2021年の干支は「丑」
2020年は、新型コロナウィルスの猛威によりみんなが辛い思いをし、いろいろなことが制限を受け、そして今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなり、いろいろなことが見直されました。人との接し方、仕事や勉強の仕方学び方・・・そして故郷の親族との付き合い方まで、ごくごく身近な生活に大きな影響を及ぼしました。「牛」は、古来から食牛や牛乳として 人間の生活になくてはならない存在であり、また農業においても耕牛として大変な農作業を最後まで手伝ってくれることから「我慢(耐える)」や「発展の前触れ(芽が出る)」を表す象徴とも言われています。 また「丑」の本来の意味は「紐」という字にも使われているように「絡む」「結ぶ」という意味もあります。2021年も新型コロナウィルスの猛威により、まだまだ耐え忍ばなければならない年になるかもしれません。ただ これを人類の新たな発展の前触れだと信じ、世界中の人々が国境や人種など関係なく、結束協力し新たな未来に向かって歩んで行く年になることを願い、この干支だるま「丑」を作りました。
みなさまのご多幸を 心よりお祈り申し上げます。
2021年1月 だるま工房やなせ 梁瀬久雄