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ニートから介護職への就職体験談

ニートになった経緯

今回の記事は「ニートから介護職」の仕事に就いた木村さんに体験談を書いていただきました。


私は高校卒業後、県外にあるリハビリ系の大学に進学しました。しかし実習についていけず不合格になり、留年してしまいました。

再度実習に臨むも「お前はリハビリ職に向いていない。」と担当教員から言われ、2回留年しました。「このままこの大学にいても、進級できない」と感じ、大学を中退しました。

大学中退後は、1年程ニート生活を送っていました。その当時は何もする気力が起きず、家でネットサーフィンばかりしていました。

ニートからの脱却

「これからどうしたらいいだろうか」という不安の中、大学生の時に働いていたバイト先の先輩から、食事に誘われました。



自分の今の状況を伝えると、「とりあえず地元に戻ったほうがいい。後のことは、ゆっくり考えろ。」とアドバイスを頂きました。

また、「大学で否定されても、お前全部が否定された訳ではない。」と、励まされました。その言葉を聞いて、安心しました。

同時に、「もう一度、人の役に立つ仕事に挑戦してみたい。」という思いが芽生えました。

再出発

仕事について調べていくと、「社会福祉士」という資格があるのを知りました。社会福祉士は、「介護やひきこもり等、生活に困った人を支える。」仕事でした。



ひきこもりニートの経験を活かして、社会福祉士として働きたいという思いから、その資格を取得しようと思いました。



しかし社会福祉士になるには、福祉系の大学を卒業し、国家試験に合格しなければなりません。



経済的な面を考え、工場でアルバイトをしながら学費を稼ぎ、通信制の大学に通うことにしました。単位取得方法はレポート提出と、試験に合格することでした。



工場でバイトしながら勉強をするのは大変でしたが、自分のペースで勉強することが出来ました。



また、良くも悪くも自分のペースで実力が反映されるのは、私の性格に合っていました。



加えて、前の大学である程度単位を取得していたので、2年で卒業することができました。



レポート作成をする傍ら、国家試験の勉強も少しずつ行いました。



「社会福祉士の資格を取得したら、資格を活かして働こう。」と思っており、介護の仕事をしようとは考えておりませんでした。

再び挫折と方向転換|ハローワークでの就活

考えを変えるきっかけは、社会福祉士の実習です。支援計画を考える際、上手く作れませんでした。



そのことを実習指導者にも指摘され、自分がいかに頭でっかちだったのか、痛感しました。



「このまま社会福祉士の資格を取っても、机上の空論で役に立たない。」と感じ、「資格取得後は、現場経験を培いたい。」と考えるようになりました。



1月に国家試験を受けた後、就職活動をしました。数ある媒体の中で利用したのが、ハローワークです。



理由として、「どんな人でも利用することが出来る。」からです。ハローワークでは、働きたい意欲があれば、資格取得の支援制度があります。



工業系や福祉系の資格を取得し、就職を支援する制度です。ニートで働いたことがない人でも、条件に応じて利用することができます。



また私のように仕事を辞めた後、ハローワークを利用してすぐに再就職した人には、「就業促進手当」が貰えます。



これはフリーターや派遣等、雇用保険に加入し1年以上働いた人であれば、誰でも貰えます。



つまり、「ハローワークを利用して、早めに就職が決まれば、お金が手に入る。」というメリットがあるのです。







履歴書を作成する時に心掛けたことは、「正直に書く。」ことです。ニートで空白期間がある人だと、嘘を書いてごまかしたいと思ってしまいますよね。



しかしそんな嘘は働く中ですぐにばれます。それよりも、「ニートだったけど、○○をきっかけに働きたいと思った。」と、正直に書いた方が、好印象を持たれます。



面接でも、「何故ニートだったのか?」「これから働く上で、やっていけるのか?」と、聞かれます。その時も、正直に答えた方が、採用されるポイントです。

ニートからの就職はハードルが高いのは事実ですが、無理ではありません。30歳を超えた人でもニートから就職している方はたくさんいます。



加えて、私が就職先を選ぶ時気を付けたのが、「通勤時間」です。私が住んでいる地域は雪が降るので、冬は移動が大変です。



人によっては通勤だけで疲れてしまい、仕事に行くのが嫌になる場合があります。なので、20分以内で通える職場を探しました。



その中で、小規模の介護施設で介護員を募集しているのを見つけました。履歴書を郵送して数日後、面接の連絡が来ました。



面接では「社会福祉士の資格を取ったのに、なぜ介護の仕事なのか。」を聞かれました。私は正直に「実習で自分が頭でっかちなのを痛感した。だから現場経験を培いたい。」ということを伝えました。



後日、介護職員として採用され、人生で初めて正社員として働くことになりました。

介護職のメリットとデメリット

介護の仕事は、「入居者の生活全般を支える」ことです。食事やオムツ交換、入浴介助といったことを、その人に合わせて介助します。



また夜勤時は入居者のオムツ交換や記録作成、翌日の準備等、多岐にわたります。



介護職の1番のデメリットは、「心身ともに大変」であることです。入居者をベッドから車椅子に移乗するのにも、力が必要です。



加えて、「家に帰りたい」と不機嫌になる入居者も対応しなければならず、精神的にも負担のかかる仕事です。



しかし、メリットも2つあります。1つ目は、「平日に休みが取れやすい」ということです。介護職はシフト勤務なので、平日休みが多いです。



ニートの時だと「平日に外出するのは気が引ける。」と考えがちです。しかし介護の仕事をしてからは、堂々と遊びに行くことができますよ。



もう1つは、「自分の予定を立てやすい」ことです。前述したように、シフト勤務の場合、早番・日勤・遅番・夜勤があります。



早番の場合、仕事が終わったら帰りに遊び行くことができますし、夜勤であれば、午前中ゆっくりすることができます。



仕事が終わる時間が決まっているので、自分の予定を立てやすいのです。

ニートに介護職は合うのか

介護職とニートのマッチング度は、5点中2点です。



理由として、介護はチームプレイなので、コミュニケーション能力がないと効率的に業務をすることができないからです。



ただ、私が介護職に就いての満足度は、5点中4点です。



理由として、「介護の仕事が楽しい」ということが挙げられます。



入居者と接する内に、性格や習慣が分かって、不穏だったのが対応を変えると穏やかになった時は「やった。」と喜びました。



ただ、夜勤明けや休日に会議に出席しなければいけないのが欠点だなと思い、4点にしました。





介護職として働く中で必要だなと感じたことは、「相手のことをよく見る」というスキルです。



入居者のほとんどは認知症です。なので、コミュニケーションを取ることが難しいです。



しかし、相手は何かしらのサインを発します。入居者と正面から向き合うことが、一番大事なことなのです。