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CONCEPT

ここでは、カラー調合するための考え方の基礎を「順番にわかりやすく」説明します。

・カラーリングでビフォー画像の髪色を、アフター画像の髪色にすることが目標です。

・各章ごとに単語の説明があるので、わからない単語があれば見ながら進んでください。

・誰でもカラー調合が簡単にできるように「4つのチャート」を使います。

・各チャートの使い方も説明していますので、理解しながら見てください。


1.ビフォーの分析をする

ビフォー
レベルスケール
カラー調合をするために、まずビフォーの分析をしましょう。

ビフォーは新生部(伸びてきた地毛)と、既染部(すでにカラーをしてある髪)に分けて考えます。

新生部は通常黒髪なので、基本的に分析しなくても大丈夫です。

既染部は、すでにカラーされているので、何レベルなのかを分析しましょう。

レベルとは髪の「明るさ」の値です。
上記のレベルスケールと既染部を見比べて、一番近い数字を選びましょう。

この場合、ビフォー既染部のレベルは「14レベル」とします。


単語説明
・新生部
髪の中でカラーされていない、新しく生えてきた黒髪部分
・既染部
髪の中でカラーされている部分
・レベル
髪の明るさのこと。数値が上がるほど明るく、下がるほど暗くなる。
・レベルスケール
髪のレベルを計る時に使うツール
・新生部
髪の中でカラーされていない、新しく生えてきた黒髪部分

2.アフターの分析をする

アフター
レベルスケール
続いてアフター(目標の髪色)の分析です。

分析することは「レベル」「色味」の2つです。

まずは「レベル」を分析します。
先程と同じく、レベルスケールと見比べて一番近い数字を選びましょう。

ビフォーと比べて色が発色している分、ややわかりにくいかもしれませんが、何度もやっているうちにわかるようになってくるので、安心してください。

この場合、アフターのレベルは「11レベル」とします。

次に「色味」を判断しましょう。

色味とはアッシュ、マット、ピンク、レッド、バイオレッド、ブラウン、ベージュ、グレーなどです。

色味は見て判断するので慣れが必要になってきます。最初のうちは間違えても大丈夫です。

この場合、色味は「ピンクブラウン」とします。


単語説明
・色味
カラーをした髪の色合いのことです。

赤っぽい、ピンクっぽい、緑っぽいなどと感じる感覚を、
アッシュ(青)、マット(緑)、ピンク(桃)、レッド(赤)、バイオレッド(紫)、ブラウン(茶)、ベージュ(薄茶色)、グレー(灰)などの言葉であらわします。

また「アッシュブラウン」や「ピンクベージュ」など、色味の名前を組み合わせて表現することが多くなります。

3.染料濃度とトーンダウンチャートの使い方

トーンダウンチャート
ここまではビフォーとアフターの分析をしてきました。

今回の目標はビフォー画像の髪色を、アフター画像の髪色にすることなので、次は薬剤選定に入ります。

薬剤選定をするためには、まず

「ビフォーをアフターにするには、ビフォーの既染部にどのくらいの濃さの薬剤を調合すれば良いか?」

を考えます。

濃く調合すれば暗くなり、薄く調合すれば明るく仕上がります。

この濃さを「染料濃度」と言います。

適正な染料濃度を出すには、上記のトーンダウンチャートを使います。

横軸がビフォー既染部のレベル、縦軸がアフターのレベルです。

先程分析で
ビフォー既染部のレベルが何レベルなのか?
アフターのレベルが何レベルなのか?

