ウォーターサーバーと水道水の違いとは。味や成分、安全性を徹底比較

皆さんはウォーターサーバーと水道水の違いについて聞かれたら何を思い浮かべるでしょうか。2つの違いについて深く考える機会ってそうありません。

そこで、この記事では2つの違いを「安全性」「成分」「味」の3つに分けて徹底的に比較していきます。

ウォーターサーバーと水道水の違いと言われると「ウォーターサーバーは密封状態で保存されている水だから安全そう」「水道水は美味しくなさそう」とはっきりとした理由があるわけではないけどなんとなくのあいまいな答えしか出ない人が多いです。

事実、生きていて深くウォーターサーバーと水道水の違いについて考える機会ってそうありませんしそこまで深く考えずにウォーターサーバーに変えたり水道水を飲んだりする人が大半を占めます。

今回はウォーターサーバーと水道水の違いを「安全性」「成分」「味」の3つに分けて徹底的に比較し、最後に簡単に2つの違いを知るためのメリット・デメリットもご紹介しますのでぜひご覧ください。

ウォーターサーバーと水道水の原水の違いを比較

まず2つの違いとしてウォーターサーバーと水道水で元となる水、つまり原水をどこで汲み上げたのかが違います。

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ウォーターサーバー

ウォーターサーバーの原水は以下の7種類です。

  • 浅い井戸からポンプなどで汲み上げた地下水
  • 深い井戸からポンプなどで汲み上げた地下水
  • 湧き水
  • 湧き水で水温25度未満、溶存鉱物質などで特徴付けされている
  • 温泉水
  • 河川と交わる時に透水層内に生じる流水
  • 鉱水
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水道水

水道水の原水は以下の7種類です。

  • 河川やダムの水
  • 河川と交わる時に透水層内に生じる流水
  • 地下水
  • 浅井戸からポンプなどで汲み上げた地下水
  • 深井戸からポンプなどで汲み上げた地下水
  • 湧き水
  • 海水

こう見ると同じ原水もありますが違いもありました。

この原水の違いも味や成分の違いに繋がってくるのです。

ウォーターサーバーと水道水の安全性の違いを比較

そもそも、皆さんがウォーターサーバーを買うか検討する理由として多いのが「ウォーターサーバーは安全と聞くから」「水道水は怖い」というものが挙げられます。

確かに現代では水道水を飲むということはあまりなくて、市販のミネラルウォーターなどで水を摂取する人の方が多いです。

ですが上の理由もなんとなくで、しっかりとした理由があるわけではありません。

そこで、まずはウォーターサーバーと水道水の安全性の違いを徹底的に比較していきます。
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ウォーターサーバー

ウォーターサーバーは元々、水道水が飲めない欧米でできたものです。

世界には綺麗な水を飲むことができずに、泥水を飲んでいる人もいるわけですからウォーターサーバーが普及していくことは人体の健康にも非常に良い進歩です。

 日本のウォーターサーバーで取り扱われる水は「天然水」と「RO水」と呼ばれる2種類です。

この2種類をもっと詳しく解説します。

天然水

天然水には「ナチュラルミネラルウォーター」という地下水を原水としたものが多く使われます。

皆さんがよく市販で飲んでいるミネラルウォーターは、このナチュラルミネラルウォーターをミネラル調整や混合などの処理を加えたもののことを指しており、ミネラルウォーターとは、最低限のろ過や加熱殺菌、沈殿をさせたものをアレンジしたものという解釈になります。

ナチュラルミネラルウォーターは日本が定めている食品衛生法14項目での基準を満たしていますから、安全性も高いです。

RO水

RO水とは、RO(逆浸透)膜という0.0001ミクロンという非常に細かいフィルターで不純物を約99.9%取り除いた水のことを指します。

不純物とは、一時期話題になり2019年現在でもNO原発、NO放射能として話題になっている放射性物質や環境ホルモン、非常に小さなウイルスなどのことです。
ちなみに放射能は、光を出す能力のことで放射性物質はその光と思ってください。

また、このRO水はウォーターサーバーだけでなく血液透析の現場でも透析用水として製造され使用されているものです。

この2種類の水を詳しく見てみると、食品衛生法の基準をクリアしている天然水と、不純物をしっかりと取り除き、人体に影響する血液透析の現場でも使われるRO水を使用しているウォーターサーバーは安全性が非常に高い水ということになりました。
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水道水

一方の水道水の安全性はどうでしょうか。詳しく見てみましょう。
実は、日本の水道水は日本の水道法の「水質基準項目と基準値51項目」を満たすように浄水がされており、その基準はWHO(世界保健機関)が定める水質基準に基づいて厚生労働省が定めています。

