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「ゆる防災」のすすめ
大切な家族や自分を守るために、防災が大切なのは分かっている。でも何から手をつけたらいいか分からない。「ゆる防災」で、そんな問題を解決し、できることからはじめてみましょう。
地震のとき、モノは凶器になります。タンスのような大きな家具が倒れ、戸棚の食器や本が降り注いできます。安心できるはずの家の中が、危険な場所に変わってしまうのです。それほど愛着も、必要性もないけれど、何となく置いてあったものが、もしも愛する家族を傷つけてしまったら……。
そこでゆる防災では、不要なものを手放し、暮らしをシンプルにする方法を提案しています。家具の固定ができなくても、モノを減らして背の低いタンスにすれば危険度は小さくなる。堅苦しく備える方法だけを考えるのではなく、暮らしの工夫という方法も考えてみる。備えと快適な暮らしのちょうど良い関係を目指していきます。
災害のときには、ふだんは当たり前にあるインフラが使えなくなります。電気やガス、水道などが止まると、私たちの生活は非常に大きな影響を受けます。そこでゆる防災では、食料の備蓄や簡易トイレ、モバイルバッテリーなどの用意を、日々の暮らしの中で、力を入れすぎずに続ける方法を提案しています。
災害の影響下にあっても、家族の暮らしは続きます。
もしものときでも、できるだけ安心して快適に暮らせるように。病気をふせぐために帰宅したら手を洗うように、暮らしの中で当たり前にできる行動をプラスして、災害のときに備えましょう。
私が防災について考え始めたのは、阪神大震災で被災した友人の話を聞き、家の中で「もし今ここで大きな地震が起きたら」と想像したのがきっかけでした。家の中にあるものが、自分や家族に向かって飛んでくる恐怖。大切にしていたものも根こそぎ壊され、奪われてしまう悲しみ。それらを想ったとき「不要なものを抱えていても意味がない」と気づいたのです。そこから片付けに意識を向けてみると、モノの少ない家ならば、掃除などが楽になり、とても快適に暮らせることを知りました。さらに、片付けにより地震への恐怖も小さくできることが分かりました。