を出しましたね。

それぞれ14レベルと11レベルなので、この2つをチャートにあてはめると、丸印がついている数値となります。
よって適正な染料濃度は「60~70」ということが導き出せます。この数値を使って薬剤調合をしていくので、覚えておいてください。
小見出し
・染料濃度
薬剤の染料の濃さです。例えば黒染めはかなり濃い薬剤
表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
・染料濃度
薬剤の染料の濃さです。例えば黒染めはかなり濃い薬剤

4.彩度レベルを判断する

リフト&染料濃度チャート
カラーの仕上がりは、鮮やかさも重要なポイントです。

例えば
ピンクブラウンと言っても、ピンクを強く感じる髪色や、ピンクをほのかに感じる髪色など、ピンクの感じ方に差が出てきます。

この差を生んでいるのが「彩度」です。
彩度は下記のように5段階に分けられます。


1・・・色味をほぼ感じない
2・・・色味をやや感じる
3・・・色味を感じる
4・・・色味を強く感じる
5・・・色味をかなり強く感じる


彩度はカラーの調合に必要です。今回の髪で5段階を表現するとこのようになります。
上記の「リフト&染料濃度チャート」の左下部分に、赤で囲ってある部分ですので、見ながら判断していきましょう。
アフター
今回のアフターの画像では、ピンクの色味を強く感じるので彩度は「4 色味を強く感じる」となります。

最初はわかりにくいかもしれませんが、慣れれば簡単に判断できるので、安心してください。

この彩度を使って薬剤調合をしていくので、覚えておきましょう。


5.新生部と既染部

ビフォー
上記のビフォー画像をもう一度見てください。

新生部の黒髪部分(青線)と、既染部の14レベルの部分(赤線)は違う薬剤を使う必要があります。

理由を説明します。

目標とするアフターの仕上がりは11レベルです。

ということは

 

新生部は、黒髪をリフトアップ(明るく)しなければいけません。

既染部は、14レベルをトーンダウン(暗く)しなけれいけません。

 

よって【役割の異なる2つの薬剤を作らないといけない】ことになります。

以上のことから、作る薬剤は「新生部に塗布する薬剤」と「既染部に塗布する薬剤」の2つです。


新生部の薬剤選定

「新生部に塗布する薬剤」から考えていきます。

今までの情報をまとめると

今までの情報

  • 【ビフォー】

    新生部・・・「黒」

    既染部のレベル・・・「14レベル」

    【アフター】

    レベル・・・「11レベル」
    色味・・・「ピンクブラウン系」

    【必要な染料濃度】

    「60~70」

    【彩度】

    「4」

  • 【ビフォー】

    新生部・・・「黒」

    既染部のレベル・・・「14レベル」

    【アフター】

    レベル・・・「11レベル」
    色味・・・「ピンクブラウン系」

    【必要な染料濃度】

    「60~70」

    【彩度】

    「4」

このようになります。

 

目標は【ビフォーからアフターの髪色にすること】なので、ビフォーの新生部に塗布する薬剤は

「黒髪を11レベルピンクブラウンにする薬剤」となります。


新生部に染めたイメージチャート

新生部に染めたイメージチャート

新生部のカラーの調合には、2つのチャートを使います。
使用方法を、それぞれ説明します。

1つ目は

58種類のカラー剤を新生部に染めたイメージチャートです。
このチャートでは主に【色味】を把握しましょう。

チャートの説明をします。
 

赤枠・・・色味の種類です。

青枠・・・色の番号です。数字が高いほど明るいカラーになります。

緑枠・・・強調色です。色味を濃くしたいときに使用します。使用するときと、しない時があります。

黄色枠・・・ライトナーです、色味が入っていないので、明るくしたいだけの時に使用します。使用するときと、しない時があります。

このチャートの使い方は単純です。アフターに一番近い色を探すだけです。
例えば「ASH-11が近いかな?」とか、「RED-7が近いかな?」とか、そういう見方をしていきます。

今回は「FP-13」や「FP-11」辺りが近いと思います。

このチャートでは、色味がわかればよいので
「色味はFP」に決定します。

これで色味が決まりました。

※カラー剤は、赤枠の横軸と青枠の縦軸をみて「ASH-11」とか「RED-7」という風に、1本ずつ色味と番号で表現します。


リフト力&染料濃度チャートの使い方

先ほどのチャートを数値化した「リフト力&染料濃度チャート」です。このチャートで実際にどの薬剤を使用するかを決めていきます。

赤青緑黄色に色分けしてあるところを見てください。先ほどの新生部を染めたイメージチャートを数値化したもの、ということがわかりますね。

それに加えて、各薬剤に紫と橙の2つの数字が付いています。

 

