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文化遺産としての松明を次世代へ贈る会
taimatsu.yui@gmail.com

ラコリーナ近江八幡 たいまつフェス

ラコリーナ近江八幡 たいまつフェスとは

滋賀県近江八幡市では毎年3月から5月にかけて市内各地で、200基を超える松明(たいまつ)を結い、火を放って神様へ奉納する火祭りが行われています。
この火祭りは、1000年の歴史を現代につなぐ近江八幡の伝統文化です。
 
そんな伝統の松明について知っていただきたいと文化遺産としての松明を次世代へ贈る会は、ラコリーナ近江八幡を会場に毎年秋に「たいまつフェス」を開催し、体験イベントを実施させていただいています。
今年は新型コロナウイルスの影響も考えて体験イベントは中止とさせていただきますが、近江八幡の伝統的な松明を展示させていただきます。
 
ラコリーナ近江八幡 たいまつフェス
日 時:令和3年11月13日~1か月程度
場 所:ラコリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市北之庄町615-1)

展示予定の松明(たいまつ)のご紹介

白王町「笠松明」
竹の担ぎ棒が取り付けられる。笠の下に「ノォガケ」と呼ばれる菜種ガラの飾りが施される。
千僧供町「据松明」
中央に3本の杭を立て椿や竹など中心を飾る樹木の芯とする。その周りを丸く竹で囲むが、これは日鉾を割りさいた材を用いる。この円の中に常緑の枝葉を敷き、その上に 菜種ガラを敷きつめ、ヨシで全体を覆う。その上を12本の荒縄で化粧しながら縛ってゆき、その縄を3mほど先に打ち立てて杭に結びつける。12の結び目ができると、芯藁を左巻き3つ綯いにした太い注連飾りを芯の根元に巻き付け、そこから杭まで延ばし、「華鬘結び(けまんむすび)」で飾る。松明の円の縁には檜葉が飾りとして敷かれる。
島町「ほんがら松明」
芯となる竹を組んで中を空洞にしたもので、底から火を入れると炎が上がって松明の頭頂部に立てられた御幣にいち早く火がつく。
松明の材料は菜種ガラ、ヨシ、荒縄、藁束、柱となる7mの枯れた竹9本。松明は竹6本を立て隙間に3本の竹を入れて括り柱とする。周りに藁を巻きヨシを松明の縁に巻き付け化粧付けする。頭頂部にはヨシを花弁状に取り付ける。ヨシの穂先は下向き。笠の周囲は菜種ガラや杉葉などで装飾する。菜種ガラを下の方からスカート状に巻き奇数段になるようにする。松明の三方に化粧竹を荒縄で結わえ先端の笠の一方に菜種ガラの束を帚状にした飾りを取り付ける。
贈る会「松明の基本形」

松明の基本形である笠松明は、上部に作られたまるい笠が特徴で、竹の輪に沿って、ヨシを等間隔に並べ丁寧にくくりつける。結び目が整然と並んでいてとても美しいが、松明を立てると見えなくなってしまう。このような見えないところにも、担い手たちの丁寧な手仕事やこだわりが隠れている。一本ずつ皮をむいて使用する艶のあるヨシもご覧いただきたい。

千僧供町「据松明」
中央に3本の杭を立て椿や竹など中心を飾る樹木の芯とする。その周りを丸く竹で囲むが、これは日鉾を割りさいた材を用いる。この円の中に常緑の枝葉を敷き、その上に 菜種ガラを敷きつめ、ヨシで全体を覆う。その上を12本の荒縄で化粧しながら縛ってゆき、その縄を3mほど先に打ち立てて杭に結びつける。12の結び目ができると、芯藁を左巻き3つ綯いにした太い注連飾りを芯の根元に巻き付け、そこから杭まで延ばし、「華鬘結び(けまんむすび)」で飾る。松明の円の縁には檜葉が飾りとして敷かれる。

文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

近江八幡市では、毎年3月から5月にかけて近江八幡市内各地では、大小200基を超える松明を結い、奉火されてきました。
千年の歴史をもつ伝統的な火祭り「近江八幡の火祭り」は、国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財になっています。 
しかし、各地域では、近年の少子高齢化による祭りの担い手不足や、生活様式の変化と農業の機械化によって材料となる菜種殻や稲藁等の調達が困難になってきているなど、課題に直面しています。 
そこで、伝統ある松明結の技術の保存・伝承と、後継者の育成を図り、松明フェスティバル等を通じて伝統文化を活かした地域活性化を目指し設立しました。

当会では、松明の保存継承をしていく会員を募集しています。
ぜひ、贈る会にご入会いただき、当会へのご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2021.9.28 文化遺産としての松明を次世代へ贈る会 会長 大西 實

アクセス

ラコリーナ近江八幡 たいまつフェス
ラコリーナ近江八幡:滋賀県近江八幡市北之庄町615‐1
会場内に松明(たいまつ)が4基展示されます。
tel:0748‐33‐6666
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休