倍か楽しい。私の場合、好きではないけど技術習得のためと思ってデッサンをやっていたら、自分の好きな絵がわからなくなってしまったので。
描きたいものを表現する、というより欠点を修正していくことの方を優先して描く、という習性が身についてしまって困った。そう言ってた友人は何人もいました。何事もムリは禁物とはよく聞きますが、ムリと思わず、必要な道と思ってがんばってしまったのですよ。せっかくできるようになったものを、手放すのはなかなかできなくて、その後、抜け出すのに苦労しました。
Hさんに手元にあった絵本や画集をお見せして、いわゆるデッサンとはちがう、というか、その先を表現している絵を紹介しました。どの画集を開いても、とても集中して見ておられました。静かに感動しているのも伝わってきます。
●リアルな風景、人物を描きながら深い情景の、アンドリュー・ワイエス。
●ファンタジーなのに深いリアルな手触りのある絵本、「青猫島コスモス紀」ますむらひろしHさん、時々、「すごい・・・」と言いながら、画集を見ています。何か大事なものに出会ったときは、時間が止まる感じがしますが、そんな雰囲気でした。
こんな話の合間に、ちょっと絵を描いてもらいました。ヒト型のぬり絵と図形を塗って自分を描いてみる。自分の感覚を遊ぶのは遠慮がちな感じでした。
そうですよね。今回は上手くなりたくて、でもどうしていいか、わからない。というのがテーマでした。そこに向けて、出来るだけ使えるお話をしようと思いましたが、どうだったでしょうか。描いた絵の実物を持って来てもらえたら、また、いろいろお話ができると思います。具体的で実用的な話は、そのあたりから始まると思います。
自分の絵が思うように描けたとき、
じわっと楽しくてうれしいですよ💗。
そんな手ごたえを、たくさん味わっていかれますように。
Hちゃんとお母さん、初めて来られました。
Hちゃんが絵を描くのが大好きで、お母さん自身は、絵をそんなに楽しんで描いた覚えはないんだけど、Hちゃんの楽しそうな様子を見ていたら、絵画教室に通わせたくて探していたそうです。
何か勉強を習うのではなくて、技術を覚えるのではなくて、アトリエで2時間、絵を遊ぶことに価値を見てくれて、本当にうれしいです。
私は、思うままに遊ぶことは、レジリエンス(回復力・しなやかさ)の種になると考えています。大人になったときの自分らしさは、子どもの頃の遊びに浸る濃い時間から出来ていくのではないかと思います。
初めての回はお母さんと3人でお話しながら、少しづつ時間が過ぎていきます。たぶん、居るだけで冒険なのです。お母さんと私のやりとりが続くと、そこに加わろうとするHちゃん。パワフルです♡
大人組は、色を感じながら描いてました。今の自分、仕事をしている自分、家族といる時の自分。。思い出しながら描いていくと、それぞれ、自然に、ちがう表現になる。表現されたイメージのちがいに驚きます。
大人たちが面白がっているとHちゃんが、私も、それやりたい!というので、やってもらいました。大人も子どもも、自分の描いた絵を説明するのは楽しい。質問されるのも楽しい。だれが一番上手、とかではなくて、その人が表現したかったことを聞くのが面白い。その人の大事にしていることの片鱗が見えてくる。。Hちゃん、いっぱいお話してくれました。
絵を描くのはウン十年ぶりです、と言ってたお母さんですが。自分の描いた絵にココロ動かされたようでした。イメージは表現になっていく。「これは、発見です」と言ってました。
自分が何気なくできたこと。自分にそういう感性があるということ。小さなことだけど、感性に実感がある。これは、大事な自信になると思うのです。
表現しようと思ってないのに表現になっている。これを子どもは、遊びながらやっているんではないかな。
表現は遊びで、それから自分のための呼吸。
Iちゃん、19回目です。最初の一枚、ネコを描き始めて、それがそのまま工作になっていくのでした。「ネコちゃん、かわいいー!」と言いながら2匹、3匹、作っていきます。
私は、紙を丸めてヒモでしばってネコを作るのをやってみてました。実は、Iちゃんにも、どう?と言ってみたけど、首をかしげて、「うーん?」という返事でした。OK、Iちゃんは、これは乗り気じゃないんだね。
そこで、私は紙を丸めて作るけど、Iちゃんは、画用紙で作ることにします。ネコ、トラ、ヒョウ、タヌキ(だったかな?)を作ったら、箱を家にして、入口を作ってネコさんたちを全員入れて、そっと屋根を閉めてます。おしゃべりと同時に工作が進んでいく!Iちゃんの遊び方は、これなんだなー!!良い作品を作る、というより、作っていくことそのものが、ストーリーで、感謝で、愛情♡。
これ、私は、忘れかけてたこと!なにしろ、ダメなところを修正していくんではなくて、もう、素敵なモノに決まってる!ところから、始まるのだ。。。
子どもはみんなアーティストって、誰かが言ってたな。。。ウチのアトリエの役割はこれかも。その人の動きと、出来上がるものの中に、アートを見つけること。。💗
指導はしないけど、もっとやり易くするために、提案はします。紙粘土で、ねこちゃんを作っていて、足をどうやって、くっつけようか、というとき。つまようじを使うのは?と提案して、Iちゃんはすぐに採用してました。これも、たまたま採用になったけど、ちがうやり方をしたい!と言ったら、もちろんそっちが優先だし。
先日、ウチの娘ちゃんと話していて、アトリエでいつも同じようなことで遊ぶのは、飽きちゃうかなと思ったら、そうではなさそうなんだよ、と言ったら。娘ちゃん、くるっとこっちを見て「だって、何やっても自由なんでしょ?!面白いにきまってんじゃん。学校の工作って、自由にやっていいって言いながら、ぜんぜん自由じゃなかったよ。ちょっと、こうしていい?って聞いたら、だめって言われるし」。。
むーん。だめ、と言うのは、即、自由にフタをすることで。だから、「だめ」以外のやりとりをしていくことが大事。学校の教室では、先生1人に子どもが30人ですから、細かなやりとりは、とてもムリなのだなあ。もちろん、ウチのアトリエも、どんなことでもできるわけではない。なので、やりたいことをどんなふうにするかのおしゃべりが大事で。そのための、マンツーマンなのだ。
だめ、と言っちゃうのはもったいなさすぎる。その人のアイデアを生かして考えるのが実は面白いし、お互いの理解も始まる、いいチャンスなのだ。絵を遊ぶのは仕事ではないし、芸術家になろうとするわけでもない。
小さなアートは、そうやって守られながら、育てながら、面白がりながら、形になっていく。いつでも、それは、小さな気分から始まる。気分が動いていく。そこを面白がる。誰も気づかなくても、自分のアート♡
I ちゃん、18回目です。絵を一枚描いてから、カメと水槽を洗います。最初の1枚は、今日の気分。テキトーに描く絵が、今の気持ちを伝えてくれます。木の緑色は、水にとけるクレヨンで描きました。描いていて一番気持ちよかった色だったそうです。さくさく気持ちよさを味わってる感じ、します。遊ぶように描いてるいつものI ちゃんです。
カメの水槽洗いは、まず、汚れた水をすくってバケツに溜めていくんですが。「クサイよー」と言いながら、カメをよけながらやってます。うん、クサイんだよ、カメのウンチもオシッコも、そこにしてるんだもん。だから、本当は毎日替えてあげるのがいいんだけどね。
I ちゃんは、水槽の中の石や台を洗って、戻すとき、楽しそうなのでした。カメも一緒に洗いました。カメの爪、けっこう尖っているので、怖がってます。でもスポンジで、そっと洗うと、カメが反応して。怖いけど、楽しいのでした。カメ、けっこういろんな表情して、かわいいのでした。
水槽を洗うのは、シャワーを使うし、一番の大仕事です。I ちゃんは面白そうに見てました。やってみる?と聞いたけど、これは見ているだけでいいのでした。アトリエとしては、Iちゃんが面白がっていたら、良し、です。
その後は、スライム作り。もう、慣れてきているので、Iちゃんが主導で作ります。私は、助手です。洗濯のりにホウ砂水を少しづつ入れて、だんだんスライムになっていくんですが。少しづつを、「1滴!」にこだわって、ヘラで混ぜていたら、なかなか、なかなか、スライムにならない。。ならないねえ―と言ってたら、Iちゃん、それを手に持って、ホウ砂を揉みこみながら混ぜるやり方に作戦変更しました。まとまる前のスライムは、両手にまとわりついて、面白い。でもすぐに、「やだー!!半分あげるー!」と言われたんですが。いや、それもらっちゃうと、スマホ持てない、とか言いながらもらっちゃう。なにしろ、助手ですから。ホウ砂水、多めに振りかけてやっとまとまりました。でも、「量、少ない!」。
スライム、追加で、作ることになりました。残り時間を考えたら、さくっと作りたい。ホウ砂をスプレーして作ってる動画を思い出したので、スプレーのボトルにホウ砂水を入れてみました。Iちゃん、さっそくプシュプシュ!と始めます。スプレーなら、細かく広がるので、ムラになって固まることがないんですね!なるほどー!ちょうどよくまとまったので、絵の具で色を付けてます。助手は、きれいな色だねーと、写真撮ってましたが、「これ、丸めて?!」と言われたので、丸めます。
手から離すときモタついて、きれいな形にならないなあ、と言ったら、「こうするんだよ」と、丸めながらホイッと投げるやり方、見せてくれました。おお!Iちゃんの瞬発力、こんなところにも♡
I ちゃん、17回目。今日は、カメを洗うのを楽しみにして、エプロンをつけて来てくれました。カメを洗う前に、1枚描きました。
カメは、お風呂場で待たせています。そのカメを思いながら、描いてます。もう、カメを洗ってるみたいに楽しそうでした。そのあと、場所を変えてカメを洗います。カメは、意外と元気に動くので、ブラシで洗えるのは甲羅くらいなのでした。手も足も、触ろうとすると引っ込むので、ほんのちょっと触るのがせいぜいでしたけど、カメを間近に見て、触って、I ちゃんは満足そうなのでした。
そして、手を洗って消毒しながら「水槽も洗いたいなー!」と言うのでした。おお、そうなの?!水槽、洗いたいの?!カメに触りたいのだな、と思っていたけど、ちょっとちがうみたい。OK、次回は、水槽も洗いましょう!Iちゃんが、何を面白がるのだろう?楽しみです。
そのあとは、ネコと遊んでました。カメに比べたら、ネコは安定の遊びやすさ。。ネコの絵、描いてみない?と言うと、ぐいぐいと描いていました。パステルをしっかり塗って、ゴシゴシこすって伸ばします。きれいな茶色が発色してます。目の色の緑もキレイです。ちゃんと触って遊んでる実感、伝わってきます。
カメの絵は、カメを思いながらの絵でしたけど、何かを思いながらの絵も、楽しいんですよ。ハートで触ってるから、かも💗(そうそう、シャガールなんか、全部それじゃないかな?先日、久々に画集を見たら、本当にズドーンと素敵で、ため息がでました。)
そのあとは、砂で遊びました。気持ちが満足して落ち着いているからかな、遊び方も落ち着いてます。いつもの遊び方を始めたんですが、途中から、ぐっと落ち着いて繊細なことになりました。丁寧にやればやるほど、スライスされる砂の動きが、味わい深いのです。今日は、これを味わえる気持ちなのだなあ、と思いました。
平たい円がキレイにできた。それ、お皿に並べてみない?いい感じになると思う。丁寧に並べたら、もうそれは、美味しそう!リクエストして、もう一枚ずつ円を重ねてもらったら、おお!どら焼き、そのものではないですか💗もうひとつ、ホールケーキと、それを切り分けたケーキ。これも、美味しそう。。美味しそうなものを作る満足感て、あるんですよねー。
砂を触ってどんどん動かしていく感覚。残った形を、大事に味わっていく感覚。今日、砂で1時間も遊べたのは、感覚のバランスがいい具合にあったのだなあと思うのです。
大事なのは、「その感覚を持っているように」と私が指導したのではない、ということ。そういうバランスが、現れた、ということ。I ちゃんの気分は、指導からは生まれないのだ。アトリエができるのは、気分の邪魔をしないこと。気分が自由でいられる環境を作ること。興味を持ったことへのサポートは、可能なだけやっていくこと。具体的に手伝うというより、その興味を共有していくこと。
私の子育てで上手くいかなかったときは、たぶん、このへんが足りなかったのだなあ。。
I ちゃん16回目。「カメを洗いたいな!!」とリクエストがありました。そこで、アトリエはどう答えるか?を考えてみました。
「水槽まで洗ったら時間かかっちゃうからねー」と返事をにごしたんですけどよく考えたら、アトリエの目的って、そっち方向じゃない?I ちゃんは、カメを洗いたい!と、感覚を言葉にしてみた、のでした。ウチのアトリエでは、その感覚を大事にするのが目的なのでした。できるか、できないか。ではなくて、大事にするってどういうことか。。アトリエ主催者、初心に帰る。。
I ちゃん、今年2月から通っているので、初めて来たときに比べると、格段に落ち着いてきています。4回目までは、お父さんかお母さんと一緒で、5回目からは、ひとりで来ていたんでした。
今では、アトリエに来ると思いついたことから始める、というのが当たり前のことになって気楽にアトリエを味わっています。
初めてお父さんとI ちゃんが来たとき、お父さんが「いつものレッスンでは、この子が絵を描いたら、先生がそこに指導をしていくんですか?」と、聞きました。私の返事は、「いいえ」でした。
「私の役割は、上手く絵を描くやり方の指導ではなくて、その人の表現したいものを感じながら、そこに居ること。その表現の意味を感じること。すると、私が、味わっているのが伝わって、言葉じゃないやりとりが始まる。。自分の本音を味わいながら、誰かと一緒に居ること。そうして、できたら、その内容を言葉にしていくこと。私(大人?先生?)の言ったことに、『ちがうよ、こういうことだよ』、と言えるようになっていくこと」と言いました。
レポートでは、そこに加えて「ちがうよ、が言えなくても、自分の感覚を卑下しないでいること。自分の感覚は、いつでも大事にすること。。そうやって、そういう自分で会話が循環していくのを味わうこと。。です!」と書いてました。
今日、砂遊びをしてスライムを2種類作って、その合間にカメを触ったり、エサをあげたりしたんですけど、一緒に手を洗いながら、I ちゃんが「カメを洗ってみたいな!水槽も洗いたい!」と言ったのでした。
急にはできなかったけど、カメを洗う時間を考えて準備すればできるんじゃない?Iちゃんのお母さんにアトリエの方向を説明してOKをもらえたらいいんじゃない?
というわけで、翌日、メールで相談したら「カメは噛みつく印象がありますけど、そこが大丈夫なら」、と返事がきました。
そこで、今まで噛まれたことはないけど、調べたらカメの顔の前に指を持っていくと噛まれることがあるようなのでそうならないように、気を付けること。手洗いと消毒はしっかりすることを約束して。次回のアトリエは、たぶん、カメ洗いです。
水槽などは、前もって私が洗っておいてIちゃんは、カメを洗う。これなら、時間を気にしないで、できそうです。そうそう、カメ洗いの前と後に、できたら何か絵をかいてもらおう。どんな変化があるだろう?!何を描きたくなるだろう?!
小さな感覚にフタをしないで大事にすること。表現するやり方をいろいろ試して遊ぶことは、絵に限ったことではないのでした。お互いの反応を見ること。うまくいかないときは、そういう事情があるのだなーと受け止めること。
たぶん、そのあたりがフタをされずに、生きのびるコツなんではないかな。自分が問題?誰かが問題?ではなくて。もうひとつの道を、いつも見つけられるように。
Iちゃん15回目です。
こんにちはー!のあとで、ネコをなでてあいさつした手は、そのまま筆を持って、水彩絵の具で遊びます。色そのものを楽しんでいます。パステルの色。水彩の色。たっぷりした円です。それを、手を洗うような気軽さで描いてます。夏休み後も、元気にやっているようです。よかった!