紫枠・・・リフト力です。リフト力とは「新生部に塗布したとき、何レベルになる」という数値で、高いほど明るくなります。

例えば同じ11のカラー剤でも、「R-11は9」「WA-11は10」になっていることがわかります。

この数値はそのままレベルとして考えて下さい。 

新生部に塗布すると「 R-11は9レベルの明るさ」に、「WA-11は10レベルの明るさ」になるということです。

同じ番号の薬剤でも、色味によってリフト力が違うことを覚えておきましょう。

 

橙枠・・・染料濃度です。染料濃度とは「染料の濃さ」を表す数値で、高いほど暗くなります。

例えば、同じ11のカラー剤でも「R-11は50」「WA-11は60」になっていることがわかります。

同じ番号の薬剤でも、色味によって染料濃度が違うことを覚えておきましょう。

 

※例として11の薬剤に紫と橙の枠を付けてありますが、全ての薬剤の「上段がリフト力」「下段が染料濃度」を表しています。


リフト&染料濃度チャート

先ほど「色味はFP」と決定したので、FPの軸を見ます。
FP13のリフト力を見てください。

<FP13>はリフト力「10.5」となっています。
このカラー剤を黒髪に塗布すれば「10.5レベル」になるということです。

目標は黒髪を11レベルにしたいので、FPの中ではこれが近いですね。

【レベルは0.5以内の差であれば問題ありません】

 

よって新生部に塗布する薬剤は<FP13>ということになります。

 

もしリフト力を「11」に近づけたい場合は

 

<FP13:BE13/5:1>

 

で混ぜると「10.9」となります。

これでも正解です。

ちなみに今回BEを選んだ理由は、目標の色味がブラウン系だったのでBEを選びました。

調合したリフト力の計算式は下記のとおりです。
★<>の数値はリフト力★

  • 調合した比率は下記の通りです。

    BE13<13>:FP13<10.5>/1:5


    計算式は下記の通りです。

    {(13×1)+(10.5×5)}÷(1+5)=10.9


    それぞれの薬剤のリフト力と比率を、掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると

    調合した薬剤のリフト力が計算できます。

  • 調合した比率は下記の通りです。

    BE13<13>:FP13<10.5>/1:5


    計算式は下記の通りです。

    {(13×1)+(10.5×5)}÷(1+5)=10.9


    それぞれの薬剤のリフト力と比率を、掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると

    調合した薬剤のリフト力が計算できます。

補足

  • カラー剤は1剤と2剤を混ぜて作ります。

    2剤(オキシドール)に関しての基本は

    「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」

    と覚えておいてください。

    【新生部に塗布する薬剤は明るくする場合なので6%】を選びます。



既染部の薬剤選定

最後に既染部の薬剤選定です。もう一度今までの情報をまとめます。

今までの情報

  • 【ビフォー】

    新生部・・・「黒」

    既染部のレベル・・・「14レベル」

    【アフター】

    レベル・・・「11レベル」
    色味・・・「ピンクブラウン系」

    【必要な染料濃度】

    「60~70」

    【彩度レベル】

    「4」

  • 【ビフォー】

    新生部・・・「黒」

    既染部のレベル・・・「14レベル」

    【アフター】

    レベル・・・「11レベル」
    色味・・・「ピンクブラウン系」

    【必要な染料濃度】

    「60~70」

    【彩度レベル】

    「4」

このようになります。

 

