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谷口雄介写真集
I LIVE IN TEMPORARY HOUSING.

福島第一原発から北西に約35キロに位置し、現在(2017年2月)全村民が避難を続けている福島県飯舘村。その避難場所である仮設住宅で暮らす人々の、あるがままの姿と思いを捉えた写真集。全84ページ。税込3,000円。

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(左)2015.1.17 (避難指示解除準備区域)

78歳女性(仮設生活当時3年6ヶ月)「性格が前向きなせいか、暮らしの面倒な事はあまり気にならない。ちょくちょく娘が訪ねてくれるので寂しくもない。楽しみは月に1度のスポーツ民謡や木目込み人形作り、年に1度の旅行。今は保育士の娘に渡す”つるし雛”を作っています」。

(右)2015.1.18 (居住制限区域)
81歳男性「暇つぶしは毎日30分の散歩。あまり遠くまでは行かないけど。普段は特に何もしていない」。


 (左)2015.3.15  (居住制限区域)

  84歳女性「ここでは同じ集落の知り合いがいないので寂しくなる時もある。両膝を手術したせいで、歩くのがしんどいし毎日がつまらない。運動といえば居間とトイレの往復くらいなもの。部屋が狭いので、同居している息子とよくケンカになってしまうのがつらい」。


(右)2015.3.15 (居住制限区域)

  81歳女性(仮設生活当時2年10ヶ月)「日中は仮設の近くに畑を借りて野菜を作って過ごしているが、夜にふと何とも言えない気持ちになる時がある。本当に気持ちが晴れる事はないでしょう。近くに息子家族が家を建てたので、私もこの秋に同居する予定ですが、息子のお嫁さんとうまくやっていけるかが当面の心配事です」。