理由を説明します。
目標とするアフターの仕上がりは11レベルです。
ということは
新生部は、黒髪をリフトアップ(明るく)しなければいけません。
既染部は、14レベルをトーンダウン(暗く)しなけれいけません。
よって【役割の異なる2つの薬剤を作らないといけない】ことになります。
以上のことから、作る薬剤は「新生部に塗布する薬剤」と「既染部に塗布する薬剤」の2つです。
【ビフォー】
新生部・・・「黒」
既染部のレベル・・・「14レベル」
【アフター】
レベル・・・「11レベル」
色味・・・「ピンクブラウン系」
【必要な染料濃度】
「60~70」
【彩度】
「4」
【ビフォー】
新生部・・・「黒」
既染部のレベル・・・「14レベル」
【アフター】
レベル・・・「11レベル」
色味・・・「ピンクブラウン系」
【必要な染料濃度】
「60~70」
【彩度】
「4」
このようになります。
目標は【ビフォーからアフターの髪色にすること】なので、ビフォーの新生部に塗布する薬剤は
「黒髪を11レベルピンクブラウンにする薬剤」となります。
新生部のカラーの調合には、2つのチャートを使います。
使用方法を、それぞれ説明します。
1つ目は
58種類のカラー剤を新生部に染めたイメージチャートです。
このチャートでは主に【色味】を把握しましょう。
チャートの説明をします。
赤枠・・・色味の種類です。
青枠・・・色の番号です。数字が高いほど明るいカラーになります。
緑枠・・・強調色です。色味を濃くしたいときに使用します。使用するときと、しない時があります。
黄色枠・・・ライトナーです、色味が入っていないので、明るくしたいだけの時に使用します。使用するときと、しない時があります。
このチャートの使い方は単純です。アフターに一番近い色を探すだけです。
例えば「ASH-11が近いかな?」とか、「RED-7が近いかな?」とか、そういう見方をしていきます。
今回は「FP-13」や「FP-11」辺りが近いと思います。
このチャートでは、色味がわかればよいので
「色味はFP」に決定します。
これで色味が決まりました。
※カラー剤は、赤枠の横軸と青枠の縦軸をみて「ASH-11」とか「RED-7」という風に、1本ずつ色味と番号で表現します。
赤青緑黄色に色分けしてあるところを見てください。先ほどの新生部を染めたイメージチャートを数値化したもの、ということがわかりますね。
それに加えて、各薬剤に紫と橙の2つの数字が付いています。
紫枠・・・リフト力です。リフト力とは「新生部に塗布したとき、何レベルになる」という数値で、高いほど明るくなります。
例えば同じ11のカラー剤でも、「R-11は9」「WA-11は10」になっていることがわかります。
この数値はそのままレベルとして考えて下さい。
新生部に塗布すると「 R-11は9レベルの明るさ」に、「WA-11は10レベルの明るさ」になるということです。
同じ番号の薬剤でも、色味によってリフト力が違うことを覚えておきましょう。
橙枠・・・染料濃度です。染料濃度とは「染料の濃さ」を表す数値で、高いほど暗くなります。
例えば、同じ11のカラー剤でも「R-11は50」「WA-11は60」になっていることがわかります。
同じ番号の薬剤でも、色味によって染料濃度が違うことを覚えておきましょう。
※例として11の薬剤に紫と橙の枠を付けてありますが、全ての薬剤の「上段がリフト力」「下段が染料濃度」を表しています。
先ほど「色味はFP」と決定したので、FPの軸を見ます。
FP13のリフト力を見てください。
<FP13>はリフト力「10.5」となっています。
このカラー剤を黒髪に塗布すれば「10.5レベル」になるということです。
目標は黒髪を11レベルにしたいので、FPの中ではこれが近いですね。
【レベルは0.5以内の差であれば問題ありません】
よって新生部に塗布する薬剤は<FP13>ということになります。
もしリフト力を「11」に近づけたい場合は
<FP13:BE13/5:1>
で混ぜると「10.9」となります。
これでも正解です。
ちなみに今回BEを選んだ理由は、目標の色味がブラウン系だったのでBEを選びました。
調合したリフト力の計算式は下記のとおりです。
★<>の数値はリフト力★
調合した薬剤のリフト力が計算できます。
調合した薬剤のリフト力が計算できます。
2剤(オキシドール)に関しての基本は
「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」
と覚えておいてください。
