八王子市高尾にある「多摩森林科学園」は、森林に関する研究機関で、展示館(森の科学館)、約7ヘクタールの
樹木園(およそ600種)、サクラ保存林を通年一般公開している。
木材を活用した2階建ての「森の科学館」は、パネルや映像、いろいろな資料を展示、交流の場、森林講座も開催。
8ヘクタールの広大な「サクラ保存林」は、江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物指定のサクラのクローンなど、全国各地のサクラ約1,500本が植えられており、見頃となる2月下旬から4月下旬は多くの人で賑わう。
「樹木園」は7ヘクタールの敷地に、昭和の初期から、国内外の樹木約500種、6,000本を植栽。園内では775種の
野⽣植物が記録され、季節の植物を楽しめる。
また都市近郊としては珍しく、四季折々、野鳥、ほ乳類などたくさんの生きものたちに出会えるのも魅力。園内ガイドツアー(2時間)も開催しているので詳しくは公式HPをどうぞ。
多摩森林科学園 👈HP
多摩森林科学園は、1921年(大正10年)2月に宮内省帝室林野管理局林業試験場として発足し、2021年で100周年となりました。写真のような立派な庁舎が完成したのは、設立の翌年のことでした。以後、御料林の経営に関わる試験・研究を行ってきましたが、1945年(昭和20年)8月1日の八王子大空襲により、庁舎や実験室の大部分を消失しました。