MASAFUMI YAMAGISHI

理事長 山岸 柾史
(テキスタイルアート作家)

 
もの創りで明るい人生を!

8月17日はインドネシアの独立記念日です。
私のアトリエのあるバリ島は赤と白に染まった旗で一杯になります。
先の世界大戦で日本が降伏した二日後にインドネシアは独立したのです。
終戦の年、小学6年生だった私は結核を患っていた為に集団疎開も出来ずに「連日の空襲」におびえていました。
いよいよと成った時期に、祖父母の家に「一人疎開」しました。
出身の名古屋では味わえなかった「白米の日の丸弁当」とナスの漬物が定番でした。
ものすごく「美味しかった」ことを覚えています。
それから60年過ぎて、日々の食料にも不自由していた日本が、あらゆる面で恵まれた「豊かな国」になりました。
中学時代に絵を描く事が好きになった私は、高校卒業後、美術大学に入りました。
そして65年、「美の創造の世界」で生活して来ました。
しかしストレスと酒の飲み過ぎのために、食道潰瘍で入院生活を余儀なくされたと同時に、
その時の手術で「切り取られた肋骨」あたりが、寒くなると痛むのです。
その為、思い切って「常夏の島バリ」での創作活動に切り替えました。
イララン葺きのアトリエを建て、東京の喧騒から逃れての自由な制作活動は、
かえって新しい境地をも生み出す事になりました。
バリは、ヨーロッパやオーストラリア人のリゾート地として、
ファッション感覚の優れた街として大きく変貌しました。
私の身体の変調はその後も続き、今度は心臓に異常が発生して、
ついにはペースメーカーと一緒の生活を送るはめに成ってしまいました。
しかし「創造の意欲」は衰えるどころか、若き日と変わる事がありません。
最近、素晴らしいパートナーに恵まれて「リンゴの里」長野県豊野での創作活動に重心を変えつつあります。
バリのアトリエとの二重生活はしばらく続くでしょうが、
アートの世界に身を置いていたおかげで元気なのかも知れません。
私の創作テーマは、太陽・波・風・花です。「もの創り」は人生を明るくします。
そして、キャスネットと共に明るい日々を過ごしたいと思います。

Profile

Masafumi Yamagishi

1933年:三重県亀山市に生まれる。
1957年:多摩美術大学デザイン科染色専攻卒業。

テキスタイルアートの制作、
テキスタイル関連(カーテン、カーペット、服飾等)の企画開発。
日本大学芸術学部講師、ICSカレッジオブアーツ講師。

1960年:JID設立に参加(現在名誉会員)。
1972年:タペストリービエンナーレ展(スイス)入選。
同年「染色の新世代」展(京都近代美術館)招待出店。
1980年:第三回国際テキスタイルトリエンナーレ展銀賞受賞。
1985年:「現代日本美術の展望ー生活造形ー」展(富山県立近代美術館)出品。
2015年:戦後デザインの〜100人に選ばれる。

現在栂池(長野県北安曇郡小谷村)にワークショップ開設、
バリ島(インドネシア)に工房、BBハウス(ヌサドゥア)、TAKEハウス(タバナン)
を設立。

Masafumi Yamagishi Arts

作品1

作品2

作品3

作品4

作品5

作品6

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