Nikon Z6
オールドレンズの

嗜み

レンズを楽しむ写真生活

ミラーレスが出てからにわかに活気づいてきたオールドレンズ。
オールドレンズ母艦機として存在感を放つNikon Z6とともに、
現代的なレンズとは違う雰囲気の描写を楽しんでいただければと思います。
多くはないですが、手持ちのレンズの作例をお楽しみください。
また、購入を考えている人の参考になればとも思います。

なお、機材の写真はNIKKOR-P Auto 105mm F2.5(Ai改)にて撮影しています。

作例を含め、すべてオールドレンズでの撮影になっています。

掲載レンズ一覧
Nikon Fマウント
Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4 / Nikkor-H・C Auto 50mm F2

Nikon Sマウント
NIKKOR-S・C 50mm F1.4 / 
Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5
W-Nikkor 3.5cm F1.8 / NIKKOR-P・C 10.5cm F2.5

MINOLTA SRマウント
New MD 50mm F1.4 / MC ROKKOR-PG 58mm F1.2
MC TELE ROKKOR 100mm F2.5 / New MD Macro 50mm F3.5

Canon FD(FL)マウント

FD 50mm F1.4 S.S.C / FD 100mm F2.8 S.S.C

MAMIYA645マウント
SEKOR C 80mm F1.9 / SEKOR C 110mm F2.8 N

M42(プラクチカ)マウント
ASAHI PENTAX Super-Takumar 50mm F1.4



※リンクのないレンズは今後掲載予定です

使用マウントアダプター一覧
Nikon Fマウント
Nikon FTZアダプター
MINOLTA SR(MC/MD)マウント
MD-L/Mアダプター(メーカー不明)
M42(プラクチカ)マウント
手配検討中
M42(プラクチカ)マウント
手配検討中
Nikon Sマウント(レンジファインダー)
SHOTEN LM-NZ M (EX) (B)
Amedeo Adapter Nikon S - Leica M
Canon FD(FL)マウント
手配検討中
MAMIYA645マウント
RAYQUAL  MYA645-NF
Nikon FTZアダプター
MAMIYA645マウント
RAYQUAL  MYA645-NF
Nikon FTZアダプター

Photo

~レンズ作例紹介~

Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4

このレンズは、Nikon Fが出た当初に、開放F1.4の標準レンズとして発売された。
 当時の光学設計・硝材ではF1.4で50mmれ一眼レフ用レンズを来ることができず、5.8cmという妙な焦点距離になった。
 この2年ほど後、Nikkor-S Auto 50mm F1.4が発売され、短命の内にラインナップから姿を消した。
 微妙に長い焦点距離と相まって、ボケを活かしたポートレートレンズとして重宝されている。
 ガウスタイプのレンズだが、レンズの構成枚数は絞りの前の方が多いというちょっと変わったレンズ構成になっている。
 作例はすべてF2で撮影です。

Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4

 古い神社にて。
 物静かな雰囲気がゆったりと撮影するオールドレンズとマッチする。
 思いを込める絵馬は、設計者がレンズに思いをこめるのと同じもののように見えてくる。
 華美な色もモノコートだと存在感を保ちつつ、落ち着いた発色になる。
 華美な色もモノコートだと存在感を保ちつつ、落ち着いた発色になる。

NIKKOR-S・C 5cm F1.4

 このレンズは、1950年代に作られたレンジファインダーのニコンSシリーズ用の標準レンズとして作られていた。
 ゾナータイプのレンズで、本家本元のツァイスゾナーを手本にして作られている。
 開放では球面収差によるフレアが出てコントラストが落ちるが、絞り込めばキリッとした描写へと変化する。
 作例はすべて開放です。

