ナタリア・コリチェワ
来日マスタークラス2019

ピアニスト、ロシア国立リャードフ記念音楽学校講師

モスクワ生まれ。5歳よりピアノをはじめ、母タチアナ・コリチェワ(モスクワ音楽院にて巨匠エミール・ギレウスの高弟の一人、ニコライ・アノーソフに学んだピアニスト。音楽教育者)の手ほどきを受ける。 1985年、ロシア国立イッポリトフ＝イワーノフ記念音楽アカデミーに入学し、ドミートリィ・ガリーニンに師事。 1989年に同アカデミーを卒業。アカデミー在学中、ボリショイ劇場附属バレエ学校のコレペティートルを務める。また、同時期(1987年)にモスクワで開催された「バッハ記念音楽コンクール」にて第1位入賞。 1995年に来日し、活動の拠点を日本に置く。2003年、東京芸術大学大学院音楽研究科に入学し、「ロシア音楽の最も優れた演奏家」として特別賞を授与される。2006年、「アジア国際音楽コンクール」(東京)ピアノ部門において優勝を果たし、同年、「第2回ルーマニア国際音楽コンクール」においても第2位入賞。2010年12月、ロストロボーヴィチ財団主催による「モスクワ・若い音楽家のためのコンクール」において最優秀伴奏賞受賞。 2011年6月、「ピエトロ・アルジェント国際音楽コンクール」(イタリア)ピアノ部門においてディプロマ受賞。 2012年より毎年、モスクワ室内管弦楽団"Cantus Firmus"定期演奏会においてソリストを務め、これまでにモーツァルト、ベートーヴェン、グリーグのピアノ協奏曲を演奏し、いずれも好評を博す。 このほか、ロシアおよび日本各地はもとより、オーストリア、ブルガリアなどでリサイタルをはじめ、数々の演奏会に出演。またユニヴァーサル、T-TOCレコーズなどからソロ・アルバムをリリースするほか、東京テレビ、フジテレビなどの番組にも出演するなど、多方面にわたり積極的に活動を展開。これまで、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院、ロシア国立リャードフ記念音楽学校にて講師を務める。