アスレチックリハビリテーションを進めていく上でケガについて様々な質問を行います。（受傷起点、既往歴、痛みのある場所、痛みのある動作など）

問診の情報を基にさらに症状をより把握するために、各検査や姿勢、動作のチェックを行っていきます。
※この段階で医療機関の受診が必要と判断された場合には医療機関への紹介をいたします。

ケガの後には筋肉の不活性化が起こります。
多くはこの不活性化した筋肉への刺激がないことから、関節の過剰固定（過緊張）や不安定性となり再発のリスクを高めます。
ここでは部分的な筋肉の活性化エクササイズを行います。体幹トレーニングもその一つ。

活性化した筋肉がより使われるような環境にてトレーニングを行っていきます。徐々に負荷量を上げていき競技復帰に近づけていきます。 

筋肉の活性化や動作練習をしていく中で、視覚や前庭器官（三半規管）、深部感覚などを考慮したエクササイズも実施します。靭帯などの損傷が起こった後には、靭帯の安定性がない状態での動作を再統合（学習）されるため過緊張状態にて柔軟性のない関節になります。その状態を再々統合しなおし、全身（感覚と運動）を使って動けるようにトレーニングをしていきます。

これまで活性した筋肉や感覚との統合、動きのトレーニングに対してより競技に近い動作で高負荷なトレーニングを行います。
また、基礎筋力の向上を図っていきます。