Raspberry Pi 覚え書き

小型PC、ラズベリーパイ3を使って遊んだプロセスを記録するページ

Raspberry Pi 3でNAS-ファイルサーバーを作る

1.Raspbain jessie with Pixelをインストールする

Windows10-PCを使ってラズベリーパイを設定する手順を解説する。
用意するもの
・SD Formatter 4.0
   https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/
・Win32 Disk Imager 0.9.5
   https://ja.osdn.net/projects/sfnet_win32diskimager/
以上のフリーソフトをあらかじめWindowPCにインストールしておく。

ラズベリーパイ公式サイト>DOWNLOADS>RASPBIANのページ*から
RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL-"2017-01-11-raspbian-jessie.zip"をダウンロード。
ZIP形式になっているので解凍してイメージファイル"2016-11-25-raspbian-jessie.img"を取り出す。
*https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
※このページ執筆時点の最新RASPBIAN JESSIE WITH PIXELが"2017-01-11-raspbian-jessie.zip"であった。
※torrent形式かzip形式どちらかを選ぶことができる。torrentユーザーならtorrent経由でダウンロードした方が速い。torrentを持っていない/何のことかわからない人はzip形式をダウンロードすべし。

■MicroSDカードをフォーマットする
PCにMicroSDカードをセットし、SD Formatter 4.0を開く。
"Drive"を間違えないように。"オプション設定"は"クイックフォーマット、論理サイズ調整OFF"のまま。"Volume Label"は空欄でもよい。
※MicroSDカードは16GB以上を推奨する。

■MicroSDカードにイメージファイルを展開する
Win32 Disk Imager 0.9.5を開く。
"Image File"は"2017-01-11-raspbian-jessie.img"を選択、"Device"でMicroSDカードが挿入されているドライブを選択したのち、"Write"を押す。

イメージファイルを展開したMicroSDカードをラズベリーパイに挿し、電源を入れる。問題なければ、Raspbian jessie with Pixelのデスクトップ画面が表示されるはずである。

■Raspbian jessie with Pixelの初期設定をする
メニューバー>Preferences>Raspberry Pi Cofigurationを開く。
"System"のタブの下、"Expand Filesystem"を1回クリック。
→SDカード容量の最大値まで利用できるようにするおまじないらしい。
"Interfaces"のタブの下、SSHがDisabeleになっているのでEnableをオンにする。以後、リブートのたびにパスワード変更を促す警告メッセージが出る。パスワードを変更するかしないかはご自身の判断で。
→SSHで接続しないのなら、当然Enableにする必要はない。後述するTera TermでラズベリーパイにアクセスするためにはSSHをオンにする必要がある。しかし、SSHをオンにしなくてもWindows標準のリモートデスクトップ接続を使ってアクセスすることができる。
"Lacarization"のタブの下、"Local"の"Language"を"ja(Japanese)"に、"Country"を"JA(Japan)"に、
"Timezone"を"Japan"に、"Keyboard"を"Japanese(PC-98xx Series)"に、
"WiFi Country"を"JP Japan"に設定。
→Timezoneを変更してもすぐに時計はアジャストされない。

■WiFiの設定をする
画面右上、メニューバーの中、Bluetoothの右の記号をクリック。
自宅のWiFiを選んで"Pre Shared key"にパスワードを入力。

■とりあえずアップデートする
以下の日本語IMEをはじめ、いくつかのアプリをインストールする時は事前にOSをアップデートしておいた方がいい。インストールに失敗しないためのおまじないだ。
左から4つ目のアイコン"LXTerminal"ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo apt-get update

■心配ならアップグレードもしてみる
$ sudo apt-get dist-upgrade
※途中、続行しますか?[Y/n]が出たらyを押してEnter。
※途中、[q to quit]が出たらqを押してEnter。

最新のRaspbian jessie with Pixelは日本語フォントを内蔵しているので、別途日本語フォントをインストールする必要はない。しかし、日本語IMEをインストールしないと日本語の入力ができない。

