「怒り」の感情は周りの人に多くの影響を及ぼす強い感情です。
もしかすると「怒りという感情がなくなれば、人間関係で悩むこともなく、自分を責めることもなくなるのに。」
そんな風に思っていませんか?
しかし「怒り」というのは私たちにとってとても大切な感情なのです。
アンガーマネジメントに取り組みうまく「怒り」と上手に付き合うことができれば、上記のお悩みを解決できるかもしれません。
決して「怒らなくなること」をアンガーマネジメントというのではありません。
怒る必要のあることには上手に怒り、怒る必要のないことは怒らない。その線引きができることがアンガーマネジメントです。
「自分の怒り」や「他人の怒り」の感情に振り回されない自分を手に入れて、心と身体のバランスのとれた充実した日々を過ごしましょう。
みなさんがご存知の通り歯科医院はコンビニよりも多いといわれています。
就職活動をしている歯科医師や歯科衛生士がいても、より良い人材の確保はとても難しいようです。
求人を出してもなかなか人が来ない・・・
やっと採用が決まったと思っていてもすぐ辞めてしまう・・・
そんなお悩みをよく聞きます。
私たち(歯科医院)が人材を選ぶのではなく、私たち(歯科医院)が選ばれる側であることは間違いありません。
どんなにいい医療を提供できていても、どんなに最新の歯科機器を導入しても働く人がいないとその歯科医院は成り立ちません。
そして笑顔で楽しく働ける環境がないと、そこで働き続ける理由もありませんし、患者さんもついてきてくれないでしょう。
私は歯科衛生士という職業に誇りを持っています。一緒に働く歯科医師・歯科技工士・歯科助手・歯科受付・歯科事務長などもやりがいのある素晴らしい職業だと思っています。しかし離職率の高い職業で、いつも残念に思っていました。こんなに楽しくやりがいのある職業なのにどうして辞めていってしまうのか、その原因はなんなのかと考えていくうちにアンガーマネジメントの概念が歯科業界でも浸透していけばもしかしたら離職を防げるかもしれない!と考えたのです。
「怒り」や「イライラ」に振り回されず、うまくコントロールする術を学び診療や医院マネジメントに活かしていきませんか?
そうすることで、患者さんからも、より良い人財からも選ばれる歯科医院になるはずです。
全国の歯科医院でアンガーマネジメントの輪を広げ、歯科に携わるみなさんが自分の仕事に誇りをもち、笑顔で働いてくれることを願っています。
「イライラが充満し院内の雰囲気が悪い」
「些細なことでイライラする」
「ムカつくことがあっても我慢してしまう」
「院長と言い合いの喧嘩をしてしまう」
「嫌いなスタッフがいて仕事が楽しくない」
多分、あなただけではなく、多くの方が同じように悩んでいます。そのような悩みを、アンガーマネジメントを知ることで解消できるかもしれません。
怒りの原因が自分以外にあると認識しているうちは、「怒りっぽいあの人をどうにかしたい!」「あの人にこそアンガーマネジメントを知ってほしい!」と相手を変えようと考えがちです。実は、アンガーマネジメントは相手を変えることを目的としているわけではありません。
でも残念に思わないでください。
相手が変わらないと自分のイライラやモヤモヤがなくならないとしたら、それは「相手の感情の奴隷」です。アンガーマネジメントができるようになると、自分の認知や行動が変わり、相手に振り回されず、自分で感情を決められるのです。
(本書「はじめに」より)
¥2160(税込)
怒りの強度・持続性・頻度・攻撃性・耐性の偏差値を出し、さらに怒りを感じやすいポイントがどのような価値観から生じているのかを判断し偏差値を出すことができます。総合的な説明とアドバイスがついています。
(設問数91)
¥2160(税込)
総合診断を子ども向けにわかりやすくしたものです。価値観の違いやタイプをそれぞれ動物に例えます。総合的な説明とアドバイスがついています。
(設問数39)