次は工作が始まりました。工作の材料の袋から、紙皿と、ワイヤーを取り出します(材料の袋には、いつでも使えるように、いろいろ入れてあります。材料を触りながら、何か思いつくこともよくあります)
ワイヤーを何本か切って、紙皿の裏に刺して立てる。それを、紐でくくる。「これ、テントになるかな。。?」と始まっています。ヒモでくくっていきたいけど、立てたワイヤーが抜けてしまう。トライしたいときは、まずはトライするのがいいと思います。その後で、手に負えないかも?!という雰囲気になったら、それ、抜けないようにしたい?セロテープを巻く?。輪ゴムを使うのもできるかもよ?と、提案します。
ワイヤーの一本に輪ゴムを巻いて見せると、すぐに、おー!と理解して使っています。提案はするけど、使うかどうかは、Iちゃんが決めていきます。紐を巻いていきます。丁寧に上から巻いていくんですが、途中で滑って上がってくるので、やり直しを何回もしています。
どうしてなんだろうね?ここまでは、きれいにできるのにね?と、ちょっと一緒に考えます。Iちゃん、滑らない工夫を考えます。セロテープで押さえるのです。それが上手くいって、紐は無事に下まで巻き終わりました。それから、テントの入り口を作ります。まとまったひもをバッサリ切るのは、普通のハサミではできなかったので、裁ちバサミを使いました。私はお皿を持ってサポートします。
そして、テントの出来栄えを味わいました!あとは、飾りを並べて、ボンドで貼るだけ。でも、垂らすと面倒なことになる。なのでボンドの置き場が大事。Iちゃんのツール、またひとつ増えました。
工作の集中が続いたあとは、水彩で遊びます。濃い青を塗ったあと、ふきんを被せて絵の具を吸わせると青い絵の具が落ち着きます。海の波打ち際の景色です。鮮やかな色。夏休み、海に行った?と聞いたら、
キラキラッとうれしそうな顔になってました。波打ち際で遊んだお話、聞かせてくれました。青の色がすごく綺麗なわけは、そこでしたか💗ホントにあった綺麗な海を感じて青を使うと、発色がちがう。。不思議です。。💗小さな貝殻をボンドで留めて出来上がりです。
最後は砂遊びでした。カップに砂を詰めて、小さな旗を作って立てます。「砂、もう少しちょうだい?」と、リクエストして、砂山を2段にして入口を掘っていきます。柔らかいから、掘りやすい。そして、崩れやすい!あぶなっかしい作業が面白い!
この砂の手触りは、いつもやさしい。。ほんの5分でも気持ちが変わっていきます。やさしくまとめて袋に入れて、今日は終了しました。
大人向けの方法は、試行錯誤が続いてました。こちらの質問のタイミングがむずかしくて、もっと何気なく自由に話してもらうやり方を、いろいろ試していましたが。やっと、見つかってきました。
今回はAさん27才、2回目です。絵を描きながら自己探求の旅をしました。
〇△◇♡☆の中から今の自分を現す形を選んでもらいます。Aさん、〇△◇の3つを選びました。この〇△◇を、私が3種類の画材で、画材ごとに〇△◇を描きます。全部で9つの小さな絵を、色鉛筆、パステル、水彩絵の具を使って描くのですが、ひとつひとつ、Aさんの希望の色を使います。塗り方も、リクエストがあれば、その通りに塗ります。つまり、私を使ってAさんの表現の下絵を描いてもらうのです。
その後で「今の自分に一番近いのはどれでしょう?」と聞きました。ひとつを選んでもらいます。どうしてそう感じたかも、お聞きしました。ある形を自分に見立てて感じること。これは、その人の感性そのもののようでした。
「そこに足したいものがあればなにか描いてみて?」と提案します。Aさんの小さな旅は、ここから始まります。ゆっくり気持ちを巡らせて描いてもらいます。描かれた色のイメージについて、質問します。「こんなふうに描いていて、私はこんなふうに感じたけど、どうですか?」
すると、意外な答えが返ってくるのです。私とちがう人間なので、あたりまえなんですが、そういう気持ちで描いたのか、と感心します。意外な答えを丁寧に聞いていくと、面白いんです。その人の大事にしている軸のようなものが見えてきます。その中に出てきた、いくつかのテーマについて「そのテーマに近い絵はある?」と残り8個の絵の中から次のひとつを選んでもらって、足りないところを、何か描き加えてもらいます。そこにまた、私は感想と質問をすると意外な答えが返ってくる。。。(笑)ちがう人間だからあたりまえなんですが。。
この繰り返しでAさんの今の大事なテーマが見えてきます。 テーマは4つありました。Aさんに4つのテーマそれぞれの現状、気になること、知りたいことをお聞きしました。。色は、そのあたりの気分をていねいに表現しているのでした。その人にとっての色使いは、ちゃんと感じることがあって現れているので、ていねいに色についての質問をして描いたときのイメージをお聞きしていきます。考え考え、答えてくれました。答えながら描いた本人にも新鮮な気づきがあったそうです。。ふだんは言葉にしない感覚を話すと気づきがやってきます。
最後に、まだ手を付けてない下絵があったので気になるところがあったら、好きに何か描いてみませんか?と言いました。Aさん、ふたつの絵に楽し気に描き加えてました。それはどんな感じで描いてました?と聞くと。描き足すうちに花のようになった絵は、「成長していく自分かな?」内側の感覚を再確認できて、未来に向かう気持ちが表現されたんではないかと思います。
もうひとつは、「流れていく水」。これは、変化し続ける環境の表現でしょうか。外側の環境は変化していくのが常だということも、確認出来たのではないでしょうか。Aさん、落ち着いて自分の呼吸をしています。絵を見ているとじんわりと水彩の絵の具が置かれていく呼吸、感じられるといます。
テーマの表現しにくいところにさしかかると、抵抗があったかと思いますが途切れずにマイペースで、続けられました。気楽さをキープするのは、アトリエの役目でもあるのです。私は、色から感じたことを質問して、その人の大事にしている感覚を確認します。一般常識からの評価はしません。一緒に山道を登っていくようなことだと思います。
小さな旅で描けたのは、実現可能な、未来予想図ではないかと思います。少し先の未来が曇って見えにくいとき、人はモヤモヤするのかもしれないです。それは、気づかないところで、根っこを伸ばして情報を探そうとしているのかもしれません。そんな自分を、色が教えてくれます。ゆっくり流れた2時間でした。もっと面白がってもらえるようにこれからも試行錯誤していきます。毎回、ちがう絵が現れて、ちがう展開になるでしょう。その人そのものの展開、楽しみです。
Iちゃん、14回目。画用紙を置くと、スポイトで絵の具をポタポタっと振りまいていきます。それから、ふきんをポンと置いて、吸わせてます。絵の具は、あまった絵の具を混ぜ合わせて溶いてあるのを、10色くらい準備してあるのですぐ使えるのです。青っぽい色、茶色っぽい色、茶色とオレンジの中間のような色。。気に入った色がなければ、そこに欲しい色を足せばいいので。あれこれ考えずに色とすぐ遊べるのがいいところです。
Iちゃん、ポタポタ+ふきんを3回繰り返してから、パステルの黄色を塗って「できた!」と言って、1枚目の終了です。今日の自分は、こんな感じ!
その後は、スライム作りです。せんたく糊が残り少ないので、ちょっと計画的になります。決められた分量というのはないんですが、残ってる量で、今日は2回くらい作りたいので1回分は、このくらいかな?と提案します。「そうだね!」と返事をもらって始まります。シェービングクリームとボンドを加えます。「混ぜて?」と言われたので混ぜます。Iちゃんは、そこに慎重にホウ砂水を入れるのです。
慎重に入れたかったんだけど、思ったより多めに入っちゃった。でも大丈夫。混ぜてるうちに、あんばいはわかってくる。抵抗感がでてきたところで、混ぜ役をIちゃんに交代しました。よーく混ぜて滑らかになったところで、チョコレートにしようという案が浮かびました。40色はあるパステルの中から濃い茶色を3つ取り出しました。きれいなこげ茶なんです。高級なチョコレートみたいな。
色見本かな?と思ったらパステルの粉を、混ぜて、その色にしよう!ということだったみたい。ごめんね、それはパステルがもったいないので、絵の具を混ぜるのがいいよ?と提案しました。小さいパレットナイフで、茶色と黒を混ぜてそれをスライムに練りこんでいくと、だんだんチョコレートっぽくなってくる。
Iちゃんもパレットナイフ使って絵の具を混ぜていきます。3本のパステルのこげ茶は、微妙な色のちがい。そこを見ながら、茶色と黒を足していく。こげ茶の微妙な濃さは、チョコレートの苦さ。4種類のチョコレートができました。チョコレート職人みたいでした。
お迎えのお母さんが来て、テーブルの上のスライムチョコレートを手に取って、楽しそうに眺めています。Iちゃんもうれしそう。
紙粘土の作品作りました。砂浜、貝、波、寝転ぶ人。人の髪と顔。細かくて大事なところです。ちゃんと、髪型も考えて作ってあります。顔の表情、目や口も、細かいのによく作って手足もいい雰囲気です。
最後、紙粘土で、大根ができてました。出来ちゃった、というような気楽さがいいですねー!
Iちゃん14回目。今日の自分で、自由に始まります。Iちゃん、お家から持ってきた小さいビーズやバラの小花を、テーブルに並べてます。工作に使うようです。
濃い紫色を直接、画用紙にしぼり出して、持ってきた小さいバラの小物を置いて固定する。その回りに、ビーズを並べて。これは接着剤を使って置いていきます。あとから、バラにも接着剤を使いました。接着剤を使うかどうかは、Iちゃんが決めていく。
それをドームで覆う。ドームは、ゼリーの空き容器です。接着剤で画用紙にとめる。それから、てっぺんに穴を開けたい。ハサミ?カッター?とトライしているので。こんなのがあるけど?と、キリを渡します。穴はどんなふうに開けたいの?と聞いて、じゃあ、ここかな?とキリで穴あけが始まります。
小さい穴を連続してあけてそこを切り取ってしまうやり方になりました。持久力のいる作業ですが、もくもくと続けてます。アトリエに来て、まだ10分かそこらで、この集中力!
私は、危なくならないように見守ります。必要なら、手伝います。どんなふうに穴をあけるか何が出来てくるかは、Iちゃんまかせです。
キリで穴を開けるにはまっすぐより、少しななめに刺すのがやりやすい。でも、ななめに刺すと思わぬところに、キリの先端がすペっていく。こういう経験をどんどん積んでいくIちゃん。これは、どんな作品を作るか、と同じくらい大事なこと。
道具の扱いの工夫はいろんなことに生きていく。自分の手で作ったという実感は、I ちゃんの感情の経験でもあるのです。
穴を開けたドームを被せたら「宇宙人のたまご」おお、そういう世界でしたか。。
その後は、スライムを作ります。Iちゃん、洗濯のりに、ほう砂水を入れていきます。何度も作って慣れてきて、サクサクっと入れるとおお!すぐに固まり出します。なるほど、ほう砂水は、くれぐれも少しづつ、と書いてあったのはこういうことか。。ポリポリする物体になり。あとで、水とせんたく糊を足して柔らかくしました。これはこれで、気持ちよくて楽しい。水をゆっくり吸っていくと、水ようかんみたい。
次の木工ボンドとシェービングクリームのスライムは、だいぶ慎重に、ほう砂水を入れました。センセイも生徒もありません。真剣にタイミングを見計らう(笑)
ドロドロな液体があるポイントから、感触が変わる。混ぜる割りばしに抵抗が出てきてそのうち、ぶるん!と入れ物から剥がれてきます。目指すスライムになってきたら、あとは、気のすむまで揉み込んで、伸ばして、たたんで。。「お餅に似ている。。」と、お菓子の空き容器に、お団子にして並べてます。「手伝って?」もちろん手伝いますとも!
最後に作ったロウとワックスのスライム。これは、レンジで溶かすので、出来上がりが、温かくてフワフワのスライム。いい手触りでした~!しまった!手触りを味わってて、写真は撮り忘れてしまいました。
写真のミニ解説
★キリで穴をあけてます。この作品のすごく大事な部分だったねー。
★宇宙人のたまご。改めて見ると、いいパワー💗勢いとバランス!
★集中の続いた作業の後、これを作りました。超簡単なイス。紙とボンドでサクッと作ってました。こういう呼吸だったのです。
★固くなったスライムに水を吸わせてます。水ようかんみたいな手触り
★とてもまとまらないようなドロドロが、まとまっていく驚き。。
★無事にまとまってきて、遊んでます。スライムって、だから面白い。。計画も何にも要らない💗
I ちゃん13回目。最初の絵は、今の自分。パレットの色を眺めながら、筆を動かして、水も垂らして、始まっていきます。そのまま、3枚描きました。今日は、スライム作る?と聞いたらうん、後でねって、落ち着いてます。スライムは、お家で、9回も作って遊んだそうです。お母さん、材料を揃えてくれたんですねー!I ちゃん、きっと、心ゆくまで遊んだと思います。そんなホッとした感じが、今日の水彩のあわてない感じなのかな、と思いました。
その後は工作でした。黒い発泡スチロールの切れ端から、工作は始まってました。I ちゃん、「いいこと思いついた!」と言います。私は、何が出来るのかな?と楽しみにして見守ります。
発泡スチロールは、トイレの便座になりました。はしごで上っていくトイレ。床の青色は、濃い絵の具でしっかり塗りました。床の汚れも描いて。バスタブもシャワーもある。不思議なバスルーム。。こないだの、白いバスルームは、いいなあ、ここに入ったら気持ちよさそうだなあって思ったんだけど、今日のこれは、なんて言ったらいいか。。と言ったら、I ちゃん、わははは!と明るく笑ってました。うん、不思議だけど、明るいバスルーム!トイレの存在感💗あります。
それから、紙粘土でペンギンを作りました。色は、パステルの黒を使います。複雑なグラデーションにトライしてます。粉を指につけたりして黒くしていきます。ちゃんと立ってくれるように、工夫しました。
単純な解決に向かうより、出来、不出来より、やってみたいことを味わう。。自分の気持ちと通じ合うコツです。
Iちゃん、12回目。今回は、Iちゃんの希望で、スライムを作ります。その前に、今の自分を描いてもらいました。自分の体じゃなくてもいいよ?今の気分で、何を描いてもいいよ?と言ってみました。
Iちゃん、初めて、形のないものを描いてました。色と線で描いてます。。柔らかい色を作って、描いていきます。筆を洗うとき、色が溶けていくのを味わってます。スポイトでポトン!と色を落として、画用紙の上に綺麗な水玉ができる。。小さく色が跳ねて飛んで。。繊細なんだけど、こだわってるのではなくて楽しんでる。それ、どうやるの?と聞くと、気軽にやって見せてくれるのでした。
バランスの素敵な絵になりました。いろんなバランスが現れてると、味わい深さが出てきます。いろんなバランスがあるということは、この場所で、いろんな感覚が楽になって、いろんなアウトプットが試せるようになっている。これは成長というのか、経験というのか。。本人の自由度が増えていくのは、良いなあ!そしてI ちゃん、うん!おしまい!と終了です。
スライムは、3種類作ってみました。最初に一番簡単な、せんたく糊+ホウ砂水のスライム。ホウ砂水をどのくらいく足していくかが問題。まだかな?もうちょっと?とか言いながら、だんだんホウ砂水の足し方が大胆になる。。こねて、伸ばしながら、もうちょっと?と考える。手にこびりついて困る!それをどうにかまとめていく!少し時間を置くと、透明さが出てきたりして。。少し、紫色を足して。。色も、柔らかさも、お好みで決めるところです。ここが、楽しい!正解は自分が決めるんです。
せんたく糊+木工ボンド+シェービングクリーム+ホウ砂水。というのも作りました。手触りが柔らかいスライムです。混ぜるものが変わると、先が読めない。さっきの感覚は使えない。?どうなっちゃうの?という面白さ!
