私は約15年ほど介護の講師として活動して来ました。
総数5000人ほどの多くの方達と関わって行く中で
その技術、知識の差はなくほとんど一緒なのに、
上手くできる人、そうでない人がいました。
なんでかな~と思った時、
そこにあったのは「自分への信頼、自尊心」などのキーワードが隠れている事に気付きました。
自信のないかたのほとんどの方の共通点は
「自尊心が低く、本来持っている思い、願い、可能性を閉じ込めたままにしている!」事でした。
反対に自尊心が高く、自分へ信頼をしている方は多少の失敗も気にしません。
出来ない事がダメな事とは思っていないのです。
出来ないを出来るにした時の喜びも知っているのです。
私が介護を始めるきっかけになったのも
笑いでした。
入院中の祖父が身体にいっぱいチューブが繋がった状態で
意識もなく、ずっと眠っている状態の時
「おじいちゃん、けいこだよ」
と声をかけると、祖父が涙を流したのです。
その瞬間、私の脳裏には
縁側で笑っている光景が一気に広がって行きました。
「笑いあうのっていいな~」
と感じ
自分が産後鬱になり介護の世界を引退するまで
笑いいっぱいの介護、介護の講座を行ってきました。