『終活』とは何だろう? これを考えるキッカケを与えるのが終活カウンセラー。
旅先案内人のような存在であり、実際にどこに向かうのかを共に歩ける存在なんだと思います。
いきなり『自分の死』と向き合える人は多くありませんし、高齢者の終活が活発なのは大切な人から『死』による学びを与えられて、強制的に向き合うことをしてきたから。
『いのち』とは限りがあります。誰もが知っています。人はいつか死ぬ。当たり前。
①余命1年
②余命50年
いのちに限りがある(長短ではなく、限りがあると知る)ことで、生き方に向き合うことへの価値が生まれる。
余命1年であれば、残りの人生をどう生きるのか?自然に考えることになります。
私の終活はここがSTARTであり、本質的にはGOAL。
だから『終活』は若者にこそ必要であると考えています。
理由は簡単です。『終活』とは『どう生きるか』を感じ行動するなら早い方がいい。
しかし、若者にはその経験値が少なく、『明日死ぬかも』と感じるリアリティもない。
『終活』したくても、できない。
この『余命士』は、終活をしたくてもできない『若者』をイメージして書き下ろしたものです。
余命士の『物語』を通して、自分の中から生まれる感情と向き合い、『自分らしい生き方』の軸を少しずつ持てるようになることが私の終活カウンセラーとしての願いであり、『余命士』を小説、漫画、映画に限らず様々な表現を通して伝えて行きたいと考えています。
ぜひ、短い物語ではありますが『余命士』をご覧いただけると幸いです。