文部科学省は2020年から段階的に学習指導要領を改定すると銘打っています。
これまでの既存のやり方は、いかに問題を正確に解くか、というところに焦点があったように思います。そこから大きく変革をして、独自のゴールを達成するために自発的に、かつ、創造的な力を発揮できるようにしていく。子どもの主体性を伸ばしてゆく。そんな教育にシフトしていこうとしています。
学習指導要領改訂の検討資料によると、新たな言葉として「社会情動的スキル」という明記があります。
社会情動的スキルとは、Social Emotional Learning(SEL)を日本語に訳したもので、自分の感情をコントロールし、自分自身の欲求を創造的に解決してゆく、また相手との関係性においても感情をぶつけ合うのではなく、対話によって関係性を育むようにするスキルです。
この講座を受講することで、これから始まる教育の最先端を体験することができます。
また、このスキルをご家庭で実践することで、子どもの自立、自己肯定感の向上、感情の安定、
コミュニケーションの向上がもたらされるでしょう。
コネクション・プラクティスは、非暴力コミュニケーション(Non-Violent Communication/NVC)と、アメリカ・ハートマス研究所が開発したスキル、クイック・コヒーランス・テクニックを組み合わせた社会情動的スキルです。
1948年に軍隊を撤廃した世界でただ一つの国、コスタリカ。その平和国家で、ノーベル平和賞を受賞した元大統領オスカル・アリアス氏が、コネクション・プラクティスを平和教育として国家の事業にしました。
およそ10万人の生徒が学び、公立学校の先生の研修にも導入されました。
その結果、いじめやクラス内で怒る問題行動が減り、学習能力の向上、生徒たちの積極的な学校活動への参加が見られました。
わたしたちが自分自身の感情を扱い、そこから本当に望むことはなにかを知ることはとてもパワーがあります。
学校教育での導入はもちろんのこと、家庭でも実践することで、情緒が安定し、コミュニケーションの円滑化、また、主体的に生きることができ、人生が豊かになっていくでしょう。
◉自分の感情を扱えるようになる
◉自分自身が持っている価値観に気づくことができる
◉評価・判断を超えたつながりが生まれる
◉豊かな自己表現ができるようになる
◉多様性を認め、受け入れられるようになる
◉冷静な判断と、明晰さが増す
◉レジリエンス(心の柔軟性)が増す
◉課題に対して、自分たちで解決できるようになる
コネクション・プラクティス認定講師「ラスール」
http://rasurjapan.com/rasur-ichikawa-eriko/
全国心理技術普及協会公認「子ども発達インストラクター」
ベネズエラ共和国カラカス生まれ、柏育ち。
どこか日本人離れした自由さを持つ。3姉妹の母。
12年間の結婚生活では、「いい親」「いい妻」になるために自分自身をがんじがらめにしていた。そんな折に出会ったNVCの言葉、「いい人になるのではなく、正直になる」に衝撃を受け、学びを深めることになる。
子育て世代の人たちが「いい親」「いい子」のラベリングから解放された、大人も子どもも一人一人が個性を認め合える世界を作るため活動中。