一般的に羊水検査とは、医療機関において超音波画像による医療機器を用いて妊婦のお腹に医療用の針を刺して羊水を採取する検査です。
NIPTは非確定的な検査として位置づけられていますが、それに対して羊水検査は確定検査です。つまり、羊水検査を行うことで結果が確定します。
羊水検査は染色体の異常・疾患を対象としており、NIPTと比較すると検査の対象となる胎児の疾患はより幅広くなります。
妊娠中は、胎児は羊水に包囲された状態で日々発育しています。単に羊水に包まれただけではなく、羊水には胎児の持つ細胞が存在します。
そのため、妊娠中に羊水を採取して超音波による検査を受けることで、胎児が健康に発育しているかどうか調べることができます。
検査の手順は、下記の通りです。
超音波で胎児の発育状態について、心拍数・羊水量・胎盤の位置などを確認します。
妊婦の腹部を消毒して医療用の細針を刺して20ミリリットル程度の羊水を採取します。
羊水の採取は1回で終わりますが、中には採取しにくい妊婦さんもいます。
その場合は、複数回の採取を行うケースもあります。
羊水を採取した後、胎児の発育状態を再度チェックして、数十分間安静します。
とくに異常がなければ、羊水検査はこれで終了です。
(参考:
羊水検査とは-兵庫医科大学病院より)