せんたく糊+ロウ+ワックス+ホウ砂水。これは、私も初めて作りました。レンジでロウとワックスを溶かすのがちょっと手間。熱いので私が混ぜました。これは、できあがってから、ちぎってちぎっていくと量が倍になってフワフワになる、はずだったんですが。そこは、イマイチうまくいかなかったなあ。がんばって、3種類つくったので、Iちゃん、満足そう。また、スライム作りたい!と言ってました。スライム作りは、まだまだ続くかな?OK!気のすむまで、作るのだ!
このアトリエは、絵を上手に描くのが目的じゃないんです。今の自分を絵や工作で表現するのが、目的。スライム作りがぴったりくる自分!自分にぴったりくることを、ちゃんとわかる。
これ大事です💗
I ちゃん、11回目。今回はお兄ちゃんと二人です。アトリエで遊ぶのに慣れてるI ちゃん。慎重なお兄ちゃん。そりゃそうですよね。お兄ちゃんは初めてなので、今の自分のぬり絵から始めてもらいました。
ヒト形の枠を私が描いてぬり絵してもらいます。たぶん、なんでぬり絵?と思いながらも、おつきあいしてくれました。なんで?ぬり絵?という創作意欲のあんまりない時に描いた絵は、正直なので、アトリエ主催者は、大好物です。
お兄ちゃん、素敵な「今の自分」が描けてました!最初に描く1枚目と、最後に描く2枚目。両方とも、ほぼ同じ絵なんですが。よく味わってみると、2枚目はふわっとした気楽さが、より現れてます。その人のいい感じが自然に出てきちゃうんです。
Iちゃんは、ヒト形も全部自分で描いてます。画用紙からはみ出しても、全然平気。必要なら、紙を足せばいいし。いらないな、と思ったら、そのままでOKなので。 それが、今の自分なので。何かのやり方に従うことは、ほぼないアトリエなんです。やり方は、自分が決めていく!お兄ちゃんといる時のIちゃんは、いつもより堂々としてる感じ。
3人で順番に描く一枚の絵もやりました。 じゃんけんで順番を決めますが、お兄ちゃんが勝って、一番を私に指名しました。おお、そう来ましたか!はい、では、さっそくまん中あたりに、水たっぷりの色で円を描いてみます。これは、次のひとが、何を描くか、ぜんぜんわからないし、その先もどうなるかわからないのが面白いんです。モヤモヤしたり、ふざけたり、いつものやり方を持ってきたり。水玉を描いたら、それがカブトムシになったり。花びらが飛んだり、巨大なバッタが現れたり。面白がって、または、しょうがなくて、描きます。その気楽さが、現れてきます。うまいこと、お互いの自己紹介ができるんです。
気楽になったところで、何をしたい?と聞くと「砂!」って。前回楽しかったので、その続きです。はい、好きなように遊んでもらいます。素手で遊ぶのも、道具を使うのも自由。Iちゃんは、ゼリーの空き容器に砂を詰めて逆さにしてその形のまま、ポンと出して。つるつるの砂の肌にさわって、つるつる具合に感動してます。妹の感動具合にそんなに驚かなくても、という顔のお兄ちゃんでしたが自分もやってみて、おお!と驚いてます。ホントに、砂とは思えないくらいツルピカ!ツルピカ!な砂を、丁寧に切ったり、動かしたり。。そして、壊れていく砂を、そっと大事に味わってます。濃い時間なのです。。
お兄ちゃんは砂で遊んだ後、ネコの霧島くんと、戯れてました。休憩時間に霧島くんは活躍します。その後で、最後の「今の自分」を描いてくれました。いい表情の絵になるのは、それだけの理由があるのだなあ。
I ちゃんの今日の最後は、工作です。白い空き容器をお風呂に見立てて、壁をつくって、シャンプーのボトルを作る。広くて、スッキリした白いバスルームができました。気持ちのいいバスルームです。ゆっくりお湯に浸かれそう。これが Iちゃんの「今の自分」かな。
そして、このバスルームはに癒される私はちょっと疲れ気味かな?そういうこともわかってきますねー。
I ちゃん、10回目。いつもは2時間のアトリエですが、もっと長くやりたいと希望でしたので、今日は、初めての3時間です。でも最後は、やっぱり、えーあと30分なの?!って。 私も子どものころ、遊んでたら、いつも時間は足りなかったなあ。。
I ちゃん、工作から始まりました。透明な薄いプラスチックのカップを手に取る。画用紙を端から丸めてます。両方を合わせて、電気スタンドを作るアイデア。カップの底に穴を開けて、画用紙の軸をはめ込みたい。
カップの底は、思ったより頑丈で、ハサミ、カッター、ニッパで 穴あけしました。私も手伝いました。カッタ―を使うときは、力を入れて使うときは、うんと注意しないと。そして、急いで使うと、危険度は増していく。ケガをした知り合いのお話をしながら、気持ちを落ち着けて作戦を考えます。こうして、こうしてみようか?落ち着いてやれば、大丈夫。 こんなことができるのは、私とIちゃんの1対1だから、なのだ。
無事に穴が開いて、ジャストフィット。今度は、それを立てたい。どうやって立てるの? えーとね。。と言いながら、手は忙しく動いてます。色紙も登場する。セロテープがちょうど無くなってしまったので、透明な幅広のテープを使いました。粘着力がしっかりあるので、頼もしいテープです。そのテープをふんだんに使って 完成しました。そのあとはサインペンで、ぐいぐい描いて、ピンクの粘土を貼り付けてます。今日は紙粘土をこねる手に、すごく力が入ってるのでした。力を入れずにはいられない、という感じ。
ふと思いついて、砂遊び、してみる?と聞いてみました。キネティックサンドです。 砂?!やりたい!!と好感触なのでした。I ちゃん、砂をなでで、壊して、スライスして、持ち上げて。。いろんなやり方で、感触を味わってました。感触を味わう手が素敵でした。。触りながら、少しづつホッとした表情になってきました。
お迎えにきたお母さんに この砂、ウチでも買って?と頼んでました。 お母さんと一緒に、お兄ちゃんもお迎えにきたので、ちょっと砂で遊びながら待っててもらいます。ちょっとの間も、砂は楽しい。
いいですよー、この砂。私も眠れない夜なんか、これで砂遊びしてますが。いいんですよー、と紹介しました。
固まりかけた気持ちをほぐす。緩やかな呼吸を思い出す。。アグレッシブな気持ちを抑えるより、表現していく。表現しながら、展開する。呼吸と気分は、自分で思い出せる、ということ。
アトリエの大事な目的でした。
Iちゃん、9回目。いつものように絵の具を溶いて準備してましたが 今回は、画用紙を切るところから始まってました。 もちろん、ぜんぜんOKです。私も画用紙を切って、遊びます。I ちゃんは、パステルの赤色をごしごし塗ってます。私は、細く切った画用紙に、サインペンで色を塗っています。手順、とか、スマートなやり方とか。関係ないんです。思いついたままに遊ぶ。
I ちゃんの作っているものは、ゲームの画面なのでした。赤い画面に、ポケットや扉を貼り付けています。YouTube動画で見るゲーム。宇宙船の中に乗組員と人狼がいるお話。誰が人狼か、わからない。参加してる自分は、もしかしたら人狼なのかもしれない。その人狼は、宇宙船の外にポイっと捨てられる。戦う場面で包丁が登場するんだね。尖った使いやすそうな包丁、描いてました。お話を聞いてて思い出しました。エイリアンという映画のこと。
で、そういうお話、私も思い出したんだけどねって『エイリアン』の最後の場面のお話をしました。猫と自分だけが生き残ってる。で、宇宙船にエイリアンを残して、それを爆破して、自分たちは小型の宇宙船で脱出するはずだった。その、最後の場面。主人公レプリの知恵と勇気!
話しながら、聞きながら、工作は紆余曲折して何かになっていきます。細い画用紙、ねじって巻いていこうとしたけど、渦巻きを作って画用紙に貼ってみた。Iちゃんが、それ何?と聞きます。うーん、わからない、何にしよう。。?目にすれば?と言われたら目のように見えてきたので、目にしました。けっこう凶暴な鳥のイメージ。エイリアンを思いだしたからかも。意外なものができると楽しい!
I ちゃんは、水彩でも遊びました。たっぷり水で濡らして、そこに水彩で描くと滲んで広がる。。そのまま止まっててほしいけど、水は流れながら、形を変える。いろいろ工夫しながら、びしょびしょの画用紙を破れないように移動して、乾かすことにしました。乾かなかったら、このままそっと持って帰る。
アトリエで大事にしたいのは、そういう気分との付き合い方なのだ。Iちゃんは、いろんな気分を自在に行き来して遊ぶようになってきました。お手本はない。自分の気分が、リーダーになる。
今日のお迎えは、お父さんが来られました。Iちゃんが、すごくI ちゃんらしくしゃべったり、思いついたまま工作したりするのを見て、うれしそうでした。初めてきたときは、緊張していたんだねー。お父さんに待ってもらいながら、5分で手さげバックを作っちゃうIちゃんでした。
今日も、よく遊びました!
I ちゃん、8回目。ウチのアトリエは、何を大事にしているか、というと。まず、手を動かす、ことから始める。。そして、思いついたものを思うままに作る。自分のイメージに近づけていく自由な探求。
これを描きましょうという設定は、ない。設定→製作→完成が目的ではない。思うままを形にするには集中が大事。集中に向かうには、その人ごとにやり方がある。上手くいかなかったら、やり方をどんどん変える。そこを遊ぶ。。
Iちゃんは、工作が大好きで家でもよく作っているそうだ。いろいろ工夫してやってみるのは、自分を育てる時間そのもの、だと思う。このプロセス・道のりを一番大事にしたいところなんです。
実は今回、忘れられない場面がありました。私が筆に絵の具をつけてポトンとしずくを落としたいけど、筆からなかなか落ちてくれない。あれー?落ちないなあ、とやっていたら。Iちゃん、だまってその筆をそっと受け取って水に浸して私に持たせてくれました。
たっぶり水を含んだ筆がすごく安全に渡されたので驚きました。私は、ほんのちょっと手を動かせば受け取れました。私が受け取りやすいように、筆のどこを持つか、とか。私が受け取るまで、動かないで待つこと、とか。渡すという呼吸が、とても自然でした。I ちゃん、すごいなあ。。小2の子がこんなこと、できるのか。。
お母さんや、お父さんが、そんなふうに渡してくれたのかもしれない。そしてI ちゃんは、どうやってこれを使えるようになったか。たぶん、遊びながら。お父さんお母さんと、やりとりしながら。やりとりの中に、遊びがちゃんとあったのだ、と思う。それが、ふっと自然に、とても気持ちのいいタイミングで現れた。。
Iちゃんは工作するとき、勢いに乗って作っているんだけどその合間に、あの静かなタイミングが現れたのだなあ。。
工作しながら、学校の話題を話す。小2には小2のハードルがある。それを、そういうこともある、とやりすごす。遊びながら、そういう自分を深くする。遊びは、レジリエンスを作っていくのではないかな。遊びは、どんなことでもいいのだと思う。自分と何か、自然がつながる遊びなら。
紙粘土に色を混ぜてソフトクリームのコーンを作っていました。面白そうなので、私も、画用紙で作ってみました。空のコーンの容器に紙粘土を詰めて取り出せない!と、困ってる様子。カッターで入れ物を切ったら?と言うと、ダメだよー、出来てから、入れ物に出したり入れたりしたいの。なるほどー、じゃあ、入れ物は壊せないねえ。。困りつつ、いろいろやって、解決してました。
いろいろやってるときは、私は手出ししません。私は私で、遊んでます。私の方は、画用紙でコーンを作ろうとしたら意外にむずかしい形だなあ、と困った。Iちゃんに紙粘土で作れば?と言われたので、いや、だって、画用紙で作りたいんだよー、と返事します。私も困りつつ、妥協案でいくことにしました。
やりたいこと、思ったことを言語化する。本当はこうしたい。本当はこう思うんだ。これは、小さいことだけど侮れないパワーになります。
出来、不出来よりそっちに向かって集中する時間が大事。
今日もたくさん遊びました!
I ちゃん7回目です。絵を描くときの方向は。解放していく。集中する。今日のIちゃんは、静かに両方を行き来しながら始まりました。。
なんだか、I ちゃん、お姉さんぽい感じがしました。水彩、ふわーっと描いてみる。画用紙をたっぷりの水で濡らして、色が滲んでいくのを味わいながら。味わっていく時間がいい感じです。乾くのを待つ間、何しよう?
工作の材料を探して水玉の色紙を見つける。なにか思いつく。ハサミで切り取ってみる。また、思いついて小さいクマさん、ウサギさんを大事に描く。小さいものを描く楽しさ、あるよね。大きく描きたい気持ち、小さく描きたい気持ち。どっちも大事。どんな人も、なにか思いついたときがすごく楽しそう!アトリエでそういう気分になってもらうのは、すごくうれしい!
そして水玉は楽しい。こんな色紙、あったんだ!(自分で買って忘れてます)私も、I ちゃんのあまりをもらって使いました。材料の切れ端があると、私は急に自由になるなあ。。
綿棒に絵の具を付けて描くのもやりました。遊んでるうちにその綿棒は、Iちゃんのアイデアで工作されて、「サインペン」になっていくのでした。画用紙は、ハサミで切られて「サインペン」の軸になっていきます。マスキングテープでぐるぐるまいてペンの雰囲気、出てきました。キャップも作りました。ぴったりのサイズに作るのは、なかなかの集中力。今日の力作です。外したり、かぶせたりして写真撮るのは、楽しかったー!
今日も、ああ!もうあと30分!とか言いながら、椅子ができてきました。私が作ってた椅子と、Iちゃんの作った椅子は、作り方も立たせるやり方もちがう。椅子を作りたい気持ちは同じなので、困ったときだけ、ちょっとアドバイスする。私も、困ったなあ、椅子、立たなくなっちゃった。とか言ってみると、じゃあこうすれば?とI ちゃんから提案がくる。おお、なるほどー、と言いながら、ちがうことを思いつけば、そっちをやってみる。
採用されないかもしれないアドバイス。採用されないかもしれない提案。その上で、提案してみるのはOK。気持ちが伝わるだけでOKなのだ。大事なのは、自分の気持ちの通りに作ってやってみること。それが、最優先。私は、おお、そうやるのね、と会話を続ける。邪魔しないし、邪魔されない。ここが、大事だー!と思う。
椅子が出来た後でホウキと、ちり取りができました。あ、こうしてみようかな?!の連続で、さくさく作られていくのです。マスキングテープを巻いたら、おお、なんだか急にオシャレな雰囲気に!
今日も最後までよく遊びました!
I ちゃん、6回目。
もう、「今日の自分」の絵はいらないくらい最初から自分全開💗なんだけど、さくさくと今日の自分を描いてます。なんだか、絵はいつもよりお姉さんぽい感じ。描きながら、おしゃべりします。運動会のことや、応援歌の替え歌をを歌ったりしながら。そういうことと、同時に絵があるのだなあ。ああ、それも、「今の自分」なのだったなあ。私はお話を聞きながら、笑ったり質問したりして、絵の具を溶いて準備します。
「今日は、絵の具は使わない」と言ってます。うん、いいよ、でも使いたくなったとき用に出しておくよ。私が使いたくなるかもしれないしね。サインペンもパステルもクーピーも並べて置いてると、どれを使いたいか、自分と会話できる。思いつきを形にしていく楽しさ、大事なんです。サインペンを持って、「これでいく!」おお、どうぞ!
