私が長年個別塾の教室長をしていた時に、保護者様が個別を選んだ理由・保護者様が願っていたこととは、以下のものが多かったのです。しかしこれらのご要望に、月謝の高い個別塾（例：ス〇〇ダード・明〇〇塾）でないといけない理由があるのでしょうか？私なりに考察してみました。

・「自分の子供は、集団塾ではついてゆけないだろうから個別塾を選んだ」

⇒確かに集団授業だと、発展クラスト基本クラスに分かれていても、ついていけない生徒は生じます。そして講師にとっても、クラス全体を指導する責任上、どうしよう出来ないものなのです。しかし、（私の場合）中学生で7人くらいまでの人数での授業なら、ついてゆけない生徒を出さないよう、ゆっくりチームと早いチームなどに随時分けながら、しっかり対応できます。集まった生徒の学力バランスにもよりますが、約8人以上は、なかなか均等に指導するのが困難になってきます。
ところで個別塾は、やる気アップ塾も同様ですが、1人1人のペースに合わせて授業をしますが、学校から大きく遅れて、塾では勉強できなかったテスト範囲の内容はどうなるのでしょうか。個別塾では、アルバイト講師の判断で飛ばしたり、追加コマ（1コマ2,000円前後）を買ってもらって対応したりが普通です。
やる気アップ塾では、あまり学校のペースに遅れることはありませんが、必ず無料のテスト対策授業で取り戻します。

・「自分の子供は、平均点にも届かないので個別塾へ」

⇒講師の立場から言って、数学は定期テストで40点以上、英語は中1の英語が理解できていて、中1の英単語を半分覚えていれば、少集団授業でも平均点以上の結果を出せるよう指導できます。しかし、それ以下の成績の生徒はなかなか難しいです。一律に成績を上げられるとは言えません。また、その成績の生徒は、１：３の個別授業でも、なかなか成績を上げるだけのは難しいでしょう。（一般的に）１：３の個別授業は、アルバイト講師にとっては、結構テンパるくらい大変なものなのです。3人3学年3教科をうまく回転させて指導しないと生徒をぼ～と待たせる時間が長くなり、その上講師の解説量は、生徒の学力に反比例しますので、その分学習内容が薄くなります。なので、１：１のマンツーマンか１：２で優秀な講師を引き当てると、その生徒にとってのベストが出せるような指導が期待できるでしょう。やる気アップ塾でも、定期テスト30点以下、また中1英語が全く出来ていない生徒は、入塾時に入塾テストを通して頑張れるかどうかを見させて頂きます。また、足りない中1英語の補習をガンガン組んで頑張ってもらうようにしています。是非、挽回しましょう。

・「自分の子供は、質問できる性格ではないので個別塾に」

⇒「質問できる性格ではない」生徒は、個別塾のアルバイト講師とも、コミュニケーションはとれても勉強の分からない所は質問はしないものです。「うんうん・わかる・わからん」くらいがやっとです。だから、講師が引き出してそのためには、生徒の理解度や出来具合を小まめにチェックできる講師に当たって、しかもその講師が２～３年担当から外れないことを祈るしかありません。しかし、結局、優秀な講師は、優秀な生徒に付けたいのが個別塾側の思いです。また、大学生の場合、大学3年になると、大学が忙しくて、アルバイトにはあまり入れなくなります。大学4年になると、卒業研究でほぼ講師は辞めていきます。（学部によりますが）家庭教師でさえ、講師交代は半年～1年周期でしょう。その点やる気アップ塾では、すべて私が全員の面倒を責任をもって見させて頂きます。

・「自分の子供は、おとなしくて、他の生徒が気になるタイプなので個別塾へ」

⇒個別塾ではすぐ側に先生がいますが、すぐ側に他の講師の生徒もいてます。1教室内の生徒数なら普通の集団塾より多くなります。30人以上が同時に授業を受けています。しかも、管理が不十分な教室では、近くの他の講師の生徒が私語をしていたり、仲の良い生徒同士で、目配りや会話をしています。がありますし、何より他の講師の声自体がうるさいと感じる生徒も多くいます。のは、私だけではないでしょう。1教室内の生徒数が最小なのは、やはり少人数制の授業です。コロナ対策にも一番密にならない環境です。

・「自分の子供は、勉強のペースが遅いので個別へ」

⇒やる気アップ塾では、問題演習をする時には、早い生徒はどんどん先に進み、遅い生徒はコツコツとやってOKです。1人1人採点したりアドバイスしたりして、その生徒なりの目標点を目指します。遅れたところは、自習や宿題でカバーします。しかし、約8人以上になると、メンバーにもよりますが、採点待ちなどで待たせてしまう生徒や時間が多くなりますので、約7人くらいが限界点でしょう。（全員のレベルが均一ならもう少し多くてもOKです）

・「自分の子供に合った学習をさせたいので個別塾へ」

⇒個別塾のアルバイト講師には、いろいろな方がいらっしゃいます。例えば、教師を目指した教育学部の生徒、例えば、高校入試のテストをしたら半分くらいしか出来ない、いや忘れている講師や、退職した教育者の方など。そんな講師に出来る平均的な「自分の子供に合った学習」とは、学習のペースを合わせること・生徒と仲良くなり話しやすい関係になることです。「自分の子供に合った」問題の選択や説明の仕方の工夫は全講師には望めません。また、叱ってくれる講師は、年齢が高く、もと学校の教師やもと塾の講師だったアルバイト講師だけですので、一切叱って欲しくない場合は、合っているかもしれません。やはり、個人で経営している塾は、その責任も経験も、教育観の深さもあるので、小中学生なら一番面倒見がいいはずです。（私も含めて：笑い）

「自分の子供は、丁寧に見てもらえば成績が上がるはずなので個別へ」

⇒成績が上がらない原因には、いろいろあります。私は、そのすべてを把握できているわけでもありませんが、大きな問題点として、授業で分かることとテストで点数が取れることは決して同じではありません。だから塾にはテスト対策授業や、自習があるのです。しかし、個別塾でテスト対策授業を入れるためには、別途1コマ2,000円～3,000円でコマを増やさなくてはならないので、そんなにたくさんのコマが取れないものです。

やる気アップ塾では、定期テスト２～３週間前の土日からすでにテスト対策授業を始めています。しかも、1回のテストで10時間前後、テストで点数を1点でも多く取る訓練をするのです。しかも別途テスト対策授業の費用は必要ありませんので、塾としても目いっぱいできるのです。はじめています