三輪芳弘(興和社長)の経歴/評判や家族構成!親の七光りとは言わせない実績!

興和の三輪芳弘社長のこれまでの経歴や実績から社長としての実力を紐解きます。

ここでは、三輪芳弘の田園調布にある自宅や三輪一族の家系図を用いた家族構成、評判などを紹介していきます。

また、三輪芳弘が現在代表取締役社長を務めている興和株式会社の事業内容や主力製品、会社概要についてもまとめました。

三輪芳弘とはどんな人物?

三輪芳弘とは、「三次元マスク」や「バンテリン」などのOTC医薬品やカエルの人形が有名な興和株式会社の代表取締役社長を務める人物です。

興和株式会社の社長に就任してからは、医薬品のグローバル展開や「健康と環境」をテーマとした新事業への参入、新たな素材の技術開発などを行い、会社の成長に貢献してきました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大によるマスク不足解消への取り組みやPCR検査事業の開始、治療薬の開発は国民から高い評判を得ています。

三輪芳弘は代々興和グループの役員を務める三輪一族に生まれ、田園調布の高級住宅街に自宅を構えているほど生粋のお金持ちですが、自身の経営手腕は優れており、親の七光りとは言わせないほど数々の実績を残してきています。

プロフィール

三輪芳弘
  • 名前:三輪芳弘(みわよしひろ)
  • 生年月日:1955年10月30日
  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 居住地:東京都大田区
  • 最終学歴:慶応義塾大学大学院 商学研究科
  • 所属:興和株式会社 代表取締役社長
  • SNS:WantedlyNewsPicksTOMORUBA

高級住宅街にある自宅

三輪芳弘の自宅は高級住宅街として有名な東京都大田区田園調布にあります。

田園調布の中でもとくに3丁目は桁違いの豪邸が建ち並んでいるといわれており、三輪芳弘の他にも文化勲章を受章した長嶋茂雄や元首相の鳩山由紀夫など、著名人の自宅が多い場所でもあります。

また、田園調布は犯罪発生率が低いため治安が良いとされていますが、どの豪邸にもホームセキュリティや防犯カメラを設置していることが、Googleマップからうかがえます。

慶応義塾大学

三輪芳弘の学歴

三輪芳弘は、愛知県名古屋市にて興和グループの代表や役員を代々受け継ぐ三輪家に、長男として生まれました。

高校までの学歴は公開されていないものの、大学は慶応義塾大学に進学した後、慶応義塾大学大学院を卒業しています。

そして三輪芳弘は現在、母校である慶応義塾の最高意思決定機関「慶應義塾評議員会」の評議員に就任しています。

慶應義塾大学は多くの有名社長を輩出しており、三輪芳弘もOB組織の「三田会」などを通して幅広い人脈を持っていると考えられます。

三輪芳弘の経歴

三輪芳弘の経歴
大学卒業と同時に興和株式会社に入社した三輪芳弘は、入社からわずか8年で興和紡績株式会社の取締役に就任しています。
その後も着々とキャリアアップしていき、1995年に興和株式会社および興和紡績株式会社の社長に就任しました。
 
三輪芳弘が興和株式会社に入社してから現在までの経歴を、年表にまとめました。
1980年
興和株式会社に入社する
1988年
興和紡績株式会社の取締役に就任する
1989年
興和株式会社の常務に就任する
興和新薬株式会社の副社長に就任する
1991年
興和株式会社の専務に就任する
興和紡績株式会社の専務に就任する
1993年
興和株式会社の副社長に就任する
興和紡績株式会社の副社長に就任する
1995年
興和株式会社の社長に就任する
興和紡績株式会社の社長に就任する
興和新薬株式会社の社長に就任する(興和新薬株式会社は2019年に興和に吸収合併)
2016年
日本一般用医薬品連合会の会長に就任する
在名古屋タイ王国名誉総領事に就任する
2019年
日本セルフケア推進協議会(JSPA)の代表理事に就任する
1989年
興和株式会社の常務に就任する
興和新薬株式会社の副社長に就任する

