ミハンチームの井沢（沢村一樹）たちが追ってきた危険人物が憎む重罪を犯した人物たちが、素性のわからない人物に法律を無視して鉄槌を下していたのを見えいて、てっきり極秘になっているミハンチームがしなければならない任務の1つとも思えていましたが、総責任者の東堂が指揮を執って殺害している犯人を突き止めようとするので全くもって見当違いだったようです。

東堂は3つの可能性から捜査するようですが、殺害している容疑者の中には過去に犯罪に巻き込まれたミハンチームのメンバー全員が含まれなければならないので、お互いに相手を警戒する異様な雰囲気の中での捜査になりそうです。

この殺害をミハンシステムが予測できずに判断していないのがとても不思議に感じました。

ミハンAIが判定した危険人物の少年を捜査する時に、サイコパスの特徴がよくわかる井沢の説明がある中で出てきた警察官の教育課程で試験をして判定された人物の話をしている時に、所々に映像として映し出されるのがミハンチームの田村（平田満）で、井沢はサイコパス判定された人物は爆発物処理のエキスパートだったと語ったのを含めて考えると、田村も爆発物処理班に所属していた過去が明かされる回があったので、今後の展開に関わる重要な伏線のように見えていました。

次回の法律で裁けない重罪犯を殺害していた人物を探し出そうとする中で、一番疑われるのは元公安の井沢と考えられますが、本当は感情の起伏の少ない犯罪を犯罪だとは思わない色々な部署で身に付けた高い技能を持っているサイコパスの田村と感じています。

ようやく話題になり始めた例の暗殺事件。犠牲になった3人はどれもミハンシステムと法律では裁けなかった者達で、それがこのタイミングで次々と闇に葬られていったのであれば、それを実行していたのはやはり捜査班かその関係者と考えられますよね。そして、そういった事をしても不思議ではない人物が捜査班には存在するわけで。リーダーの東堂は前回もジャーナリストに掴みかかっていたように、その正義感の強さから暴走してしまってもおかしくありません。エースの井沢もミハンシステムに引っかかったりサイコパスから興味を持たれたりする危うい人物。また高い戦闘能力も持っていますから、悪人の下にふらっと現れて始末してしまうのも可能です。そんな怪しい二人がいるミハンが、この事態に対していったいどう動いていくのか注目です。

第2話から引っ張ってきた謎の仕事人の正体が遂に明かされる第6話。どうやら物語はここで一つのクライマックスを迎えるようです。本編を見ていた感じだと犯人は井沢に思えてくるのですが、そうするとここで井沢は逮捕されるか亡くなるかして物語から退場してしまうのかも？　そこへ前作主人公の桜木泉という流れになるのかもしれません。個人的には井沢と桜木――というか沢村一樹さんと上戸彩さんが並び立つ豪華な絵を期待していたので、井沢にはドラマ後半も活躍してほしいのですが。いずれにせよ後半に向かって二人の主人公に大きな動きがありそうなのは楽しみです。

未然犯罪捜査チームの中の犯人は、誰なのかが、今回の見どころです。

妥当な考え方では、井沢範人だだと思いますが、展開予想としては、他のメンバーの感じもします。

井沢範人は、犯人を殺害しに現場に出向いていたけれどその前に他のメンバーに殺害されていた。

そう考えると井沢範人以外のメンバーで怪しいのは、田村か小田切唯だと思います。

小田切唯は、事件に巻き込まれていて犯人に対する怒りから暴走する事もおおいメンバーです。

しかもメンバーの中では、格闘に強いことから怪しいと思います。

田村の場合は、弱そうに見えて実は、暴走するタイプなのかもしれません。

山内徹は、桜木泉の事件を追っているのであえて事件をおこさないと思います。

「絶対零度」は、ラストに犯人が、殺害されいて誰が、犯人なのだろうと興味深く観ていました。

井沢範人は、怪しいけれど刑事としてやたらと犯人を殺害するほど暴走しないと思います。

出演者の沢村一樹さんは、いろいろと問題のある井沢範人の性格を上手く演じていると思いました。

サスペンスドラマによく出演しているだけあって主役としてドラマを引っ張っていると思います。

小田切唯役の本田翼さんは、かわいいけれど強い役を演じているのですが、事件の犯人に対する怒りの表情が、とても迫力のある表情をしていて小田切唯の抱える問題を捉えて演じていると思いました。