NIKKOR-S・C 5cm F1.4

 開放ならではのコントラストの落ちた発色。
 柔らかな発色で緋色の鳥居も落ち着いた雰囲気に仕上がる。
 昔使われていた台車の車輪か。
 境内の片隅で過ぎた時間を思い起こすのは、レンズの古めかしさと似たもの同士。
 開放での背景描写は、オールドレンズならでわのざわつき感。
 開放での背景描写は、オールドレンズならでわのざわつき感。

Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5

 コシナ・フォクトレンダーがベッサ用に発売したLマウントの同名レンズのニコンSマウント版。
 開放値も明るくないため、絞り込まずとも描写は安定している。
 オールドレンズに部類には入りづらいが、最新レンズの設計とはひと味違うと思うので、敢えてラインナップへ。
 Sマウント版自体は数も少ないため、Lマウント版が入手性良くて良いと思います。
 個人的にはこのコンパクトさは好みです。

Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5

 コーティングが新しいこともあり、発色は適度なコントラストがありストレートだ。
 淡い色彩を丁寧に描き出している。
 像のシャープさは文句なしだが、カリカリとするような現代的なシャープさはない。
 とても軽いレンズだから、ボディにつけっぱなしでも重さは負担にならない。
 前ボケも悪くない。
 ソツなくこなすレンズだと思う。
 前ボケも悪くない。
 ソツなくこなすレンズだと思う。

W-Nikkor 3.5cm F1.8

 レンジファインダー機が成熟した1956年発売、当時の対称型大口径広角レンズ。
 ライカの35mm F2よりも早く、ニコンとキヤノンが発売したF1.8レンズ。
 ニコンは軽金属の鏡筒を用いて軽量化、また構成レンズ7枚の内4枚に新種ガラスを使用して積極的な収差補正を行った意欲作。
 ニコンSマウントレンズの、ひとつの完成形だと思う。
 絞りリングが鏡筒先端(首絞り)になり、レンズ前面にあった従来レンズよりも使い勝手が向上しているのが良い。


 一眼レフのレンズではレトロフォーカスで大きくなりがちだが、このコンパクトな姿がつつましくも、存在感のある前玉レンズおかげで見栄えがいい。
 ガラスが大きいため、サイズの割には重めの印象だ。


 ヘリコイド付のアダプターを介しているので、一眼レフ並みに寄れて使い勝手が良い。

W-Nikkor 3.5cm F1.8

 開放で焦点像を見ると、中心はハロが出るものの解像感は高い。
 さすがに周辺は甘くなるが、独特な滲み方が現代的な設計とは明確な一線を引き、個性を放っている。
 色再現も悪くないが、ややコントラストは低めだ。
 前ボケも変な形崩れなくボケている。
 周辺光量の落ちはやや目立つが、レトロフォーカスではないからこんなものだろう。
 昔はレンジファインダーレンズなら35mmくらいで周辺の流れや色づきがあったが、今はもう昔。
 周辺像も割ときれいだ。
 ただ、ボケはモチーフによってややざわつくときがあるので、背景の処理は気を使った方がいいかもしれない。
 昔はレンジファインダーレンズなら35mmくらいで周辺の流れや色づきがあったが、今はもう昔。
 周辺像も割ときれいだ。
 ただ、ボケはモチーフによってややざわつくときがあるので、背景の処理は気を使った方がいいかもしれない。

NIKKOR-P・C 10.5cm F2.5

 3群5枚で典型的なゾナータイプのレンズ構成。
 明るさは抑え気味だが、その分収差はうまく抑えられており、開放から破綻なく使える。
 決して軽くないレンズだかボディバランスは良いため、取り回しは良好だ。
 粗いローレット入ったの各リングがイマドキのアッサリ系レンズ外観とは異なる雰囲気で、触るほどに造りの良さを実感できる。
 2群は大きなレンズを接合したガラス塊のため、持つとずっしりする印象だ。

 amedeoのアダプターとの相性はイマイチなのか、距離リングの回転が渋くなる時がある。
 Sマウント外爪レンズは、外爪だけのアダプターを用意した方がスムーズかも知れない。
 それでも、一眼レフのレンズ同様に近接できるようヘリコイド付のマウントアダプターは必須かな。