現在の活動内容

三輪芳弘は現在も興和株式会社の代表取締役社長として、同社の多角的な事業展開を進めています。
父から受け継いだ会社経営の他、2016年に就任した在名古屋タイ王国名誉総領事や2019年に就任した日本セルフケア推進協議会の代表理事(会長)としても活動を続けており、60代後半となった現在も多方面で活躍しているようです。

2022年にはメジャーで活躍する大谷翔平選手とスポンサー契約を締結した際や、興和で臨床試験を進めていたイベルメクチンにて、コロナへの有効性が認められないと発表した際に公の場に現れ、記者会見を行いました。

息子の三輪尚巨が興和株式会社の取締役常務執行役員に就任しているものの、まだまだ興和グループの代表として会社の成長を支えていくことが予想されます。

三輪芳弘(興和株式会社)の実績

三輪芳弘が興和株式会社の社長に就任してから25年以上が経ち、現在までに成し遂げられた様々な実績をまとめました。

自社創製医薬品のグローバル展開

自社創製医薬品のグローバル展開

興和株式会社は、生活習慣病や免疫・アレルギー疾患といった治療薬を重点分野に掲げています。

2003年に発売した高コレステロール血症治療剤のリバロ錠は、現在世界28カ国で発売されており、2014年に発売した糖尿病治療剤のデベルザ錠などもグローバル展開しています。

更に2018年には高脂血症治療薬のパルモディアを発売しました。

OTC医薬品事業でも年間20品目以上の新製品を開発しており、日々新しい製品を生み出し、世界展開し続けています。

「健康と環境」をテーマにした事業展開

「健康と環境」をテーマにした事業展開

三輪芳弘が社長に就任してから、メガソーラー事業、サプリメントの通信販売事業、業務用LED照明機器などに参入しています。

伝統を大切にしながらも、常に時代の変化をとらえてチャレンジする進取の精神で、これまでの常識にとらわれず「健康と環境」をテーマに様々な事業活動を展開しています。

メガソーラー事業は低炭素社会の実現のため、LED照明機器はエネルギーや地球資源の節約によって地球環境保全に結びつくことから参入しました。

サプリメントの通信販売事業では、「KOWA Happiness Direct」のサービス名で、時代に沿った通販サイトをオープンさせています。

興和先端科学研究所

ミノムシの糸を工業製品に使える技術を開発

興和株式会社と農研機構は、2016年より興和先端科学研究所にて数十種類の昆虫の糸の強度などを研究してきました。

研究の結果、ミノムシの糸を工業製品などに使える技術を開発したと2018年に発表したのです。

1匹のミノムシから一度に数百メートル単位の糸が採取でき、強度も高いため、従来のシルク繊維に代わる素材や繊維強化プラスチックへの実用化を目指しています。

更に、ミノムシの糸はタンパク質でできているため廃棄時にも環境負荷がかからないとうメリットがあり、三輪芳弘は防弾服や電子部品など、あらゆるものに使える新たな素材にしたいと意気込んでいます。

日本型セルフケアの推進

三輪芳弘は興和株式会社や、自身が会長を務める日本セルフケア推進協会にて、生活者の健康寿命延伸や疾病等の予防対策へ貢献する「日本型セルフケア」を推進しています。

日本型セルフケアの実践を後押しするために、関係団体や関係機関と連携し、未知のウイルス流行に備えた緊急事態対策マニュアルの策定、新税制の提案、セルフケア情報の発信などを行って、国民が安心して暮らせる地域社会や社会保障制度の継続を目指しています。

アベノマスク

増産や新生産によるマスク不足への貢献

三次元マスクで有名な興和株式会社ですが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大によりマスクが品薄となった際には、国内外の工場をフル稼働させて使い捨て不織布マスクの生産量を月5,000万枚増産しました。

更に、ガーゼマスクの新たな生産や子供用のマスク販売も開始しています。

当時の安倍政権が行った新型コロナウイルス対策であるアベノマスクの発注先の一つでもあり、深刻なマスク不足解消に大きく貢献しました。

また、2021年にはPCR検査事業に参入し、感染症治療薬の研究開発に向けて北里研究所と共同研究契約を結びました。

イベルメクチンの臨床試験を実施

興和株式会社は、新型コロナウイルス感染症の治療薬として注目されているイベルメクチンの臨床試験を実施しました。
イベルメクチンの新型コロナウイルス感染症に対する臨床試験を日本において企業が主体となった例は今までになく、興和株式会社が初となります。

