越後妻有雪室倶楽部 中島大介
TEL. 090-2302-9487
nakaz@syd.odn.ne.jp
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください

YUKIJAGA PROJECT
(雪室熟成じゃがいもの商品化と農家支援事業の確立)


【雪室じゃがいも】とは

収穫したじゃがいもを雪室に貯蔵し、熟成させて糖度を高めたものです。品種によって差はありますが、3~5か月後には完成します。糖度の上昇には限界があり、6か月目以降はほとんど上がりませんが、1年近くかけてジワリジワリ上がって行く品種もあります。

驚きの効果と変化

雪室に食品を貯蔵するとどのような効果があるかというと、大きく2つに分けられます。『品質保持』と『熟成による味覚の変化』です。じゃがいもに関していえば、1年以上芽の発生と劣化を防ぐと共に低温糖化によって甘みが増します。普通のじゃがいもの糖度は大体3~4%くらいですが、雪室で熟成させると14%を超えるものもあり、これはメロンや柿に匹敵するレベルです。メークイン等多くの品種は8~9%まで上がり、イチゴやフルーツトマトと同じくらいです。

そもそも雪室(ゆきむろ)って何?
雪を利用した天然の冷蔵庫のことです。雪国では冬の間に降り積もった雪を「雪室」の中に敷き詰め、天然の冷蔵庫にすることで食品蔵に活用しています。昔は雪を地面に掘った穴に集め、わらなどで覆ったものが主流でした。現代では様々な雪室が新潟県や北海道を中心に存在しています。食品が貯蔵されているコンテナやコンクリート倉庫の上を大量の雪で覆ったもの、貯蔵物と同じ部屋もしくは別室に雪を貯蔵してその冷気を循環させるもの等、様々な雪室があります。貯蔵しているものや構造によっても異なりますが、気温は0~5℃くらいで湿度は90~100%に保たれます。

※雪室事業の現状

地域資源を活用する取り組みは十数年前からすでに始まっていました。エコブームや東北の震災後に電気代のかからない天然の冷蔵庫としてクローズアップされた影響からか、ここ数年では特に新潟県で雪室事業が拡大しています。民間企業や団体が組合を設立し、雪室ブランド商品を積極的に展開するようになってきました。

 <例:米、肉、味噌、コーヒー、酒、そば、野菜 etc>


これまでの取り組み

新潟県十日町市内の【道の駅せんだ】には、立派な雪室が設置されています。しかしながら、地域住民のお米の貯蔵庫として活用されてはいるものの、付加価値の向上が期待できる『地域資源』として活かしきれていませんでした。

この雪室の存在をきっかけに2010年末より雪室活用構想を練り始め、2011年4月より生活していた集落内の畑をお借りしてじゃがいも栽培を開始しました。年に1度しか栽培チャンスがない為、改善策を講じたり軌道修正するにも翌年の栽培を待つしかありません。時間と根気が必要となる栽培・貯蔵実験は、計4シーズンに至りました。

できるだけ多くの品種を試すことで作り易さや雪室貯蔵との相性を見極めたかった為、初年度は11品種を栽培しました。3シーズンで合計21品種チャレンジし、最終的に2品種に絞りました。


これまでに加工品化(試作品化)したもの
惣菜 コロッケ、おやき、ポテトサラダ、
ポテトフライ、ポテトボール等
汁物 ポタージュスープ(冷凍・レトルト)
お菓子 クッキー、ポテトパイ、いも餅等
乾き物 干し芋
乾き物 干し芋

