LICO





私は幼少期、いわゆる問題行動ばかりを繰り返す問題児でした。

癇癪を起こして暴れる
嘘をつく
妹にキツく当たる
親のお金を盗む
万引きをする度に親と共にお店に謝罪し品物を返しに行く

そんなことを繰り返していました。


心がいつもイガイガささくれ立ち
息が詰まって苦しくて

私は母をたくさん困らせ
母をたくさん泣かせてしまった子どもでした。


母はきっと、
「自分の育て方の何がいけなかったのだろう」
「なぜ、この子は問題行動を繰り返すのだろう」と

問題行動を繰り返す私を問いただす度に、自分を責めていたのではないかと思います。



私が今 
幼児期・学童期の家庭における親子関係改善子育てアドバイザーとして
子どもの心のそばに立ち
子どもに悩む親のそばに立ち続けているのは

私に悩み何度も涙を流していた母のように
今、子どもに悩み不安を抱える親御さんに


「あなたの愛するお子さんは 悪い子なんかじゃありませんよ。」


と、子どもが何故そのような言動を起こしているのかを伝えられる人になりたかったから。




そして、何より、幼少期の私のような子どもに



「苦しかったね。  

大丈夫。 

あなたは 悪い子なんかじゃないよ。」



と、どんなカタチでもいいから
手を差し伸べられるような人になりたかったからです。






子どもの頃の想いと経験があったので

私は問題行動をする子どもの心に必要なものを体感として知っていました。

そして、大人になり、家庭を持ったあと、「それ」を問題行動を起こしていない自分の子どもたちに注ぎ続けたのです。


すると、不思議なことが起こりました。


子育てが 困ったものではなく
幸せなものであり続けているのです。

子どもたちが問題行動・不安行動を起こすことなく
穏やかに 楽しそうに 愛されている自信に溢れ
毎日笑っているのです。





私が子どもたちに注ぎ続けてきたもの

それは「愛されている実感」です。


そして、その愛されている実感は

◯問題行動を起こす子どもだけでなく
どんな子どもにとっても必要不可欠なものであること

◯子育てを楽しく、楽に、笑顔あふれる幸せなものにするための最重要事項であること

◯「自己肯定感」「自尊心」などを支える土台となるものであること


それを 私は子どもたちを育ててきた十数年間と
私の子育て法を実践してくださった読者のみなさんから毎日のように届く数えれない喜びの声から確信しています。





私は、愛されている実感を育むために必要なアプローチを模索・研究し続けてきました。

そして
自身の経験・体感から得られた情報や感覚を言語化・体系化したものにプラスし
さまざまな研修や学びの場に身を置き続け

子どもだけでなく親の心も愛で満たされる独自の育児法を確立し、これまでにたくさんの方々にその方法をお伝えしてきました。





子どもたちに
「愛されている実感」を育むアプローチは

「どんな時に人は、【自分は必要とされ、愛されていると実感できるか】」

「愛するとはどういうことか」

という視点から導いたものです。


「あなたは大切な存在なのだ」を伝える方法は

言葉で伝える以外にも
この日々の中にたくさんあるから。





子育てに正解はありません。

でも、子どもが1人の人間である限り
私たち人間にとって"幸せ"を感じるやり取り・コミュニケーションがあるように

子どもが"幸せ"を感じられる関わり方はあります。


そして、自分と子どもが幸せを感じられる子育てを
私たちは自分の手で選ぶことができるのです。





子どもの心、果ては、子どもの人生の土台となる【愛されている実感を育むアプローチ】の中でもお伝えしていることですが

子どもへの声かけひとつ取っても
子どもは大人が支配したり、コントロールしていい存在ではないはずなのに

大人都合の支配的な声かけがとても多いように感じています。


私はよく「北風と太陽」の話と子育てってよく似ているなぁと感じるのですが

 

子どもを無理矢理動かそうとする「北風」ではなく

子どもの気持ちが嬉しくなってふっくら膨らむ「太陽」の方が

子どもは【自分から】素敵な行動や素敵な姿をどんどん見せてくれるということをみなさんに知ってもらえたら嬉しいです。



そして、伝える以上に大切なのは、

世界でただ1人の
【目の前の子どものことを知ろうとすることである】ということも。





私と出会ってくれたみなさんが

子どもとのやり取りが楽になったり
子どもとの時間が有限だと気付いてくださったり
ママ・パパたちの笑顔が増えることはとても嬉しいです。

-LICO代表作 ママの毎日-



でも、本当に嬉しいのは

ママ・パパから  たくさんの「愛しい愛しい」をしてもらえる子どもが増えること。


ママ・パパが幸せそうに笑っているって嬉しいのです。

ママ・パパが話を聞いてくれるって嬉しいのです。

ママ・パパが自分の気持ちに気付いてくれるって嬉しいのです。

ママ・パパが自分を大好きだということに自信持てるって本当に嬉しい  から。

 

 



私は子どもたちの  ママになったけれど

きっといつまでも【子ども目線の親への気持ち】を忘れられないでしょう。



だからこそ、ママ・パパの幸せや笑顔が

子どもにとってどれだけ大切で必要なものなのか、ということも

忘れずにいて欲しいと切に願っています。


そして、

この活動をする中で出会った、数えきれない方たちの悩みに触れながら


成長して大人にはなったけれど

子どもの頃にもらえなかったものを今日も求め、苦しんでいる親・大人がいかに多いのかということも
痛感しています。



だから、知って欲しいのです。


"子ども"は、あなたのことでもあることを。


"子ども"は、あなただということを。


子育てが苦しいのは、
あなたのせいではないことを。




子どもが。大人が。あなたが。


もう自分を責めなくていいように。

自分はここにいていいのだと自信を持てるように。

自分を愛し、周りを愛せるように。




私はこれからも


親子の笑顔と自信を増やすサポートと活動を広めていけたらと思っています。