早期実用化に向け、2021年12月には治験を開始しており、治療薬の誕生により国民が健康になることによる日本経済の活性化を目指しています。

三輪芳弘や興和株式会社の評判

三輪芳弘の新型コロナウイルス感染症に関する様々な取り組みは高い評価を得ており、名古屋市栄の再開発に対しても「三輪芳弘社長の志が素晴らしい。」と評判です。

最近では、イベルメクチンの治験を始めたことを評価する口コミも見られています。

また、コロナ禍での取り組みにより、これまでもユニチャームとマスク2強とされていた興和株式会社が、本社のある名古屋では「マスクといったら興和」という評判まで定着しつつあります。

今後も健康と環境への取り組みにより高い評価を得ることでしょう。

三輪一族の家系図

  • 三輪芳弘の父や祖父も興和株式会社の元社長です。
    また、息子は現在グループ会社の代表を務めていることから、将来は父である三輪芳弘の跡を継いで興和グループの社長に就任するのではないかといわれています。

  • 三輪常次郎(三輪芳弘の祖父/服部商店を再建し興和を築いた人物)
    妻:大野千代子
    ├ 長男:三輪定治
    ├ 二男:三輪晴久
    ├ 三男:三輪隆康(興和前社長)
    ├ 四男:三輪緑四郎(興和地所元社長)
    ├ 五男:三輪文男(興和新薬元取締役)
    ├ 長女:指名不明
    └ 二女:三輪智子

    三輪隆康(三輪芳弘の父/興和前社長)
    妻:広瀬純子
    ├ 長男:三輪芳弘(興和現社長)
    ├ 二男:三輪晃裕(興和取締役)
    └ 長女:三輪泰子

    三輪芳弘(興和現社長)
    妻:三輪恵子
    ├ 長男:三輪尚巨(興和オプトロニクス現社長)
    └ 長女:三輪有香

  • 三輪常次郎(三輪芳弘の祖父/服部商店を再建し興和を築いた人物)
    妻:大野千代子
    ├ 長男:三輪定治
    ├ 二男:三輪晴久
    ├ 三男:三輪隆康(興和前社長)
    ├ 四男:三輪緑四郎(興和地所元社長)
    ├ 五男:三輪文男(興和新薬元取締役)
    ├ 長女:指名不明
    └ 二女:三輪智子

    三輪隆康(三輪芳弘の父/興和前社長)
    妻:広瀬純子
    ├ 長男:三輪芳弘(興和現社長)
    ├ 二男:三輪晃裕(興和取締役)
    └ 長女:三輪泰子

    三輪芳弘(興和現社長)
    妻:三輪恵子
    ├ 長男:三輪尚巨(興和オプトロニクス現社長)
    └ 長女:三輪有香

三輪芳弘が代表を務める興和株式会社とは

興和のキャラクター
三輪芳弘が代表を務める興和株式会社とは、繊維産業を原点としながら商社機能とメーカー機能を軸にして様々な事業から成り立っている複合企業体です。
興和と聞くと、テレビCMでも有名な「キャベジン」や「バンテリン」を思い浮かべ、医薬品メーカーだと思われることも多いですが、幅広い商材の輸出入や野菜の研究開発なども行い、人々の生活を支える事業を展開しています。