■日本語IMEをインストールする
mozcをインストールする。ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo apt-get install uim uim-mozc
※途中、続行しますか?[Y/n]が出たらyを押してEnter。
再起動後にmozcが有効になる。
ちなみに再起動は
$ reboot
あるいは
$ sudo reboot
※SSHによるリモート接続からリブートを実行するときはsudoから書き始めないといけないようだ。

■ディスプレイ解像度を設定する
私のモニタはHDMI-1920 x 1080(スピーカ付き)だが、デフォルトでは画面いっぱいに表示されず黒い非表示領域が残る。そこでディスプレイ解像度を設定して表示領域をモニタにフィットさせる。
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo nano /boot/config.txt
長い文字列が表示されるが、ずーっと下まで送って、最後の行に以下のコマンドを追記する。
hdmi_drive=2
hdmi_group=2 # DMT
hdmi_mode=82 # 1080p 60Hz
その後、Ctrl+O(上書き)を押す。Config.txtを上書きするか尋ねてくるのでEnterを押す。
Ctrl+Xを押して完了。
→hdmi_drive=2でスピーカ付きHDMIモニタから音が出るようになる。
→#に続く文字はコメントなので省略可。
→hdmi_mode=82は1920x1080/60Hzディスプレイに対応した設定である。それ以外の解像度の設定については以下のページを参照。
https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt.md

以上で汎用PCとしての体裁が整った。

2.HDDをマウントしてファイルサーバーにする

■HDDを接続する
今回はSeagate(3TB)HDDを用意した。これをUSBでラズベリーパイに接続する。
ターミナルを開いてdf(disk filesystem)コマンドを入力。
$ df
以下のような文字列が表示される。
ファイルシス       1K-ブロック         使用          使用可 使用% マウント位置
/dev/root            29320680  3822304     23985904  14% /
devtmpfs                469688             0         469688   0% /dev
tmpfs                     474004             0         474004   0% /dev/shm
tmpfs                     474004      12596         461408   3% /run
tmpfs                         5120             4            5116   1% /run/lock
tmpfs                     474004             0          474004  0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p6       64366      19974           44392 32% /boot
/dev/sdb1          953511008     363516   520987492  8% /media/pi/HDCL-UT
/dev/sda2          930134012    290184    929843828  1% /media/pi/Seagate
tmpfs                       94804            0            94804   0% /run/user/1000

Seagate HDDのデバイスネームとして/dev/sda2が与えられている。
Seagate HDDは臨時に/media/piディレクトリにマウントされている。
以上を確認。※デバイスネームはシステムが勝手に割り当てるもので状況により変わる。

■新規にディレクトリ(フォルダ)を作る
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo mkdir /mnt/usbhdd
→mkdir(make directory)コマンドで/mnt/usbhddディレクトリを作成した。
→ファイルマネージャでディレクトリツリー直下にmntフォルダを作り、その中にusbhddフォルダを作っても結果は同じ。
→/mnt/usbhddの名称は任意である。システムが予約している単語以外なら任意の文字をディレクトリ(フォルダ)名として設定して差し支えない。

■HDDのマウント位置を変える
/media/piにマウントしたままでは以下の設定ができないのでマウント位置を変える。
ターミナルを開いて以下を入力。/dev/sda2をいったんアンマウントする。
$ sudo umount /dev/sda2
次に以下を入力。
$ sudo mount -t auto /dev/sda2 /mnt/usbhdd
これで先ほど作成した/mnt/usbhdd直下にマウントされる。

■ラズベリーパイ起動時に自動マウントされるようにする
上記の設定のままでは再起動すると設定がリセットされてしまう。再起動後も自動マウントされるようシステムファイル/etc/fstabに追記する。
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo nano /etc/fstab
最後の行(# a swapfile is not swap partition,...の前)に以下を追記。
※長い空白はTabキーを入力。
/dev/sda2     /mnt/usbhdd     ntfs-3g     defaults     0     0
その後、Ctrl+O(上書き)を押す。fstabを上書きするか尋ねてくるのでEnterを押す。
Ctrl+Xを押して完了。

■Sambaをインストールする
ファイルサーバを作成するためのプログラム、sambaをインストールする。
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo apt-get install samba