NIKKOR-P・C 10.5cm F2.5

 開放で芯がありキリッとした印象で、EVFで拡大していてもそれがハッキリとわかる。
 ゾナー特有の大きなホケ崩れもなく、背景の雰囲気も綺麗だ。
 絞らなくても安定して使える一本だ。
 開放で安定感のある描像。
 石造のエッジのある掘り込みを、程よい鋭さを残して描く。
 それでも必要以上に固くならないのは、わずかな甘さを内包するからなのか。
 神社の銘木ともいえる並木、その樹皮の質感を克明に描く。
 立体的な幹の描写に背後のボケも綺麗に描く、失敗しない1本だと思う。
 神社の銘木ともいえる並木、その樹皮の質感を克明に描く。
 立体的な幹の描写に背後のボケも綺麗に描く、失敗しない1本だと思う。

MAMIYA SEKOR C 80mm F1.9

 マミヤ645シリーズの初期からラインナップにあるガウスタイプの標準大口径レンズ。
 中判レンズを見渡しても、もっとも明るいレンズ(この次に明るいのはコンタックス645のプラナー80mm F2)。
 開放F値が明るいことと相まって、フィルム一眼レフでは135判同様の感覚でピント合わせができるのは嬉しい。
 小柄な80mm F2.8もあるが、こちらの見た目は大口径レンズだけあって存在感十分。

 中判レンズだけあってフランジバックが長いため、全長が長くなってしまうのが難点・・・

MAMIYA SEKOR C 80mm F1.9

 開放ではさすがにハロを伴う結像だが、芯を持った柔らかさ。
 ただ、像が滲むまでの派手さはないので、全体的な印象はすっきりしている。
 背後のボケはさすがに古めかしさを感じる。
 キリリとしたシャープさはないものの、柔らかさで語りかける描像。
 開放から鋭い絵を吐き出す現代レンズに、そんなに張り詰めなくてもいいんじゃない、と語りかけるよう。
 そう考えると、ボケの崩れも愛嬌になる。
 開放からでも、葉脈の細かな線をきちんと描ききる。
 手は抜かない、という描像への設計者のこだわりを垣間見る気がする。
 Nレンズではないが、緑のトーンは綺麗に出ている。
 開放からでも、葉脈の細かな線をきちんと描ききる。
 手は抜かない、という描像への設計者のこだわりを垣間見る気がする。
 Nレンズではないが、緑のトーンは綺麗に出ている。

MAMIYA SEKOR C 110mm F2.8

 マミヤ645のレンズの中で、標準レンズよりも少し長い135判の画角換算で70mmに届かない程度の中望遠レンズ。
 フルサイズで使用すると取り回しの良い望遠レンズへと早変わりする。
 もともとの画角だとポートレートを意識していると思うが、撮ってみると実際開放からのキレとボケの良さにうなづける。
 80mm F1.9よりも小柄で軽量になり、持ち歩きは楽になる。

MAMIYA SEKOR C 110mm F2.8

 路地に停めてあったバイク、光沢感は綺麗に出ている。
 ハイライト部は拡大すると色にじみが出ているが、それ以外は特段気になるところはない。
 平面的にならない圧縮感で、扱いやすい画角だ。
 このスペックは135判のレンズでもポピュラーな一方、中判画角のおいしいところを中抜きするので、画質はより良くなる。
 唐辛子の赤に葉の緑と色の発色が綺麗だ。
 葉や実の光沢感もうまく拾っていると思う。
 Nレンズだけあって、色はいいのだと思う。
 程よい圧縮感もあって、すっきりとしたまとまりで切り取れる。
 開放から解像感は高い。
 花の中心部はキチッと解像していて、ポートレートならまつ毛がシャープに写りそう。
 背後の葉のボケも綺麗で、マミヤ645シリーズでポートレートレンズとして重宝されていただろうことが伺える。
 MFレンズ時代の成熟したレンズ設計を垣間見る気がする。
 開放から解像感は高い。
 花の中心部はキチッと解像していて、ポートレートならまつ毛がシャープに写りそう。
 背後の葉のボケも綺麗で、マミヤ645シリーズでポートレートレンズとして重宝されていただろうことが伺える。
 MFレンズ時代の成熟したレンズ設計を垣間見る気がする。

