勉強の原動力になるものってなんなんでしょうね。
『将来のため』って漠然としていて、嘘じゃないだろうけど、ピンとこないっていうのが10年前の私の感想です。
有名な塾に通っていたことがあったのですが、そこではテストや受験でうまくやる方法を学び、その為に勉強していました。
塾って大方そんなもんだと思います。それが正解な人もたくさんいると思います。ただ、私にはそれが面白くなかったので続きませんでした。
藍塾に漂着すると、気が付けば高校卒業するまで長い間居座っていました。藍塾で初めて、勉強そのものに関心を持つようになったからだと思います。
おもしれーなーと思いながらじゃがりこ片手に勉強していたらなんか成績が勝手についてきました。樋口先生は、勉強しとくと大人になってもいろんな物の見方ができて楽しいぞっていうのを体現していました。その背中を見て勉強します。
先生は良い意味で子供っぽい一面もあると思います。生徒とアニメの話で盛り上がれる先生です。生徒に勧められた曲を、勧めた生徒よりハマるような先生です。当時の私にとってはそれが打ち解けやすさになっていたと思います。
自分に合った勉強方法を一緒に試行錯誤して、疑問を全力で解決に導いてくれていました。決して甘やかしてはくれませんが、時におやつをくれます。放課後行くのが楽しみになるような塾でした。
【樋口より】
君のおかげで、個人塾を立ち上げることになった志を思い出せました。メチャクチャ楽しかったですね。
テクニックを詰め込む塾を必要とする人もいます。が、私は私にしか出来ない塾を貫き通します。