Virgin Crab Band

Virgin Crab Band
 ヴァージン クラブ バンド

今回ぼくから紹介させていただくのはVirgin Crab Bandというロックンロール・バンド。

カニである。

バンド名からして一筋縄ではいかないかんじがにじみ出ているが、音楽もライヴもやはり一筋縄ではいかない。ロックンロールにおける「ひとひねり」のセンスにおいて、ぼくの知りうるバンドの中でもちょっと頭ひとつ抜けている魅力あふれるバンドである。

バンド名を冠した『Virgin Crab Band』という曲がある。ライヴでこの曲を耳にして彼らのバンド名を覚えずに帰ることは不可能である。底抜けにキャッチーなメロディのミッド・テンポ・ロックンロールでバンド名を連呼されてはぼくらはひとたまりもないのだ。そりゃ腰も自然と動くわけである。

アルバムのどの曲も隅から隅まで楽しめるのだが、なかでもぼくから推しておきたいのは『バンドマン』という曲。
ロックンロール・バンドとしてロックンロールをするために必要なものは「本当のこと」であり、そしてそれは時に嘘である。「本当のこと」は必ずしも真実たりえない。真実でないものを嘘と呼ぶならば、時に「本当のこと」は嘘になりうるのである。
ロックンロールにおいて大事なものは「本当のこと」であって、真実ではないのだ。

そのすべてを『バンドマン』の一節、「バンドマン 世界で一番 かっこいい嘘をつく」という一行の詞にぼくは見たのである。

そんなVirgin Crab Band、1/31に三軒茶屋ヘブンズドアで自主企画「処女喪失NIGHT vol.4」を決行するようだ。
是非とも彼らのライヴを目の当たりにしてほしい!駆け込め!


(THE TENTSHOWS 宗村直鷹)

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