New MD Macro 50mm F3.5

 MFミノルタレンズの標準マクロレンズ。
 控えめなF値だがレンズは4群6枚のガウスタイプと贅沢な構成、これなら性能は折り紙つき。

 同時期に出ていたこのF値だと、マイクロニッコールでは3群5枚のクセノタールタイプだった。
 当時からミノルタは高性能なレンズとして宣伝していたようだが、確かに撮影結果は高性能ぶりを発揮している。

 レンズ鏡筒を繰り出すと、レンズ単体でハーフマクロとして、延長リング併用で等倍まで寄れるのは、この時期のレンズならではの「お作法」だ。
 鏡筒に撮影倍率が刻印してあるのは、イマドキあまり見ない丁寧な造り。
 鏡筒前面には撮影倍率に応じた露出補正が記してあり、とても親切な造りに感心する。

 なお、レンズ単体では白字、延長リング併用時は青字を使用することは、リングが青字で書かれていることから判断する。

New MD Macro 50mm F3.5

 フルーツタルトを1/3倍程度で撮影。
 スッキリとした発色に適度なコントラストがあり、開放で撮ってもピント面はシャープに。
 それでいて、背後のボケは程よく崩れ立体感の演出には文句なしだ。
 ガラスのお猪口。
 開放で撮っても、目立った色にじみもない。
 ピントを合わせていると、光と戯れる感覚が悦楽になる。
 光がこんなに表情豊かなものなのだと、改めて体感する。
 これを見ていると、ミノルタMFレンズの完成形として、十分に成熟していたレンズ設計なのだと感じる。
 撮影画像のファーストインプレッションとしては、まるでマクロプラナーのようだと感じた。
 最新レンズはいらない、そう思わせる一本だ。
 これを見ていると、ミノルタMFレンズの完成形として、十分に成熟していたレンズ設計なのだと感じる。
 撮影画像のファーストインプレッションとしては、まるでマクロプラナーのようだと感じた。
 最新レンズはいらない、そう思わせる一本だ。

管理者自己紹介

カメラ・レンズが大好きな機材派(笑)
主にニコンユーザーですが、フィルムカメラはニコンをはじめ
オリンパス、マミヤ、ブロニカなど135判から中版
一眼レフにレンジファインダーと各種使っています。
レンズは主にMFを中心に数十本あり
フルサイズミラーレスでお遊びする日を待ち望んでいた。

モノクロフィルムは自家現像・焼き付けをお座敷暗室でやっています。

デジタルはニコン・富士フイルムです。

なお、このトップとプロフィール写真はゼンザブロニカS2に
接写用ベローズをつけてNIKKOR-P・C 75mm F2.8で撮ったものです。

更新履歴

2019年9月29日 【HP開設】ペライチ講座にて本HPを開設しました♪ 気ままに更新していきます。
2019年10月6日 【レンズ作例追加】ニコンSマウント3.5cm F1.8/10.5cm F2.5、マミヤ645 80mm F1.9の作例追加
         レイアウト等も変更しました。
2019年10月12日 【レンズ作例追加】マミヤ645 110mm F2.8の作例追加
2019年10月13日 【レンズ作例追加】ミノルタ New MD Macro 50mm F3.5の作例追加
2019年9月29日 【HP開設】ペライチ講座にて本HPを開設しました♪ 気ままに更新していきます。