サインペンが一区切りしたら、青いパステルの粉を指につけてこすってみる。洋服の黒色は、クーピーを使う。ぐいぐい塗りながら、ふと、手が止まってます。塗り残したところが「手で雲を持ってるみたい」おおー!ホントだ、いいねー!偶然見つけた場面は、大事にしよう。味わいながら、次に行きます。サインペンでウサギを描く。のびのびした大きな耳。目がいい感じ。落ち着いたいい表情です。
工作する!と材料を見に行って作るものを決めます。画用紙で浅い箱を作って、そこに舟を浮かべるイメージかな?スポイトで青い色を落としていく。それが、すごくきれいだったので写真撮らせてもらいました。水をタプタプにして、さわりながら考えて、水は捨てることして。そこにサメを描く。立派なサメの歯!サメとボート!そういうストーリーでした。濡れてる画用紙にはサインペンでは描けなかった。I ちゃんは、新しい画用紙を切って貼ってそこに描くことにしてはっきりしたサメになりました。意図したものがちゃんと現れるって楽しいねー!
模様付きの色紙を見ながら、思いついてポケットを作って遊ぶ。実際に使えるか考えてみる。ポケットだけど、スリッパみたい。作ってるものが、どんどん変更されていく。砂遊びと同じように工作を遊ぶ!
私も工作しました。I ちゃんの切り落とした画用紙を、もらっていい?いいよー!これも使っていいよー!こんな会話、楽しいんです。女の子の人形を作ってみたけど、立たせたくて、どんどん足が大きくなった(笑)袋を留める針金を垂らして髪の毛にした。ちょっとねじったら、ドレッドみたいになって良し。
I ちゃんは、時間いっぱいまで工作して、最後に、望遠鏡とカメを作りました。今ある材料で、思いついたものを作る。これ、楽しいんですよー!思いつきをやってみる。これって、自分の感覚をどんどん認めていくことだ。元気にならないわけがないのだった。うまくいかなかったら路線変更で、面白がって何か作ればいい。面白がる自分、いいですよ!
目的を達成するだけが目的じゃなくて。いろんな方向から触ってみる。考えてみる。動き続ける。別の面白さが生まれる。そうやって、最初の目的も考え続けたら。面白がって行けるね!
さてー、今の自分、描こうか♪水彩で始めます。Iちゃんのポニーテールは黒。いろんな濃さの黒、どんなのにしようか。。顔は肌色を作って、目は黒。水彩でこの順番で描いていくと、目の黒がにじんで困った。どうする?ふきんで押さえてみる。そして、少し待ってみることに。その間に他を描く。描き方、そのものが遊びなのだ。平筆をスタンプみたいに使ってTシャツの輪郭や手のひらを描いている。こんなやり方があったのかー!と、遊びが苦手だった私は、感心します。
あ、足が入らなくなっちゃった。じゃあ、画用紙を継ぎ足しましょう。セロテープで小さい画用紙を足します。ちょっとずれても、平気。足が描ければいいの。で、もう一度、目を黒で描いてみる。うーん!まだ広がっちゃうー!どうしたい?うーん!どうしようー?!このまま、乾くまで置いておくことにします。どんどんいきます。
私は隣で茶色の絵の具をにじませて遊んでいました。Iちゃんが、それ、くまのぬいぐるみみたい!と言って。そしたら、ぬいぐるみに見えてきたのでそっち方向へいくことに。Iちゃんも、茶色でぬいぐるみを描き始めます。茶色、オレンジっぽくなったり、黒をまぜると、ちがうなあ、という色になったり。欲しい茶色を考えながら作ってます。
黒はねー、色じゃないんだよねー。どんな色に混ぜても、新しい色―って感じにはならなくて、暗くなっちゃうんだよねって。でも、使いたいときは大いに使うのがいいよ。
お家にあるのは、たぶん大きいぬいぐるみなのかな。画用紙からはみ出しそう!なので、また継ぎ足します。セロテープ、切りにくかったら手伝うからね。うん、わかった!今度はIちゃんひとりで、どんどん貼ってます。そして、目を描きたい、のだけど。でも、今描いたら、絶対にじんでしまうのをわかっているのでIちゃん、今度は慎重です。乾くのを待ちながら、ネコをなでに行ってました。
なかなか乾かないねえ、ということで、その間に、工作始めます。もう、紙コップも色紙も自在に使ってます。私は、2枚目の絵を描きながらIちゃんとお話ししてます。こうしようかな?!いいんじゃない?!みたいなことが、パワーになっていきます。
私も工作で遊びだしたとき、それを見ながら、Iちゃんアイデアが湧いてきたようです。「紙コップをプリンにして、そこからウサギが出てくるの!」すごく楽しそうなイメージらしいのです。それ、Iちゃんが作ってみたら?!そんなに面白そうなんだもん、Iちゃんが作るのがいいと思うよ?
Iちゃん、にんじんを手際よく作った後でさっそく、プリン作りを始めました。そろそろ、あと30分くらいでお母さんがお迎えにくる時間です。なので、ラストスパートの雰囲気!私は、紙コップを切って、これ、蛇にしようかなーとか遊んでました。目を描いたり、蛇の舌を作ったりしたとき、Iちゃんに見せて、おー!とか言ってもらってうれしいのです。
お母さんがお迎えに来た時、まだ工作が終わってなかったので、少し上がって待っててもらいます。乾くのを待ってた、くまさんの目は、お家に持って帰って描くのかな?と思ったら、ここから描き始めました!おお、急ぐときはサインペンの登場!すごい集中で、のびのび描いて、くまさんの目ができました。
Iちゃんの絵を見てると、目を入れるってこういうことなのか!って思います。私のくまさんは、ほわーっとしてます。同じぬいぐるみを描いても、この表現したいモノのちがい、面白いです。感じたものしか表現できない。感じてるものが、表現となっていく。絵もタイコも太極拳も。
最初に描いた、目が滲んじゃった絵。最後に見てみると、これはこれで、かわいいんじゃない?!お母さん、思わず笑ってます。本人も、ま、いいかって。だって、いい笑顔なんだよね💗
Hくんとお母さん、初めてのアトリエ来訪です。お二人に、「今の自分」を描いてもらいました。お母さんは、そのままの素敵な笑顔を描いてますし、Hくんは、きゅきゅっと目を描いてました。いい顔だなあ。。そして、ズボンの色をぐいぐい塗りながら、次の絵に行きたい!と思ってるのが伝わってきます。「今の自分」は、こちらからのリクエストですが、そうだよね、早く自分のやりたいこと始めたいよね!
絵の具を使うのを楽しみに来てくれたようです。筆を選んで絵の具に浸します。画用紙にたっぷり塗ります。いろんな色で繰り返してます。溶いて準備してある色は、さらに混ざっていきます。茶色?紫?不思議な色です。もともとは、お客さんたちの塗り残した絵の具。それを集めて、大き目のパレット(本当は100均の製氷器)に並べてあるのです。溶いてあるのですぐ使えます。遊びたいときに遠慮なく使えます。描くというより絵の具と筆で遊ぶ、水遊びに近い。満足したら、次にいきます。本人第一主義のアトリエです。
Hくんは、イスの端っこに膝を立てて描くのでイスはぐらぐらする。ぐらぐらさせるのが集中とセットみたいです。お母さんが話してくれました。体幹がまだ弱いので、疲れやすいから楽な姿勢を探して、そういう姿勢になるんではないか、と言われたことがあります、と。
体幹の話題がここで出てくるとは。。感慨深い!私が体幹という言葉を初めて聞いたのは10年前です。そこから、体幹て何?の探求が始まったのでした。体幹は、絵を描くときにも働くのだなあ。。体幹が反応して揺れてリズムを感じていく。太極拳の動きを理解するのも、体幹を感じて動くと面白い。。つい、いろんなお話をしたくなりますが。。たとえば、太極拳の片足で立つ型。私、一生できないと思ってたんですが、いつのまにか出来てきて。と、お話するとお母さんも、H君のいろいろを思い出して、そうそう、遊んでるうちに出来ることが増えてきたんですよ、と。だから体を動かして遊ぶことは大事なんですよねー。世界の土台が広がるんです。これは実感です。遊びながら、楽しんでるうち、カラダが勝手に整えていく。体幹は、いろんなセンサーの元になっていく。押すのも引くのも逃げるのも。。
Hくんが、砂をさわったり、まとめたのを切ったりして、遊び始めたら、なんだか素敵な集中が始まってきました。細かく、たくさん切る。ヘラでそっとはがして、持ち上げて様子をみる。。砂遊びって、奥が深いんだなあ。。私も今度、それやってみよう。。
その間に、お母さんに「今の自分」を描いてもらいました。なんでもいいんです、思いついたものを。きれいな色でお花を描いて、顔を描いて「はらぺこあおむし」が出来てきました。ええと、穴の開いてる絵本でしたよね?遠い昔、子どもと読んだ覚えがあります。「あおむしは、りんごを食べて、なしを食べて・・・最後なんだっけ?」「カップケーキ」「スイカも」お二人で会話してます。ストーリー、よーく覚えてるんですね!何度も読んだおなじみの絵本だったのです。あおむしくん、そんなに食べたらそれは苦しいよねって話していたそうです。自分も一緒に食べてる感覚で読むと、リアルな絵本だったのだなあ。私は、子供向けのユーモアとして、読んでいたんだなあ。
実感があると、楽しさは倍になる。会話も、絵本を読むことも。絵を描くことも💗
そのお母さんを見ながら、Hくんも、もう一度、絵の具で遊びます。アトリエ終わりのころのHくん、そっと味わう感じの絵が描けてました。
Iちゃん4回目のアトリエです。ますます楽しいのです。I ちゃんの「今の自分」。こんにちは!とやってきたI ちゃんはホントに、こんな雰囲気でした。目が元気!ネコちゃーん!とネコにもあいさつして、さっそく始まりました。お母さんも元気な「今の自分」を描いてます。やっぱり、目が元気ですー!
みんなで描く一枚は、木を描いてみました。みんなでいろんな枝を描いたら面白い木になるかな?と密かに計画してみましたが、枝より先に、桜の花が登場しました!この地域も、そろそろ満開になってきてます。桜、こんな感じかなあ?って、お花見してるみたい。大人は桜の花を描き足してIちゃんは、青い花と、鳥。さくさく描いて、次に行きます。
使いたくなったらどうぞと、工作の材料を渡しました。マスキングテープと色紙と袋を留めるのに使うカラフルな針金。Iちゃん、触りながら何を作るか考えてます。何にしようかな??何を作るかは、完全に自由です。ポン!と浮かんだものを作ってみる。まずやってみる。本人のやりたいことがメインです。思ったようにできないときだけ手伝います。
お母さんは、スマホの画面を見ながらアニメ・ワンピ―スのナミちゃんを描いてます。ナミ、パワーのあるキャラですよね。どんどん描いてます。サインペンでしっかり描いてます。描きあげて、しばらく休憩してました。一気に描いてましたからねー。。
Iちゃんが熱心に工作している間に、お母さんから「絵に感情を入れるというのはどんなふうにするの?」と質問があったのです。わー。素敵な質問。そこで、実験してみませんか?とお誘いしたのでした。
今の自分の感情にぴったりな色、選べると思うんですよ?40枚くらいある色紙をみてもらって、気になった色を選んでもらいました。黄色を2種類。そして、好きな形にちぎってもらいました。すると、もう何か始まったようでした。丸くちぎった黄色。青のサインペン4本同時に持って、線を描いてます。何気ない楽しさ、味わっています。何か足したいものは?と聞くと、ない、とうれしそうです。
了解です。こんなふうに何回も描いてみると面白いんです。そして、味見するように、そこに何か足したいかな?と感じてみる。遊んでみる。。。もうひとつ、遊びながら実験。黒のサインペンで、試し書きみたいにぐるぐる描いてもらいます。その隣に、今度はサインペンの重さを感じながら画用紙の引っかかり具合も感じながら描いてもらいます。なんでもいいんです。モノでなくてもいいんです。(これ、言うの忘れてしまいました)飛んでいる孔雀のような絵になりました。最初のぐるぐるの線に比べるとなんだか味わいがある線になっているでしょう?
ゆっくり、じわじわ進む。。サインペンを止めて、丸くにじんでいく黒を味わう。。そこに何を足したい?これでいい?これを何回も味見していく。カレーを作るときみたいに。自分に聞いていく。。その感じが、現れてくるのだと思います。サインペンのインクが、テーブルに移ったのを心配してくれましたが、ぜんぜん大丈夫です。このテーブルは、そういう役目。お客さんのいろんな色が重なっていくのです。
I ちゃんは、時間ぎりぎりまで工作に集中してました。画用紙を丸めてテープで巻いてカブとニンジンと、植木鉢と、お花とハンバーグ!で、もっと長くやりたい!って。すっごいなあ!遊ぶってそういうこと!
誰にも邪魔されない場所で、自分のシンプルな興味をつなぐ=自分への信頼をつなぐ。ここが、大事なところ。ここは、そういうアトリエでした。Ⅰちゃん3回目、お母さんと一緒です。今回も面白いこと、いくつもありました。興味を向けるもの、表現するものが増えた。素の自分を表現する面白さ。そこに誰かが係わる面白さ。それが、自然に増えてきました。
1回目、2回目は、アトリエにいるだけで、いっぱいいっぱい。だから、工作の材料をお見せすることは少ないんですが、今回は、色とりどりのマスキングテープを準備したら、Iちゃん、遊びだしてました。アトリエのあちこちに置いてある工作や絵や葉っぱにも興味を持って、これは何?と聞いてました。いろんな遊びの誘い水になればいいなと置いてあるのです。 だから、聞いてくれるのはうれしい。材料はいろいろ用意しておきます。それをどう遊ぶかは、自分で決めていく。。工作で困ったときは、相談に乗ります。材料コーナー、広げておきますね!「今の自分」は3人3様でした。私は、ワクワクしているし、Iちゃんは、さー始めるぞー!の感じだし。
お母さんは静かに今の自分を描いていてました。最初、目は色が塗られてないとき。そこで終わるのかな?という感じのとき、I ちゃんがそれを見て、「その目、怖いよー!」と訴えてます。なるほど、お母さんの目だから、そんな風に思うのだ。 お母さんの目が、これでは心配なのだ。。そう言われてお母さん、また描き続けます。目の色が塗られて、服の襟も描かれて、ぐっと落ち着いた感じになりました。自分の周りの空気も描いてみると面白いですよ?と言ってみました。自分は今、どんな空気、気配を持っているか。それを描いてみる。お母さん、少し間をおいて、赤系の色をパステルで塗っています。この意味は、個人情報なのでここでは書きませんが、聞けば、おー、なるほど!そんなことがありましたか、と。大事な出来事があった。それで、この色になった。。素の自分を、ただ色で表現する。リアルな気持ちは、パワーがあります。
みんなで描いた絵は、やっぱり言葉のやりとりが、面白かった。正解はない、のだけど会話をつなげていく。。小さな協議、いいもんです💗で、画用紙が埋まっていく。今回は、奥行きが出てきました。小さい子どもを描きながら、グランドマザー・モーゼスは、アメリカの画家ですが、こんなふうに絵を描いたんではないかな、と思いました。自分と会話しながら。。
Iちゃんは、グリーンのテープの使い方を思いついたので、どんどん貼っています。3月で、クリスマスツリーもOKです。思いたったら吉日!ですもの。貼りながら工夫しながら、どんどん行く。大人ふたりは、少なからず影響うけてると思います。
どんどん描きたいことって、私は何かあるかな?思いついたのは最近の出来事でした。「あれはどういうことか」を超主観的に描いているとああ、そうだったと、展開する。絵を描くのもカラダを動かすのも、もともと、超主観的なものなのだ。勢いで描きたくなるのは、超主観的センサーが発動してるとき。
それが本人の気持ちなら、何をどう描いてもいい。そういうお手本(?)として私の絵のこと、少し話していい?と話させてもらいました。絵の写真は載せますけど内容解説はアトリエに来た方だけの特典です(笑)
お母さんは、スマホの画面のアニメを模写しています。小さい画面を大きく描くのはむずかしいはず。集中して描いてます。髪の毛はパステルのオレンジ色。パステルはていねいに塗ると、とてもパワフルな色なのです。今日は、「色、使った!」とうれしそうでした。1枚目の絵との差が今回も面白いなあ。Iちゃんも、お母さんも💗丁寧に絵を描く、ということは変化を連れてくる。。
Iちゃんとお母さんが遊びに来られました。Iちゃん、2回目です。ヒト型ぬり絵の1枚目を見ると、描きたいことがたくさんありそうな Iちゃんそのものの感じがします。
Iちゃんのぬり絵には、いつも生き生きした目があります。目は当然あるものだから、ないと困るのだ、という感じ。お母さんのヒト型ぬり絵は、ヒト型だけど、「空」を描いたそうです。今の自分は、空と星の気持ち💗
その後、いつものように、みんなで1枚の絵を描きます。Iちゃん、さっそく描き始めます。なかなか次の人の番にならないので、このままひとりで描きたい?と聞いてみると、そうではなかった。
木と葉っぱを、まずはたくさん描きたかったのです。そこに、みんなで描いていこうよ!というアイデアだったのかな?