■Sambaの設定をする。
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
最後の行に以下を追加
[RaspNAS]
comment = USBHDD
path = /mnt/usbhdd
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi

その後、Ctrl+O(上書き)を押す。smb.confを上書きするか尋ねてくるのでEnterを押す。
Ctrl+Xを押して完了。
※[RaspNAS]はWindowsPCで閲覧する時のサーバー名である。任意の文字を名称として設定して差し支えないが、Sambaが予約している単語は避ける。どのような単語が予約されているかはsmb.confを読めばわかる。
※comment =に続く文字はコメント文である。自分のための覚え書きなので何を書いてもよい。

■Sambaを起動する
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo service samba-ad-dc restart
または
$ sudo reboot
でリブートするだけでもSambaが起動する。
以上で、Sambaサービスが起動し、ファイルサーバが完成する。

■ラズベリーパイのローカルIPアドレスを知る
ターミナルを開いて以下を入力。
 $ ifconfig
以下のような文字列が表示される。
eth0
Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス x0:00:xx:00:00:x0
inet6アドレス: xx00::0x00:0xx0:0000:x0xx/64 範囲:リンク
UP BROADCAST MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:0 (0.0 B) TXバイト:0 (0.0 B)

lo
Link encap:ローカルループバック
inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0
inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
UP LOOPBACK RUNNING MTU:65536 メトリック:1
RXパケット:140 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:140 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
RXバイト:11712 (11.4 KiB) TXバイト:11712 (11.4 KiB)

wlan0
Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス x0:00:xx:00:x0:x0
inetアドレス:192.168.0.5 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: xx00::xx00:xxxx:xx00:x0x0/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:599 エラー:0 損失:490 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:194 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:94274 (92.0 KiB) TXバイト:30525 (29.8 KiB)

→注目すべきはwlan0の2行目、inetアドレス:192.168.0.5 
これがWiFiのローカルIPアドレスである。
192.168.0.Xとなる数列で、末尾の1桁はルータが勝手に割り当てる。

※ラズベリーパイのローカルIPアドレスを知る別の手段。
※私のWiFiルータはバッファロー製である。バッファロー製ルータの付属ユーティリティ"エアステーション設定ツール"の管理画面トップページ、"ネットワークサービス一覧を表示"を押すと、ローカルWiFi接続機器の一覧が表示される。そこからラズベリーパイのIPアドレスを知ることもできる。
※iPhineユーザーならばFingというiPhoneアプリが利用できる。ローカルWiFiをスキャンし、接続しているデバイスとIPアドレスのリストを表示してくれる。
※ルータを再起動するとローカルIPアドレスの割り当てがリセットされる。おそらく末尾1桁の数字が変わる。

■WindowsPCからファイルサーバにアクセスする
WindowsPCでエクスプローラを開き、検索窓に"\\192.168.0.5"を入力する。末尾の1桁は環境により変わる。
ネットワーク資格情報の入力欄
ユーザー名:pi
パスワード:raspberry
でアクセス可能。

上記の方法でアクセスすると以後、PCの電源を落とすまでエクスプローラ>ネットワーク経由でもアクセス可能となる。

3.ラズベリーパイをリモート接続する

WindowsPC、ラズベリーパイそれぞれに別々のモニタ、キーボード、マウスを用意できればよいが、通常はリモート接続によってひとつのモニタ、キーボード、マウスを共用することになろう。

■ラズベリーパイにSSHでリモート接続する
WindowsPCにTera Termをインストールする。ラズベリーパイ側はSSHをオンにしておく。
Tera Term
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/

Tera Teamを起動し、"ホスト"にローカルIPアドレス"192.168.0.X"を入力。
ユーザ名:pi
パスフレーズ:raspberry
でOKを押す。
ターミナル画面が開き、コマンド入力待ち状態となる。
SSHで開くことができるのはターミナル画面のみである。しかし、この画面からすべてのことが行えるので問題ない。