以下がその厚生労働省が定めている水道法水質基準等の設定の考え方についてです。

“評価値の算定に当たっては、WHO等が飲料水の水質基準設定に当たって広く採用している方法を基本とし、食物、空気等他の暴露源からの寄与を考慮しつつ、生涯にわたる連続的な摂取をしても人の健康に影響が生じない水準を基として設定している。

具体的には、閾値があると考えられる物質については、基本的には
・1 日に飲用する水の量を 2L
・人の平均体重を 50kg, WHOでは 60kg)
・水道水由来の暴露割合として、TDIの 10%(消毒副生成物は 20%)を割り当て
とする条件の下で、対象物質の 1日暴露量が TDIを超えないように評価値を算出した。

引用:厚生労働省「水道法水質基準等の設定の考え方について
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ypmm-att/2r9852000000ypu6.pdf

TDIとは(Tolerable Daily Intake)の略称で、1日に摂取しても健康に影響がない量のことです。

そして厚生労働省が定めた「水道法水質基準等の設定の考え方について」を読むと、毎日2L飲んでも健康に何ら問題はない安全性が保障されていました。

そう考えると、先述でウォーターサーバーは日本の食品衛生法14項目を満たしているし安全性が高いとお話ししましたが、水道水はそれよりも多い水道法の基準51項目を満たすようになっています。

ということは、ウォーターサーバーに使われる水よりも細かく厳しい基準の検査を受けている水道水はウォーターサーバーよりも安全性が高いということなりました。

ウォーターサーバーと水道水の成分の違いを比較

次は、ウォーターサーバーと水道水の成分の違いを徹底的に比較します。
ウォーターサーバーと水道水の成分にはどのような違いがあるのか見てみましょう。
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ウォーターサーバー

ウォーターサーバーと水道水の安全性の違いでもご紹介した通り、ウォーターサーバーには2種類の水があり、それは「天然水」と「RO水」でした。

それでは2種類の成分の違いを見ていきます。

天然水

天然水には豊富なミネラルが含まれており、そのミネラル成分の中には

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ナトリウム
  • カリウム

が代表格として含まれています。そのほかにも

  • バナジウム
  • 有機ゲルマニウム
  • シリカ
  • 亜鉛

なども含まれている成分です。

RO水

次はRO水に含まれる成分を見ていきましょう。
RO水は水に含まれるミネラル成分など不純物は徹底的にろ過してしまうので、まさに純水ですので、有害物質が含まれているのではないかという心配はありません。

ですから妊婦さんが飲んだり料理に使ったり、まだ内蔵機能が未熟で抵抗力が弱い赤ちゃんにミルクを作る際に使う水としては安心で安全ということです。

事実、ミルクを作る際に使う水がドラッグストアの赤ちゃん用品コーナーで販売されていますがその水はRO水と記載されています。
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水道水

水道水に含まれる成分は天然水と同じ4種類の

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ナトリウム
  • カリウム

が主に含まれる成分ですが、水道水はそれ以外にも2種類含まれる成分があり

  • 塩素
  • トリハロメタン

という成分が含まれています。

塩素は水を消毒する際に使われていて、トリハロメタンは塩素で水を消毒している際に発生する物質です。

水道水の元となる水は、湖や川から汲み上げたものが主となっているのでどうしてもそのまま飲むわけにもいかず塩素を使用して消毒しなければなりません。

そしてその際に発生するトリハロメタンが一時期、皆さんが水道水を飲むのをやめて浄水器を購入したり水道水怖い!と思われるようになった原因です。

そもそも、トリハロメタンとは何なのかについては以下の説明をご覧ください。

トリハロメタン(トリハロメタン、Trihalomethane、THM)は、メタンを構成する4つの水素原子のうち3つがハロゲンに置換した化合物の総称であり、溶媒や溶剤などとして利用されている。代表的なものにクロロホルム (CHCl3) がある。

これを読んでいただくとわかるように、皆さんが水道水を飲まなくなった理由として大きいのが代表的なものであるクロロホルムが含まれているということと、それ以外にも実はトリハロメタンは発がん性物質ではないかという憶測があったのです。

クロロホルムといえば、ドラマなどでハンカチに少量つけて匂いをかがせると気絶したりというシーンを目にしたことがあるのではないでしょうか。

ただし、それは過去の話で現在は医療の現場で安全性が高い麻酔薬として活用されていますし実際にクロロホルムを少量かがされたとしても咳や軽い頭痛が出る程度です。

ちなみに水に含まれているトリハロメタンはほんのわずかで、仮にトリハロメタンが発がん性物質だったと仮定しても、一生飲み続けても発がん率は10万分の1の可能性とWHO(世界保健機関)は発表しています。