ちゃんと順番は、まわってきました。次にお母さんが、描きます。すると、Iちゃんのリアクションがあり。バスケットボールの試合なら、審判がぴぴーと笛を吹くような。ちょっとした協議があり、ルール確認があり、試合は続くのでした。遊びに協議はつきものだったなあ、と思い出しました。
小さいとき、近所のお姉さんと石蹴りとか、ゴム飛びで遊んでるときルール確認は厳正な場面でした。「○○ちゃんは、小さいからいいの」なんていう特例ルールもあったなあ。。
みんなで1枚を描くという遊びはみんなで順番に描き加えていくのです。次の人は、前の人の描いたあとに描き加えていく。ここにドラマがあるのですよ。どんな絵になるかわからない。どのへんをOKにしていくか。本日のルールは、描きながら、少しづつ広がっていく。ちょっとした冒険を遊ぶ。
お母さんは、繊細な葉っぱやミツバチを丁寧に描いてます。Iちゃんも、そういうことをしたいみたいだけど、子どもらしいおおらかな表現になってしまうのを楽しんでます。私はどうしようか。。動物を登場させてみることにしました。あとでそこに、Iちゃんが目を描いたりしました。
舞い降りる鳥を小さく描こうとしたときは、大きめの筆でなんとかしようとしたらIちゃんとお母さんがこれ、使ったら?!と細い筆を差し出してくれました。おお💗描いている気持ちを一緒に味わって見ていてくれたのがうれしい。でも、細い筆じゃなくて、描きたかったので、今は、大丈夫、と返事しました。それが伝わったのもうれしい。指導者と生徒の関係でないのもうれしい。
その後は、お二人とも2、3枚ずつ、自由に描いてました。Iちゃんは今回もネコを描いてます。何回も見に行って触ってネコの重さが伝わってくるような絵です。
お母さんは風景を描いてました。広い広い空が印象的です。故郷の風景だそうです。それから、ウチのカメも描いてました。カメもかわいいですが、そのまわりの水と黒い石の具合が素敵です。色を使うのが苦手と、お話してましたが、今、大事に感じる色を使っている実感があるのでした。
ウチのアトリエで遊ぶ目的は、今の自分を探求して感じていくこと。実感は大事にしたいところです。
実感は自分の拠点みたいなものだと思います。そこがしっかりわかっていると、実感と一緒に新しい感覚を試したとき変化がわかりやすいのです。変化をあれこれ遊ぶのも楽しいですが、今、持っている感覚を大事に広げていくのは静かな楽しみです。
最後のヒト型ぬり絵はIちゃんは、花柄の色紙を切って大きな壺(かな?)を貼ってます。模様を切り抜いてネコの絵にも貼りました。時間いっぱいまでやりたいことをやりきって、とても忙しい!でも楽しい!のです。グレーの色鉛筆で人型を描いていたんですが最後、目は黒で、しっかり描かれてました。目は、こうでなくちゃ!と言う感じです。
お母さんにも、グレーの色鉛筆をお渡ししました。ヒト型ぬり絵を描いてもらおうと思ったんですが、お母さんは、アニメ「呪術廻戦」の登場人物を描きました。これは、今の自分?と聞くと、にっこりしてうなずいてました。
なるほど!ヒト型ぬり絵以外で、今の自分を表現する!もちろん、OKですとも。アニメでは、目を覆うように黒い布を巻いてる人物ですが、そこは、渋い金色の色紙を貼りました。こんな色紙、あったかな?と思ったらIちゃんが切った色紙の裏がこの色だったそうです。この紙だけ裏が金色だったと、うれしそうなのでした。
あとで気づいたんですが、この日、お母さんが描いた絵の中で、無彩色以外の1色が、一番はっきり表現されているのが、この金色なのでした。
色を使うのが苦手な人が色を使うとき、大事な深さを感じます。そういうことをお互いに味わうとき アトリエの役割を感じます。
アトリエハーフ・ムーンのパンフレットを、子どもたちの放課後をサポートする施設に置いていただけることになりました。パンフレットと言ってもA4の用紙にプリントして小冊子ふうに折りたたんだものです。ネコと一緒の写真のやつです。大きさは7㎝×10㎝くらい。
どんな教室なのか、短くわかりやすくまとめてあります。
(欲しい方いましたら、メッセージください。お分けします)
パンプレットを受け取りに、Eさんが来られて、せっかくなのでお話のついでに、絵を描いて遊びました。ウチのアトリエは基本的にお客さん2人が定員です。知らない家の居間で絵を描くのは、緊張するのがふつうなので、ヒト型ぬり絵しながら緊張を味わいつつ、それを大事にしながら始めるのが大事だと思っていて、とお話しました。お子さんのクラスがいくつもあるEさんの職場ですが、初めて来た子が慣れるまで、最初は個室で対応することもあります、ということでした。
まずは、その子が安心することが大事、ということなのだ。子どもたちの中で遊ぶ。ひとりで遊ぶ。それぞれの良さがあって、その子が自分の遊びを味わえたらいいのだ。
大人2人で水彩を遊びながら、お話を続けました。濡れた画用紙に色を置くと、ふわっと広がります。色がにじんで自然に展開していく。いろんな色で遊びながら、お話をすると、意外な気づきがやってきました。
Eさん、「あの子が、夢中になっていたのは、こういうことだったのかって、今、わかりました」と。
ストローに溶いた絵の具を含ませて、口にくわえて画用紙に吹き付ける遊びをしていたときのお話だったんですが。それまで、うまくできなくて興味なさげだった子が、あるとき上手く色を飛ばせたら、絵の具が混じりあっていってなんだかきれいな色になっていった。するとそこからは、いままでにない集中でずーっと遊んでいて、終わってからもとても満足していて。それは良かったんだけど、Eさんはその集中の具合をちょっと不思議に感じていたそうなんです。それを、ご自身で水彩を遊びながら、こういうことだったのか、と思う。
絵を描きながらふいにやって来る共感で、Eさんの時間が一瞬、特別なものになります。ほんのわずかに、空気が変わるので、大事な発見があったらしいと気づきます。無心に遊んでると、なんというか、あれはこういうことだったのか、と気づくことはよくあるんです。順序だてて考える気づきとはちがうのが、面白いんです。お母さんとお子さんが、一緒に一枚を描いたあとで、それぞれの絵を描くと、お互いの共感の幅が、ぐっと広がってることも、よくあります。絵を描くって、こんな効用があるのだ、と毎回感心するのです。
おしゃべりしながら一緒に描いた今回の絵も、素敵です。じわじわ味わいながら、色を置いていくと、いいですね。 コツは、浜辺で砂をさわるときみたいに、あまり考えないこと。。
絵を眺めていると、鮮やかな雲が立ち昇っていくみたい。ご本人が味わっているのが伝わってきます。。いい絵というのは、これがある、と思うんです。
2024年も、そろそろ春ですねー!
3月・4月に月1回×12回レッスンをお申込みの方へプレゼントを考えました。
★レッスン12回の記録をアルバムにしてお渡しします★
・子どもさんの場合は、変化・成長の記録です。絵や工作や会話を通して、子どもさんの成長が感じられます。毎回のハイライトの記録は楽しいです!いつも思うことですが、作品そのものより、その時の会話、雰囲気がとても印象深く、その人が現れていることがあるのです。何が起きるか、いつも楽しみです。
・中学生以上の方は、自分への探求の記録です。遊びながらその日の自分を味わっていきます。ます。ほんの短い時間でも自分をちゃんと感じる定期的なレッスンは、自分の内側の定点観測のようです。何が見えてくるでしょうか?どんな軌跡が見られるでしょうか?自分への理解が深まると、外側の感じ方も深まります。面白いですよー!
毎回、同じ遊びでもOKですし、ちがう遊びも提案します。ご自分でやってみたいことがあるときは、それをやってみましょう。工作でも、大好きな絵の模写でも。素敵だなあと思うスカーフの色を描いてみる、とかでも。やってみたいことを遊びましょう!
5才のYくんと、7カ月の妹さんと、お母さんが遊びに来られました。7カ月の妹さんは、まだ赤ちゃんなので、お母さんに抱っこされて、ときどきおっぱいをもらっています。Yくんは、さっそく筆を持って水彩で遊ぶ気まんまんなので、水彩で遊びます。
大きい筆、ちいさい筆を使って、色を塗って遊ぶ。かなりのスピードで1枚が終わるので、すぐ、次の画用紙を渡します。わんこそばみたいに。でも大丈夫。そのうち、ひと段落するのです。
やってみたいことを、そのままいいよ!やってみて?!とやることは、本人のパワーの元になっていくと思うんですよ。。というお話しをお母さんとしながら、遊びは進んでいきます。
水彩の後は、サインペンで、恐竜の絵を、4枚くらい描きました。恐竜は、口が大きくて立派な歯で、手足の爪も立派です。そこがカッコイイんだね💗
小1のIちゃんとお父さんが遊びに来られました。
最初のヒト型ぬり絵。Iちゃんは、思い切りよく黒を塗って行きます。今日着ている、トレーナーの色です。元気な感じは、塗り方や雰囲気から伝わってきます。本当は、今のカラダの具合、温かさや、冷たさを描いていくぬり絵なんですが、子どもさんは、なんでも大丈夫です。何色を使っても、息づかいや塗り方が、そのまま自分の表現になるのです。子ども、すごいなあと、いつも思います💗お父さんは、やさしい、静かなソフトな色合いです。いろいろネットを調べて、近所に絵画教室があるのを見つけて、来てくださったのでした。そんな落ち着いたやさしい雰囲気の絵です。
それから、みんなで一枚の絵を描きます。ゆっくり、いっぱい描きました。果物があったら、虫も食べに来るかな。。お二人の会話がずっと続く。こうしていい?ヤダ。。とか(笑)。私も混ざろうとして、、これ描いていい?とか聞いたりして。人が描くのを楽しみに待つ、待たれている。。そんな楽しさ💗描きたいように描けるとは限らないけど、見守る、見守られる、という時間。絵は、ちょっとづつ、ちょっとづつ、大事に描かれていく。。大人も子どもも、みんな平等。。素敵な時間でした。
大人がスマホでアドレスなど確認している間、Iちゃんは、ずっと描いてました。何をどう描いても、その人そのものなので、好きなもの、何でもいいよ、描いて?!と画用紙を渡しました。パステルは、しっかり塗って指でこすると、こんなにいい発色なのだなあ。。ウチの猫が、大きく登場しています。しっぽが立派です。描き終わったらネコをなでに行きます。その後で、さらに線をはっきり描いて、リアルさがぐっと増すのでした。写真のようなリアルさではなくて、なんていうか、存在感のリアルさは、こんなふうに現れるのか。。
お父さんが、「いつものレッスンでは、この子が絵を描いたら、先生がそこに指導をしていくんですか?」と、お聞きになりました。まっすぐな質問は、うれしいです。
私の役割は、上手く絵を描くやり方の指導ではなくて、その人の表現したいものを感じながら、そこに居ること。その表現の意味を感じること。すると、私が、味わっているのが伝わって、言葉じゃないやりとりが始まる。。自分の本音を味わいながら、誰かと一緒に居ること。そうして、できたら、その内容を言葉にしていくこと。私(大人?先生?)の言ったことに、「ちがうよ、こういうことだよ」、と言えるようになっていくこと。言わなくても、自分の感覚を卑下しないでいること。自分の感覚は、いつでも大事にすること。。そうやって、そういう自分で会話が循環していくのを味わうこと。。です!
最後のヒト型ぬり絵を描いてもらっている間、私は、今日の絵の写真を撮ってました。それからテーブルに戻って、お二人の絵を見ると、お父さんのヒト型が、赤系のパープルで塗ってある。。!最初の物静かな絵を描いた人とは、別人のようだなあ!と感心します。最初の絵は、説明しやすそうでしたが、これは、なぜこの色?って説明はいらない。こんな感じだったのだ。。お父さん、何があったんですか?!と聞きたいけど、ただニコニコしてるお父さんなのでした。
I ちゃんのヒト型ぬり絵は、黒色が、顔の部分に混じっちゃって困った!でも自分で、ぐぐっと工夫して、無事に難問を乗り越えました。あきらめないでよかったねー!さらに元気な表情になってます。2時間、絵を味わっていると、最後は色の表現が、かなり自在になってくるのです。遠慮なく色を使いだす人の背中は、のびやかでした。大事なのは、その気持ち、その気持ち💗と思いました。
あけましておめでとうございます。
昨日の大晦日。今までぜんぜん出来なかった作業が出来るようになってとてもうれしい。職場のしゃぶしゃぶ用お肉のトレーのラップ作業です。30センチくらいの丸いトレーにラップ機械でラップする作業。このやり方が、やっとわかってきました!機械からラップを引っ張りながら前後をピン!と貼ってその後、片足の太ももの上で横方向に伸ばして全方向にピン!とさせるんですけど。ベテランさんは、一瞬でくるっ!とやってしまうやつ。ラップは薄くて繊細だけど、力の入れ方をまちがえると発泡スチロールの柔らかいトレーがぱりん!と割れてしまう。でも、力をかける方向はひとつなのでした。そこがわかれば、むずかしくない。コツは物理でした。何回やっても、ピン!が出来なかったのが、初めて値付けされて売り場に行きました。うれしかったなーー!もしかしたら、今日もできなかったかも、なのにやらせてくれた職場、ありがとう!(いや、みんな忙しかったから、私しかいなかったんですが)やってれば、そのうちわかる、という作業なのかな。工夫のポイントが、誰に聞いてもみんなちがったのだ。。
完成したら、お知らせします。アトリエのことも、リズムレッスンのこともどちらでもないことも部屋を別にして、載せるやり方を考えています。アトリエに来てくれる方は私の書いたものを読んで来てくれているので(ありがとうございます!)過去の記事も、もっと読みやすくしたいし。もっと記事が増えても平気なものにしたいし。お客さんのコメントも、後から付け加えたいし。ちいさなアトリエですが、こんなふうに動き続けてます、という気楽な発信の場所にしたいのです。現状のHPと同じくらいの内容のアップは春くらいまでに。その他は、2024年中を目標にしよう、と思ってます。
昨年は、HPもfacebookも見ていただいて本当にありがとうございました。そのあたたかさを感じて、今年もやっていこうと思います。皆さまも、素敵な年になりますように!