■ラズベリーパイにリモートデスクトップ接続する
リモートデスクトップ接続はWindows標準のサービスである。Windowsスタート画面、Windowsアクセサリの中に"リモートデスクトップ接続"がある。
ラズベリーパイ側の準備。リモートデスクトップ接続を有効にするために以下のふたつのプログラムをインストールする。ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo apt-get install tightvncserver
$ sudo apt-get install xrdp
WindowsPC側でリモートデスクトップ接続を起動。
"コンピュータ(C):"にローカルIPアドレス"192.168.0.X"を入力。
USERNAME:pi
PASSWORD:raspberry
でOKを押す。

WindowsPCとファイル共有する

Sambaを使ってWindowsPCとファイル共有する

■Sambaをインストールする
前述の通り

■Sambaの設定をする
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
最後の行に以下を追加
[RaspSHARE]
comment = HomePi
path = home/pi
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi
directory mode = 0777
create mode = 0666

その後、Ctrl+O(上書き)を押す。smb.confを上書きするか尋ねてくるのでEnterを押す。
Ctrl+Xを押して完了。
※[RaspSHARE]はWindowsPCで閲覧する時のサーバー名である。任意の文字を名称として設定して差し支えないが、Sambaが予約している単語は避ける。どのような単語が予約されているかはsmb.confを読めばわかる。
※comment =に続く文字はコメント文である。自分のための覚え書きなので何を書いてもよい。
※前述のファイルサーバ制作の時path =に続く文はpath = /mnt/usbhddで"mnt"の前に"/"があった。しかし今回、"home"の前に"/"はない。よくわからないがこれで確かにつながっている。

■Sambaを起動する
ターミナルを開いて以下を入力。
$ sudo service samba-ad-dc restart
以上で、Sambaサービスが起動し、ファイル共有可能となる。

■WindowsPCからRaspberry Piにアクセスする
WindowsPCでエクスプローラを開き、検索窓に"\\192.168.0.X"を入力する。末尾の1桁は環境により変わる。
ネットワーク資格情報の入力欄
ユーザー名:pi
パスワード:raspberry
でアクセス可能。

■ファイルサーバとファイル共有を同時に実行する

[RaspNAS]
comment = USBHDD
path = /mnt/usbhdd
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi

[RaspSHARE]
comment = HomePi
path = home/pi
public = Yes
read only = No
writable = Yes
guest ok = Yes
force user = pi
directory mode = 0777
create mode = 0666

というように前述のファイルサーバの構文に続けて、ファイル共有の構文を書き足すことができる。この場合、WindowsPCから"\\192.168.0.X"にアクセスすると[RaspNAS][RaspSHARE]ふたつのフォルダが見える。

0x8007003Bエラーへの対応

0x8007003B 予期しないネットワーク エラーが発生しました

NASを利用するうち、Windowsからのファイルコピー時「0x8007003B 予期しないネットワーク エラー」が発生するようになった。この問題に関するフォーラムを調べたところ、これはラズベリーパイ側の問題ではなく、Windouws側の問題であるらしいことが分かった。
このエラーに対するいくつかの対処法が紹介されていたが実際に行ってみてもエラーは改善されなかった。このエラーは100%発生するわけではなく、数回に1回コピー成功/失敗する。
■Windows searchの無効化→効果なし
■Teredo tunneling pseudo-interfaceアダプタ無効化→効果なし、このアダプタは無効化しても再起動すると元通りになってしまう。
■ファイヤーウォール、ウィルス検知ソフト無効化→効果なし、そもそも私のウィルス検知ソフトはWindows Defenderのみでありサードパーティ製のものは持っていない。
■システムの復元→2016年10月まで遡って復元したが効果なし、しかも自動更新オプションにより数時間後には元通りにされてしまう。
■ハードディスクの不良ブロックを疑う→bakblocksコマンドで不良ブロックをサーチしたが検出されず。
■OSアップデート($ sudo apt-get update)とアップグレード($ sudo apt-get dist-upgrade)をする。→やや改善あり、成功率が高まった。・・・気がする。あまり効果ないかもしれない。
■複数ファイルをまとめてコピーせず、ファイル1個ずつコピーする。→やや改善あり、成功率が高まった。というより複数ファイルをまとめてコピーすると100%エラーとなる。
今なお、このエラーとの格闘が続いている。

