もともといろんなジャンルのライティングをしていましたが、薬機法を守りながら執筆するコラムの依頼が多かった。そこで実践を積みながら覚えていきました。「これは言ってOK」、「これはだめ」などの表現がNGということを覚えながらマニュアルに沿うように書いていましたね。
薬機法の勉強で確かに理解は深まりましたが、うまく使いこなせていなかったと思います。
自分に来る仕事はコラム執筆の仕事しかないと思い込んでいたので、サイトに掲載するコラムの仕事ばかりに応募して仕事をもらっていた。1文字2円程度。薬機法が分かるのに何で2円?と思いつつも、自分から価格を提案することもありませんでした。
今考えればいろいろ企業に対して提案や企画を出せたかもしれないのですが、そのようなことができる自信がなかったため、営業もかけたりしませんでした。
「文字単価が上がらないのは自分の修行が足りない」と追い詰め、薬機法以外のライティングもなんでも受けていた。土日も仕事で休む暇もない月日が1年続きました。今考えたら
薬機法ができるけど修行が足りない ⇒ 自分が納得していない価格の仕事を請ける
⇒ 自己価値が下がる ⇒ 自分が納得していない価格の仕事を請ける
この負のスパイラルにはまっていたと思います。
そんな自己価値の低い私には単価を下げたい発注者が集まるようになりました。
(今思えばそんな発注者を集めていたのは私でした。)
そんな矢先に、以前婦人科系でかかった病気が再発し、女性特有の免疫の病気にもかかりました。
婦人科系の再発については、予防のための薬を飲んでいたのに2年間かけて
じわじわ来た副作用で身体に悪影響が出ていることが分かりました。
そんな副作用が出ること、薬処方の時に一言言ってもらったかな・・・。
とショックを受け、薬って怖いと思いました。
そしてリスクを承知でその薬をはじめ、服用することを一切止めました。
そして薬に頼らずに治そうと思い、カウンセリングも受けました。
その時に言われたのが「あなたは自分のことを、なんでこんなこともできないの!と責めてませんか?」
ということでした。
この言葉は私をハッとさせました。
「なんでこんな安い仕事ばかりしてるんだろう」「なんでもっと速く書けないんだろう」
「単価が低いのが悪いのではない、速く書けない自分が悪いのだ」と毎日責めていたのです。
それが再発の一つの要因だとはっきりと分かりました。
責め続けていたのは約1年もの間だったので・・・。
「私は今まで何をやっていたのだろう」と失望し、仕事を半分セーブして1~2ヶ月仕事を減らしました。
今まで自分を甘やかすこと自体が苦手でした。
でも勇気を出してそのカウンセラーの言う通りにしてみました。
身体を楽にしてあげることなんてほとんどしなかったのに月に5回もリラクゼーションサロンに行ったり、
自然があるところに出向いたり。食べるものも全部有機野菜に変えました。
そしてやっと、自分がなぜライターになったのか?を改めて考える余裕ができたのです。
私はNYに1年半住んでいた経験があります。その滞在中に、自分を最大限アピールするアメリカ人が印象的でした。なるべく自分のことはアピールしない日本人が対照的に映りました。
また、語学学校の授業でこんなことがありました。
他のアジア人は文法を間違えてもどんどん自分を出していくのに対して、
日本人は間違えたら恥ずかしいからという理由でほとんど話さないという光景を目の当たりにしました。
間違っていると相手を不快にすると思っているのか、チャレンジして失敗するのが怖いのか。
同じアジア人でもこんなに違う・・・。日本人はもったいないと感じる瞬間でした。
その後のアメリカの生活で、このような日本人の繊細さや謙虚さは、ビジネスでもきっと不利になっているだろうと思うようになりました。「売るのが下手な企業や人の代わりに文章を書きたい」と強く感じるようになりました。
ライター業を開始してから約4年後、私がまさに休養を取っていた2ヶ月の間に、
「薬機法×コピーライティング」に出会います。まさに私がやりたかったセールスライティングと学んでいた薬機法がかけ合わさっていたのです。
薬機法コピーライティングを学び始めて重要なことに気づきました。薬機法を知っているだけでは法律的に問題のない文章しかかけない。訴求力を落とさずに書かないとお客さんの販売促進にならないということでした。
もちろんすぐに語彙力豊かなOK表現が出て来るには時間がかかりますが、薬機法コピーライティングを学び始めてマーケティング視点で文章を見ることができるよういなり、業務の幅が広がったというのが一番の収穫です。
その結果、今まではコラムの執筆だけったったのが、健康食品のパッケージの文章を魅力的にするお仕事や、LPの文章のNG表現の言い換え、医師とモデルの対談取材など今までとは全く違い種類のお仕事が来るようになりました。
最近では大手製薬会社の動画シナリオを薬機法の視点で作ってほしいという依頼がありました。お客様に連続して発注してもらうことが多いです。それは私が薬機法の中でなるべく訴求する文章が書けるような「提案」ができるようになったからだと感じます。
あなたもこのスキルを身に付ければ、1文字1円や2円のライターから脱出し、「提案できるライター」になって次々と高単価のお仕事を獲得できるはずです!是非応援させてください!
薬機法コピーライター養成講座に入ってすぐに「B&H 海外事業部長」に立候補しました。
これからは海外の魅力的な健康食品や化粧品を発掘し、日本に上陸させるお手伝いがしたいです。
日本の厳しい薬機法に基づいて海外のお客様の販売促進をするのがさらなる夢です。
薬機法への理解を深めてマーケティングスキルを学べば、こんな夢が描けるってすごいと思いませんか?