その隣で、お母さんも自分の内側を静かに味わってました。大人は、感性が細やかで豊かです。この色は、どんな感じでした?ヒト形塗り絵の色と関係ありそうですか?と質問すると気持ちに沿って現れた色とそうでもなかった色のこと。考え考え、答えてくれていました。
「いろいろ描いたんだけど。。」もうひとつ、もの足りないような様子です。この感覚は、いくつかトライしてみた、ということで。それが、実感されているのは、素敵なことです。
別のトライのことを話してみました。いろいろ描く前にちょっと時間を空けて、今どんな感じ?を自分に聞くのも面白いんです。3人で順番に描く絵。今回もすごく面白いことになりましたがそれが、面白いのは自分の番に来るまで、予想がつかないから!その待ち時間に、いろんなことを感じている。自分のことも相手のことも。それを、自分の絵でもやってみると絵を描く作業ではなくて会話になる。。
小学生の付き添いの保護者さんは、レッスン代はいただきません。中学生の保護者さんは、投げ銭、というのはどうかな?と考え中です。「お母さん」は、お子さんにとって、重要な環境なのだなあ、と思うようになりました。お母さんあっての、お子さんのアトリエなのです。
何を描いたかは、わからないけど。今日は、こうなりました。
手が色を選んでこすって、また選んで。
極力、頭を使わないように、テキトーに。
おや?と思ったことが出てきたら
ちょっと大事にしてみる。
その周りを遊んでみる。
パステルは砂遊びかも。
粉を感じながら遊ぶ。
こんな描き方で似顔絵って描けないかな。。
あなたは、私にはこう感じられましたって。
あたたかいところ ひんやりしているところ
骨を感じるところ
やわらかいいところ
強いところ
繊細なところ
全部、すこしづつちがう色になるんではなかな。
あたたかいだけの人はいない。
いろんなものでできているはず。
固まってなくて、変化し続けている。
そんなところを描いてみる、というのは、どうかな。。
今日の絵もそんな感じ。
外国のニュースの景色。
近所の景色。人の暮らし。
絵を描く前に 砂をさわってもらうのはどうかな?
砂をさわるとき、どうやってさわるか、考えるひとはいないと思うから。砂をさわりながら自分の本音に さわることに近づくんではないか。。
ただ好きにさわっているとそのうち、
生の感覚が、 浮き上がって感じられるようになるんではないかな。
本音を意識している自分をていねいに感じると
それは日常でも再現できる感覚になる。
普通にある感覚となる。 どんな種類の本音でも
どんなささいな本音でも
受け止める場所・人に出会えるとそれは、
「あってよかったこと」になる。
そういうことの積み重ねが「自分でいる」という自信になってくる。
写真は、 砂を散らすような私の絵のパーツ。
霧島くん、来週、トライアルで、やって来ることになりました。
中学生男子とお母さん、2回目のレッスンです。こんにちは!のあいさつに、前回より、その人らしい雰囲気が、あります。アトリエでは、むずかしいことはないと、もう、わかっているお二人なのでヒト形塗り絵は、自分で輪郭を描いて始めてもらいました。私も一緒に、3人3様の塗り絵。ココロの中はそれぞれのままそれぞれの今の自分です。それから、みんなで1枚を水彩で遊ぶ。じゃんけんで、順番を決めます。じんわりと現れる個性が楽しい。筆を選ぶ。色を選ぶ。色を置く場所を選んでいく。楽しみながら選んでいく。その流れに乗って、自分の感覚も遊んでいく。「まちがい」はない。どんな現れ方にも意味がある。すぐには、わからなくてもあとから気づくことも、よくあることで。
大きな緑の山がふたつ。気持ちよさそうに描かれています。それは、どこか行ったことのあるところ?と聞くと、素敵な笑顔になって大事な場所のことを教えてくれました。スマホを開いて、緑の深い風景の写真を何枚も見せてもらいました。深呼吸したくなるようないい写真でした。ああ、それで、大きな山と、小さな家。。大きな自然というリアルを味わってそして、もう一枚、大きな木の絵が始まりました。巨木の上に、素敵な場所がある。。この場所での過ごし方もお聞きしました。巨木の上、気持ちよさそうです。。お二人が自分の絵に集中が始まったらその空気を味わいながら私も絵を描いて遊びます。それぞれの時間、なのです。私の役割は、先生、ではなく。。こっちへ行くと面白いよ、と案内したり案内されたり。。
午前中、職場でいろいろありまして。午後、アトリエにお客さんが来られました。写真は、その時に私が描いた絵です。 ヒト形塗り絵をお客さんと、一緒に描くんですが、実はこんなことが、あって。。と、今日のできごとと、今の気分を簡単に説明します。
描いたあとで、気づきます。
イベントの余韻、その2です。
いつもイベントに演奏者として参加することは自分にとっては非常事態でなんとかやり過ごすという気分に近かった。今回は少しちがう。非常事態を少しでも安定した場所にしながら味わっていこうとするそれぞれのやり方が見えたから。良くも悪くも、それがその時のベスト。それは本当。
元々、集団行動の苦手な私ですが、タイコ集団の中でイベントの準備をして、本番に参加することは、なかなかに豊かな体験なのでした。イベントの余韻を感じながら描きました。絵も文章も。
じゃんけんで順番を決めて、画用紙に色を置いてきます。 濡らした画用紙に色を置けば自然ににじんでいく。みんなでそれを眺めながら、自分の番が来たら、自分の色をおいていく。これは、実はあるタイコのワークショップで体験したことでした。その時は、厚めの和紙だったので、色は、どんどん吸い込まれて見えなくなっていくのでした。 景色がちがうから、今まで思い出さなかったけど。
自分と自分以外を味わう時間。目的は、その時間を感じること。音楽の基礎は、ここだよ、ということだったのかな。。
画用紙の上だと色は滲んで残る、他の色と混じっていく。誰かの色と近づくとき、どうする?というのを4人とも、とても大事にされていました。画用紙の上の水たっぷりのしずく。私は、画用紙の片方を持ち上げてみたくなり。アトリエの役割のひとつ。アート的なものは、すぐそこにあるのを気づいてもらうこと。なので、そーっと流します。ていねいに動かすと不思議と、現れてきます。。現れたものに沿って、次の動きが現れる。新しいかかわり方を味わう。。そっと描き続けたあと、そろそろ完成でいいんではないかと思う、と提案したら、うん、と、みんなうなずいたので、完成。 素敵な絵になりました。 描こうと思っても、なかなか描けない絵です。
その後は、水彩やパステルを味わいながら自由に1枚描きました。雰囲気が一段落したので。お題を提案しました。苦手なこと、大好きなこと、その間をグラデーションで描いてみる。好きな色から苦手な色へのグラデーションを描いていました。
これをもう一歩 好きなことをしている自分、とつなげてもらうと、ぐっと面白くなるんですが。 これは、私の説明不足ですねー。 「すごく楽しいことをしているときの色」 「苦手なことをしているときの色」 をイメージする時間、もっとちゃんと作るんだった、と少し反省しつつも でも、これはこれで、意味がありました。
10才のお姉さんに、その好きな色は、どんなイメージ?と聞いてみました。 答えはすぐ出なくて、いいんです。その色のイメージは自分が知っている。自分とつながってる。 今日の自分の一部を感じていく。深く考えてくれてました。おしゃべりしてる時とは、別人のようです。
最後に、もう一度、今の自分を描いてもらいます。いつもなんですが、最初に描いた「今の自分・1枚目」と比べると、雰囲気が変化した絵になっているので みんな驚きます。 8才の妹さんは、1枚目と2枚目の ちがいに、驚いて笑い出してました。 (この塗り絵は、facebookなどには載せないでほしいとのことなので、載せません。これも大事な感覚です。 載せて大丈夫、と言ってもらった絵だけ載せてます。この文章も先に読んでもらいます)
そうなんです。 自分て、いろいろな自分があるんです💗 自分、面白いですよ!
アトリエで使ってる丸テーブル。 5人で、座って絵が描けるのがわかりました。 ただ、テーブルの上に、物置場所がなくなるので、水入れや筆立ての移動を もっとスムーズにできるように工夫しよう。
小学生の姉妹とお父さん、お母さん。 ファミリーには、そのファミリーごとのバランスがあります。バランスを味わうことからスタートします。 簡単なヒト形を描いて、塗り絵をしてもらいます。 今の自分、です。 大人組は、ゆっくり進めてます。 子ども組は、なかなか始まらない。 始めるためのあれやこれや、があるのです。
うん、あれやこれや、するのがいいよ、と思います。 私は、さあ、描きましょう、と言わない。 もう始まっている、と見ます。描くために、必要なバランスを探しているのかもしれない。それが、大事なこと。 バランスがわかったら、自然に動き出す。 それを待つ。
そういう自分を待つ。そういうひとを待つ。 豊かな時間の始まり。 早く早く!もっとたくさんできるようにって。私は、追い立てられて育ってきたように思う。その意識は40代すぎまで、私の重要なモノサシだった。それでなんとかなってきたから、そういうものだと思ってきたけど。そのやり方では、 タイコは上手くいかない。なぜかといえば 「早く早く!もっとたくさん!」しか表現できないから。 ゆったりとした豊かなリズムを鳴らしたいならそういう呼吸とカラダになる、しかない。人生を豊かに感じるコツも、ここらへんじゃないか、思うのです。
ウチのネコが先日亡くなりましたが。ペット霊園の焼き場の方が「綺麗な骨でした。老衰ですね、大往生だと思います」と言ってくれたそうです。
猫は、いつでも猫の呼吸とカラダでそこに居ました。 食べたいときに食べて、眠たくなれば寝る。私の言うことは聞いてくれなかった。 それが、私には、実は心地よかったのだ。。 そして、その先の大往生。 いい言葉だな、と思いました。
写真は、今日、一緒に描いた私の絵。大好きなことをしている自分と、苦手なことをしている自分までのグラデーション。ガタピシしながら、つながってる。。
中学生の男の子とお母さんが来られました。自由で深い集中は、課題のない、責任のない、ただの遊びの中にある、と思う。遊んでいいのだ。という空気を、カラダがわかったとき、そっとやって来る。子どもの頃の砂遊び、土いじりのように。
スッポンポンで、田んぼで全身泥んこで遊んでた男の子の話を思い出したので、話しました。絶対、楽しかったのだと思うんですよ。。アトリエも、そっち方向に開いて行きたい。
その後で、それぞれの絵を描いて遊ぶ。すると、自分の内側のこと、何か、話したくなる。
お母さんが、素敵なことを言いました。「会話って、こう言ったら、それにどう感じるか、そこからまた言葉が出てくるような、そういうのが、いいなと思うんです。」
それ、すごく大事だ、と思いました。そんな風に待ってくれる。待ってあげる。それがあれば、自分の気持ちを育てながら、それを第一にして、やっていけるんではないかな。うっかりすると◯◯するべき、とか、◯◯した方がいい、とか。そんな言葉ばかりが目の前にあったりするから。
その圧倒的な量に流されないために。それはそれ。大事なのは、こっち、とわかっていくこと。質と量で負けないような、その道筋を作る。見えないけど、重要なインフラ工事です。
アトリエ ハーフ・ムーン2023.8.13
5歳のT君のアトリエ来訪、2回目です。絵の具は前回より多くに溶いておきました。遠慮なく集中して遊んでいました。大きな筆で何枚か描いたあと、スポンジを渡したら、遊び方がぐっと広がりました。
水彩は、水遊びでした。写真・中央・上の大きな円の絵は、 こんなふうにできました。たっぷり色水を吸ったスポンジを画用紙の上で絞る。こんもりと表面張力を保った大きな円ができる。そこに、色を垂らす。 色は円の中でふわーっと広がっていく。。ほんの少し、それを味わう。ふきんを広げてその上にそっと置く。ふきんをはずす。グラデーションの出来上がり!
こんな遊び方がありましたかー。。大人には、おお~!の連続ですが本人は、淡々と遊んでいます。ふきんの出番は多そうだなあ。次は、もっと置いておきますね!水彩遊びの終了は本人が決めます。そして、砂のリクエストがあったので砂、準備します。
前回、砂で遊んだの、覚えてたんですね。 その後は、紙粘土に色をつけながら遊びました。ひとしきり遊んだところでお母さんが、キャッチして おしまい?と聞いて、こっくりして。ということで、今日は終了~! また、遊ぼうね!
5歳のお子さんと、お父さん、お母さんの3人で、絵を描いて遊びました。 水彩絵の具を用意してみました。
気が変わったら、別な画材にスイッチすればいい。遊ぶのが、第一の目的なら、飽きたら、別の遊びをするのだ。そのための環境を整えるのがアトリエの役割。勉強になること、たくさんありました!
画用紙は、もっと潤沢に用意すること。絵の具は、もっとたくさん溶いておくこと。。 などなど。
答えながら、画用紙の準備をしながら、子育てのお話。学校にまつわるお話。 全部、実感のこもったお話だった。アトリエでは、こうでなきゃ。。会話をするのと同じように、絵も遊ぶ。。絵と同じように、会話も遊ぶ。。 結論は急がない。。
後半は、キネティック砂で、遊びました。丸めて、固めて、ヘラで切るとほろほろ崩れていく。この砂の出番が来たのは久しぶり! もう少し大きな工作版を探してみようか。。本気で砂遊び、色水遊びするお客さんのために準備を考えるのは、楽しい!