ラズベリーパイに3.5インチタッチパネルとUSBスピーカーをつなぐ

1.機器を接続する

用意するもの
・3.5インチタッチパネル(Elecrow製)
・USBスピーカー
・キーボード
・マウス
以上をあらかじめラズベリーパイに挿しておく。
また、前述のフリーソフト
・SD Formatter 4.0
・Win32 Disk Imager 0.9.5
以上、2点もあらかじめWindowPCにインストールしておく。                                                                      

2.ドライバ組み込み済みRaspbianをインストールする

私が購入した3.5インチタッチパネルは中国Elecrow製である。ElecrowのHP*にドライバ組み込み済みRaspbianOSのイメージファイルが置いてあるのでそれを使用する。
ElecrowのHP、左上メニューアイコンをクリックして表示されるリストの中
Display>3.5 Inch 480x320 TFT Display with Touch Screen for Raspberry Pi>Discriptionから
・Configuerd system for pi 3B
を選んでダウンロード
※DropBox経由でダウンロードする。DropBox会員となってログインしてからダウンロードした方がトラブルが少ないと思う。
※タッチパネルをGPIOに挿す時の挿し方についてはUser manualの中のドキュメントを参考にするとよい。
※このページ執筆時点での最新OSは"LCD35-2016-03-18-raspbian-jessie.img"であった。
*https://www.elecrow.com/

■MicroSDカードをフォーマットする
PCにMicroSDカードをセットし、SD Formatter 4.0を開く。
"Drive"を間違えないように。"オプション設定"は"クイックフォーマット、論理サイズ調整OFF"のまま。"Volume Label"は空欄でもよい。
※MicroSDカードは16GB以上を推奨する。

■MicroSDカードにイメージファイルを展開する
Win32 Disk Imager 0.9.5を開く。
"Image File"は"LCD35-2016-03-18-raspbian-jessie.img"を選択、"Device"でMicroSDカードが挿入されているドライブを選択したのち、"Write"を押す。

イメージファイルを展開したMicroSDカードをラズベリーパイに挿し、電源を入れる。問題なければ、Raspbianのデスクトップ画面が表示されるはずである。

■WiFiの設定をする
画面上、メニューバーの中、PCのアイコンをクリック。
自宅のWiFiを選んで"Pre Shared key"にパスワードを入力。
※パスワードは付属のタッチペンとソフトキーボードを使っても入力可能だが、マウスとキーボードを使った方が楽である。

3.ラズベリーパイをリモート接続する

3.5インチ画面は小さく、ターミナルの下半分が画面の外にはみ出してしまう。非常に使いづらいので何はともあれリモート接続することにする。

■ラズベリーパイにSSHでリモート接続する
WindowsPCにTera Termをインストールしておく。ラズベリーパイ側の設定は不要。
リモート接続にあたって事前にラズベリーパイのローカルIPアドレスを知る必要がある。
ラズベリーパイのローカルIPアドレスを知る方法は前述の3通り
・ターミナルから$ ifconfigを入力する。
・ルータ付属のユーティリティを利用する。
・iPhoneアプリFingを利用する。
※Tera Termおよびそれぞれの方法の詳細については前述の項を参照。
※SSHで接続=Tera Termで接続の意味である。

Tera Teamを起動し、"ホスト"にローカルIPアドレス"192.168.0.X"を入力。
ユーザ名:pi
パスフレーズ:raspberry
でOKを押す。
ターミナル画面が開き、コマンド入力待ち状態となる。

■とりあえずアップデートする
Tera Team経由で以下を入力。
$ sudo apt-get update
upgradeをしてはいけない。OSが壊れてタッチパネルに何も表示されなくなる。

■SDカード容量の最大値まで利用できるようにするおまじない
Tera Team経由で以下を入力。
$ sudo raspi-config
メニューが表示される
1行目"1.Expand Filesystem...(以下略)がハイライトしているのを確認してEnter。
<Ok>のハイライトでEnter。
Tabを2回押して<Finish>をハイライトさせてEnter。
<Yes>のハイライトでEnter。

