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②縁上歯石除去（スケーリング）
目で見える範囲の歯石や歯垢を機械で除去します。上下2回に分けて取ります。
③歯磨き指導
歯周病の原因となる歯垢を除去し、歯につきにくくすることが治療の基本となります。歯科衛生士による歯磨き指導を受けていただき、歯間ブラシ・デンタルフロスの使用方法を学んでいただきます。また、位相差顕微鏡を使って患者様の口腔内の細菌の状態を確認します。
④歯周ポケット検査（2回目）
スケーリングや歯磨き指導などの結果で、はじめの状態からどの程度改善されたか検査します。

　　1日目　①情報集め＋②上顎または下顎の縁上歯石除去
　　2日目　②上顎または下顎の縁上歯石除去＋③歯磨き指導
　　3日目　④歯周ポケット検査（2回目）
※軽度の歯周病の方はここまでで治療が終了しメインテナンスに移行します。
中等度〜重度の歯周病でもこのステップまでで終了し、被せ物の治療を行なっている歯科医院もあります。しかし、深い部分の歯石や汚れが残ったまま被せ物をすると、歯周病は治らず悪化や再発の原因となります。

⑤縁下歯石除去（SRP）
治療開始3日目からの処置となります。2回目の歯周ポケット検査で中等度～重度の歯周病と診断された場合、歯周ポケットの深い部分の歯石や汚れを数回に分けて手用機器で除去します。
⑥歯周ポケット検査（3回目）
SRPの結果でどの程度改善されたか検査します。
➆定期検診（メインテナンス）
口の中の歯周病菌は完全になくすことは難しく、歯周病は容易に再発します。そのため、治療完了後も定期的なメインテナンスが必要になります。歯周病の再発防止には患者様自身によるプラークコントロールだけではなく、定期的に歯科医師や歯科衛生士によるチェックを受ける必要があります。