マジで面白い!と感じることを 自分で遊びながら見つけること。なんでもないことみたいだけど、大人になっても、ずーっと大事なこと。
アトリエのレッスン内容について問合せがあったので、返信しました。 いつも、メールのやりとしをしながら、文章が少しづつ柔らかくなるのがうれしい。 「内容的には、興味のもてる画材をあれこれ、試したり遊んだりしながら、本人の興味のあり方に寄り添っていこうと思っています。レッスンとは言っても、内容はその方の興味の在りよう、そのもの、という感じです。子どもは、平気で1時間くらい絵の具と水で遊んでたりしますけど、その子の興味はその子が決めていく、と考えています。深く遊べる画材はなんだろう?それを探すレッスン、とも言えます(^^)。」
レッスンと言えば、本当に、これだと思う。ウチのアトリエでは。
自分で探す。 探せる環境(画材とか紙とか時間とか)と、自由にどうぞ、という空気を提供する。探すことができる、という自信がその人をその人らしくしていくのだ、と思う。
今度、子どもさんと親御さんが来てくれる予定です。子どもさんが絵を遊ぶとなりで、親御さんにも絵を遊んでもらいたいと思っています。
なぜか。自分で絵を遊ぶ感覚が、あるのと、ないのとでは、お子さんの絵の味わい方が、ちがってくると思うからです。評価するのではなく、味わう。どんな場面でも、 どのジャンルでも大事なこと。自分を評価しようとする人には警戒や緊張があるけれど、この自分自信を感じようとする人には、気持ちが開いていく、と思うんです。親子ならそこが一番の基礎になるはず。
私も子育ての最中に、こんな風に解っていたら、もう少しマシな親でいられたと思う。。さて、空気は、どんな色から始まるかな?楽しみです。
自分の、今好きな色はなんだろう?。1色かもしれないし、もっとあるかもしれない。これかな?と描いてみたけど、なんかちがうぞ?ということもある。ここから探すのが面白い。じゃあ、どうしたいんだろう?誰の制約も、なんにもない絵の上の話。いろいろ、やってみたらいいんです。ダメ元で、やってみる。
最初に描いたものが、いつの間にか背景になって、奥行きになって世界が広がってます。
自分で描いてる気がしないんですが。でも、たぶん、これが今の私。
ふむ💗と満足したら完成。
やったことのない経験は、自信を連れてきます。
5月は、閉めていた窓を次々と開けた。
もう開けることはないと思っていた窓だけど。
閉めている理由が、見当たらなくなった。
かたつむりの進み方は、早くならない。周りがいろいろ言っても。結果はいろいろ。かたつむりの道。サインペンにまかせて、できるだけ時間をかけて、かたつむりの足跡を描いてみた。この、ほんの少しの表現で、自分が大事だったと思い出す。誰かの顔色ためでなく、まず自分がいること。
線を描くとき、ボールペンの試し書きみたいに、サラサラと書くやり方を作業的、とすれば。ボールペンにまかせて、できるだけゆっくり、ただ動かしてみる、これは、カタツムリ的、と言ってもいいかな。。
以前、あるWSで、できるだけゆっくり歩くというのをやったことがあります。それは、歩くというより、じわじわと重心を前に移動していくのでした。すると、1歩を踏み出すのに、30秒とか、かけられる。
歩く、というのは足だけで動いてるのではなくて、カラダ中の筋肉やバランスの微妙な変化の連続なのか、というのがよくわかる。。
ゆっくり線を描くときは、たとえば、1秒で5ミリ、みたいに進み続けると、気持ちの中の微妙なグラデーションが感じられる。。
で、それの何が面白いかというと、自分の中心そのものに集中できる感じです。自分の気遣いは足りてるかとか、表面の和を保つのではなくて。静かな自分との直な対話。。
そこにかかわると、もっと深い和に触れていく。目の前で見えているものごとがある。ものごとが起きてくる背景がある。そのグラデーションがある。自分の気持ちも、そのグラデーションのひとつ。
自分にできることは何?線を描きながら、その立ち位置に戻るやり方です。 忙しくてカラダが緊張していると、これが見えなくなりがちです。
がんばってるのに空回りするとき、有効です。カラダに聞く方法です。
タイコの練習中にいろいろ感じたこと、考えたことの、解析を描いてみました。この音は、もっとこう鳴らしたい。。
音で出来てないことを、描いてみたのかもしれない。
自分にだけわかる解析です(笑)。 それが重要なんです。 自分は、こうやりたいのだ!ということがはっきりしてきます。
これ、〇で人間関係を描いても面白いです。〇を実在の誰かをイメージして描いていく。この色なんだよな、とか。大きさは、このくらい?とか。。そして、隣に自分も〇で描いていく。。自分の希望と限界と。もっと深い希望も。描くと見えてきます💗
誰にも見せない絵を描いてみませんか?アトリエでは、話せることだけ話したらいいんです。全部を話す必要はありません。ハーフ・ムーンは、描く旅に出るお手伝いをします。
先週、発達障害等の子どもを支援する放課後デイサービス、ハビー川越駅前教室の先生、お二人が見学に来られました。
教室の利用者、保護者の方で習い事に興味をお持ちの方が多い傾向があること。将来、福祉事業所以外でも活動ができたらとお考えの方がおられること。などから、地域で紹介できる場所を探していて、ハーフ・ムーンを見つけていただいたそうです。
↓お問い合わせのメールに返信した内容です。
「・お子さんへのできていてほしいこと。
特にありません。その日の、やりたいことを見つけてもらえればいいかな、と思います。グループで絵を描く教室ではないので、他のお子さんを気にすることはありません。もし、絵の具や水の扱いが心配なようでしたら、こぼしても大丈夫なように準備しておきます。
・保護者の方に求めること。
お子さんといっしょに、アトリエの時間を楽しんでもらえれば、と思います。保護者さんにも絵を描いて遊んでもらうのもいいと思います。その場合、レッスン代は、保護者さんの分は、いただきません。私とお子さんの会話が、ぎこちないかもしれませんので、そこをお手伝いしていただけたらありがたいです。前もってメールや電話でやりとりできれば、少しでも、心配が少なく、来ていただけるかと思います。
・教室利用の基準
特にありません。その日のできること、やりたいことを、本人がゆっくり探して、水遊び、泥遊びみたいに、遊ぶことに集中できる環境を提供したいと思っています。砂遊び用の砂も、テーブルで遊べるくらいの分量ですが用意してあります。
絵を描いて上達するのが目的というよりも、自分の素の感覚を味わっていくことで、自分への自信が育つきっかけになると考えています。アトリエの一番大事にしたいところです。
大人も子供も、日常を忘れて、遊びに没頭する時間があると、すごく楽なんです。自分の中にあるそういうパワーを思い出すと、皆さん、いい笑顔になります」
この日は、この内容もふまえながら、教室、アトリエの役割のこと、自分たちの子どもの頃の思い出など話しながら、いつものアトリエの、絵を描く旅を味わってもらいました。 おふたりの笑顔が、どんどん豊かになっていくのが、うれしかったです。
小さくても、自分を表現する遊びは、瞑想でもあり、祈りのようでもあり。 誰にも邪魔されずに、ただ味わう時間は、大人にも大切で。いや、大人にこそ、大事かもしれない、と改めて思いました。
感想をもらいました。
「言葉では表しにくいのですが、2枚の絵に取り組んでいる間は集中しつつ、リラックスしつつ、ほっとするような時間を体験することができました。とても良い時間と新しい視点をいただいたと感じております」
絵を描く旅、味わった笑顔が素敵でした。テーブルにあるのが、ヒト型の塗り絵。最後に描き終わったところです。
自然に笑顔になるって、実は、私自身が、ずっと追い求めてきたことだったな。。私も、描こう~💗
また春!新しい発見あり!ずっと厚い雲の向こうが見えなかったけど。 タイコは天とつながるインフラ作業かも。。 青い水彩絵の具、さっと塗って乾くのを待って、また塗る。それを繰り返してこんな絵になりました。 10数年続けてるサンバパーカッションのことを思いながら描いてました。
ちょっとちがうな。。描いてるうちに、サンバパーカッションを思ってるような気がした、のでした。描いているといつも、今の自分のテーマがやって来ます。
トゥランカ!トゥランカ!と鳴るモシダージのヘピ。これ伝わる人、絶対少ない。。!でもたしかに、こないだから、こう聞こえてたんですよ。YouTube動画のエンヘード録音演奏の中のほんの4拍なんですがこれぞヘピ!の音が単体で鳴っていて。それは、すごく新しい感覚で聞こえてきてものすごく拍を引っ張っていく感じとヘピならではグルーブと音色。。あ、これか!って。やっと歌と拍がつながったー!ずっと聞き続けてるとあるとき、気づく。自分の鳴らす音とのちがい。。近づくためのイメージ。。
鳥が描けました。「どこへ飛んでいこうか」不安な感じはなさそうです。 ほう、不安は、少ないのだなあ。。自分の状況を振り返ってみれば、なるほど。。
らくがきのように、自由な線は、心の散歩をさせてくれる。 下手に描く、のは面白い。 アタマは使わない、どこを使うかというと。 どこも使わない。。 鉛筆とかサインペンとかは、持っているんですが。
何を描こうとかは、特に思わないで始めます。 始めちゃいます。。太いサインペンなんか、思い通りになかなか動かなくていい。何かを描こうとしなくていい。上手く描けなくて、引っ掛かる。線がにじむ。いいんです。 そこを面白がっていきます。。
誰かに見せるための絵ではないのです。ココロの旅が始まります。。 実は気づいていたものが現れます。占いより実際的です。
絵を描いてみませんか?Zoomでのアトリエを始めました。
アトリエを開いて気づいたのは、手早く筆を動かす人が多いなあ、ということ。 私も昔、そうだったんですが。集中が、深まって自然に手が動き出したら、それは自然なんだけど。たとえば、美容室に行って、ちょっと短くしたいんですが、と言ったら、美容師さんが、もうハサミを持っていて、ではこのへんをチョキチョキ、と始めたら、かなりせっかちな美容師さんでは? 落ち着いて話を聞いて、顔の輪郭との相性や、髪を少し動かしたときの雰囲気を確認してくれて、こんな感じですか?と聞いてくれる美容師さんが、安心ですよね。絵をかくときも、どんなふうに始めたいか?と自分に聞く時間、大事だと思います。
いや、実は。 私も、その昔、キケンなモードで美大受験に励んでいたので、入学後しばらくは、何を描きたいか感じる前に、手を動かしてしまう。。描きたい絵がわからないという、困ったことになってました。受験モードの絵は、描けるんですが。。しかも、更に良くないことは、受験=経験とカン違いしてました。
描きたい絵を、丁寧に感じて描く経験が、本当の経験ですよね。。 この頃、図書館で、アンドリュー・ワイエスの画集を見て、ものすごく感動して、同時にすごくショックだった。こういう世界に、自分は行こうとさえ、ぜんぜんしてない。。遅くたっていい。遅い方がいいときが、ある。手際よくなくていい。 もっと大事なことがある。 長いこと、優等生的に進んでいくのが何か近道のように考えていた。そんな信条は、誰かに利用されやすかったし、利用されたし。おとなしく従えば、幸せに近づくと、どうして思っていられたんだろう?! ロックな気分というのは、この辺の怒りなんでした。
針金のリースから、リボンの芽がゆっくり勝手に、生えてくるイメージ。生えていく芽の気持ちになってリボンや紙きれを結んでいたと思う。アトリエで提供したいのは その人自身の感情・感性が動いて、材料や、色に向かうこと。約束されている完成はない。その人の感情が動き出せる環境をつくること。
絵を描いてみませんか?Zoomでのアトリエを始めました。
アトリエでは
作品の完成よりも、自分の感性のプロセスを大事にしています。
今回は、実は、ロックな気分で作り始めました。
優等生的なふるまいの、いちいち。。
そういうものを叶えるために自分がいるのではない。。
自分の軸は自分が決める。。
でも、出来上がって、娘たちが昔作ったリースの上の重ねたら、
意外にいい感じなので、ここに置こうかな。。
ロックなはずだったんだけど。。
春先になると、ビーズで遊びたくなります。 小さい画面(5cm×5cm)に貼り付けて細かいビーズで遊んでみました。 今日の自分はこんな感じ。ボンドで小さいビーズがしっかり止まるのが嬉しかったのです。可愛くて買ったけど、そのままだったレースリボンの端切れも、初めての出番が嬉しい。
捨てられないビーズや ペンダントトップ、片方だけのピアス、等々手元にあって、手放せないモノたち。そんなモノたちで作品を作りませんか?描きたいもの、作りたいもの。そこには、もう大事な意味があるはず。。
センスに自信がないという方は、実は、自分の作品がイマイチ!になったときに ちゃんとイマイチを感じている。。 これはちがう、と感じるセンスがあるということなんです。
そういう時に、参考にしたい写真やイラストがヒントになります。 そこを展開するヒント、アトリエもお手伝いします。ほんのちょっとしたことで、素敵な気配になったり、深い雰囲気になったりします。
必要なら アトリエにあるビーズや画材なども使っていただいて、作品の彩りにしてください。気のむくままに、気のすむように、何か作ってみませんか?
「怒り」は、爆発させないのが、大人なのだ、と思ってきた。
でも、胸の底の熱量をはかるのは大事。
その辺を感じながら、色をおく、線を引く。
模写をしたいというお客さんがいましたので、アクリル絵の具で模写、やりました。アトリエのメニューにはない、「模写」でしたが、楽しかったんです! その方が良いなあ!と感じたところが絵になればいいのだ、と思ったのです。なので、模写の大変なところははぶいて、その方の描きたいところにフォーカスしました。
模写は、勉強としてやると 構図を写し取るところから、 作者の意図を丁寧にくみ取っていく。慣れないと下描きだけで、疲れてしまいがちですが。また、そこに取り組むのが、いい勉強になるんですが。でも、そうではなくて「この絵の大好きな部分を描きたい」という、楽しいとこどりの希望ですので。いいじゃないですかーー!やりましょう♥️
というわけで「勉強」部分はカットしました
いい絵だなあ、思うときは、その絵の構図の魅力が意外に大きいので、そこを手抜きすると、魅力が減ってしまいます。 構図は大事なところです。 それを短時間で解決するには。キャンバスサイズの枠を作ってプリントアウトした絵の上に重ねて置いて、構図を決めてもらい、少しはみ出したりしたところは、切って移動する。 プリントアウトした絵なので、自由自在です。アナログなやり方ですが、誰でもできるやり方です。 構図が決まったら、それをキャンバスに、写し取りますが、トレーシングペーパー欲しいね?というお話になり、何かないかと考えて、クレヨンで簡単トレーシングペーパーを作ったら、上手くいきました。細かなトレースができなくても、だいたいの形が描けたら大丈夫です。足りないところは元絵を見ながら、鉛筆で描き足していきます。
サクサクと、鉛筆の下描きができたら、下塗りです。 最初から、完成の色で描いていくより、下絵に別の色が何層かあると、いい味わいが出るので おすすめです。
コツは、「完成の色の反対の色で下塗りする」。反対の色って、なんでもありなんですが。完成の色が明るい色なら、暗い色で。輝いてる色と思うなら、くすんだ色で。下塗りするときは 森の手触りをイメージしながら、色を塗っていく。水平線まで海面を感じながら塗っていく。夕焼けの空を感じながら塗っていく。筆使いの呼吸の静かなちがいが生まれます。それが絵の中にあると3種類のリズムが絵の中の豊かさを増幅してくれる。見ている人もその豊かさを感じる。 下塗りが始まると、急に絵が深みを持ちました。 この日は、途中で時間が来て終了しました。でも、ちゃんとその方の絵になってきていますので、その方のお家で、この続きを描いていくことになりました。アクリル絵の具は水彩ぽく使えるのに、どんどん重ねて描いて行けるのが楽しいところです。 わからなくなったら、元絵を見て、良いなあ!と思った感じを思い出してくださいね💗
写真は、お客さんが模写をしている間、私が描いていた絵です。
私も楽しかったー💗
水彩の黒と黄色です。 なかなか激しい配色です。 ポトンと落として並べたら、気持ちにぴったりくるんじゃないかと。
書道の時のような集中。
でも、他力本願のような。。
2枚目は、残った絵の具で描きました。
というか、絵の具を水たっぷりつけて、画用紙の上で流して遊びました。
滲んでいく絵の具を見ているのは瞑想っぽい感じでした。
あるところで叱責される、という場面がありました。思い出しながら絵を描いてみました。 描きながら、軸のレッスンだったと思いました。軸がある、というのはこういうことか。やっと感じだしているのかもしれない。
叱責しようとする人がいる。そして、その人の感情は、私とは別のものなのでした。こんな時、以前は嫌われるのが、ただ怖かった。 すると、なんとか寄り添わなくては、と焦る。。 または、もう全部おしまいかも、と絶望する。。今は、嫌うのは向こうの勝手だ、と思う。 寄り添いたい気持ちも、絶望もなくなったわけではないけど、だいぶ小さい。選択肢のひとつ、なのだった。
それしか答えがないと、かなり難所の山道を行くようなことだけれど、そうではない、のでした。腹は立ってない。選択肢があれば、腹を立てる理由がない。私が誤解されてるわけではないし、脅されてるわけでもない。ささいなやり方を訂正すれば、いいだけのはず。。その方が最近、怒りっぽいのは この春の人事異動が影響しているのでは? と横つながりミーティングで話題でした。
写真は、叱責する人を、描いてみました。描いてるうち、テーマが変わりました。その人は「大変なプレッシャーと戦っている人」なのでした。ここまでくると、もうひとつ転換して。これは、私の母であり、私だ。。娘たちを叱ってたとき、こんなだった。あのプレッシャーは、どこから来ていたか。。いいお母さんは、そのプレッシャーと対峙できる人なんだなあ。。次、生まれたら、課題はそれだ!ごめんね、娘ちゃん。。
今回の件で、私は実は平気というわけでもなくてそれなりにプレッシャーを感じたんです。でも、そのおかげで、しばらく考え中だったアトリエ ハーフ・ムーンのZOOMでお絵描きを立ち上げなくては、と思い立ちました。このパートが、いつクビになっても、そんなには慌てないでも済むように、です。怪我の功名♪
●いしだ絵本さんから直接購入できます。1540円(消費税込)で送料無料です。いしだえほん-石田絵本株式会社公式ページ・絵本紹介で、タイトル名「ニェコのサンバ」で検索して、購入ページへどうぞ。
https://p-books.jp/ehons/ehon/
しばらくは、絵本紹介のトップページの絵本の中に置いてあるようです。
●Amazonのkindle版は、100円です。スマホで見ると、細かな表現はわかりにくいかも、でも雰囲気は伝わるかな?実際の絵本の大きさは、A5判148×210mmです。作品紹介文です↓
『気づけば、サンバと出会って、もう10年以上経ちました。汲んでも汲んでも湧いてくる泉のようなリズムの海。。そこを泳ぐ面白さを実感する日々です。
このたび、不思議なご縁のおかげで、この絵本を描くことを思いつき、なんとか完成にこぎつけました。サンバを演奏する楽しさ・面白さを表現したい!と思いながら絵本を描くのは、楽しかった!!そして、とても描ききれるものではない!と気が遠くなりもしましたが(笑)。
サンバの海に入ったおかげで、私の人生は、なんと鮮やかになったのかと思いました。出会いに感謝!です。そんな気持ちがうまく伝わったらうれしいけど、どうかな~?!』
勢いに乗って、何のじゃまも入らず、描けました。実は、最後のページ、気に入ってます。。 文字のない絵だけのページです。「いい演奏に入ったとき、こんな感じがする。打楽器の音じゃない音が、聞こえてくるんだよ」と、ニェコが言ってました。。
サンバ仲間に、打楽器じゃない音のお話をしたら「あ、自分もそれ聞こえてくるよ!」と。 みんな、何かが聞こえてくるらしいです💗
気になる方はぜひ、買ってみてね!