【新生部に塗布する薬剤は明るくする場合なので6%】を選びます。
【ビフォー】
新生部・・・「黒」
既染部のレベル・・・「14レベル」
【アフター】
レベル・・・「11レベル」
色味・・・「ピンクブラウン系」
【必要な染料濃度】
「60~70」
【彩度レベル】
「4」
【ビフォー】
新生部・・・「黒」
既染部のレベル・・・「14レベル」
【アフター】
レベル・・・「11レベル」
色味・・・「ピンクブラウン系」
【必要な染料濃度】
「60~70」
【彩度レベル】
「4」
このようになります。
目標は【アフター】の髪色にすることなので、既染部に塗布する薬剤は
「14ベルの髪を11レベルにトーンダウンし、色味をピンクブラウンにする薬剤」となります。
カラーの調合には下記のチャートを使うので、使用方法を説明します。
まず色味から決めていきます。そのために白毛に染めたイメージチャートを見ましょう。
アフターの色味に「一番近い色味」を探してください。このチャートは白毛に染めているので鮮やかに色味が出ています。
実際の施術は白毛に塗布するわけではないので、全く同じではなく「一番近い色味」を探してください。
今回はFPが近いのでFPにします。これで色味が決まりました。
次に、もう一度トーンダウンチャートを見てください。
「14レベルの髪を11レベルにするために必要な染料濃度」は「60~70」でした。
まず彩度は「4」でしたね。
〈B,BE:色味〉は〈1:2~1:4〉となっています。
ということは使う薬剤は「BまたはBEと、色味のFP」です。
「14レベルの髪を11レベルにする」ために出した必要な染料濃度は「60~70」でした。
リフト&染料濃度チャートを見て、これに近いFPの薬剤を探すと「FP11の染料濃度は70」になっています。
さらに「BE7の染料濃度は60」です。
これを1:2~1:4の割合で混ぜれば、ほぼOKです。
もう一つ注意点があります。補色という考え方も調合に入れてください。
補色とは反対色のことです。
カラーリングでは、補色を混ぜることで反対側の色味を抑えることができます。
黄色の補色は紫(ヴァイオレット V)
赤色の補色は緑(マット M)
オレンジの補色は青(アッシュ A)
今回はビフォーの既染部に黄色味があります。
補色の紫を調合せず塗布すると、ピンクと黄色が混ざり合ってしまい、きれいに発色しません。
よって、黄味を抑えるためにV(紫)を選択します。
補色が必要な場合は10%〜20%入れると良いでしょう。
よって既染部に塗布する薬剤は
< BE7:FP11:V9/1:3:0.1 >
ということになります。
調合した染料濃度の計算式は下記のとおりです。
★<>の数値は染料濃度★
BE7<60>:FP11<70>:V9<75>/1:3:0.1{(60×1)+(70×3)+(75×0.1)}÷(1+3+0.1)=67.6
よって染料濃度は67.6
それぞれの薬剤の染料濃度と比率を掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると、調合した薬剤の染料濃度が計算できます。
もちろんBE:FPの比率が1:2~1:4の間であれば正解です。ただし1:4に近いほうが色味が濃くなるので
そのあたりを頭に入れておきましょう。
※カラー剤は1剤と2剤を混ぜて作ります。
2剤(オキシドール OXY)に関しての基本は「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」と覚えておいてください。
【既染部に塗布する薬剤は暗くする場合なので2%】を選びます。
BE7<60>:FP11<70>:V9<75>/1:3:0.1{(60×1)+(70×3)+(75×0.1)}÷(1+3+0.1)=67.6
よって染料濃度は67.6
それぞれの薬剤の染料濃度と比率を掛けてから足し算し、比率の数字を足したもので割り算すると、調合した薬剤の染料濃度が計算できます。
もちろんBE:FPの比率が1:2~1:4の間であれば正解です。ただし1:4に近いほうが色味が濃くなるので
そのあたりを頭に入れておきましょう。
※カラー剤は1剤と2剤を混ぜて作ります。
2剤(オキシドール OXY)に関しての基本は「明るくする場合は6%」「暗くするときは2%」と覚えておいてください。
【既染部に塗布する薬剤は暗くする場合なので2%】を選びます。
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