2025.3.9 sun - 3.30 sun
尾崎和美
「木と川と日々」ミニ巡回編

この度、そのうちcafe SNCでは、兵庫県西宮市在住の木版画作家・尾崎和美さんによる作品展「木と川と日々」を開催します。

本展は昨秋、故郷・大分県日田市で初めて開催した個展作品の一部に、新作を加えたミニ巡回展示となります。

ご実家が製材所の尾崎さん。幼い頃から木材に囲まれて育ったと言います。
「故郷の川や木、現在の暮らしの中にある故郷からの影響を感じながらイメージを広げていきました」

展示はこれまでの作品や、木版画の刷り損じ和紙を利用したコラージュ作品などで構成。日田杉で作ったオブジェなども展示予定です。

越前和紙、因州和紙に、水性絵具、墨汁などを使った作品は、馬連刷り木版画を主な画法としています。

「作品に共通するテーマは植物と川です。子どもの頃から、あぜ道から顔を出す草花に思いを寄せていて、それは今も変わらないのでテーマになっています。そして現在も川のほど近い場所に住んでいる影響もあります」

小京都ともいわれる故郷・大分県日田市のことを、少しでも知ってもらえるといいなと話す尾崎さん。みなさまぜひご高覧くださいませ。


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●From the Exhibitor

木版画の素朴な味わいと内包する思い偶然の手技がもたらすおもしろさそのようなものを大事にし作品作りをしていきたいと思っています。​自然からのインスピレーション植物と人との繋がり、自然性などをコンセプトに制作しています。



尾崎 和美(木版画作家)

大分県生まれ 兵庫県西宮市在住。

2005年digmeoutオーディション通過後よりイラストレーターとして活動をはじめる。
2012年に主な画法を水性木版画として、個展や企画展で作品を発表している。

不定期でワークショップを開催。美術同人誌「四月と十月」同人。

​主な仕事に『骨風』篠原勝之著、『月山・鳥海山』森敦著、『余話として』司馬遼太郎著など書籍の挿画、文芸誌の表紙や挿絵など。

HP:https://www.ozakikazumi.com/
instagram:@ozaki_kazumi
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