目標は【アフター】の髪色にすることなので、既染部に塗布する薬剤は

「14ベルの髪を11レベルにトーンダウンし、色味をピンクブラウンにする薬剤」となります。


白毛に染めたイメージチャート

カラーの調合には下記のチャートを使うので、使用方法を説明します。

まず色味から決めていきます。そのために白毛に染めたイメージチャートを見ましょう。

白毛に染めたイメージチャート

アフターの色味に「一番近い色味」を探してください。このチャートは白毛に染めているので鮮やかに色味が出ています。

実際の施術は白毛に塗布するわけではないので、全く同じではなく「一番近い色味」を探してください。

今回はFPが近いのでFPにします。これで色味が決まりました。

次に、もう一度トーンダウンチャートを見てください。

「14レベルの髪を11レベルにするために必要な染料濃度」は「60~70」でした。

トーンダウンチャート
これを頭に入れてリフト力&染料濃度チャートを見ましょう。
リフト&染料濃度チャート

まず彩度は「4」でしたね。

〈B,BE:色味〉は〈1:2~1:4〉となっています。

ということは使う薬剤は「BまたはBEと、色味のFP」です。

 

「14レベルの髪を11レベルにする」ために出した必要な染料濃度は「60~70」でした。

リフト&染料濃度チャートを見て、これに近いFPの薬剤を探すと「FP11の染料濃度は70」になっています。

さらに「BE7の染料濃度は60」です。

これを1:2~1:4の割合で混ぜれば、ほぼOKです。

 

もう一つ注意点があります。補色という考え方も調合に入れてください。

補色とは反対色のことです。

カラーリングでは、補色を混ぜることで反対側の色味を抑えることができます。

黄色の補色は紫(ヴァイオレット V)
赤色の補色は緑(マット M)
オレンジの補色は青(アッシュ A)

今回はビフォーの既染部に黄色味があります。

補色の紫を調合せず塗布すると、ピンクと黄色が混ざり合ってしまい、きれいに発色しません。

よって、黄味を抑えるためにV(紫)を選択します。
補色が必要な場合は10%〜20%入れると良いでしょう。

 

 よって既染部に塗布する薬剤は

< BE7:FP11:V9/1:3:0.1 >

ということになります。  

調合した染料濃度の計算式は下記のとおりです。
★<>の数値は染料濃度★

  • BE7<60>:FP11<70>:V9<75>/1:3:0.1{(60×1)+(70×3)+(75×0.1)}÷(1+3+0.1)=67.6

    よって染料濃度は67.6

    それぞれの薬剤の染料濃度と比率を掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると、調合した薬剤の染料濃度が計算できます。

    もちろんBE:FPの比率が1:2~1:4の間であれば正解です。ただし1:4に近いほうが色味が濃くなるので

    そのあたりを頭に入れておきましょう。

     

    ※カラー剤は1剤と2剤を混ぜて作ります。

    2剤(オキシドール OXY)に関しての基本は「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」と覚えておいてください。

    【既染部に塗布する薬剤は暗くする場合なので2%】を選びます。

     

  • BE7<60>:FP11<70>:V9<75>/1:3:0.1{(60×1)+(70×3)+(75×0.1)}÷(1+3+0.1)=67.6

    よって染料濃度は67.6

    それぞれの薬剤の染料濃度と比率を掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると、調合した薬剤の染料濃度が計算できます。

    もちろんBE:FPの比率が1:2~1:4の間であれば正解です。ただし1:4に近いほうが色味が濃くなるので

    そのあたりを頭に入れておきましょう。

     

    ※カラー剤は1剤と2剤を混ぜて作ります。

    2剤(オキシドール OXY)に関しての基本は「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」と覚えておいてください。

    【既染部に塗布する薬剤は暗くする場合なので2%】を選びます。

     

まとめ

新生部に塗布する薬剤
<FP13>
もしくは
<FP13:BE13/5:1>

既染部に塗布する薬剤
< BE7:FP11:V9/1:3:0.1 >


という答えになりました。

今後このような問題を解いていくにあたって

「この答えにバッチリ合っていないといけない」というわけではありません。

例えばFPがFになったり、BEがBになることもあるでしょう。

ビフォーの既染部が13レベルだという判断をした人や、比率や薬剤が違った人もいると思います。

これらはさほど問題視しなくてよいです。

なぜならカラーの勉強は「考え方や工程」が大事だからです。

模範解答に対して「なぜその答えなのか?」をしっかり理解しましょう。

そして自分の答えと比べてどうなのか?
を考えることが大事です。

これから沢山の問題を解いて、しっかり実力をつけていきましょう。

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