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豊後大野市三重町 歯科医院
ごとう歯科・口腔外科クリニック 

〒879-7111 大分県豊後大野市三重町赤嶺1680番地
診療時間 月火水金 9:00〜12:20
          14:00~17:30
     木土   9:00~12:20
休診日 木土午後・日・祝

歯周病菌PCR検査

この検査では、歯周病原因菌として考えられている3菌種(Td菌、Pg菌、Tf菌)と、それ以外の2菌種(Aa菌、Fn菌)を定量的に検査することができ、歯周病における世界最先端検査であります。歯周病に大きな影響をおよぼしている3菌種は通称レッドコンプレックスと呼ばれて重要視されています。レッドコンプレックスとは次の3菌種です。
Td菌:らせん状菌:歯周病の重症度や活動度などの免疫抑制作用に関連していると考えられている
Pg菌:短桿菌:歯周炎の程度との関連があると考えれられている
Tf菌:桿菌:歯周組織破壊の激しい部位で高率に発見されており、難治性歯周炎の指標となります
さらにこの3菌種以外に
Aa菌: 短桿菌:侵襲性歯周炎:若年性歯周病の原因菌と考えられている
Fn菌: 桿菌:歯垢形成の中心的役割を担っている
を確認することが可能です。
歯周病菌を検査する各種検査方法には長所・短所があります。
位相差顕微鏡による検査はレッドコンプレックスと呼ばれている3つの歯周病菌のうちPg菌とTf菌の2菌種を見ることはできません。歯周病菌DNA検査のリアルタイム-PCR法は、歯周病に関連する3菌種あるいは5菌種を定量的に判断するとともに、指標値から考えられる歯周病リスクの判断をすることが可能となる検査方法となります。残念ですが、この検査は院内独自で測定することはできませんので、採取した検体をDNA検査を専門に行っている熊本県のMicroexam社 へ検査・解析を依頼しております。この検査結果をもととして治療方針を組み立てることとなります。

歯周内科治療

歯周病は細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌および真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌叢の獲得を目的とし、機械的・外科的な治療法に先立ち、位相差顕微鏡での菌及び菌叢の検査とリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査の後に行う、抗菌剤および抗真菌剤を用いた内科的治療法を勧めています。 
■治療方法
歯周内科治療は位相差顕微鏡で、口腔内に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、さらにリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査で菌の有無を確認し、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。
その治癒経過の確認のために治療前、治療後の比較できる動画管理システムの導入を勧めています。治療前の非常に汚れた微生物叢が治療後は非常に短期間で綺麗に改善し、術前・術後の状態が一目瞭然に画像で示されるという利点があります。
治癒経過は患者様自身が、はっきりと自覚できる程、歯茎からの出血や排膿が短期間で改善されます。以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1~2年の治療期間でそのような綺麗な微生物叢を獲得していたのです。微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷水痛が非常に少なくなります。
外部リンク
  大分大学附属病院 https://www.med.oita-u.ac.jp/hospital/
  大分赤十字病院  http://www.oitasekijyuji.jp/
  大分県立病院   https://www.oitapref-hosp.jp/