ああ、そうか、と思ったとき、
こんな絵になりました。 文章を書いていて、なにか書き足りないなあと
思うときにも、描いてみます。
現れる色に励まされたり、自分の嬉しさはこんな感じかー、と思ったり。描くのは、自分をハグするようなことかも。
Zoomでのアトリエを準備中です。
40分という時間で、旅を味わうやり方、模索中です。
もちろん、実際のアトリエでも、絵を描いてます。最近は、メニューというより、描いてみたいことから、始まることが多いです。絵を描くということは、自分を旅することですから、深まる色や形、自然に現れてきます。
今年、あなたの深い希望は何でしょう。。描いてみませんか?
あけましておめでとうございます。
無心に描いてみました。私は、年はじめに、何を感じているのだろう?
占いのようでもありますが、自分に聞きながら描いていきます。
浮かんできたのは、もっと安心していい、というような気持ちでした。
慌てても慌てなくても、答えはやって来る。。
それなら、もっと、よーく見ていくこと。。
ある人とお話したら、 その日、いつもより穏やかに過ごせました。 あの人と話すと、落ち着くなあ。。 その感じを描いてみました。
こんにちはと、おじゃました時から、こちらの呼吸と姿勢を感じて、そこに居るのでした。実は、持病もちの連れの咳き込みが、急に辛そうなことになっているので、診てもらったんですが。
玄関で靴を脱ぐ様子を見ながら、腰、痛いんですか?と聞いてくれます。腰、歪んでますものね。。こちらが返事をすると、じっと聞いています。説明が足りてるか心配になりますが、まずは、うん、とうなずいて、こういうことかな?と確認する声が自然なのです。 この人は、こうやって勉強してきたのだなあ。。と、ふいに思いました。連れも、その雰囲気に伝わって自然な感じで受け答えしています。おお、こんなに落ち着いて話す人だったのかと思いました。
こちらへどうぞ、と診察室へ通されますが、診察は、玄関から始まってたのでした。
しばらくすると、こんにちはー!と玄関に人が来ました。次の患者さんです。ちょっと待ってくださいねー!と、玄関に向かって返事してます。 じゃあ、車の中で待ってますねー!治療院の駐車場は1台分しかないので、そこが空くのを待ってます、ということだ。
気持ちのいい会話です。患者さんがへりくだるのではなく、先生が威厳をつくるわけでもなく。ただの、必要なやりとり。 それを丁寧にできるのがありがたかった。なんというか、自分を大事にする感じ。お互いの呼吸をそのままに、自然のままにしていく感じ。
別の言い方をすれば マウントをとらない、のだ。。 マウントは意味がない。 何かあったら、かわすだけでいい。。 だからこちらも、マウントを取られたらどうするかを考えなくて済むのだ。。 マウントには、大きいのから小さいのまでいろいろあるけど。 マウント、いらないね。。 マウントという出汁のない会話。いいじゃないか。。
終わって外に出たら、先ほどの患者さんが車の中で待っておられたので会釈したら、丁寧な会釈が返ってきた。丁寧なやりとりは、こうやって伝わっていくのだなあ。
苦手なことがあった。 どんな風に苦手なのか、カラダでどう感じてるかを描いてみる。ざわざわする。大きなオタマジャクシが、狭い水たまりにたくさんいるのを見ちゃった!みたいな、ざわざわする感じに近い。オタマジャクシには、それなりの呼吸があってそうやって生きてきたのだし。。だからなんだ、 という言葉が浮かんできた。
このまま行って、最悪の事態はなんだろう? 考えてみる。。 驚いたことに、なんにも起きない。。うん、起きない。。 なぜなら対立はしていない。どうしても無理なら断ればい。角の立たないいいわけもある。 だから、大丈夫。
オタマジャクシは事情が解れば1匹、2匹と、 水たまりから小川へ移動するだろう。私は、それを見ているだけでいいのだった。
苦手なものは、絵に描いてみたら、思ったより大ごとではないのがはっきりして。言葉にしてみたら、オタマジャクシが出てきて 小さな生き物のイメージになりました。
絵を描くことは、セラピー&カウンセリングの効果があるのです。
モヤモヤするんですがそれが何かはっきりしない。最近のカラダの調子から描いてみる。この何日か風邪気味だったのでおへその下あたりにホッカイロを貼る。100均でふわふわした靴下を買ってみたらなかなかにあったかくて良い感じ。首も薄手のマフラーを巻く。おかげで、風邪は治りました。手は、タイコの練習も出来ているし、仕事もやってくれている。よしよし。と、カラダの不調は大丈夫と確認して、さてモヤモヤです。
モヤモヤ、描いてみます。横に流れる線を描く。。波、川、渦巻き。。モヤモヤはなんだろう。滞ってるコミュニケーションが、ひとつあるけど。これは、人の手を借りることにしたのだったな。。きっと、ひとつ進むだろう。進んでない、動いてないものは?そういえば、まだ、手をつけてないことがあった。Zoomでアトリエを開いたら、何が起きるだろう?その前に、Zoomを使えるようにならないと。いや、動き出しているものは、いくつもあった。それが、全部つながって動いてるのを、もっとちゃんと感じたい。まだ形になっていなくても始まっていることがあるのだから。。感じていくために、何をすればいいだろう?
この1カ月、絵本作りに勤しんでいました。 縁があって、始まったことでしたが、始めてみると、誰かに褒めてもらうためではなく、迷いなく思うままの表現に近づいていくことができて我ながら、驚きました。 誰かに褒めてもらうためではなく、今できるだけの美味しい料理を作ったので、よかったら食べてください!というような気持です。
絵本、完成は、少し先になりますので、またお知らせします。Amazonのkindleでも販売できる予定です。
良い絵を描かなくては、というプレッシャーから離れて、 こういうまとまった絵を描けたのは、このアトリエの やり方、気持ちと絵を同期させて描くということが、いつもできるようになっていたからでしょう。
描きながら、アトリエでお客さんの絵を深めていくやり方も、浮かびました。 人型の塗り絵から描いてもらっていましたが、そこに時間をかけて描いてくれた方が何人も、おられました。その塗り絵から深めていくやり方です。
なにしろ、そこにもう世界が現れているとしたら、それは何か?どんな気持ちか?自分にとってどんな意味があるのか?と問いかけながら、その日の方向を、その方と一緒に探していく。。 それが、感じていることを探求する、いいスタートになるんではないかと思うのです。 考えてみれば、あたりまえですよね。 すでに、自分を塗り絵の中に表現しているんですから。。せっかく熱心に人型塗り絵を描いてくれた皆さんがいたのに、惜しいことしちゃった。。また描きに来てくださいな。今なら、もっと素敵な時間を発掘できますよ!
絵を描くことはセルフカウンセリング。その効果は?
効果について、わかりやすい説明を考えていましたが、その返事のひとつになりそうです。
絵を描くときに、ある状況を雰囲気、温度、匂い、広さをのイメージを丁寧に思い浮かべていきます。 そのイメージは、快でも、不快でも。両方あるかもしれない。
世間や、誰かの意見ではなくて自分の素の感覚から始まるということ。 自分のそこに、戻って、改めて感じること。 これが、自分の感覚とぴったりの感じが現れたらそこが、スタートです。素の自分と、向き合っていく、スタートになります。嫌なイメージのときは、辛いので、無理はしない。
私は今回「息苦しくなるスーパーの雰囲気」を描いてみようとしたのですが、クレヨンとかで塗りつぶすのは、しんどかったので、色のついたテープと色紙をペタペタ貼って、さっさと手短に、息苦しさを表現しようとしたのでした。 (描いたときの、ストーリーというか、気持ちの流れは、意外な方向に向かいました。Facebookのページに載せました。このページの一番下に、リンク貼ってあります) この「息苦しさ」も、ひとそれぞれだから、同じ「息苦しさ」でも、クレヨンで塗りつぶしたくなる人もいれば、何かを描き始めるまでに、すごく時間のかかる人もいるかもしれない。その人が、ああたしかに、こんな感じだったなあ、と納得できること。。
今回、2枚目の落ち着いた雰囲気を描くときは、ゆっくり丁寧にテープを使って、パステルを使って柔らかい色を出したくなった。気持ちのいい場面を描くときは、ちゃんと味わいたいのだなあ。。1枚目の息苦しさを描き切ったあとで、何か新しい気持ちがないか、発見はないか、よく感じていきます。何か新しい感覚があったあと、2枚目を描くと、これは新しい行動と結びつきます。新しいイメージが生まれるということはお腹が温かくなるような、確かな変化があるのです。自分で自分の感覚を認めていくことが、自分への信頼とつながっていくのではないかと思います。
もう、夏のおわりですね。絵、描いてみませんか?
手を慣らすための落書きを1枚描く。その後で、サインペンを1本選んで、ペンの重さを感じながら、動かしていく。静かな時間を始める。
山のような線を描いた。そして横線を描きだす。何本も描いてるうち、もっと太い線で描きたくなる。パステルの青。少しづつ青を濃くする。海の中?漂っている?山を見ている。。?水の中にいる感覚を思い出す。海に入った思い出。波に揺られている。
揺られながら、泳ぎながら、山に向かう。そんなイメージ。これは素敵で深い課題。。
実は、描くうちに、具体的な課題と結びついたイメージだと思いました。でも、そっちは内緒です(笑)。海に入る。うん、悪くないイメージ。。💗これで行こう。
カウンセリングの手法でいうと、これは、フォーカシング、でしょうか。仮想体験だけれど、自分の深い感覚を味わうということは、自分を深く大事に思うこと、なのだ。自分は、もう大事なことをひとつ解っている。 そこと出会うのが、目的。絵は、それを思い出させてくれます。セルフ・カウンセリングしてくれます。
長い年月をかけて、一人の閉ざした気持ちが大きくなっていったこと。
その原因が、この国の政策と関連があること。
物事が、長い年月の間に、そういう結果を生んだ、ということ。
たくさんのことが、気持ちをよぎって、言葉がまとまらない。
なので、絵を描いてみた。
ふわふわと落ち着かないとき描いて、ひとつ落ち着く。
後で、気づくのは。
たくさんのひっかき傷と、たくさんの染みに見えてきました。
自分は今、こういう感じなのだな、と絵が教えてくれます。
どうすればいいのか、の前に、今、自分は何を感じているのかを
ちゃんと自分に聴くこと。
大事だと思うのです。
25歳女性の方です。 感想を、食べ物に例えて聞いてみたら、「給食で、たまに出てくるコーヒー牛乳みたいな感じ。ちょっとワクワクがある感じ」。 実感のあるコメントです💗。掲載許可も、ありがとうございます。
「現在・少し前・未来のイメージ」を描く予定でしたが、「未来」が浮かばない、ということでしたので、そこは無理しません。
浮かばないには、浮かばない事情があります。 本人が、まだ気づいてなくても。 浮かばない、ことも表現のひとつです。 なので、「現在」と「小学校時代後半」の、その間を描くことにしました。時間に沿って並べて見ると、ストーリーが感じられます。 私の感じたストーリーを話してみます。 本人が、それを修正したり、付け足したりしながら話します。
【現在】 「中央の丸いのが、自分かな。 青系が多いな。。」 いろんな青や緑が合わさって、深い色になっていきます。 【小学校高学年の頃】 黒を塗りたい、とのことなので クレヨンなら、真っ黒になるよ?と言ったら 「真っ黒、ではなかったんだな。。」 【中学校の頃】思い出の中の人物たちが、さらっと線で現れます。「そこと、しっかり、距離を取ってたんだな。やりたいこと、あれかな?これかな?も浮かんでいた」
もっと、フワーっと描きたかった、と言ってました。 アトリエとしては、手が動いた跡を味わってもらえれば。 呼吸が変わってくる。予想外の何かが現れてくる。 正解は、どこまでも本人だけが知っている。。 本人が、話したい範囲の、深さの、自分史。話す内容・描く内容はこのアトリエとの関係、そのものでもあるのでした。
「今の自分、すこし前、未来」です。「自分発見出来たようで貴重な時間でした。水彩の楽しさも教えて頂き良かったです。また機会があったら遊びに行きたいと思います」と感想をいただきました。
60代女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)
左側の2枚が印象的でした。見れば見るほど、響いてきます。上の絵は、今(中央)・子供の頃(左側)・未来(右側)。ただの円ではない感じ。円が振動しているというか。。丁寧に、淡々とパステルを塗っていく。色そのものが、立ち上がってくる。。
左側下の絵は三角を水彩で描いてみたあとで、(三角の絵も、赤が鮮やかです!後で、民族衣裳の柄ぽいな、と思いました。きっと、Aさんの故郷の景色には、鮮やかな色があるんではないかな)もっと遊んでみようとお誘いして、水多めで描いてみてもらいました。描く、というより水と重力が、手伝ってくれる。そこに、自分も乗っていく。。絵の具が自在に混じりあっていく。それを、制御したり、追加したり。。ほんの、5分くらいで描いた絵ですが、ドラマを感じませんか?集中して時間をかけて描いた上の絵と比べても存在感は、負けてないのがすごいなあ。。上の絵には、手応えを感じて下の絵には、広がりを感じる。。存在感て、なんだろう。気持ちとぴったり一致してることかな。。いちばん右側は最初のウォーミングアップです。ふたりでかわりばんこに描きました。花と畑と海とクジラが現れました。
最後に、ヒト形の塗り絵を完成させて終了です。(一番最初に、ヒト形・左に始める前のカラダの感じを描いてもらってレッスンが始まりヒト形・右を最後に描いて、レッスン終了です)圧倒的に、右側の方がパワーあります。
出来、不出来ではなく、パワー♥️
「小さな振り返り」体験の感想です。
アトリエで体験していただいたので、ゆっくりウォーミングアップしながら始まりました。中央下のヒト型ぬり絵、右端が、私と一緒に描いた水彩での会話。左端と中央上の絵を描きながらどんな感覚を味わっていたかを、感想に丁寧に書かれています。いい時間でした(^^)。
50代女性の方です。(掲載許可いただきました。ありがとうございます!)
これは編集画面用のサンプルです。
「プレビュー」から実際の見た目をご確認ください。
絵に関係する投稿は、HPとアトリエ・ハーフムーンFacebookで、同時進行していく予定です。
そこに、日々の雑感を加えたのが、個人のFacebookです。
個人のFacebookのタイムラインにも、絵のこと、リズムのこと、コミュニケーションのことを書いてますが、最近ますます、それが表裏一体のものに思えてきました。興味ある方は、「中村すみ代」で検索してみてください。友人リクエストは、メッセージと一緒にお願いします。