公益社団法人認知症の人と家族の会 神奈川支部 
TEL. 044-522-6801

若年性アルツハイマーの夫を
介護した経験をお伝えしたい。
【毎日の介護から見えた、人間の尊厳と愛】


渡辺 久江 プロフィール

昭和25年生まれ 沖縄県出身
・平成20年~30年 若年性アルツハイマーの夫を在宅介護
・平成26年 認知症を介護している家族の会」・N・Fの会立ち上げ
・平成27年 本人と家族の癒しの場作り認知症カフェ
      桂台カフェをN・Fのメンバーで立ち上げる
・平成28年 認知症サポーター養成講座の講師として
      キャラバンメイトになり地域で講座を開く
・平成29年 世界アルツハイマーデーのイベントで
      県民共済みらいホールで公演
・平成30年 老健(パートリア)1.利用者と地域住民向け講演
               2.老健職員向け家族の気持を講演
      磯子区役所サポータースキルUP講座で講演

      栄区役所認知症カフェフォーラムで登壇
・令和元年 横浜市民セクター認知症カフェフォーラムで登壇
      沖縄県作業療法士 勉強会で講演
      沖縄県琉球大学医学部の授業で在宅介護体験発表   
      公益社団法人 家族の会神奈川支部世話人 任命


講演会活動
平成29年 世界アルツハイマーデーのイベントで県民共済みらいホールにて、講師として初参加。
その後、神奈川県、沖縄県と講師として活動しております。

認知症と向き合うこととは

「認知症(当時は、『ぼけ』)は、今介護している私たちだけの問題ではないんです。これからたくさんの人たちがかかわらざるを得ない大きな問題です」

28年前、私が社団法人「認知症の人と家族の会」にかかわり始めたとき、一人の介護者が話した言葉を今でも思い出す。

当時、認知症に対する社会的関心は極めて低く、デイサービス、ショートステイなどの介護サービスは全くなかった。特別養護老人ホームでは認知症があると入所させてくれなかった。行政には、認知症の相談窓口すらなかった。家族に認知症の人がいることを話したら、親戚から、「身内の恥をさらした」といって非難された。

今では、認知症に関しては使い勝手が悪いといわれながらも介護保険サービスが利用でき、「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」が全国的に展開されて、社会的関心が高まっている。

認知症高齢者は約2百万人に達し、要介護認定者の2人に1人、80歳以上の高齢者の4人に1人が認知症になっていると言われている。認知症高齢者のひとり暮らし世帯が増加し、認知症の人が認知症の人を介護する「認認介護」が現実としての問題になるなど、認知症の問題が身近になってきたことを感じざるを得ない状況がでてきた。

自分自身が認知症になるかならないかは別としても、家族も含めれば、認知症は私たち一人一人の問題になってきているのは間違いない。

それでも、私たちは認知症を人ごととして見てはいないだろうか。「自分が自分でなくなる」という恐怖感、家族に大きな負担をかけるという遠慮、治療困難な進行性の病気であるという絶望感などが相まって、認知症を自分自身の問題として考えたくない気持ちを起こさせているのだろう。

認知症を正しく理解する、疑いが出てきたら早期診断・早期治療を受ける、介護負担を軽くするため介護サービスを積極的に利用する、専門職や介護体験者などと交流するなど、前向きに対応することにより、介護の混乱が軽くなり、認知症の人の状態も落ち着くことは、私の経験からはっきり言える。

このシリーズでは、認知症の人の世界を理解することを中心として、認知症に関する様々な問題を幅広く取り上げていくつもりである。



家族・親族の一歩が変わってくる。カフェ活動で沖縄料理体験

沖縄そば作り体験
ゴーヤーチャンプルー作り体験
人参しりしり作り体験
沖縄おやつ、サーターアンダギー作り体験
人参しりしり作り体験
【全国の認知症サポーターが、貴方を支えます】

 杉山 孝博ドクターのページより参照
1,469,595人。この数字は2009年12月31日時点での「認知症サポーター」の数である。

05年度より「認知症サポーター100万人キャラバン」が始まった。5年間の期間が終わる前にもかかわらず、目標の約1.5倍のサポーターが養成されたことになる。

地域、職場、学校、老人クラブなど様々な所で開催される「認知症サポーター養成講座」を受講し、認知症を理解して認知症の人や家族を温かく見守る応援者が「より認知症サポーター」だ。

周りの人たちにその知識を伝える。自分の職場や地域で、できる範囲で手助けをする。認知症の人や家族に対して声かけをする。そんなふうに自分のできる範囲でできる活動をすればよい。

認知症は医療や介護だけでは対応できない問題を含んでいる。多くの人が認知症について理解すると同時に、その地域に住む認知症の人を支えていくことが重要性だ。

昨年7月24日、神奈川県庁で、わたしが講師となって県幹部職員約300名に対する「認知症サポーター養成講座」が開かれた。すべての幹部職員全員が認知症を理解し、市民の視点で行政に取り組もうと知事が発案されたとのこと。注目すべき動きである。

厚生労働省と認知症にかかわる諸団体は、2005年度から10年計画の「認知症を知り、地域をつくるキャンペーン」を始め、全国に展開している。

この「キャンペーン」には「認知症サポーター100万人キャラバン」のほか、「認知症の人本人ネットワークの支援」「認知症の人や家族の力を活かしたケアマネジメントの推進」「認知症でもだいじょうぶ町づくりキャンペーン」の4つの事業がある。

「本人ネットワーク」は認知症の人本人同士の交流をはかり、それを支える動きである。

最近はシンポジウムやインターネットのブログなどで認知症の人自身が発言する機会が増えている。雑誌の特集や書物でも本人の思いが語られるようになった。

この動きを促進し、社会にアピールをすること、本人支援のサポーターを養成するための講座を開設することによって、「介護される側」という認知症の人に対する見方を変えるためにも重要な活動だ。

「町づくりキャンペーン」は認知症の人を地域で支える先進的な活動を顕彰する事業だ。地域に根ざした活動が展開されていることが分かる。

参加者の方々の声

カフェに参加して
「家族の会」のつどいに参加してみて、最初に「家族の会」に行ってみた時には年配の人ばかりで私がこの場に入っていいのだろうか、場違いではないだろうかと不安がつのりました。しかしみんながやさしく声を掛けてくれ、話をしてみるとみんな同じ病気、飲んでいる薬も同じ、なんだかうれしくなりました。
カフェに参加して

同じ立場の人たちと出会い、何を話しても良いという安心感から、思いを吐き出しました。

また仲間に会えるのが待ち遠しいです。

カフェに参加して

世話人になり、地域で介護体験を話したり、色々な方の相談にのったりしています。

少しでも人の役に立てることが生きがいです。

カフェに参加して

介護中で出かけられないので、毎月、届く会報を楽しみにしています。

最新情報や介護者の声を役立てています。

カフェに参加して

介護中で出かけられないので、毎月、届く会報を楽しみにしています。

最新情報や介護者の声を役立てています。

家族会を支援する

渡辺 久江の電子書籍をご購入いただきますと、その収益が講演会などの活動へと繋がります。電子書籍には、私自身の認知症介護の経験とヒントか書き綴っております。皆様の介護生活のヒントになると思っております。ご賛同頂きありがとうございます。

よくあるご質問