若い農業者を1人でも多く増やすこと、そして農家さんへのサポートが最大の目標

地域資源である雪室を活用して作り上げた雪室じゃがいもを、地域の特産品のひとつに育てること。そしてその商品を柱に新たな事業展開を進めることで、若者たちにとって魅力的な事業を創造すると共に、同じ生産者として農家さんのサポートをしていくことをプロジェクトのミッションとしています。
農業系大学の学園祭にも出店し、雪室じゃがいものポタージュスープを販売。好評を頂き、リピーターも続出しました。貿易会社で通訳をされているというお客様に、「この商品を加工品化して海外へ輸出すれば絶対売れますよ。その時が来たらいつでもご協力します!」と言って頂いたことは今でも忘れられません。
農業界に携わる若者を1人でも多く増やすことがこのプロジェクトの目標のひとつです。子供たちの食育活動から、高校生・大学生の課外授業、単位取得、ゼミ・サークル活動、修論、社会人の新入社員研修等に付随する農作業体験にも積極的に協力してきました。
農家さん支援が最大の目標であり、雪じゃが商品の製造が軌道に乗れば、早い段階で他の農作物の乾物受託加工を開始する予定です。
農家さん支援が最大の目標であり、雪じゃが商品の製造が軌道に乗れば、早い段階で他の農作物の乾物受託加工を開始する予定です。

YUKIJAGA PROJECTの中島と申します!

越後妻有雪室倶楽部 代表 中島大介
千葉県佐倉市出身。東京ディズニーランドでアルバイトキャストを経験後、早稲田大学教育学部に入学。卒業後、自動車メーカーへ入社。当時人気のなかったメキシコ工場への赴任を猛アピールして採用されたにもかかわらず、入社前に実施されたTOEIC試験で英語が苦手なことが見事にバレてしまい、結果国内営業部門に配属。案の定、都会のオフィスビル内でのデスクワークに嫌気がさし、新業態の販売会社の立ち上げプロジェクトに手を挙げて参画・出向。直接お客様に接して商品を販売しながら、改善・創意工夫してお店を作り上げていく現場の楽しさとやりがいを改めて実感した。出向期間が終わると同時に自動車会社を約4年で退社。その後自分探し(?)の旅に出て中米を1年近く放浪し、帰国後は編集職でなんとか食い繋ぐ。ある媒体の仕事をきっかけに地域活性の現状課題を目の当たりにし、食を通じた地域活動に取り組むようになった。紆余曲折を経て自分が本当にやりたかったことにやっとこさ出会うことができ、現在は群馬県内の農福連携を展開する福祉系企業にてミニトマトの農場管理に従事しながら、このプロジェクトの推進に注力している。

支援者の方々の声

皆さんとの出会いは、集落支援活動という形で集落行事に参加してくれたのがきっかけです。農作業体験にこれまで多くの人を連れてきてくれました。このプロジェクトを通して若い同業者が増えてくれることを期待しています。
新潟県十日町市の米農家 
中村さん
グアテマラで知り合って以来、毎年うちのリンゴ園にいろいろな人を連れて来てくれます。『農業は魅力溢れる仕事である』と多くの人に知ってもらいたい為、このプロジェクトの趣旨に賛同します。
群馬県沼田市の果樹農家 
寺崎さん
最初は甘いじゃがいもと聞いてピンとこなかったのですが、食べてみたらさつまいものような甘さでびっくりしました。シンプルにじゃがバターは美味しいですが、いろいろな料理に使えます。辛いスープやカレーの中に入れると、辛さと甘さが引き立ちますよ。
群馬県伊勢崎市
都丸さん
中島さんとの出会いは千葉市内のハウス栽培の会社です。雪室じゃがいものポタージュとコロッケの試作品を差し入れてくれて、皆で試食をしてびっくり!
甘くて味が濃いのに驚きました。
自然の雪を活かして、保存だけでなく美味しさを得られる一石二鳥の雪室。沢山の方に雪室の素晴らしさとプロジェクトの想いが伝わることを願ってます。
ファームサポート千葉 
金丸さん

グアテマラで知り合って以来、毎年うちのリンゴ園にいろいろな人を連れて来てくれます。『農業は魅力溢れる仕事である』と多くの人に知ってもらいたい為、このプロジェクトの趣旨に賛同します。
群馬県沼田市の果樹農家 
寺崎さん