ですから生涯、水道水を飲み続けていても健康被害は心配するほどではないということです。

あともう1つ、トリハロメタンは短時間煮沸しても取り除けず、逆に短時間煮沸すると増加する性質があります。

それは事実ですが、増加するといっても本当にごくわずかで水質には全く影響はないと覚えておいてください。

ウォーターサーバーと水道水の味の違いを比較

次はウォーターサーバーと水道水の味の違いについて徹底的に比較してみましょう。

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ウォーターサーバー

まずはウォーターサーバー(天然水とRO水)から見てみます。

天然水

基本的にウォーターサーバーの水は軟水が多いです。
皆さんは軟水と硬水という単語を聞いたことがあると思いますが、この2種類をまとめて「硬度」と言います。

硬度とはカルシウムとマグネシウムの含有量のことで、WHO(世界保健機関)が定める基準だと

  • 硬度が120mg以下だと軟水
  • 硬度が120mg以上だと硬水

と定められており、軟水はカルシウムとマグネシウムの含有量が少ないので味としてはまろやかな口当たりで水が苦手な人でも飲みやすいのが特徴です。

逆に硬水だと重く感じたり苦みを感じますが、ウォーターサーバーの場合はその心配はありません。そのまろやかな口当たりから、繊細な和食料理などにもよく合います。

RO水

RO水は水のうまみ成分であるミネラルをろ過している為、味気がありません。
ですから水をあまり飲まない人は苦手と感じる方が多いです。

もちろん安全性は高いので「どの水も一緒でしょ」というタイプの人でしたら特にクセもない味なので飲めますが、水にこだわりを持っている人には向いていません。

そこにミネラルを配合して美味しくしたものが市販でよく売られているデザインウォーターというものです。
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水道水

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水道水は、消毒の際に残留した塩素が溶けているのでカルキ臭がして美味しいとは言えません。

他にも水道管のサビや老朽化で有害物質が混ざってしまった場合にはカビ臭さもあり非常に味が悪くなります。

よく聞くのが「都会の水道水はまずいけど田舎の水道水は凄く美味しい」というもので、やはりウォーターサーバーと水道水の原水の違いでもご紹介したように、地域によってや、水道水の元となる水がどこから汲み上げられたのかによっても味は変わるのです。

裏ワザとして、美味しくないと感じる水道水を美味しく感じるには

  • 水道水を煮沸する
  • レモン汁を入れる
  • 水道水を一日冷蔵庫に貯蔵する

などの技を使うという手もあります。

ウォーターサーバーと水道水のメリット・デメリットを比較

最後に、ウォーターサーバーと水道水のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
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ウォーターサーバーのメリット・デメリット

ウォーターサーバーのメリット・デメリットは以下です。

  • メリット① 安全性が高くて美味しい
  • メリット② 妊婦さんや赤ちゃんも飲むことができる
  • メリット③ 冷温の水が好きな時に飲める

  • デメリット① 毎月費用がかかる

メリットの方が多いですが、毎月の費用はメーカーによって違い電気代にすると300円~1000円程度の違いがあります。
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水道水のメリット・デメリット

水道水のメリット・デメリットは以下です。

  • メリット① 蛇口をひねってすぐ飲める手軽さ
  • メリット② 安い
  • メリット③ 安全性が高い

  • デメリット① 美味しさは期待できない
  • デメリット② 人体に影響はないとしても有害物質が含まれている
  • デメリット③ カルキ臭などがある可能性がある

水道水もウォーターサーバーと同じで安全性は保障されていますし安さや手軽さから考えると水道水の方が良いなと思いますが、美味しさや多少の有害物質が含まれていること、臭いが気になるというデメリットもあります。

まとめ

今回はウォーターサーバーと水道水の違いについて「安全性」「成分」「味」の3つで徹底比較をしました。

2つに共通するのは、どちらも安全性が高いという点ですね。また含まれている成分や元となった原水、硬度によって味にも違いがあるということです。

結論からまとめると

  • ウォーターサーバーは安全性が高いが少々コスパが悪い、だが美味しい
  • 水道水は安全性も高くコスパも良いが美味しさは地域によっては期待できない
  • ウォーターサーバーには有害物質は含まれていない
  • 水道水には消毒の際の塩素やほんのわずかで人体に被害はないとされているがトリハロメタンなどの有害物質が含まれている

という違いがわかりました。

ウォーターサーバーと水道水どちらにしよう、違いって何?と悩んでいた方はこの記事を読んで「そうだったんだ」と思っていただけたら幸いです。

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