愛知県名古屋市に本社を置き、約100社で興和グループは構成されており、日本のみならず欧米や欧州などの世界各地にも事業所を構えている大企業です。

2019年には創業125周年を迎えました。

事業内容

興和グループの様々な事業内容をまとめました。
商社事業
ネットワークを活かし、産業用機械や化学品などの様々な商材やサービスをグローバルに提供しています。
また、繊維問屋として培われたノウハウを活かしてテキスタイル事業やアパレル事業など幅広く手掛けています。これらは日本だけでなく、海外現地法人を通じて東アジアでの生産や欧米での販売も行っています。
光学・電機事業
グループ会社の興和オプトロニクス株式会社や興環テクノ株式会社にて、高性能レンズの提供や、欧米でも高いシェアを誇る世界トップクラスのスポッティングスコープ、地球にやさしいLED照明機器、映像機器、環境に配慮した再生可能エネルギー発電システムなどの業務用機器を扱っています。
不動産事業
グループ会社の興和地所株式会社を中心に新築マンション事業(シュロスシリーズ)や新築戸建事業(シュプロスシリーズ)を展開し、賃貸マンション事業では400戸以上の賃貸マンションを所有しています。
興和グループの英知を活かし、「人を、家族を守り、将来まで健康で快適に暮らせる住まいづくり」を目指しています。
不動産事業
グループ会社の興和地所株式会社を中心に新築マンション事業(シュロスシリーズ)や新築戸建事業(シュプロスシリーズ)を展開し、賃貸マンション事業では400戸以上の賃貸マンションを所有しています。
興和グループの英知を活かし、「人を、家族を守り、将来まで健康で快適に暮らせる住まいづくり」を目指しています。
健康・医療事業
「コルゲンコーワ」などのOTC医薬品・ヘルスケア品・サプリメント、「リバロ錠」などの医療用医薬品、「眼科医療機器」などの医療機器の研究・開発・製造を行っています。
これらの生産は日本にある工場で行い、米国・欧州・アジアでも研究開発や販売が進められています。

食品事業
食を通した人々の健康に貢献する事業にも取り組み、植物工場事業や原料から加工品まで幅広い商材の輸出入、卸売を行っています。
ベジリッチという無農薬野菜の販売や、ハワイではアワビ養殖事業も行っており、更なる事業拡大を進めています。
ホスピタリティ事業
名古屋観光ホテルの運営で培った最高のおもてなしを提供するリゾート開発や運営を戦略的にマネジメントしています。
日本国内でのホテル運営だけでなく、お客様の特別な満足を追求してできた「ESPACIO」では、ワイキキにて全スイートルームのラグジュアリーホテルを展開しています。
ホスピタリティ事業
名古屋観光ホテルの運営で培った最高のおもてなしを提供するリゾート開発や運営を戦略的にマネジメントしています。
日本国内でのホテル運営だけでなく、お客様の特別な満足を追求してできた「ESPACIO」では、ワイキキにて全スイートルームのラグジュアリーホテルを展開しています。

OTC医薬品・ライフサポート主力製品

キャベジンコーワ
キャベジンコーワ
胃痛・胃のもたれ・胃のむかつきに。
正常な胃の働きを取り戻す。
キューピーコーワ
キューピーコーワ
からだの疲れやだるさに効く。
バンテリンコーワ
バンテリンコーワ
つらい肩こり痛・腰痛・ひざの痛みにアプローチ。
ウナコーワ
ウナコーワ
虫さされ・かゆみに効く。
ザ・ガードコーワ
ザ・ガードコーワ
便秘・軟便・おなかのハリに。
大腸の状態を正常に近づける。
三次元マスク
三次元マスク
機能性と快適性を兼ね備えた「メディカル発想」の不織布マスク。
コルゲンコーワ
コルゲンコーワ
かぜ・鼻炎に効く総合ブランド。
ザ・ガードコーワ
ザ・ガードコーワ
便秘・軟便・おなかのハリに。
大腸の状態を正常に近づける。
三次元マスク
三次元マスク
機能性と快適性を兼ね備えた「メディカル発想」の不織布マスク。
コルゲンコーワ
コルゲンコーワ
かぜ・鼻炎に効く総合ブランド。

会社概要

会社名 興和株式会社
創業 1894年12月25日
所在地
〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦三丁目6番29号
資本金
3,840百万円
売上高
743,197百万円(2023年3月期決算:連結)
従業員数
7,865名(2023年3月現在:連結)
代表者
三輪芳弘
事業内容
【商社部門】繊維、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売

【メーカー部門】OTC・医療用医薬品・医療用機器の研究開発・製造販売、FAビジョンユニット・セキュリティビジョンユニットの製造販売、ロボットシステムインテグレーター業務、レンズ・カメラ等のハードウェアの研究開発、システム系・組込み系およびAI等のソフトウェア研究開発、省エネ・創エネソリューションの販売、省人化ソリューションの販売、環境配慮型建築の施工販売
売上高
743,197百万円(2023年3月期決算:連結)