■ラズベリーパイにリモートデスクトップ接続する
ラズベリーパイ側の準備。リモートデスクトップ接続を有効にするために以下のふたつのプログラムをインストールする。Tera Team経由で以下を入力。
$ sudo apt-get install tightvncserver
$ sudo apt-get install xrdp
WindowsPC側でリモートデスクトップ接続を起動。
"コンピュータ(C):"にローカルIPアドレス"192.168.0.X"を入力。
USERNAME:pi
PASSWORD:raspberry
でOKを押す。

4.USBスピーカーの設定をする

まだこの時点ではUSBスピーカーから音は出ない。以下はUSBスピーカーから音を出すまでの設定。
■ラズベリーパイのオーディオ設定を変更する
Tera Team経由で以下を入力。
$ sudo nano /usr/share/alsa/alsa.conf
ファイル内に以下の部分があるのを確認。

…中略…
@hooks [
      {
            func load
            files [
                  {
                        @func concat
                        strings [
                              { @func datadir }
                              "/alsa.conf.d/"
                        ]
                  }
                  "/etc/asound.conf"
                  "~/.asoundrc"
            ]
            errors false
      }
]
…中略…
defaults.ctl.card 0
defaults.pcm.card 0
…中略…
これを以下のように編集。

…中略…
@hooks [
      {
            func load
            files [
                  {
                        @func concat
                        strings [
                              { @func datadir }
                              "/alsa.conf.d/"
                        ]
                  }
                  "/etc/asound.conf"
#                "~/.asoundrc"
            ]
            errors false
      }
]
…中略…
defaults.ctl.card 1
defaults.pcm.card 1
…中略…
書き終えたら、Ctrl+O(上書き)を押す。alsa.confを上書きするか尋ねてくるのでEnterを押す。Ctrl+Xを押して完了。そしてリブート。
$ sudo reboot

5.メニューバーを再構築する

上記の設定変更を加えるとメニューバーが表示されなくなる問題を確認している。以下の手順でメニューバーを復活させる。
■メニューバーが表示されなくなる問題への対処
デスクトップを管理しているlxpanelファイルを再構築する。
Tera Team経由で以下を入力。
$ sudo rm -r .config/lxpanel
リブート後、メニューバーが復活していることを確認できるはず。しかし、ここで新たな問題発生。メニューバーの内容がRaspbian Jessie標準のものに置き換えられてしまうためMatchbox Keyboardのアイコンが消失してしまっている。

■Matchbox Keyboardアイコン(ショートカット)を復活させる。
Matchbox KeyboardのショートカットはMenuの中にもある。Menu>Accessoriesのサブメニューの中、"Keybord"と"Toggle Matchbox Keyboard"のふたつのショートカットを発見するだろう。"Keyboard"を選ぶとと3.5インチ幅いっぱいの巨大仮想キーボードが表示される。画面の約半分がキーボードで埋まってしまい、これはこれで使い物にならない。しかし、タッチペンでなく指で操作するならばこれくらい大きい方が良さそうだ。一方、"Toggle Matchbox Keyboard"を選ぶとその50%のサイズの仮想キーボードが表示される。元々あったキーボードショートカットはこちらの方である。
以下の操作はリモートデスクトップ経由でなく、ラズベリーパイ本体の3.5インチパネル上でマウスを使って操作すること。
メニューバーの余白部分で右クリック。"Add / Remove Panel Items"を選択。"Panel Applets"のタブの下、"Application Launch Bar"をダブルクリック。"Application Launch Bar"すなわちメニューバーの中のアイコンの表示/非表示を切り替えられる設定ウィンドウが開く。まず左のペインから"Wolfram"と"Mathematica"のアイコンを選んでRemoveボタンを押そう。とにかくこの二つのアイコンは邪魔である。
次に右のペインの中、Accessoriesの左の+を押して下の階層を開く、この中に"Toggle Matchbox Keyboard"があるのでこれを選んでAddボタンを押す。最後にOKボタンを押す。これでメニューバーのアイテムに"Toggle Matchbox Keyboard"が登録された。


参考にしたWebページ『uepon日々の備忘録』
*http://uepon.hatenadiary.com/entry/2016/04/14/214420